スマートフォンが普及した現代においても、パソコンを使用している方は依然として多いかと思われます。そんな中で、持ち運べて便利なノートパソコンには買ってはいけないものもあるとされています。本記事では、買ってはいけないノートPCの特徴やお勧め製品をご紹介します。
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インターネットを利用するだけであれば、スマートフォン1つで事足りる時代となりました。しかしそんな中でも、スマホ1つでは不便なこともまだある事から自宅にパソコンを置いているという方も少なくないかと思われます。
ノートパソコンは、自宅での作業や趣味などにはもちろんの事、出先へ持ち運んでの使用ができる携帯性の良さなどが特徴となっており、ビジネスなどでも使用している方は決して少なくないでしょう。
探してみれば様々なノートパソコンが見つけられるようになった時代ですが、しかしだからこそどんなパソコンを選べばよいか分からない方もいるでしょう。選択肢が多い分、購入して航海してしまうようなパソコンも残念ながらあるのです。
多く後悔しているケースを見てみると、実際の使用場面において不便な点が目立ってしまったというものが顕著になっています。逆に言えば、それら後悔するポイントや買うべきではない特徴を押さえれば、自ずと買うべきパソコンも絞れてくる事でしょう。
ノートパソコンを買おうと思う時、皆さんはどの点に注目しているでしょうか?パソコンとしての性能や付属機能など様々な観点があるでしょうが、各観点から見ても買ってはいけないパソコンの特徴というものがある程度浮き彫りになっています。
まず1つ目に挙げられる買ってはいけないノートパソコンの特徴は、CPUの性能が低いものになります。パソコンにおけるCPUの役割は非常に重要であり、その理由はCPUはパソコンにおいて人間における頭脳のような役割を果たしているからです。
優れたCPUを搭載しているノートパソコンであれば当然ながら性能は高くなり、処理速度は高速・負荷の高い作業であっても実用ができます。しかし逆に、低い性能のCPUでは一定以上の処理をこなすことができなくなってしまうのです。
特に、複数のアプリケーションを同時に使用する場合や、複雑なタスクを実行する際にパフォーマンスの低下が顕著に現れます。そして、性能が低いCPUを備えているパソコンというのは得てして価格が安いものばかりです。
これはそれだけ型落ちのCPUやその他の部品を使用し、メモリなども最低限しか積まないことでコストダウンを図っているからです。分かりやすいところで言えばAtom、Celeron、Athlonなどは基本的に性能で劣っているとされています。
パソコンにおけるメモリ=RAMは、コンピュータが実行中のプログラムやデータを一時的に格納する重要な要素です。メモリは、CPUがデータにアクセスする際に、高速かつ効率的に情報を提供する役割を果たします。
このメモリの容量が多ければ多い分だけ、パソコンの動作も軽量でサクサクと動かすことができます。少ないメモリでは、複数のアプリケーションを同時に実行するときやメモリを大量に必要とするプログラムを使用する際に、パフォーマンスが低くなります。
アプリケーションの起動が遅くなったり、操作がもたつくといった事もザラに起きるでしょう。こちらもCPUと同じく安いパソコンはコストダウンのために少ないメモリしか搭載していない事がほとんどです。
ビジネスや家庭用のパソコンであれば、8GB以上ある物ならば一般的な用途なら十分です。画像や動画編集等を行う場合には16GB以上は必要とされており、後からの増設は難しいとされているので最初から余裕を持つべきです。
HDDやeMMCがメインストレージのパソコンもパフォーマンスが低く買うべきではないとされています。現在のハードディスクの種類にはHDD、eMMCとSSDという3つの種類があり、まずeMMCは選択肢から除外するべきです。
eMMCは、主にモバイルデバイスや低価格のパソコンなどに採用されるストレージデバイスの一つです。記憶容量もコンパクトゆえに少ないため、特別な事情が無い限りはeMMCがメインストレージのパソコンを選ぶのは控えたいところです。
そしてHDDは、従来のパソコンにおけるスタンダードなメインストレージとなっていました。容量が多いですがSSDと比較すると起動の早さなどで劣るといった特徴があり、選択肢として無い訳ではありませんが性能重視ならSSDを優先したいところです。
その点SSDがメインストレージのパソコンは、データの読み書きが高速で耐衝撃性にも優れており、現在のハードディスクにおける主流になっています。多少値段は張ることになりますが、性能を優先するならSSDが一番といえるでしょう。
そのハードディスクの容量の少なさも問題となります。ハードディスクは、パソコンにおいて主にデータを保存・読み書きするための記憶装置です音楽や動画、ドキュメントなどの各種データはハードディスクへと保存されます。
容量が少ないハードディスクのパソコンでは、保存できるデータ量が限られています。特に大容量の写真や動画、ゲームなどを保存したり、複数のアプリケーションをインストールする場合に大きな制約を感じてしまうでしょう。
また、少ない用量のハードディスクのパソコンにたくさんのデータを保存していると、余裕が無くなってしまい処理速度が低下、一般的なネットサーフィンでさえ遅く感じてしまうほどのパフォーマンスの低下を感じる恐れもあります。
CPUやメモリなどと同じく、ハードディスクも値段が安いパソコンには少ない容量しかないケースがほとんどとなっています。特にゲーム等をする場合にはデータ自体が非常に大きいですから、より湯優を持つべきとされています。
性能以外にも後悔してしまいかねないポイントがあり、ノートパソコン自体のサイズが大きすぎたり、逆に小さすぎるものです。まずサイズが大きすぎるノートパソコンは、持ち運びが不便になります。移動や出張などで持ち運ぶ際、大きく重いノートパソコンは負担です。
一方、サイズが小さすぎるノートパソコンは画面やキーボードが狭くなり、操作性が悪くなることがあります。サイズの大きさに関しては個々人によってとらえ方も異なるでしょうが、どちらにしても極端だと使い心地が悪くなってしまうのは共通しています。
またサイズが大きいノートパソコンはサイズ的な余裕がある分デスクトップコンピュータに近い性能を持つことがありますが、画面が大きいため携帯性が損なわれます。一方、小さすぎるノートパソコンは作業領域が狭めで、性能面で劣りやすいです。
使用する場所や持ち運びの頻度、作業効率などを考慮して選ぶことがポイントとなるでしょう。店舗で実際に手に取って使いやすさを確認したり、オンラインのレビューや比較サイトを参考にすることも役立ちます。
一般的なパソコンにおけるソフトは、マイクロソフトなどが代表的となっています。特に知られているメーカーの製品にはマイクロソフトが搭載され、正規のライセンスを受けているものなので安心して使うことができます。
しかし中には、違法なソフトを搭載しているノートパソコンもある物なのです。一般的にマイクロソフトオフィスの製品は、2万円前後で販売されています。ところが、3万円台の新品パソコンなどに搭載されている事があります。
差し引くとパソコン本体の価格はたった数千円程度となるわけですから、そこには正規のソフトではなく違法なソフトが用いられている可能性が浮上してくるわけです。
違法なソフトウェアを搭載しているノートパソコンを購入することは、著作権法や知的財産権に違反する行為となります。違法なソフトウェアの使用は法的なリスクが伴い、罰金や刑事罰の対象にもなりかねない事から、危険性すら付きまとってくるのです。
OSが古いノートパソコンも推奨できるものではないでしょう。パソコンにおけるOSは、コンピュータの基本的な動作を制御しハードウェアとソフトウェアの間でインターフェースを提供する重要な役割を果たします。主なOSとしては、ウインドウズ、MacOSが有名です。
ウインドウズが最も分かりやすいので例として挙げれば、時がたつごとに新しいOSがアップデートしてリリースされています。現行のウインドウズOSは10で、11もリリースされていますので今後段々と移行していく事でしょう。
注意すべきは、これ以前の古いOSを搭載しているものです。例えばウインドウズ7や8などは10が主流になっている現在において完全にサポートまで終了しており、アップデートこそ可能ですがそれなら最初からサポート対応のOS搭載パソコンを選ぶべきです。
通信販売ではそこまで見ませんが、フリマアプリなどの個人間売買においてはこうした古くサポートも終わっているOSのノートパソコンが売られていることもあります。
ノートパソコンに限らず、パソコンを購入する際にはどのメーカーのものなのかをチェックするのも選び方のポイントとなっています。しかし、通販サイトでは見たことのないメーカー製のパソコンが目立っていることもあアリます。
見た目が良さそうでかつ値段を見てみると2万円から4万円など、比較的簡単に手が届きそうな価格帯をしているのが特徴的なのですが、特に初心者の方にとってはこの罠にはまってしまいやすいのです。
というのも、見た目などは良さそうでも実際に購入してみると動作が非常に遅い、つまり使われているCPUなどのパーツが非常に型落ちのものであったり、性能不足のものが使われている事が多いからです。
それなりにパソコンを使用する方にとっては、こうしたスペックのパソコンはとてもメインで使えるものではないでしょう。よって、知っているメーカーのパソコンを選択するとまずは安心といったところです。
性能が低いパソコンでは実用に耐えないので買うべきではない、といった点をご紹介してきましたが、では逆に性能が非常に優れているスペックのパソコンを買えば安泰なのかといえば、そこも難しい部分があります。
例えば、パソコンを使用する用途がネットサーフィンや通販のみで、負荷の重い作業は全くしないという場合であれば、多少型落ちであったりCore i 3など比較的廉価なスペックのものであっても十分すぎるといえるほどなのです。
すなわち、自分のパソコンの用途に合っているかどうかが重要という事であって、無駄にオーバースペック、例えば上記の例で言えばネットサーフィン程度しかしないのにゲーミングにも使えるスペックとなると、完全なオーバースペックになるのです。
用途が大切という事ですのでもう1つ述べておくと、子供用や学校推奨品なども一般的な用途で使うなら購入は控えたいところです。小学校でプログラミング授業等も導入されたことで、パソコンを持ち始める年齢も段々と下がっています。
そこで子供の学習用として、学校推奨品などという名目で販売されているパソコンもあるのですが、子どもようだからといって低スペックで良い訳ではなく、多くの場合には性能面で著しく劣っている部分が目立ちます。
ベースとしてCPUでは性能が低いCeleronにメモリ4GBの組み合わせになっているものが多く見られていて、パソコンとして満足な操作もおぼつかないものが多いのです。大抵は値段が安価ですが、そこにはそれなりの理由があると覚えておきましょう。
やはり性能的な面や使い勝手など、様々な観点から扱いにくいノートパソコンというものが多くありますので、自分が使う場面をしっかりイメージするのが重要です。続いては初心者は手を出すべきではないパソコンについてです。
まずは、外資系メーカーが生産しているパソコンになります。これは誰でも当てはまるわけではなく、あくまで初心者が手を出すにはハードルが高いという訳であって、外資系のパソコンが悪かったり、性能が悪い等という訳ではありません。
むしろどちらかといえば、国内製のパソコンに比べると外資系メーカー製のパソコンというのは性能に対しての値段が安い傾向があり、所謂コストパフォーマンスが高い機器が多く展開されているのです。
しかし問題になってくるのが、購入後のサポート関係です。国内でのサポートも受けられないわけではないのですが、受けにくかったり問題が起こった時の電話対応をしてもらえないといったケースが多いので、初心者の方にとっては向いていると言いにくいです。
有名な外資系メーカーとしては、DELLやHP、エイスースといったところが挙げられます。例えばHPは性能に対する価格が安いことで有名であったり、エイスースで言えばオシャレで低価格なノートパソコンが売れ筋になっているといった特徴があります。
対して国内メーカーではフジツーやパナソニック、とーしばといったところが有名であり、こちらも品質や高性能搭載モデルこだわった初心者にも安心のモデルやノートパソコンに特化しているといった特徴があります。
続いてハードルが高いのは、中古のパソコンです。新品よりも中古のパソコンの方から選んだほうが良いのではないか、と思う方もいるかもしれませんし、実際中古パソコンというのはやはり新品に比べると安価で手が出しやすくなっています。
ただ、初心者が購入するパソコンとしてはハードルが高いのは事実です。一番の理由としてはカスタマーサポートが受けられないからというもので、かつ中古である分あったとしても保証期間が新品と比べて非常に身近になっています。
価格としては日本国内のメーカーのものでも、2万円台といった非常に安い価格帯から販売されています。コスパが非常に良さそうに見えるのも事実ですが、2万円もあれば良さげなグラフィックボード辺りも購入できる値段です。
また、中古である分新品と比べるとどうしても壊れてしまいやすいリスクを抱えています。パソコン全体で見ると安いとはいっても2万円や3万円で購入したパソコンが、1年そこらで壊れてしまったら悲しいものでしょう。
パソコンは、性能なども当然ながら大切になってくるわけですが購入する場所も大切です。一昔前であれば家電量販店などに出向いて現物を見て買うというのが一般的でしたが、最近は通販でも簡単に買えてしまいます。
通信販売であれば正規店でも実施しているのでまだよいとして、問題なのがフリマアプリでの購入になります。メルカリなどでは何でも売られていますから、中古のノートパソコンなども普通に売られているのを見ることができます。
しかしことパソコンに関してはフリマアプリから購入するのは避けるべきです。知られているように、フリマアプリは個人間での販売を行うものです。メーカーから正規で購入するわけではありませんから、当然保障なども付帯していません。
中古であるという事から状態については怪しいものも珍しくありませんし、購入してからすぐに壊れてしまうリスクもあるでしょう。またスペック的に劣っているものが、高額で売られているなど詐欺まがいな事も起きているとされますのでやはり避けたいところです。
ノートパソコンと一口に言っても、現在では様々な種類のものがラインナップされるようになりました。では、最近流行している新しいスタイルのノートパソコンはリアルな使い勝手などは良いのでしょうか?
まずは、2イン1タイプのノートパソコンです。20イン1タイプのノートパソコンというのは、一般的なノートパソコンとしての用途の他にも、ディスプレイ部分をキーボードから取り外して単体でディスプレイやタブレットとしても使えるパソコンを指します。
基本的には、同レベルのスペックのパソコンなどと比べても2イン1のモデルは価格が高めになっています。便利なのは間違いないのですが、しかし2イン1でタブレットとして使えることの必要性については検討するべき部分といわれています。
特にネットサーフィンなど普通の使い方しかしないというのであれば、わざわざ2イン1のパソコンを購入する必要性は非常に低いでしょう。買ってはいけないとは言いませんが、自分にとって必要かはしっかり考えるべきです。
OSにはウインドウズなどがあると解説しましたが、Googleの開発したChromeOSを搭載しているクロームブックもあります。非常に低価格でかつウェブ閲覧などの用途であれば快適に使用できるなど、コストパフォーマンスが良さそうです。
実際そのあたりの用途ならば問題は無いのですが、注意点としては「使えるアプリが少なく用途幅が狭い」「オンライン利用が前提で通信回線が遅いと重くなる」「流石に高性能パソコンには劣る」といった点がありますので注意が必要です。
買うのを控えるべきノートパソコンの特徴などをご紹介してきましたので、最後に信頼ができそうなおすすめのノートパソコン製品についていくつかご紹介します。
最新のIntel Core i7と12GBのメモリがさくさくとした動作を実現、デザイン作業も余裕があるメモリを搭載したNECのノートパソコンです。数万枚の写真に加えて、動画保存や編集も可能な容量の512GBストレージを搭載します。
15.6インチの目に優しい大きな画面で、迫力ある映像を楽しめます。約7時間持続するバッテリーで出先でも快適に使うことができるでしょう。
続いておすすめするのは、富士通のFMVライフブックです。スタンダードなノートパソコンに求められる機能はきちんと盛り込みつつ、本体質量は約1.7kgに抑えられている軽量で携帯性にも優れtレいる製品です。
2種類のコアが実現するハイブリッドな動作環境、ウイルス対策だけではなく個人情報を守る様々な機能も搭載しており「スマホ写真&動画バックアップ」を使えばスマホの操作ひとつで写真や動画をバックアップすることも出来ます。
15.6型ボディで、約19.9mmの薄さ、約1.79kgの軽さの組み合わせ、更にディスプレイの狭額縁化などにより従来のスタンダードノートよりもひとまわりコンパクトサイズになったダイナブックCシリーズのノートパソコンです。
先進OSのWindows10がすぐに使えるのはもちろん、インテルグラフィックスエンジン内蔵第11世代 インテルCorei7プロセッサーとTDP28Wを実現するdynabookのエンパワーテクノロジーにより、第10世代に比べてCPU性能は約1.5倍の数値を誇ります。
IdeaPad Slim 370i は、第12世代インテル Core プロセッサーを搭載しています。約19.9mmのスリムでスタイリッシュな筐体で簡単に持ち運びできる他、画面に近づきすぎているときや姿勢が悪い時には、姿勢を正すよう警告もしてくれます。
最後におすすめするのはマイクロサーフェイスプロ9です。第12世代IntelEvo5プロセッサが超高速パフォーマンスを実現する他、2イン1パソコンとなっており13インチPixelSenseタッチスクリーンを活用できます。
パソコンを購入する際には、CPUなどをはじめとした性能面を含めた様々な観点から選択していく必要があるのです。是非とも自分の用途に合ったパソコンを選んで使ってみてください。
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