スマートフォンが普及した現代でも、テレビを自宅に置いて好きな番組を楽しんでいる家庭は多いでしょう。古くなったテレビを買い換えようと考える時もあるかと思います。
しかし、中には購入すると後悔してしまうテレビもあるのです。本記事では、良いテレビと悪いテレビの違いを紹介していきます。無駄な買い直しの手間などを発生させないようにするためにも、ぜひ参考にしてみてください。
目次
テレビは、スマホが台頭してきた現代でも多くの家庭にある家電の1つでしょう。しかし、中には購入すると後悔してしまうテレビの製品やメーカーもあるとされています。どんなものは買うべきでないのか、以下で特徴を解説します。
まずは、保証期間が短すぎるテレビ、およびメーカーです。長期間使用することを考えると、テレビは耐久性が求められる製品です。保証期間が短い場合、そのテレビが長期間にわたって正常に機能するかどうかに疑問を覚えることになるでしょう。
保証期間が短いテレビは、メーカー自身もその製品の品質に対してあまり自信を持っていない可能性があります。品質の不安定さがある場合、製品に問題が発生しやすく、その後の修理や交換が必要になるかもしれません。
かつ、それで保証期間が短いとなると修理が必要になった時には修理等を受けることができず、結局短いスパンで新しいテレビを買い直さなければならない、という事態になります。これでは、最初から保証がしっかりしているテレビを買った方が安上がりでしょう。
保証期間が長い場合、メーカーは製品の信頼性を示す意図があることがあります。一方、短い保証期間は、製造不良や製品の欠陥のリスクが高いかもしれないことを示唆しています。
また、テレビの保証期間が短い場合には短さへの不安だけではなく、メーカーのアフターサポートが不足している可能性も考えられます。問題が発生した際に、適切なサポートを受けることが難しいかもしれません。
続いて購入するべきではないテレビは、知名度が低いメーカーの製品です。基本的にテレビを購入する際に見るポイントとしては、テレビ自体の大きさや付帯している機能といったところが大きいのではないかと思われます。
しかし、無意識のうちかまたはそれ以前の前提問題として、知っているメーカーのテレビを選択している方も多いことでしょう。これは、メーカーが自分でも知っているレベルの有名なところであれば、安心して使えるという一種の信頼があるからとも言えます。
逆に言えば、名前を今まで知らなかったメーカーやSNS・通販でも口コミを見かけないメーカーはお勧めできません。というのも、知名度の低いメーカーの場合は保証が難しいという理由があるからです。
大手メーカーは、顧客に対するアフターサポートや保証サービスを提供する体制を整えています。しかし、知名度の低いメーカーは、アフターサポートが不安定な場合があり、製品に問題が発生した際の対応に難が生じる可能性があります。
特に、後にご紹介する相場に対して低すぎる価格のテレビというのは、よく見てみると知らないメーカーが製造元になっているケースが比較的多い様です。メーカーの認知度は、信頼度の裏返しといってもよいでしょう。
テレビに特化していないメーカーのテレビも、胸を張って推奨できるとは言えません。一般的に、大手のテレビメーカーは品質管理と信頼性に優れているのはこれまでの説明の中でも触れてきた通りです。
テレビのメーカーといえば、で誰もが思い浮かぶメーカーであれば、それだけ認知される分テレビの開発に携わり続けてきたメーカーであるとも言えるでしょう。逆に、先に触れた通り知らないメーカーだと歴史や経験も浅いと言わざるを得ません。
近年のテレビは、スマート機能やアプリなどのソフトウェアも重要な要素となっています。特にこの辺りに関しては大手メーカーは定期的なソフトウェアアップデートを提供し、機能やセキュリティの向上を図っています。
また、テレビメーカーなら画質や機能の向上に積極的な投資を行っており、最新のテクノロジーを導入しています。一方、テレビに特化していないメーカーは最新の技術や機能を導入するのが難しく、画質や機能に制約があるかもしれません。
とはいえ、テレビに特化したメーカーでなければいけないという話ではありません。事実ソニーやパナソニックをはじめとしたメーカーも、機器は様々手掛けていますが優れたテレビを開発しています。
そして、低価格すぎるテレビも購入するのは控えた方がよいでしょう。家電全体で見てもテレビの価格帯は高めですから、なるべく安めにしておきたいという方が少なくないのも分かります。
しかし、基本的に高いはずのテレビが安いのにはそれなりに理由があるのです。例えば、原価を抑えるために製造工程を省いている、画質や音質の精度が低い、先に挙げた保証期間が短いといったものが代表的です。
画質や音質が低い、故障しやすい、長持ちしないなどの問題が発生する可能性もあります。結果として短期間で故障したり、満足のいくテレビにならずに結局買い替えをすぐに検討するというケースも十分想定されます。
割り切って使う前提であればコストパフォーマンスは高くなりそうですが、普通に使うテレビを購入するのであれば初期コストの高い低いで選択すべきではないと言えます。価格には相応の理由があるので、予算としっかり相談するべきです。
この様に、テレビメーカーも現在では増えてきた中で後悔しないテレビを使い続けるためにはメーカー自体が信頼できるところであるかを見極める必要があります。続いては、買うべきではないテレビの特徴について紹介します。
まずは、用途に合っていないテレビです。用途に合っていないテレビは、必要な機能が不足している可能性があります。たとえば、ゲームをプレイしたり高解像度の映像を楽しむ場合、十分な性能や解像度を持つテレビが必要です。
昨今はテレビも優れた性能を備えているモデルも多くなりました。ハイビジョンやフルハイビジョンをはじめとして、非常に美しい映像を映すことのできる4K対応、更に美しい8K、有機ELディスプレイといったように様々です。
優れた性能のテレビを購入すれば万事問題ないという訳でもありません。例えばBSやCSでは4Kでの放送が始まっていますが、始まった年は2018年と割と近年であり、地上デジタル放送ではまだ4K放送が始まっていないのです。
現在4K放送に対応しているのは、先述したBSおよびCSと、インターネット動画配信サービス、ケーブルテレビになります。ただ、だからといって4Kテレビは宝の持ち腐れになってしまうかといえばそんな事はありません。
先に述べた通り動画配信サービスも4Kには対応していますので、映画や動画を高画質で視聴したいのであれば4Kチューナーを内蔵しているテレビだとうまく使うことができるでしょう。
続いては、サイズが合っていないテレビです。テレビの画面サイズは、選ぶうえで最も重要視するべき点であるとも言われています。大きな画面のテレビに憧れる方は多いでしょうが、大きければ見やすいと一概に言う事は難しいです。
部屋がそこまで広くないにもかかわらず見合わない大画面のテレビを導入しても、居心地が悪く圧迫感のある視聴環境になってしまうのです。こうなると、映像に集中することも難しくなってしまうでしょう。
テレビのサイズが合っていないと、画面が小さすぎたり大きすぎたりして、映像やテキストが読みにくくなってしまいます。視聴する時の満足度が低下して、番組や映画を楽しむことが難しくなるかもしれません。
テレビの大きさは、その画面の大きさだけではなくサイズが部屋の大きさにマッチしているかも考えてみましょう。12畳以上などの広い部屋なら大画面で良いですが、10畳以下などであれば24インチ等のテレビでも十分なサイズです。
使う事のない機能が多いテレビも、満足度が低くなってしまいます。先に述べている通り、最近のテレビは様々な便利な機能や映像を美しく映す機能などが備わっているモデルも多くなりました。
4Kチューナー内蔵、LEDバックライト、Wi-Fi接続可能や裏番組録画機能などが代表的な付帯機能といえるでしょう。これ以外にも豊富な機能があるので、中には使い切ることができない機能が含まれている可能性もあります。
多機能のテレビは操作が複雑になる場合があります。使いたい機能を見つけるのが難しかったり、複雑な設定が必要だったりすることもあり、かつ機能が多いとその分価格も高い傾向があるので使わない機能にお金を支払うのは無駄な出費となります。
先に挙げた機能達は、押さえておけば綺麗な画質で動画視聴を楽しむことができるでしょう。HDMI端子などに関しても、外付けHDD、Blu-rayプレーヤー、ゲーム用と3つほどあれば足りない事にはなりにくいでしょう。
機能が多すぎるのも考えものですが、逆に使いたい機能が備わっていなかったり、性能が自分が使いたい用途に見合っていないテレビも間違いなく不足を感じ不満を覚えることになるのは容易に想像できます。
テレビは長期間使用する家電製品の一つです。使いたい機能や性能がないテレビを購入すると、後で満足できなくなる可能性が高く結果的に無駄な投資になることがあります。どうせなら、最初から自分に合った性能や機能のあるテレビを使いたいところです。
大抵の人が使う機能としては、Wi-Fi接続可能、HDMI端子の接続数、裏番組録画機能などが挙げられます。Wi-Fiに繋げられれば簡単な設定でYouTubeを見られたり、裏番組録画ができれば複数の番組の録画ができるなど便利です。
テレビの機能や性能は進化しています。今は必要ないかもしれない機能や性能が、将来的に必要になることも考えられます。将来のニーズに対応できる余裕を持ってテレビを選ぶことも必要になる可能性は十分にあると言えるでしょう。
テレビはずっと使い続けるものですので、どんなテレビだと後悔するのか、逆にどんなメーカーが作っているどんなテレビなら満足できそうなのかを調べておくのは大切です。続いては、おすすめできる大手家電テレビメーカーの特徴を解説します。
まず、主要大手のテレビメーカーの特徴を簡単にまとめましょう。テレビメーカーで大手と呼ばれている所としては、東芝、ソニー、パナソニック、シャープなどが挙げられます。
例えば東芝で言えば、高品質でありつつも低価格帯のテレビを手掛けており「レグザ」シリーズはその代表例です。バックライトを使うことなくリアルな黒色を映し出し、本体を薄くした有機ELディスプレイなども備わっています。
続いてソニーはブラビアシリーズを通じて、画質技術の革新をリードしてきました。高解像度やHDR、ハイダイナミックレンジなど最新の画質技術を取り入れ、リアルな映像体験を提供しています。
パナソニックのテレビは音声にもこだわっており、臨場感のある音響を提供します。一部のモデルには、Dolby Atmosサウンドテクノロジーが搭載されており、360度の立体音響を楽しむことができます。
シャープもテレビでは有名なメーカーでしょう。シャープのテレビはAquosテクノロジーとして知られる独自のディスプレイ技術を使用しています。液晶ディスプレイ技術の進化を取り入れつつ、リアルな色再現や高いコントラストを実現しています。
国内の有名大手メーカーなら安心して買うことができるというものですが、それ以外のメーカーで値段も格安な価格帯でも使うことができるメーカーがあります。例えば、マクスゼンというメーカーがあります。
ネット通販などでも見かける事があるかもしれませんが、通販界では一般的となりつつあるレベルで普及しています。有名メーカーの数世代前の型落ち技術を備えつつ、機能を削って必要な分を残したコストカットを実現しています。
国内でもオリオンテレビというメーカーがあります。福井県に本社を置くメーカーであり、32型以下のミニサイズのテレビを探している方にとっては見る機会の多いメーカーでしょう。有名メーカーの低価格モデルがオリオン製という例もあります。
他にも中国メーカー、TCLもあります。4K、HDRテレビや高画質QLED液晶テレビなどを格安の値段で提供しており、Googleアシスタントに対応し、クロームキャスト機能を内蔵したモデルなど高機能でありつつリーズナブルな値段のテレビが展開されています。
大手メーカーを選ぶのかそれとも格安メーカーを選ぶのか、最終的な決定は利用者であるあなたにゆだねられていますが、折角なら後悔しないテレビを使いたいものです。そこで、最後に買ってよかったと評判の高いお勧めのテレビをご紹介します。
まずは、4Kチューナー内蔵のおすすめテレビ製品になります。非常に美しい映像を映し出すことができる4Kの映像は、動画配信サービスなどをはじめとして利用することができます。
まずはパナソニックの人気シリーズ、ビエラのテレビになります。株式会社スクウェア・エニックスの開発者自らが映像の品位の確認を行い、ファイナルファンタジーXIVを快適にプレイできることが確認されている「ファイナルファンタジーXIV推奨テレビ」です。
ゲームを快適に楽しめる様々な機能を搭載している本機は、ファイナルファンタジーXIVをはじめとする様々なゲームをプレイする際にも臨場感あふれる画質と音質で楽しむことができます。
独自設計の構造を採用し、自社工場で組み上げた特別な液晶ディスプレイです。バックライトLEDとディスプレイ内部の部材構成を最適化することにより液晶ビエラ史上最高クラスの高輝度を実現し、高いコントラスト性能が備わっています。
続いては、ソニーの代表シリーズであるブラビアのテレビです。の歪みを低減する形状の振動板を採用した「X-Balanced Speaker」を搭載しており、クリアな音質と迫力ある重低音を実現するなど音声にも非常にこだわられています。
リモコンにある「 Google アシスタント」ボタンを押して、会話をするように声で見たい動画を探せる「音声検索」機能にも対応、Google TV機能搭載なのでネット動画の視聴に最適です。
視聴履歴や好みに合わせて、Google があらゆる動画配信サービスの中からユーザーにぴったりのコンテンツをおすすめを提案するほか、3チューナー搭載で2K放送も4K放送も2番組同時録画に対応しています。
Mini LED広色域量子ドット液晶パネルを採用した、東芝のレグザテレビです。広色域量子ドットの採用により、人間が見ている色域の広さに迫る純度の高い色表現を可能にした画期的な新パネルを搭載しています。
ネット動画の映像も高画質に再現。地デジやBS・CS放送はもちろん4K放送やネット動画も高精細に楽しめるさらに進化した新エンジンも搭載しました。高速レスポンス、進化したノイズリダクション、快適な操作性を備えています。
別売のHDDを接続することで、地デジ番組を最大6チャンネルまるごと録画に対応しています。過去番組表から、見逃した番組や録画し忘れた番組が自由に選べます。
続いては、大手に数えられるLGのテレビです。製作者の意図通りの原画質をそのまま再現し、フレーム数の補完をオフにすることで映画やドキュメント番組など制作者の意図通りの映像を視聴できるので、自宅のリビングで映画などの世界観に浸ることも可能です。
AIが今見ている映像のジャンルを分析し、音声・映画・音楽の3つに分類する最先端機能を備えています。それぞれのジャンルに合わせたサウンドへ調整しつつ、臨場感あふれるバーチャル5.1chサウンドに変換します。
部屋のどの位置に座って、どんな角度でテレビを楽しんでいるのかをAIが自動認識します。部屋の音響特性を見極めながらサウンドを調整するため、どこに座っていても高音質なサウンドが楽しめます。
多彩なネット動画が大画面の美しい映像で楽しめる、シャープのアクアシリーズのテレビもお勧めです。メダリストS3によってAIが検知する人の顔や空などのオブジェクト情報と、映画やドラマ、スポーツなどの放送ジャンル情報を合わせて映像パラメータを自動で調整します。
劇場で体験できるような立体音響を自宅で楽しむことができる、ドルビーアトモスにも対応しているので音声に関しても非常にこだわられている事が分かります。最新の無線LAN国際標準規格Wi-Fi対応で、通信速度、接続安定性も上がっています。
フレーム補間のクリアモーションとも相まって、動きの速いカーレースやスポーツの映像も、残像感の少ない、なめらかでクリアな映像で映し出す120Hzの高性能倍速パネル、フレーム補間が可能なハイセンスのテレビもおすすめです。
ボタンを押してから表示されるまでの遅延が少なく特にアクションゲームやFPS、格闘ゲームなど早い動きのゲームに最適なゲームモードPROなども使用でき、ゲームで使いたいテレビを探している方にもおすすめできる製品といえます。
4Kに対応しているテレビでなくとも、ハイビジョンやフルハイビジョンに対応しているテレビであれば十分に地デジのテレビ塔も綺麗な映像として楽しむことができます。最後にこれらに対応しているテレビもご紹介します。
4Kテレビでもおすすめした東芝のレグザシリーズのテレビです。本商品はWorks with Alexa認定を受けたAmazon Alexa対応端末ですので、リモコンではなく音声での操作も可能になっています。
昼も夜も最適画質へ自動調整し、ネット動画もノイズ低減で高画質視聴を可能にしています。リモコンに「Netflix」「YouTube」「Prime Video」等のダイレクトボタンを配置しており、それぞれの動画サービスをスムーズに見られます。
続いては、パナソニックのプライベートビエラというシリーズのモデルです。バッテリー搭載、モニター部はアンテナ線不要で書斎のデスクやベッドサイドなど、好きな場所で大きな画面で楽しめどこでもディーガで外出先からでも視聴可能なテレビになっています。
YouTubeやNetflix、Huluなど7つの動画配信サービスに対応しているので、映画やドラマ、アニメなどを迫力ある19v型で視聴できます。
こちらも4Kシリーズでおすすめしたシャープのアクアシリーズのテレビです。色彩が豊かでリアルな表現力「リッチカラーテクノロジー」を搭載し、ワイヤレスでインターネットやホームネットワークを楽しめる無線LAN内蔵で最新エンターテイメントサービスに対応しています。
最後は、アイリスオーヤマのテレビです。アイリスオーヤマ独自のチューニングにより、豊かで繊細な色彩をありのままに再現し地上デジタル放送はもちろん、BS/CS放送にも対応しています。2万円台というリーズナブルさも最大の魅力です。
テレビは長く使う家電であるからこそ、自分が使うであろう機能が付いているか、逆に持て余してしまうスペックになっていないかなどを考えるのが大切なのです。是非、自分の用途に合ったテレビを使ってみてください。