キャッシング審査を【元銀行員】が徹底解説!通るコツ&スコアリングまで

 

個人向けキャッシングといえば、誰でもまずカードローンのことを思い浮かべますが、その審査は一体どのようになっているのでしょうか ?

カードローンは無担保無保証扱いの個人向けローンとして、個人目的利用なら資金使途自由(除く事業性)であり、その利便性の高さから多くの方に活用されています。しかしカードローンを使ってキャッシングするためにはまず審査に通らねばなりません。でも初めて審査を受ける人ほど、「どんな審査があるのか」「自分は審査に通るのか」と不安で一杯になりますよね。

そこでキャッシング審査に不安を持っている方に対し、その不安を少しでも和らげられるよう、長年銀行で勤務し多くの審査体験を持つ筆者が、銀行や信用金庫、消費者金融のキャッシング審査について徹底解説します。

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1.審査ポイントその1…スコアリング審査

キャッシングに使うカードローンを発行している金融機関はたくさんあります。銀行や信用金庫、消費者金融などです。また信販会社発行のクレジットカードに付いているキャッシング枠も借入れに利用できます。

そのカードローンの審査に共通している審査方式がスコアリングです。

スコアリングとは、申込者の属性をその金融業者の審査基準に基づきスコア化し、合計得点が基準点を上回った場合、審査通過とする方式です。また合格ラインとなる基準点を上げ下げすることで審査通過率も変わるため、その差が金融機関毎の審査の難易度にもなっています。

申込者の属性とは本人に固有のもので、代表的な項目として以下のようなものがあります。

  • ・申込時年齢
  • ・本人年収
  • ・勤務先、雇用形態、勤務年数、保険の種類
  • ・居住形態、独身既婚

などなど。

これらの属性を金融業者の多くの審査データをベースに統計的に処理し、点数化して本人のローンに対する信用力を測ろうとするのがスコアリング審査です。

1.1申込み時の職種と審査

またスコアリングとあわせて注目したいのが、カードローンを申込みする方がどのような職種についているかということです。

職種的には色々な分類があり、まず正規雇用者と非正規雇用者に分けることができます。正規雇用者としては公務員や会社員、会社経営者や個人事業主などがあります。一方非正規雇用者としては契約社員、派遣社員、パート・アルバイトなどがあげられます。

キャッシング審査に関し、これらの職種において差があるかといえば、結論から先に述べればありません。正規非正規関係なく、金融業者の審査基準を満たし収入と返済のバランスさえ取れていれば、誰でも審査に通ってカードローンが借りられます。そうなると一般的に正規雇用者に比べて収入水準が低い非正規雇用者でも安心して申込みできますね。

いずれにしてもキャッシング審査を無事に通るには、申込者はまずこのスコアリングでその金融機関の設定した基準点以上のスコアを取る必要があります。

2.審査ポイントその2…信用情報

キャッシング審査の第2の関門は信用情報審査です。

カードローンは無担保無保証扱いなので、お金を貸す金融業者にとって申込者の信用だけが頼りです。信用できない相手に間違って貸してしまうと、お金が返済されなくなるリスクが上がるので貸したくないのは誰でも同じですよね。

そのためカードローンを貸す金融業者も申込者の信用をあらゆる方法を通じて探ってきます。その代表的な方法が信用情報チェックで、具体的には各金融機関が加盟する信用情報機関※に申込者の個人情報を問い合わせして、過去の取引履歴や現在の信用商品の利用状況を確認します。

具体的なチェック内容とは以下の通りです。

  • ▪過去の取引履歴
  • ・3ケ月以上の長期延滞(滞納)はないか ?
  • ・破産や債務整理、代位返済や強制解約等で過去に金融機関とトラブった事実はないか ?
  • ▪現在の利用状況
  • ・他社の借入れにおいて毎月の返済で返済日に遅れて返済していないか、またその頻度は ?
  • ・申込み状況は適切か ? 短期間に複数の業者に同時申込みしていないか ?
  • ・他社契約件数は多くないか、またその利用残高は ?
  • ・申込者は反社会的集団に所属していないか、またはその関係者ではないか ?

これらの項目はすべて申込者本人の信用に関する事柄であり、問題点があれば審査落ちにつながる可能性のある項目ばかりです。特に過去の取引履歴の項目が重要で、これらの項目で登録があると、それは過去に取引金融業者に金銭的被害を与えたことを意味しているので、同じリスクを避けるため申込みを受けている業者も審査で落とします。

カードローン申込みに当たり、自分がこれらの項目に抵触していないか、よくチェックしてから申込みするようにしましょう。

※銀行、信用金庫等が加盟している信用情報機関は全国銀行個人信用情報センター、消費者金融や信販・クレジット会社が加盟している信用情報機関はJICC(日本信用情報機構及びCIC(シーアイシー)です。またこれらの信用情報機関は情報の相互交流も行っています。

3.審査ポイントその3…在籍確認

在籍確認は、スコアリング、信用情報チェックとならびキャッシング審査の3大項目です。この手続きが終わらないとカードローンを借りることはできません。

在籍確認とは、申込みを受けた金融業者が申込者の勤務先または自宅に電話を掛けて「本人がその職場に在籍し確実に働いている」事実を確認する手続きです。また自宅に電話を掛けるケースは申込者が自営業者のような場合です。

申込者が実際に働いていないと、申込書に書かれた本人年収や勤務年数等の判断に重要な属性が全部ウソになるので審査した意味がありません。そこで在籍確認は審査の中でとても重要な手続きになっているのです。

在籍確認は業者から勤務先に電話を掛けるといってもそれほど複雑な手続きではありません。仮に申込者本人が不在でも、業者からの電話を受けた別の従業員が「本人は今、外出しています」「本人は仕事で出られません」と答えるだけでも在籍確認はできますので、手続きとしてはそれで完了します。

ただし申込者の中にはどうしても職場に電話を掛けられることを嫌がる人もいるので、金融業者によっては電話に代えて書類対応をしてくれる会社もあります。その場合、書類としては本人がその職場で働いていることを示す書類、たとえば社会保険証と給与明細書(直近2~3ケ月分)が必要です。

また申込みした金額によっては在籍確認なしでカードローンを貸してくれる業者もいますが、これは申込み金額が10万円以下など、極めて金額が低い例外的なケースとなります。

あくまで審査においてはすべての金融機関で在籍確認は必須の手続きとなることを覚えておいて下さい。

4.審査ポイントその4…保証会社

キャッシング審査では保証会社の有無も重要な審査ポイントです。

保証会社というのは、仮にカードローンを借りた申込者が返済不能になり金融機関に返済できなくなっても、そのローン残金を代わりに立て替えして払ってくれます。そうすれば金融機関としても貸出リスクがなくなるので安心してカードローンを貸すことができますね。

現在この保証会社をカードローン貸出の条件としているのは銀行や信用金庫などです。また銀行カードローンの場合は、主として審査を行うのもこの保証会社になっています。一方消費者金融は直接審査して貸出するシステムなのでこのような保証会社はありません。

どちらの方式がよいのか賛否両論ありますが、保証会社があることで銀行カードローンが借りやすくなり、利用層の拡大に貢献していることは間違いないので、保証会社があることは悪いことではないと筆者は考えています。

ただ直接審査を行う消費者金融と比べて、銀行カードローンの場合は銀行に加えて保証会社も審査を行うので、審査時間が長くなるとか、手続きが複雑化するなどデメリットもあります。一方銀行カードローンの金利は消費者金融キャッシングの金利より低くこれはメリットです。

それぞれの金融機関のメリット、デメリットを見極めたうえで、申込者はどちらでまず申込みすべきか、事前によく検討してみましょう。

5.キャッシング審査の流れ

ここでは一般的なキャッシング審査の流れを解説します。

5.1審査の流れと審査内容

キャッシング審査は一般的に2段階で行われることが多く、具体的には仮審査と本審査があります。

流れとしては以下のようになります。

 

  • 申込み
  • 仮審査
  • 本審査(含む在籍確認)
  • 審査結果通知
  • 契約及び借入

5.1.1仮審査

仮審査では申込書に記載された内容に基づきスコアリングが行われます。またスコアリングで合格点に達した申込者を対象に、それぞれ業者が加盟する信用情報機関に信用照会を行い個人情報を信用チェックします。信用チェックで見過ごせない問題点があった場合、この段階で審査落ちします。

5.1.2本審査

仮審査通過者が次に受ける審査が本審査です。

本審査では仮審査で行われたチェック内容を、申込者から送られてきた確認書類を元に担当者の目視でより深く精査します。中には確認書類そのものが偽造されているケースも含まれるので、書類そのものの真偽もチェック対象です。

また本審査では在籍確認も行われますが、電話を掛けるタイミングとして本審査がほぼ完了し審査に通る見込みが立った時点で行われます。業者が審査の早い時点で勤務先に電話を掛けないのは、電話した後に審査に落ちた場合、申込者から「落ちるのが分かっていてなぜ電話を掛けた」というクレームが来るのを避けるためです。業者が審査にいかに神経質に対応しているか、よく分かる事例ですね。

いずれにしても仮審査・本審査が無事に通ればカードローンが借りられてキャッシングが利用できるようになります。

5.2審査の必要書類

キャッシング審査の必要書類は以下の2つです。それぞれの種類と注意点について説明します。

・本人確認書類

本人確認書類はローンを申込みする上で欠かせない書類です。

金融機関も別人に貸したら回収不能になるので本人確認するのは当然の手続きですね。書類としては代表的なものとして運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどが使えます。

・所得確認書類

所得確認書類としては、給与証明書、源泉徴収票、課税証明書などがおすすめです。ただし多くの金融機関では限度額50万円以下で申込みした場合、所得確認書類が提出不要の場合が多くなっています。

また消費者金融では、総量規制により単独で50万円を超える申込みの場合、または他社と併せて100万円を超える申込みの場合、所得確認書類は必ず出す必要がありますので覚えておいて下さい。

6.キャッシング審査に通るコツ

最期にキャッシングの審査に通るコツをまとめました。ぜひこれらのコツを活用してひとりでも多く審査に通ることを期待しています。

6.1できるだけ低く申込みする

申込額が低いと金融機関の貸出リスクも下がるので業者も審査が通しやすくなります。さらに限度額50万円以下の申込みでは所得確認書類も原則提出不要なので、このテクニックも使ってまずは審査に通ってカードローンを手にすることをめざして下さい。

6.2 審査基準の低い金融機関に申込する

一般的にカードローンは以下の順番で審査基準が低くなります。(左側ほど低いです)

中小消費者金融 < 大手消費者金融 < 信用金庫 < 地方銀行 < メガバンク

もちろんすべてがこのように簡単に行く世界ではありませんが、おおむねこの傾向は変わりません。したがって申込者の信用レベルにもよりますが、審査基準の低い金融機関に申込すれば審査の通過率も上がってきます。

ただし短期間での複数同時申込みは、金融機関の不信を買って逆効果になりすべて審査落ちする可能性があります。できれば申込みは最低6ケ月開けてするようおすすめします。

6.3 ウソを絶対申告しない

申込み時の基本中の基本ですが、絶対ウソを申込書に書かないようにして下さい。

ウソの例としては収入を実際より高く申告する、ウソの勤務先や勤務年数を書くなどがあります。しかしこのようなウソは業者が信用照会すれば必ずバレるウソです。バレたら審査落ちするばかりか、その後の各種ローンやクレジットカード等の利用にも影響が出てきます。

そのようなことがないよう、申込みではきちんと真実を書いて審査を受けるよう心がけて下さい。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

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