不要になったダイニングテーブルはサイズが大きいので一般的なゴミとして処分することができません。粗大ごみでしか処分できないと考えている方も多いですが、実はダイニングテーブルの処分方法は複数あります。まだ使える状態であればリサイクルするのもおすすめ!こちらの記事ではダイニングテーブルの正しい処分方法をまとめているので参考にしてください。
目次
ダイニングテーブルを処分するタイミングはいつなのでしょう。処分する時期はご家庭によって色々ですが、通常は買い替えや破損などで処分することがほとんどです。まずは処分するタイミングや何ゴミで捨てればよいのかを見てみましょう。
ダイニングテーブルを処分するタイミングは多くの方が買い替えです。買い替えの理由には寿命による劣化や破損、家族構成の変化、引っ越しのタイミングで買い換える方が多くなっています。ダイニングテーブルを買い換えるタイミングについてまとめました。
【寿命や破損】
ダイニングテーブルは普通に使用していれば5~10年ほどで寿命がきます。特に多いのが脚のガタつきで、長く使用しているダイニングテーブルは重量のある天板を支えている脚部分から寿命がくるでしょう。
脚がガタついたり、グラグラと不安定になってくれば寿命となり、買い替えのタイミングです。また、何かしらが原因で破損した場合も買い替えのタイミングです。
ちょっとしたキズであれば気にしないことも多いですが、大きく欠けたり脚が折れた場合にはそのまま使うのはケガの原因になる可能性も高まるので処分をおすすめします。
【家族構成の変化】
ダイニングテーブルはテーブルと椅子のセットが基本、そのため出産や同居などで新たに家族が増えた、子どもが成長して夫婦だけになった、など家族構成の変化に伴い買い替えをする方も少なくありません。
特に子どもが成長して一人暮らしをするタイミングでは、ダイニングテーブルのサイズを小さくするために買い換えてこれまで使用していたものを処分することもあります。
【引っ越し】
引っ越しでは様々な不要品を処分するので、古くなったダイニングテーブルも一緒に処分する方が多くなっています。引越し先で新しいダイニングテーブルを購入する場合や、あまり使わなくなった、など、理由は様々ですが、引っ越しのタイミングで処分する場合も少なくありません。
ダイニングテーブルは基本的に大型ごみ・粗大ごみとして処分されます。そのまま燃えるゴミとして出しても回収不可や不法投棄となるので注意してください。ダイニングテーブルを処分する場合、まずはお住まいの自治体での処分方法を確認しましょう。
自治体によってはサイズによって処分方法が異なったり、細かくしてゴミ袋に入れても粗大ゴミ扱いになることもあるので、自治体で処分するのであれば自治体の公式サイトや電話などでの確認は必須です。
ダイニングテーブルの正しい処分方法は自治体で処分してもらうだけでなく、色々な方法があります。まずは正しい処分方法をチェックしてみましょう。
ダイニングテーブルは粗大ごみ扱い、多くの方が思い浮かぶのが粗大ゴミとして処分する方法です。粗大ごみの処分方法は各自治体によって異なりますが、ほとんどの場合電話予約が必要で平日のみとなります。持ち込みや自宅まで回収など色々な方法があり、有料になることが多いでしょう。粗大ごみとして処分するのであれば自治体で処分方法を確認してください。
ダイニングテーブルの多くは素材が木材なので、解体して家庭ゴミとして処分する方法もあります。特にサイズの小さなダイニングテーブルであれば解体することも簡単にでき、そのまま燃えるごみ・燃えないごみに分類して指定ごみ袋に入れて捨てることも可能です。
解体方法は留め具を外し、天板や脚はゴミ袋に入る大きさに分解すればOK、ガラスや金具などは不燃ごみとして、木材は燃えるごみとして処分できます。
しかし自治体によっては解体しても粗大ごみ扱いになる場合もあるので注意してください。また、6人掛け以上の大きなサイズや特殊素材を使っているものは処分が困難になるため、別の方法を考えましょう。
新たに買い換える場合、購入店によっては古いダイニングテーブルを引き取りしてくれることもあります。ニトリや大塚家具、タンスのゲン、IKEAなどでは家具を買い替えで購入した場合に、不要になったものを引き取ってくれるサービスがあり、そのサービスを利用すれば簡単に処分できます。
ただし、引き取りサービスは引き取り対象となる家具が決まっている、別途料金が発生するなど、各店によって条件が異なるのでしっかりとチェックしておきましょう。
状態が良く、まだ使用できるダイニングテーブルは知り合い・友達に譲る方法もおすすめです。しかし知人に譲る場合は無償で譲ることが多く、「少しでもお金にかえたい」という方には不向きですが、知り合い・友達に譲ることで処分費用を抑えることができます。
買取業者に依頼して買い取ってもらう処分方法のメリットは処分費用がかからない、お金にかえることができることです。出張買取であれば業者が自宅まで引き取りに来てくれるので配送の手間もかかりません。
しかし買い取りしてもらうには、状態が良いものやブランド家具がメインとなり、普通のダイニングテーブルでは買い取りしてもらえない場合も少なくありません。買い取りが期待できるブランドは買取業者の公式サイトで確認してください。
引っ越しで処分するとき、引越し業者が不用品回収を行っている場合もあるので利用するのもおすすめですが、業者ごとに引き取りNG品目や料金が異なるので確認しておきましょう。
不用品回収を行っている引越し業者はサカイ引越センターやアーク引越センター、アリさんマークの引越社などになります。
状態の良いもの、ノーブランドのものはフリマアプリもおすすめです。知人に譲る場合は金銭のやり取りが難しいですが、フリマアプリであれば少しでもお金にかえることができます。出品する際にはキズやシミなどの状態やサイズを細かく記載することで買い取り手を見つけやすくできます。
ダイニングテーブル以外にも処分したいものがある、自宅からの運び出しが困難な場合には不用品回収業者を利用してみましょう。自治体の粗大ごみは処分点数や日程が決められていることが多いですが、不用品回収業者であれば依頼して希望の日程に処分することも可能、重いダイニングテーブルも業者が自宅から運び出してくれるのでおすすめです。
不用品回収業者を利用する場合には業者選びが重要、まずは業者の選び方となるポイントをチェックしてみましょう。
業者選びでは複数社に見積もりを依頼してください。複数社で見積もりすれば料金や受付対応の様子などが比較でき、安心して任せることが出来る業者を見つけやすくなります。
ダイニングテーブルを回収する際には材質や種類、サイズによって料金が異なるため、公式サイトで料金形態が明記されている業者を選ぶようにしましょう。料金形態が明記されていれば見積もりもしやすく、相場比較ができるので安心感があります。
優良業者を見極めるには事前相談をしてみましょう。不用品回収業者のなかには重いダイニングテーブルはスタッフだけで回収できない、ということもあります。事前相談なく依頼して「スタッフだけでは無理、依頼者の協力が必要」などはあまり良くない業者が多くなっているので注意してください。
粗大ごみを回収する業者は「一般廃棄物収集運搬業許可」が必須、公式サイトで一般廃棄収集運搬業許可を受けているかどうかも確認しましょう。無許可の業者を利用した場合、業者だけでなく依頼した側も不法投棄に加担した、とみなされることもあります。
ダイニングテーブルを処分する場合にかかる費用は処分方法によって異なりますが、おおよその費用相場は粗大ごみの場合は400~1200円、販売店の引き取りサービス3300~8000円、引越し業者引き取り3500~4500円、不用品回収業者1000~8000円ほどとなっています。
ダイニングテーブルは様々な材質のタイプがありますが、材質によって処分する際に注意することがあります。各材質別の注意点をまとめました。
材質がガラスのものは粗大ごみとして処分可能ですが、ガラスを細かくして不燃ごみに出してしまう方もいます。そうした場合、回収する際にスタッフがケガをする事故が多いので、「ワレモノ注意」などの記載をするなど、自治体のルールを確認してください。
大理石は特に注意が必要で、自治体によっては粗大ごみとして扱っていない、不用品回収業者のNG品目になっている場合があります。大理石のダイニングテーブルを処分する際には必ず自治体や業者に確認しておきましょう。
一枚板の場合も大理石と同じように自治体の粗大ごみや不用品回収業者で引き取りNGとなる可能性があります。一枚板は100kg以上となることが多く、仮に不用品回収業者で引き取り可能となっても回収スタッフの人数が増え、通常よりも費用がかかってしまうので注意が必要です。
ダイニングテーブルは材質やサイズ、重さによって処分方法や費用が異なり、処分方法も色々あります。処分する差には自分に合った方法を選び、正しい処分方法を選ぶようにしましょう。