ミスタードーナツといえば、全国で展開されているドーナツ店として知られています。誰もが知っているミスドは持ち帰って食べる事も出来ますが、購入してから間を空けてもおいしく食べたい場合に冷凍保存をしても良いのでしょうか?そこで今回はミスドのドーナツは冷凍保存してよいのかなどを徹底解説します。
目次
ミスドとして知られているミスタードーナツのドーナツは、誰もが食べたことがあるものかと思われます。そんな中、間をあけて食べたい場合に冷凍保存をするといった方法は、果たして取ることはできるのでしょうか?
実はミスタードーナツの公式が、凍らせ推奨ドーナツというものを発表しています。2016年夏、ミスタードーナツ公式がドーナツを凍らせて食べる新しい食べ方を提案しており、自宅であえて凍らせて食べるのを推奨したのです。
ドーナツを知り尽くしたミスタードーナツ商品開発室のスタッフが、数あるドーナツの中から、凍らせることでチョコレートや生地、クリームなどの食感が変わりおいしいと判断した合計6つのアイテムを「凍らせ推奨ドーナツ」として認定しました。
公式が提案した凍らせ推奨ドーナツは、上記の6種類になります。自宅の冷凍庫でラップに包んで 3 時間以上冷凍していただくことで、いつもと違う新しい食感のドーナツが楽しめるとして提案しています。
チョコファッションやエンゼルフレンチは定番ですが、クロワッサンマフィンシリーズなどの比較的マイナーな種類のものも冷凍推奨されています。
この様に、単にファン側が冷凍をしたがっていただけではなく、公式から冷凍保存が推奨されたという事で、新しい保存と食べ方が提案されたことになります。続いては、実際のミスドのドーナツの冷凍、および解凍の方法を解説します。
まずは取り出したドーナツを、ラップで包みます。包む際にはふんわりとしたものではなく、しっかりと包んで空気に触れる事が無いようにします。これによってドーナツが持っている水分が抜けるのを防止したり、油の酸化を防いで美味しさを維持できるからです。
ラップでしっかりと包んだら、更にチャック付きのフリーザーパック、冷凍袋に入れて口を閉じます。このまま冷凍庫に入れて冷凍させ、3時間ほど凍らせるとおいしく食べることができるとされています。
一度冷凍したドーナツを解凍して食べられる状態にする際には、冷凍庫から取り出し、冷凍用の袋からも取り出したのちにラップを外して、30分程度皿の上で常温のまま置いておけば自然解凍させることができます。
通常の気温であれば問題はありませんが、夏場などの場合には気温が高いのでチョコや砂糖が解けてしまう可能性が高くなります。その場合にはラップで包んだまま冷蔵庫に移して、2時間ほど自然解凍をさせるのが推奨されています。
ミスドのドーナツは、完全ではなく半解凍状態で食べるとひんやりしておいしい味わいにもなります。解凍した後はしっとりとした触感になっているので、トースターなどでベイクドするといった食べ方もおすすめできます。
冷凍すると食べ物の寿命を延ばすことができる、というのが一般的であるために、ミスドのドーナツに関しても賞味期限が伸びそうなイメージはあるかもしれません。そこで、常温と冷蔵、そして冷凍で保存したそれぞれの賞味期限目安をご紹介します。
まず常温で保存した場合のミスドのドーナツの賞味期限についてですが、基本的に公式は食品の安全の観点から購入当日に食べきるのを推奨しています。油で揚げているために時間がたつごとに酸化していき、風味が落ちていってしまうからです。
オールドファッションやチョコレートなどは約10時間ほど持つので日持ちまでならしますが、エンゼルフレンチやストロベリーカスタードフレンチなどは8時間ほどまでで風味が落ちていってしまう為、基本はその日のうちに食べきるべきとなっています。
続いては、冷蔵して保存した場合の賞味期限になります。購入してきた当日に食べきれないという場合には冷蔵をする事で味を持たせることができ、例えばオールドファッションなどのシンプルなものなら2日から3日ほど持たせられるようになります。
乳製品のクリームは日持ちできないものとなっているので、クリーム系のドーナツを購入した場合には冷蔵したとしてもオールドファッションの賞味期限目安を参考にせず、次の日辺りまでには食べきることを推奨します。
そして今回のメインである冷凍保存を行った場合の賞味期限についてですが、先にご紹介したラップと冷凍用の袋を使った正しい冷凍の仕方で保存した場合には、2週間から3週間程度持たせることができるようになるとされています。
ただ冷凍であっても、冷凍焼けを起こして油分が酸化し味を損なってしまう事もあるので、あまりにも長期間保存することはできません。また解凍の際にも、電子レンジでは水分が大量に抜けるので自然解凍がおすすめです。
常温であればその日のうちに食べなければならないのがミスタードーナツですが、冷凍保存をする事によって何倍にも食べられる期間を延ばすことができます。ここからは、冷凍保存におすすめのミスドのドーナツをご紹介しましょう。
まず第1位としてご紹介するのは、オールドファッションになります。オールドファッション・ドーナツは、その名前が示す通り昔ながらの伝統的なドーナツのスタイルを反映しています。
オールドファッションから様々な派生商品も展開されており、ミスタードーナツが推奨しているチョコファッション、オールドファッションハニーなどはどれも冷凍に適しておりサクサクとした感触がさらに向上するのです。
第2位としてご紹介するのは、エンゼルクリームになります。軽い食感のイースト生地でできており、、表面には白いシュガーコーティングが施されています。ドーナツの中にはなめらかなクリームが詰まっています。
冷凍後も生地が完全には凍りきることなくひんやりとしていて、中身のクリームについても冷たくなっていますがやわらかいくちどけという事で、まるでアイスクリームのような食感を楽しむことができます。
こちらもミスタードーナツが公式で凍らせ推奨ドーナツとして推している、エンゼルフレンチです。冷凍させることによってドーナツにサクサクとした食感がプラスされ、より空気の層を感じられる風味へと変わります。
また冷やすことによって甘さも弱められ、卵の風味をより強く感じられる味へと変化するとされています。厚みがあるドーナツでありつつも、冷凍という手間を加えることによって食べやすいものへと変わってくれるわけです。
公式からも推奨されているドーナツがあるように、ミスタードーナツは冷凍することによってまた美味しさを感じられる商品があります。しかし逆に、冷凍保存をするのには不向きな商品もありますので、そちらもご紹介します。
まずは、フレンチクルーラーになります。こちらは冷凍で食べるよりも常温で食べたほうがおいしいとされていて、冷凍するとフレンチクルーラーの食感が大きく変化してしまいます。
冷凍によって冷たくする事で、甘さも感じにくくなってしまいます。実際に冷凍をすると味気のないシュークリームを食べているような食感になってしまったという声もあるようですが、万一冷凍したとしても常温にすればいつもの味に戻ってくれる様です。
続いては、ポンデリングです。もっちりとした食感が特徴的なポンデリングですが、冷凍をしてしまうとやはりその特徴であるモチモチとした感触が失われてしまうので推奨されていません。
冷凍をしたポンデリングも食べられないわけではありませんが、モチモチとした食感を求めている方が大半でしょう。よってこちらも常温でそのまま食べる方が良いと思われます。
もう1つは、エビグラタンパイです。こちらは味自体に関しては冷凍をしても落ちる事はなかったものの、クリームが冷凍によって硬くなってしまい食べにくくなってしまうようでした。
またパイ生地についても、冷凍した事によってしっとりとしたものになり本来パイの良さである嘖々とした食感が失われてしまうのです。本来の美味しさとは逆の状態になってしまうので推奨されていないのです。
全ての商品が該当するわけではありませんが、ミスタードーナツは冷凍をする事で更においしく食べることができる商品が展開されており、公式も推しています。気になった方は是非ともミスドのドーナツを冷凍して食べてみてください。