キャンプチェアはバーベキューやキャンプで活躍する椅子で、キャンプの必需品とも言えます。お子様がいるご家庭では大きな公園へのお出かけや運動会でも活躍するアイテムです。ここではおすすめのキャンプチェアをご紹介してまいります。座り心地が良いチェアやコスパ最強のチェアをぜひチェックしてみて下さい。
キャンプチェアの形状は、ハイチェア、ローチェア、スツール、リクライニング、ベンチの5タイプに分けられます。ハイチェアは座面高が40㎝以上の椅子で、ダイニングチェアと同じような感覚で使える、立ちやすい椅子です。ローチェアは座面高が20~40㎝未満で地面に近く、焚き火を近くで感じたり足を延ばしてリラックスができます。
ベンチは2.3人が座れるローチェアと同じ座面高のタイプで、ファミリーや大人数でキャンプをする際にも便利です。スツールは背もたれがなく、脚と座面のみのコンパクトな椅子で、こちらもローチェアと同じ座面高になります。
リクライニングは背もたれの角度を調整できるので、もたれかかったり寝そべれるほど背を倒すこともできる商品などもあります。こちらもローチェアと同じ座面高となっています。
ここからはキャンプチェアの上手な選び方をご紹介してまります。種類も多く、様々なメーカーが販売しているので、どれが自分に合っているか分からないという方も多いでしょう。選び方を参考に使いやすいものを探してみて下さい。
選び方1つ目は利用シーンです。キャンプチェアはキャンプ、バーベキュー、登山、自宅内や自宅のベランダなど、様々な場面で使えます。大人数でのキャンプにはベンチタイプ、お子様がおられる場合は食事をしやすい高さの椅子、登山の場合は軽量でコンパクトなタイプを選ぶと良いでしょう。
どの場合でも長時間座る場合は、安定感があって腰への負担が少ないものがおすすめです。自分がどんな場面で使うかを考えてから選んでみて下さい。
続いては素材です。座面に使われている素材はコットン、ポリエステル、メッシュなどがあります。コットンは通気性があり耐火性がある素材で、他の素材に比べると重量があるのがデメリットです。ポリエステルは耐火性が弱いため火の粉で穴が開きやすいですが、汚れが落ちやすく耐久性が高いため、多くのキャンプチェアに使われています。
メッシュは通気性が良いので夏場も蒸れにくく、濡れても乾きやすいので水遊びなどにも使いやすいでしょう。
キャンプチェアには2種類、収納方法があります。収束式は部品がすでに組み立てられた状態なので、開くだけで完成するタイプです。もう1つは組み立て式で、ポールと座面が別になっています。収束式は組み立てなくていいので手間はかかりませんが、大きさがあるので荷物としてはかさばります。車での移動やキャンプ初心者に使いやすいです。
組み立て式はコンパクトな面、組み立てに手間がかかります。ツーリングや登山など、荷物をコンパクトにしたい方におすすめです。どちらもメリット、デメリットがあるので、使いやすい方を選んでみて下さい。
ただ座るよりもより快適さを求める方は、機能性もチェックしてみて下さい。キャンプチェアは手すりが付いているものやドリンクホルダー付きのもの、ミニテーブルやポケットが付いているものなどもあり、あると便利でより快適にキャンプを楽しめるでしょう。
リラックスしたい方にはリクライニング機能付きのチェアがおすすめです。角度を自由に調整できるタイプなら気分によって変えられるので便利です。
最後はデザインです。やはり見た目が気に入らないと、せっかくのキャンプも気分が乗らなくなってしまうかもしれません。木製フレームで温かみがあるタイプや、原色だけでなくカラフルな色合いのチェアも増えてきました。ぜひ自分が座りたくなる、好きなデザインのチェアを選んでみて下さい。
ここからは座り心地抜群のおすすめキャンプチェアをご紹介してまいります。キャンプで食事をしたり会話を楽しむ際にも、座り心地が悪いと落ち着きません。長時間座る際は、ぜひ座り心地が良いものを選ぶのがおすすめです。
座り心地が良いとキャンプに行くのが楽しみになったり、愛着がわいてベランダなど家でも使いたくなるでしょう。ぜひ自分に合ったキャンプチェアを探してみて下さい。
おすすめ1つ目は、LOGOSのワイドバケットチェアです。メイプルリーフのマークでお馴染みのLOGOSは、日本の総合アウトドアブランドです。ワイドバケットチェアは総重量が2.5㎏で座高46cm、幅が68㎝で耐荷重が約150㎏と体格の良い方でもゆったり座れます。
組み立て式で収納バッグが付属しているので持ち運びもしやすく、独自のフレーム構造を採用した4点ホールドで安定感があります。フレームはスチール、生地はPVCコーティングしたポリエステルを使い、前後左右にやさしく揺れるため、ハンモックのような座り心地になっています。価格はやや高額ですが、安定感や座り心地は抜群でしょう。
続いてはBUNDOKの焚き火チェアです。BUNDOKは株式会社カワセのアウトドアブランドで、製品組み立ての簡素化や収納性・軽量化、スムーズな設計、リーズナブルな価格設定など研究した商品を提供しています。
焚き火チェアはフレームが焼付塗装のスチール製で、生地は表がコットン100%で裏面がポリエステルになっており、ロースタイルで焚き火のそばでも使えるようになっています。座高は約110mm とかなり低めですが、収束式で木製の肘掛けがついているので、立ち上がる際も楽です。
重量は約3.45kg、耐荷重は80㎏です。収納ケースが付属しているので、持ち運びも楽にできます。色合いも落ち着いていて、ローテーブルにも合わせやすいです。
Helinoxのコンフォートチェアは、自宅内で使ってもおしゃれなデザイン性の高い椅子です。Helinoxは世界的に有名なテントポールメーカーのDAC社が立ち上げたファニチャーブランドで、コンフォートチェアは組み立て式のタイプになります。フレームはアルマイト処理されたアルミニウム合金で、生地がポリエステルなので丈夫です。
座面の高さは34cm、本体重量が980gと軽量ながら、耐荷重は145kgなので、成人男性でも使いやすいでしょう。組み立ても簡単で、収納袋付きでコンパクトにできるため、ツーリングにもおすすめです。価格は高めですが、満足度の高い椅子でしょう。
3本のラインのマークでお馴染みのアウトドアブランド、THE NORTH FACEのTNFキャンプチェアは頑丈なつくりが特徴です。1680デニールの高強度なコーデュラバリスティックという生地を使用しており、3.8㎏と軽量ながら安定した座り心地になっています。
座面高は41cmで、フレームはアルマイト加工された軽量なアルミフレーム、可動パーツは強度に優れる鍛造パーツを使用しています。低めのアームレストが付いているのでリラックスしやすく、収束式で背もたれもありますが、かなりコンパクトに折りたためるので便利です。
価格は高額ではありますが、アウトドアだけでなく室内でも使いやすいデザインでしょう。耐荷重は80㎏です。
おすすめ5つ目は、Colemanのアームチェアです。ランタンのロゴが可愛いコールマンは、アメリカのキャンプ用品製造・販売をしているメーカーで、100年以上の歴史があるため馴染みのある方も多いかもしれません。
アームチェアは収束式ですが折り畳み傘のようにコンパクトに収納でき、大きめのアームレストが付いているのが特徴です。重量は3.1㎏、座面高は43㎝と高めで座りやすいでしょう。両サイドのアームレストにカップホルダーが付いているので、ドリンクや携帯などの小物を置くのに便利です。
価格もお手頃なので、家族で何脚か揃える場合にもおすすめです。カラーバリエーションは4色あります。
続いてもColemanの商品ですがタイプが全く異なり、リラックスを追求したい方におすすめです。インフィニティチェアは通気性の良いPVCメッシュ素材を使用、座ったままでリクライニングもできる、座り心地抜群の椅子になっています。
フレームがスチール製の収束式で、収納時はコンパクトになり持ち運び用の取っ手もありますが、重量8.8㎏と重めです。座面幅は約460mmで座面高が約500mmと高身長の方でも座りやすく、耐荷重は約100kgとなっています。カーフクッションも付いているので、寝そべって空や星を見たい方にもおすすめです。
価格は1万円程しますが、性能を考えると満足度の高い椅子でしょう。カラーバリエーションも豊富で、お部屋やベランダで使うのにもおすすめです。
新潟のアウトドア総合ブランドで、牡鹿のロゴが有名なCAPTAIN STAGにもおすすめチェアがあります。リクライニング ラウンジ チェアは、後ろに体重をかけると自動的にリクライニングする便利な椅子で、足も伸ばせるので快適です。両サイドのアームレストにはカップホルダーが付いているので、ドリンクや小物も置けます。
生地はポリエステル、クッション材はウレタンフォーム、構造部材はエポキシ樹脂塗装を施した鋼を使用し、収束式なので簡単にセットできます。耐荷重は80㎏、座面高が37㎝です。重量は約5.7㎏とやや重めではありますが、キャリーバッグが付属しているので持ち運びもしやすいです。リクライニングチェアの中ではかなりお手頃価格でしょう。
背もたれの角度を固定したい方には、CAPTAIN STAG リクライニング ラウンジ チェアがおすすめです。こちらのリクライニングは、ストッパーをロック穴の位置に合わせてセットするだけで3段階に調整できる仕組みになっています。
背もたれと座面が一体になっているので、安定感があります。座面高は38㎝、重量は3.5㎏です。収束式で、付属のキャリーバッグに細くコンパクトに収納可能なため、女性でも運びやすいでしょう。
右側のアームレストにはカップホルダーが付いており、別売りのサイドトレーも付けると取り皿やドリンクも置けるようにカスタマイズも可能です。カラーバリエーションが3色あります。
座り心地が抜群のおすすめキャンプチェア、ラストはタチェアです。座面高が45㎝、サイズがW83×D44×H47/104cmと成人男性でも座りやすい設計で、背もたれが高いのが特徴です。背もたれに荷重するとリクライニングでき、足部分も上にあげることができるので、寝そべってお昼寝もできます。
フレームはスチール製、生地はPVCコーティングした600Dポリエステルを使用しているので丈夫です。耐荷重は80㎏で、重量は6.5㎏とやや重さはあります。両サイドのアームレストにカップホルダーも付いているので、便利です。
続いてはコスパ最強のおすすめチェアをご紹介してまいります。大人数でキャンプでいくつも用意しなければならない方やキャンプ初心者の方は、どの椅子が良いか迷ってしまう方もおられるでしょう。そんな場合はコスパの良いチェアをチェックしてみてください。
コスパ最強のおすすめキャンプチェア、1つ目はCAPTAIN STAGのラウンジチェアです。右のアームレストにドリンクホルダーが付いた収束式の椅子で、重量が2.3㎏とかなり軽量です。折りたたむと細長くなり、キャリーバッグが付属しているので運動会や近所の公園などにも持ち運びやすいでしょう。
座面高が36cmなので家族で使いやすく、なんと言っても魅力はカラーバリエーションの豊富さです。ブルーやピンク、グリーンと言った優しい色合いや、パープルやオレンジなど珍しいカラーもあります。何台か購入する際はお気に入りのマイカラーを選ぶと愛着も沸くでしょう。
構造部分はエポキシ樹脂塗装した鋼、生地はポリエステル、クッション材はウレタンフォームを使用しています。
続いてもCAPTAIN STAGから、ロースタイルイージーチェアをご紹介してまいります。座面高が15㎝とかなり低めのローチェアで、収束式なのでセッティングが簡単です。製品重量が2.1㎏なのでかなり軽量で、キャリーバッグが付属しているので折りたたんで持ち運びもしやすいため、荷物を軽くしたい方や力に自信がない方にもおすすめです。
構造部分はエポキシ樹脂塗装した鉄で、生地にはポリエステル、クッション材はウレタンフォームを使用しています。焚き火はもちろん、ロースタイルのバーベキューにもおすすめです。耐荷重は80㎏で、こちらもカラーバリエーションがあるので、色違いで揃えても素敵でしょう。
家電や家具、マスクなどでも馴染みのあるIRIS OHYAMAでもアウトドアチェアを販売しています。座面高が41㎝のハイチェアで、製品重量が2.6㎏とかなり軽量ではありますが、座面が広く耐荷重が120㎏なので体格の良い方にもおすすめです。
一番のポイントはアームレストにドリンクホルダーとスマホホルダーが計3個ついているので、机が近くにない場合にも便利です。フレームはスチール、張り材はポリエステルでクッション材はウレタンフォームを使用しています。
脚をまとめるだけで簡単に収納できる収束式なので、使い勝手も良いでしょう。価格も2000円台なので、コストパフォーマンスも高い商品です。
コンパクトで可愛いデザインの椅子が欲しい方におすすめなのが、BUNDOKのロー スタイルチェアです。背もたれと座面の生地がコットン100%で肌触りが良く、座面高が26㎝のロータイプですが、竹集成材の肘掛けが付いているので立ち上がりやすい設計になっています。低すぎず高すぎない高さなので、焚き火の火加減の調整も行いやすいでしょう。
フレームは焼付塗装したスチールで、畳むと上部のフレームが取っ手代わりになるので持ち運びもしやすいです。カラーはベージュとダークオリーブがあり、どちらも落ち着いた色合いで男女ともに使いやすいでしょう。重量は3.4㎏、耐荷重は80㎏です。
続いてはポータブルコンパクトです。コスパが良くリーズナブルな価格設定のアウトドアブランド、FIELDOORの商品で、座った時に腰が深く沈み込む設計で、体を預けてリラックスできます。重量が約1.25㎏とかなり軽量ですが、フレームに超々ジュラルミンを使用し、耐荷重が150㎏なのでかなり頑丈です。
組み立て式でかなりコンパクトになるため、ツーリングなど荷物を軽くしたい方にもおすすめです。背中とサイドがメッシュなので通気性が良く、別売りのクッションを使えば座り心地がさらにアップします。カラーバリエーションがとにかく豊富で、柄のタイプもあります。個性を出したい方や自宅で使いたい方にもおすすめです。
Mozambiqueのアウトドア チェアは、高さが調整できる椅子です。4本の脚それぞれに高さ調節機能がついており、3段階で高さを変えられます。重厚感のあるオックスフォード生地を使用しているので、キャンプチェアには見えないほど高級感がありインテリア性があります。
ポールはアルミニウムで、一般的なアウトドアチェアより幅広な座面になっており、耐荷重は135㎏と頑丈なつくりで男性も座りやすいでしょう。組み立て式で、収納袋も含めた重量は1.28㎏なのでかなり軽量です。お部屋での使用にもおすすめです。
Pacific Pasのディレクターズチェアは、サイドテーブル付きの椅子です。座面高が45㎝のハイタイプで、600Dリップストップポリエステルのパッド入りシートは柔らかく座り心地が抜群です。パウダーコーティングを施した高強度スチールチューブを使用し、耐荷重は113㎏と頑丈なつくりになっています。
テーブル付きですが収束式なのでセッティングは簡単で、釣りやソロキャンプにも使いやすいでしょう。テーブルにカップホルダーが付いているので便利です。
快適さを求める方や他にはない椅子をお探しの方には、FIELDOORのロッキングアウトドアチェアがおすすめです。ゆらゆらと前後に揺れながら読書をしたり自然を満喫することができ、ヘッドレストが付いているのでお昼寝にも最適でしょう。
生地はポリエステル、フレームはスチール製で、重量は約5㎏です。耐荷重は110㎏で日本での耐荷重試験もクリアしている商品なので、安心して使えます。広げると大きいですが、収束式なのですぐに使用できます。サイドにポケットも付いているので便利です。
優雅なロッキングチェアに憧れを持っている方も多く、手頃な価格で購入でき座り心地も良いので、満足度も高いでしょう。
最後はKVASSのアウトドアチェアです。背もたれがなく、座面だけのコンパクトな椅子で、折りたたむと500mlのペットボトル程の大きさになります。ステンレス鋼のフレームで4脚伸縮の構造のため安定感があり、座面は1680Dオックスフォード生地を使用しており、厚手で丈夫です。
座面高は31㎝で重量は約490gと軽量なので、折りたたみ傘やペットボトルを持ち歩く感覚でカバンに入れておけます。釣りや登山、お花見などにもおすすめです。座面が27X27センチあるので、座っていても楽でしょう。カラーバリエーションもあるので、ぜひ好きな色を選んでみて下さい。
キャンプチェアの価格帯は安いものだと1000円前後からあり、高いものは1万円を超える商品もあります。なぜここまで大きな差があるのか、気になるところです。まずは価格が高いものは、独自開発した構造をしていたり、機能性の高いこだわった素材を使っていたりします。
低価格で販売されているものはローコストな素材を使っていたり、メーカーが依頼を受けて製造した製品を自社ブランドではなく、他社のブランドで販売(OEM)し、開発費を抑えた商品もあります。安くても納得のいく良い商品もあるので、価格だけにとらわれずに選んでみて下さい。
おすすめのキャンプチェアをご紹介してまいりましたが、使ってみたいチェアが見つかれば幸いです。とりあえず安いチェアを買って使っていた方や、今まで使っていた椅子の座り心地が悪い、安定感がないという方も、この機会に座り心地を求めて買い替えるのも良いのではないでしょうか。
男性の方は耐荷重や背面の高さも確認しておくと、より安定してリラックスできます。座り心地や機能性がアップするだけで、よりキャンプが快適になること間違いなしです。ぜひお気に入りのキャンプチェアでキャンプを楽しんで下さい。