これから暖かい季節に向けてキャンプを計画している方もいるのではないでしょうか。この記事では2人で使えるおすすめのテントから、テントを選ぶ方法などについて解説しています。目的にあったお気に入りのテントを見つけて楽しい思い出を作りましょう。
2人用サイズテントを購入しようと考えたとき、どの程度の大きさのものを購入すれば良いのか迷ってしまいませんか?持ち運びがしやすいようにコンパクトにと考えても、いざ設営してみると窮屈すぎたり、かといってゆとりを持って大きめを購入したら、持ち運分のが大変だった、なんてこともあるでしょう。
2人使用する場合には2人+1人サイズのテントがベストなので、3人用のテントがおすすめです。この1人分はテントの中に置く荷物のスペースと考えてください。数時間のみ使用するのなら人数分でも構いませんが、テントの中で寝泊まりするのなら、荷物を置いてなおかつゆとりができるスペースがないとテントの中がギュウギュウになってしまいます。
選ぶときの目安ですが、テントにあるインナーのサイズ表記を確認してください。長さが200cm、幅が150cm以上あれば、2人でゆとりを持って使用することができます。
2人で使用するときのテントのサイズ選びがわかったところで、続いてはその他の部分について解説します。テントを選ぶときに注目して欲しいのは設営が簡単に行えるのか、テントの耐水性はどうなっているのか、そしてデザインです。
キャンプをする人からテントの設営は難しいという話は聞いたことがないですか?しかし、現在では誰でも簡単に設営ができるワンタッチ式のテントが販売されており、初めてテントの設営する方はこのワンタッチ式をおすすめします。
テントの種類はいくつかあり、そのテントの構造によって設営方法も変わってきます。ベテランキャンパーがいる場合には設営も難なく完了しますが、初心者の場合には数時間と時間を取られてしまう事もあります。テントを設営する場所、テントの設営方法などはあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
通常ですと難しいと言われている テントの設営ですが、コツをつかんでしまえば、それもキャンプの醍醐味となるでしょう。
続いては耐水性ですが、キャンプをする予定地が雨の場合もあります。雨予報でなくても山沿いなどでは急に雨が降ることもあるでしょう。そのような時にテントにいるのに雨水に耐えられず濡れてしまっては大変です。
急な雨にも対応できるよう、テントの耐水性、耐水圧の表記を確認しましょう。これは雨などの水圧にどの程度テントが耐えられるのかという表記です。基本的に数値は1,000mm以下~10,000mm以上の表記となっており、急な雨でも心配なく使用できる数値は1,500mm以上とされています。そして、梅雨時期や雨の多い場所などで使用する場合には2,000mmあると良いと言われています。
念のためと考えて2,000mm以上選ぶ方もいますが、数値が高ければ今後は通気性が悪くなってしまう問題が生じます。通気性が悪いとテント内が蒸れてしまうなどのデメリットも出てくるので、理想は1,500mm~2,000mmのテントをおすすめします。
最後はデザインに関する選び方です。近年ではキャンプ人気から様々なデザインのテントが販売されており、色や形状、性能など、ご自身の好みに合わせてテントを選ぶことができます。
また、テントの中で過ごすということを重点に置いて、テント内のデザイン、快適さなどにこだわった商品も幅広くラインナップされています。
上記でも伝えたように設営方法や耐水性などの最低限の条件も確認し、ご自身のこだわりのテントを購入してみてください。お気に入りを見つければキャンプもさらに楽しくなるでしょう。
続いては初心者さんにおすすめしたい2人用テントの種類ですが、ワンタッチタイプ、ツールームテントの2つのタイプがあります。
【ワンタッチタイプ】
設営がワンタッチで完了してしまう初心者さんにとってもおすすめのテントです。ポップアップ式になっているので収納ケースから出してパッと設営が完了します。
また、テントに付いている紐を引っ張李、傘を広げるようにテントを組み立てるタイプもあります。こちらも5分~10分程度で設営が完了しますが、このようなテントにはデミリットもあり、ドーム型テントやワンポールテントと比較すると強度が劣ってしまいます。
そのため風が強い場所などには不向きで、1度壊れてしまうと修理も難しくなります。また、薄い生地で作られているテントがほとんどなので耐水性も弱くなっており、長時間のキャンプを考えている方にはおすすめできません。
しかし、金額は3,000円台からととてもリーズナブルなので、デイキャンプなど短時間利用する分には何ら問題はありません。
【ツールーム】
こちらのテントは通常で使用する住居スペースに加え、リビングスペースをプラスで確保できるという特徴を持っています。
屋根のある部分を広く確保できるので、万が一雨が降った時も、風がある時も快適に過ごすことが可能です。テントの中では少し息苦しく感じますがツールームなら体も伸び伸びできてテントでの時間も素敵な思い出となるでしょう。
ここからは実際に販売されている2人用のおすすめテントをご紹介します。テントのサイズ、重量、耐水性、定員人数、そして、素材などまで細かく記載していますのでチェックしてください。
DODから販売されているワンタッチテント2人用は、商品名からもわかるように初心者でも簡単に設営が簡単にできるテントとなっています。また、出入りしやすいD型ドアなので、ガバッと大きく開くことができます。
サイズ | 組立サイズ(外寸):(約)W230×D150×H117cm インナーサイズ:(約)W225×D145×H105cm 収納サイズ:(約)W70×D19×H19cm |
重量 | 3kg |
耐水圧 | 1,500mm |
定員 | 2人用 |
材質 | ポリエステル、ポリエチレン、グラスファイバー |
tent-Mark DESIGNSからは、人気のパンダのTCバージョンにスカートがプラスされた商品です。フロア面積は270×270cmサイズで四角錐型モノポールテントとなっております。フライシートには前と後にドアが配置されており、インナーテントには前後に加え、左側面にドアを3ヵ所配置しています。数規制もしっかりと考えられたテントです。
サイズ | フライ 270×270×170(H)cm インナー 250×115×155(H)cm 収納時 53×27×19cm |
重量 | 6.28kg |
耐水圧 | 1,500mm |
定員 | 3~4人用 |
材質 | ポリエステル65%、コットン35%(表面撥水加工) 、ポリエステルメッシュ、ポリエステルタフタ |
こちらもtent-Mark DESIGNSから販売されているテントですが、炎と生きる孤高のオールコットンを仕様した炎幕DXで、さらに機能がアップしたVer.2となっております。グランドシートが標準装備されており、フロントのパネルを張り出しタープの様にすれば、屋根つきスペースへと変わります。
サイズ | フライ:約W:330×D:190×H:130cm グランドシート:約W:190×D:94×H:8.5cm 収納サイズ(約):Φ26×62cm |
重量 | 8.3kg |
耐水圧 | 1,200mm |
定員 | 記載なし |
材質 | コットン100%(撥水加工)、コットン混紡生地(TC) ポリエステル65% |
tent-Mark DESIGNSのサーカスTCシリーズはソロ専用モデルとして販売されていますが、簡単にできる設営や230cmある高さは立ったまま着替えができるスペースを確保していますので窮屈さを感じることは少ないでしょう。
サイズ | 59.5×27.9×27.2cm |
重量 | 11.28kg |
耐水圧 | 記載なし |
定員 | 1人用 |
材質 | コットン混紡生地、ポリエステル65% コットン35% |
THE NORTH FACEから発売されているランダー2は、小型のリトルモンスターテントでオートキャンプでの快適さを追求したテントです。ダブルウォールのアウトフレーム構造となっているので天候気をせず、アウターのみで使うこともできます。全てのシーズンに対応できるスノースカートがついています。
サイズ | フロアサイズ220×140cm |
重量 | 5.07kg |
耐水圧 | 記載なし |
定員 | 2人用 |
材質 | 記載なし |
snow peakから販売されているランドブリーズPro.air DUOは、設営性、剛性、使用性を考えながらデュオ向けにサイズを大きくし、軽量化を図ったドームテントです。デュオキャンプを快適に行いたい方にはおすすめのテントです。
サイズ | キャリーバッグサイズ:61x19x23(h)cm |
重量 | 4.3kg |
耐水圧 | 1,500mm |
定員 | 2人用 |
材質 | 20Dシリコンポリエステルミニリップストップ 20Dポリエステルミニリップストップ 40Dナイロンリップストップ |
snow peakから販売されているアメニティドームは、快適さと耐久性を追求したデザインとなっています。地上高は今までのスノーピークのテントシリーズでは最低レベルとなっていて、様々なフィールドで風のダメージを防いでくれ、耐久性も高い設計となっています。
サイズ | 50.8 x 25.4 x 22.86cm |
重量 | 5kg |
耐水圧 | 1,800mm |
定員 | 3人用 |
材質 | 75Dポリエステルタフタ、テフロン撥水加工・UVカット加工、68Dポリエステルタフタ、210Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧 |
Colemanから発売しているエクスカーションティピーⅡは、ポール1本で簡単にインナーテントを立ち上げられ、保管、移動になども楽に行えるコンパクト収納のテントです。また、柔らかいコットンタッチ生地は柔らかく、風合いを楽しむことができます。
サイズ | インナーサイズ:約325 |
重量 | 6.2kg |
耐水圧 | 1,500mm |
定員 | 3~4人用 |
材質 | 記載なし |
Colemanから販売しているツーリングドーム LXは、雨が降っても直接入ってくることが防げる前室空間を設けられており、荷物や靴などを置いたりするスペースにも活用できます。また、1人でも設営が楽なポールポケット式となっています。
サイズ | インナーテントサイズ:約210×180×110(h)cm |
重量 | 5.2Kg |
耐水圧 | 記載なし |
定員 | 2人用 |
材質 | ポリエステル |
Colemanのシェード クィツクアップIGシェード+は、簡単に設営できるポップアップ式を採用しており、虫よけ効果のあるOlytec®メッシュ素材が使われています。開閉はフルオープンとフルクローズで使うことができます。
サイズ | 約200×150×125(高さ)cm |
重量 | 2.7kg |
耐水圧 | 3,000mm |
定員 | 2~3人用 |
材質 | 75Dポリエステルタフタ、ポリエチレン |
Modern Decoのワンタッチテントは、簡単な設営とおしゃれなデザインが人気です。両面がメッシュスクリーンになっているので通気性もバッチリですし、虫が多い季節でも虫の侵入を防いでくれます。また、UVカット率は最大99%、耐水圧は2,000㎜以上なので紫外線対策や耐水、防水性にも優れています。
サイズ | 幅210×奥行き210×高さ150㎝ |
重量 | 3.5kg |
耐水圧 | 3,000mm |
定員 | 4人用 |
材質 | ポリエステル、グラスファイバー |
GEERTOPから発売されているテント2人用の室内は210x140cmで広々としています。前後には荷物やキャンプ道具を保管するスペースも備えているので、ソロキャンプ、カップルキャンプ、親子キャンプなどでも活躍してくれます。
サイズ | 210x140x115cm |
重量 | 3kg |
耐水圧 | 3,000mm |
定員 | 2人用 |
材質 | ポリウレタン |
Naturehikeの2人用テントは、とてもシンプルな構造で短時間で設営も完成してしまいます。また、軽量、耐久性を備えた7001高強度アルミが使われているので、本体の重量は約2.5kgと持ち運びも楽に行えます。
サイズ | 210x230x115 cm |
重量 | 2.61kg |
耐水圧 | 2,000mm |
定員 | 2人用 |
材質 | ポリエステル、アルミニウ |
Bears Rockから販売されているハヤブサテントの2人用は、アーチ形状のテントで四方に均等に荷重をかけていくので、組み立ても楽で風にも強い設計です。また、耐水圧も2,000mmと優れており突然の雨でも濡れる心配はいりません。
サイズ | 展開時サイズ210cm×140cm×120cm |
重量 | 2.8kg |
耐水圧 | 2,000mm |
定員 | 2人用 |
材質 | ポリエステル |
MSRのエリクサ-2はコスパの高いモデルと言われており、快適に過ごせる様に天井は高く、両サイドには入口と前室を完備しています。キャンプ入門者でも難なく使えると評判のテントです。
サイズ | 213.36x127x101.6 cm |
重量 | 2.72kg |
耐水圧 | 3,000mm |
定員 | 2人用 |
材質 | 68Dポリエステルリップストップ、ポリウレタン |
この記事では2人用のおすすめテントをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?2人用のテントをお探しの方は、ぜひ記事を参考に快適な時間を過ごせるテントを見つけてキャンプを楽しんでください。