引用:Pixabay
お部屋の小物類をはじめ、家具などをスッキリと収納するのに最適なのが「メタルラック」です。シンプルなデザインなものが多く、インテリア家具として組合せがし易いという特徴があり、さらに最近のメタルラックはスチール素材に各種特殊なメッキコーティングを施してあり湿気にも強くなっています。このように長く使える工夫がされているのは嬉しいですね。今回は「メタルラックのおすすめ5選」をご紹介します。
ご家庭をはじめ職場などで使われる「棚」のことを「ラック(rack)」といい、厳密には家具の一種となります。使われる材質によって、呼び名が若干変わりますので簡単に種類をご紹介します。
メタルラックは、本体素材にステンレスなど非鉄金属を使用しているタイプのラックの総称となります。素材の特性上、錆が出難いことで長く愛用できるため、主にご家庭でインテリア家具として使用されるものをはじめ、キッチンで使えるタイプや小物収納タイプなど、さまざまなタイプがリリースされています。ただ最近はスチール素材にクロームメッキなどを施したものもメタルラックと呼ばれており、こちらが主流になっています。
スチールラックは、その名称の通り、本体素材にスチール(鉄)を使用しているタイプのラックとなります。メタルラックと比較すると重量的に重たくなりますが、その分安定性が高く、ある程度の重量物も支えることが可能なため、工場やオフィスをはじめ、ご家庭のキッチン回りなどで使われることが多いモデルです。
本体素材に木材(合板、集成材など)を使用しているタイプのラックとなります。先にご紹介したメタルラック同様、ご家庭でインテリア家具として使用されることが多いモデルです。
次項では「メタルラック」の選び方についてご紹介します。
「メタルラック」の簡単な選び方についてご紹介します。
メタルラックには、さまざまなサイズがあり、設置する場所の広さをしっかりと計測してから購入することをおすすめします。モデルによっては、高さ方向を変えることができるタイプもありますが、横幅や奥行は基本的に変更できないタイプが殆どです。お部屋の何処にメタルラックを設置するのかを、自分なりにデザインしておくとサイズも決め易くなるでしょう。
先にもご紹介しましたが、メタルラックはステンレスの非鉄金属を素材にしているものの総称となり、錆が出難いのが特徴です。ただ最近はスチール素材に光沢のあるクロームメッキを施したものが主流となっており、それなりに重量があります。そのためお部屋の模様替えを頻繁に行う方であれば、本体下に移動用キャスターの有り無しを確認し、極力キャスター付きのタイプを選ぶことをおすすめします。
メタルラックをご家庭で使用する場合には、どんな物を収納するのかによってメタルラックに掛かる荷重が異なるため、ラック本体の耐荷重を確認して購入することが大切です。仮に耐荷重が低いものを選んでしまい、テレビなどの重たいAV機器などを載せた際に転倒してしまう可能性もありますので注意が必要です。
メタルラックを製造、販売しているメーカーをご紹介します。
宮城県仙台市に本社を構える「アイリスオーヤマ株式会社」は、家庭用プラスチック製品をメインに、インテリア用品や園芸用品、ペット用品など、さまざまなアイテムを製造、販売しているメーカーです。ホームセンターなどへの販売がメインですが、「アイリスプラザ」といった自社でのネット販売なども手掛けています。メタルラック、メタルミニ、メタルスリムなど用途にあわせて大きく3つのメタルラックシリーズをリリースしています。
大阪府大阪市に本社を構える「株式会社山善」は一般建材をはじめ、家庭用機器やアウトドア用品など、さまざまなアイテムを幅広く取り扱う大手専門商社です。インテリア家具部門にて、メタルラックも取り扱っており、気軽に使える小型タイプからインテリア収納として使用出来るタイプなど数十種類をリリースしています。
ウェブサイト:https://www.yamazen.co.jp/
先にご紹介したメタルラックを取り扱っているメーカーから、おすすめ5選をご紹介します。
ドウシシャからリリースされているルミナスブランドの中で、最上位モデルとなるレギュラーシリーズの「レギュラーシリーズ NLH6018-5」をご紹介します。本体ポールの素材にスチールを採用し、サビに強いニッケルメッキ、シルバー色が美しいクロームメッキ、最後に表面処理としてクリアコーティング仕上げを施した4層構造となっており、長く愛用できるための工夫がされています。ポールの直径はΦ25mmと大きいため、棚板1枚当たりの耐荷重が250kgと、ご家庭だけでなく、会社での業務用としても使用できる性能を備えています。非常に使い勝手がよく人気のあるモデルです。本体重量も組立て後で約19.8kgと重たくなっていますが、専用キャスターが付属していますので楽に移動ができることも特徴の一つです。
ドウシシャからリリースされている「クローゼット・ワードローブ ラック EL25-90183」は、その名称通り、クローゼットの替わりに洋服を掛けることができるメタルラックです。本体サイズは幅915×奥行460×高さ1,785mmと高さがあるため、棚位置を変更することにより、ロングコートなども難なく収納することができるようになっています。棚板1枚当たりの耐荷重は約80kg、ラック全体で約240kgとなっており洋服だけでなく、旅行バックなどの小物類も余裕で収納することが可能で便利に使うことができます。またポール素材にスチールを採用し、ニッケルメッキ、クロームメッキ、クリアコーティングの4層構造となっており、湿気の多い場所でもサビにくく長く愛用できます。
アイリスオーヤマからリリースされている「メタルミニ MTO-8012C」は、本体サイズが幅800×奥行350×高さ1,260mmと大きめのメタルラックとなり、耐荷重がラック全体で約150kgあります。キッチンにおける電子レンジや炊飯器などの収納をはじめ、お部屋の本棚や各種小物収納など幅広く使用することができます。本体素材にはスチールを使用し、その上にニッケルメッキとクロームメッキの二重加工を行うことでサビや腐食に強く、長く美しさを保持できるように工夫がされています。組立て後の本体重量は約10.4kgと若干重たいですが、専用のキャスターを装備することで、お部屋の模様替えの時にも気軽に動かせるようになっています。
アイリスオーヤマのメタルラックシリーズからリリースされている「メタルシェルフ SEM-5508」は、ポールの直径がΦ19mmと大きく、さらに素材にスチールを採用することで、棚板1枚当たりの耐荷重が約50kgと大きいことが特徴です。テレビなどの家電製品を置いても大丈夫な堅牢性を備えています。スチール素材の上に、サビに強いニッケルメッキを厚めに施し、さらに表面にクロームメッキを施す2重構造になっていますので、湿気の多いお風呂場をはじめ、屋外でも安心して長く愛用することができます。またビスや釘を使用しない構造設計になっており、女性からお子さんまで初めての方でも簡単に組み立てをすることが出来ます。
株式会社山善からリリースされている「メタルシェルフ IJR-18095J」は、本体サイズが幅910×奥行460×高さ1,830mmと大きめのメタルラックで、棚板1枚当たりの耐荷重も約75kgと大きく設定されています。テレビやAV機器、キッチンでは電子レンジや炊飯器なといった比較的、大きく重いものを収納することが可能です。ラックのデザインもシンプルで、どんな場所でも違和感なく設置できる、おすすめのアイテムです。また棚板も5枚が標準で同梱されており、高さ調整も25mm間隔で自由に設定できるので、収納するアイテムの高さを考慮する必要がなく、収納スペースに無駄がないのも特徴の一つです。
メタルラックの種類や選び方をはじめ、有名メーカーやおすすめ5選をご紹介しました。最近のメタルラックはニッケルメッキなどの表面処理を施すことで、ご自宅の中だけでなく工場やガレージなど、どんな場所でも気兼ねなく使用できるようになっています。ラック本体の耐荷重も高く、テレビなどの重量物でも問題なく収納できますので、この機会にメタルラックを試されてみては如何でしょうか。