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流行語大賞トップテンに「ガーデニング」がランクインしたのは1997年のこと。それから20年の歳月が流れましたが、ガーデニングは一過性の流行に終わらず、定番の趣味のひとつとなりました。英国風や和モダン風など、お家の外観イメージと連動させたお庭づくりをしたり、白い花にこだわってワントーンでまとめてみたりと、人それぞれガーデニングの楽しみ方は多彩です。今回の記事は、ガーデニングにDIYアイテムを加えてより豊かに個性を表現するアイディアをご紹介します。
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植木鉢などにワンポイントを加えるガーデンピック。可愛いモチーフに細い棒をつけるだけで簡単に手作りできます。水やりなどを考えて濡れても大丈夫な素材を選ぶということだけ気をつければ、あとはアイディア次第でどんなテイストのものでも、どんなサイズのものでも作れます。木材にステンシルで文字を入れてカントリー調のピックに仕上げるのも素敵ですし、黒いワイヤーで動物のシルエットを作ってみるのも可愛いですね。プラバンを使ってお子さんと一緒に人気キャラクターのガーデンピックを作ってみるのも楽しそうです。
ナチュラル系やアンティーク系のお庭には、レンガを使ったDIYもぴったりです。初心者でも、並べるだけで簡単に花壇が作れます。レンガを縦向きに使い高さや色をランダムにすれば、お庭にリズム感や立体感を出すことができます。並べ方も、まっすぐ並べるだけでなく円形や波形など工夫してみましょう。レンガをお庭の通路部分のステップ(飛び石)として使ってみるのもいいですね。
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最近インテリア関連の分野でよく耳にするようになったのが「シャビー感」という表現です。シャビー(shabby)という単語は「みすぼらしいさま。古めかしいさま。」という意味で、これだけ聞くとあまりポジティブな印象はありませんが、インテリアなどで使われる場合は、塗装の剥がれやクタッとしたリネン類など「使い込まれて味のあるアンティーク風の風合い」といった意味になるようです。シャビー感を狙って塗装する場合は必ずしもムラなくきっちりと塗る必要はなく、むしろ多少の塗り残しが「味」になるので、DIY初心者も気軽にチャレンジできます。ガーデニングでも、木製のラティスやプランターなどを白っぽいペンキでざっくりとペイントすることで、シャビー感のあるひと味違った風合いにすることができます。ホワイトだけでなく、淡いブルーやグレー系の色を使ってみてもオシャレですね。
シャビー感を出すほか、木製のアイテムは「ステイン」という塗料を塗ることで風合いを変えることもできます。白木の真新しい木材も、ステインを塗ると木目を残したまま使い込んだような深い色合いに変わります。オイルステインが一般的ですが水性のステインもあり、茶色系を中心に黒っぽい色や赤っぽい色などカラーもさまざま。なかにはブルーやイエローなどの鮮やかな色のステインもあります。塗り重ねることで、さらに深い色合いにすることができます。ひとつ注意してほしいのが、ステインは通常の塗料と異なり木材を保護する効果が弱いという点です。屋外で使うガーデニングアイテムにステインを塗る場合は、最後にウレタンニスと呼ばれる仕上げ材を塗るのがおすすめです。
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既存のアイテムをペイントして風合いを変えるのも楽しいですが、DIYの花形といえばやはり木工。ノコギリやカナヅチなどを使いこなせると、ガーデニング用アイテムのDIYの幅もグッと広がります。手軽なところだと、プランターカバーなどの小物を手作りしてみるのはいかがでしょうか。ラティスや棚などの少し大きなアイテムも、市販のスノコを材料にカスタマイズする形なら取り組みやすそうです。作りたいイメージはあるけれどカットの技術に自信がない、という方は、ホームセンターでカッティングのサービスを行っているところもあるので相談してみると良いですよ。
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ガーデニング用アイテムのDIYの楽しさにハマって次々いろいろなものを作りたくなったら、電動工具を活用してみましょう。ノコギリやドライバーなどで手作業するよりもグッと作業効率がアップし、仕上がりもキレイです。腕力・体力に自信のない女性の方などは特に、電動工具を活用したほうが疲れずに作業に集中できるのでオススメです。最初に揃えたいアイテムとしては、行いたい作業にもよりますが、ネジ締めや穴あけに使える電動ドライバードリル、切断に使うジグソー、研磨に使う電動サンダーといったものがあると便利です。
ガーデニング用のアイテムをDIYすると、お庭にもますます愛着が生まれます。育ててみたいお花や植物にはどんなアイテムをDIYしたら似合いそうか、あれこれ思いを巡らせるのも楽しいもの。興味があれば、ぜひDIYにチャレンジしてみてくださいね。