超音波洗浄機は、超音波によって、目には見えない汚れを洗浄できる便利なアイテムです。メガネや入れ歯などの洗浄に効果的であるため、ぜひ欲しいという方も多いでしょう。ただ超音波洗浄機と一口に言っても、超音波洗浄機それぞれに違いがあります。今回は、超音波洗浄機の仕組みや選び方、おすすめ超音波洗浄機を解説していきます。
超音波洗浄機は、シンプルに解釈をすると、超音波で洗浄する機械です。超音波によって、どのように洗浄するのか、どのように使うのか、使うために必要なものは何かなどをまず確認していきます。
普段、物を洗浄する場合には、布で拭いたり、水で流したりしてきれいに洗浄することが多いでしょう。見た目ではきれいになっていても、見えない汚れが残っていることもあり、衛生面に気をつけたい入れ歯などの洗浄には不安が残ります。
時計など水洗いが難しく、気軽に洗浄ができないアイテムでも定期的なメンテナンスは必要です。そこで活躍するのが、超音波洗浄機。超音波による振動で、より細かい汚れを除去することができます。超音波の洗浄力を活用して、工業製品や時計、メガネ、入れ歯などの洗浄に活躍します。
超音波は目に見えないため、「超音波でどうして洗浄できるの？」という疑問を持つ方も多いはずです。正確には、超音波が汚れを取るのではなく、超音波が液体の中の気体を膨張・収縮させ、弾ける時の力を利用して汚れを洗浄しています。気体の膨張・収縮・破裂の一連の流れはキャビテーション効果と言います。
低・中周波の超音波洗浄機でキャビテーション効果を利用していることが多いです。中・高周波の超音波洗浄機では、超音波によって、水分子を加速させることで洗浄するタイプもあります。超音波が液体に働きかけ、洗浄力を得るというのが、超音波洗浄機の仕組みです。
超音波洗浄機を利用する際に、欠かせないのが洗浄剤です。洗浄の用途によって、洗浄剤を使い分けることで、より洗浄効果を高めます。主な洗浄剤の種類は、水系、炭化水素系、溶剤系の3つです。洗浄力以外にも、コストや身体への影響などにも注意する必要があります。洗浄液の種類、効果については、以下の表を参考にしてみてくださいね。
| 種類 | 特徴 | ダメージの有無 |
|---|---|---|
| 水・温水 | 洗浄ダメージのない洗浄が可能 | 無 |
| 弱アルカリ洗浄剤 | 脂を落とす洗浄力がある | 有 |
| 中性洗剤剤 | どんなものの洗浄にもバランスよく使用できる | 有 |
| 弱酸性洗浄剤 | 器具洗浄に最適 | 有 |
| 炭化水素系洗浄剤 | 脂に対する洗浄力が強い・乾燥しにくい | 有 |
超音波洗浄機の使い方は、とても簡単です。超音波洗浄機に水を入れ、付属のカゴやビーカーに洗いたいものを入れてセットします。後は超音波洗浄機のスイッチを入れるだけです。超音波洗浄機それぞれに使い方の違いがあるため、使い方を確認してから使用するようにしましょう。洗浄できるものも指定があり、洗えないものを洗わないように注意が必要です。
超音波洗浄機がどのようなアイテムであるか、どのような仕組みで洗浄をするのかが分かったところで、超音波洗浄機の選び方を見ていきましょう。落としたい汚れや洗浄したいもののサイズなどのポイントを抑えて、超音波洗浄機を選びましょう。
超音波の周波数によって、汚れを落とす洗浄力が変わります。一番低い周波数が28kHz、一番高い周波数が3MHzとなっています。周波数が低いほど視認性の高い汚れに適しますが、洗浄によるダメージが大きくなります。反対に、周波数が高いほど小さな汚れに対応し、洗浄ダメージは小さいです。どの程度の汚れを落としたいのかで、周波数の高さを選んでみましょう。
自宅で超音波洗浄機を利用する時に、主に洗うものは時計やメガネ、入れ歯、貴金属などです。超音波洗浄機を選ぶ際には、洗いたいもののサイズに合わせて選びましょう。自宅で使用する分には、特別大容量の超音波洗浄機は必要ないでしょう。
商品によっては、小さいものでも洗えるようにするアタッチメントなども付属しているため、コンパクトサイズの超音波洗浄機でも、様々なものを洗浄することができます。
超音波洗浄機は、頻繁に買い替えるアイテムではないため、長く使うために耐久性のあるものがおすすめです。また効果的に洗浄するためには、超音波洗浄機のお手入れも必要になってきます。パーツを取り外しやすいタイプであれば、洗いやすく管理がしやすいです。耐久性とお手入れのしやすさのある超音波洗浄機を選んで、長く利用しましょう。
超音波洗浄機は決して安いものではないため、コストパフォーマンスを意識した商品選びも大切です。見た目も重要で、使っていない時に部屋の雰囲気に馴染むことも考えて、デザインも気にしてみましょう。カラーや形状などを参考にお気に入りの超音波洗浄機を探してくださいね。
超音波洗浄機では、どのようなものを洗浄できるのでしょうか。超音波洗浄機は、あらゆるものを洗浄できるわけではなく、もちろん洗浄できないものもあります。洗浄できるもの、できないものやメガネ、時計などの主な洗浄アイテムに対する洗浄効果をチェックしていきます。
超音波洗浄機で洗浄するためには、水に強く、振動に耐えられる強度が必要です。例としては、アクセサリーやガラス、陶磁器などが挙げられます。他にもメガネや時計、入れ歯、シェーバー・バリカンの刃、ナイフ、万年筆のペン先など身近なアイテムの洗浄にも使うことができます。
超音波洗浄機は、洗浄物を水や洗浄剤に入れて洗浄するため、液体に弱かったり、振動に耐えなかったりするものは洗浄することができます。またキズや割れ、塗装の劣化など傷んでいるものは、さらに傷みを悪化させてしまう可能性があり、洗浄は不可です。
洗浄できないものの例としては、キズ・割れ・塗装の劣化・コーティングされているもの、アルミ、布類、紙類、木材、ゴムなどが挙げられます。超音波洗浄はただきれいにするだけでなく、洗浄物にダメージを与えることも念頭に入れ、適切なものを洗浄しましょう。
メガネは超音波洗浄機であるものの代表的なものと言えます。普段からメガネをかけている人であれば、眼鏡販売店で超音波洗浄機を目にしたことがあるでしょう。細かい汚れや脂を洗浄できるため、いつでも視界良好です。
メガネ全てに使用できるのではなく、メガネの素材によっては破損の可能性があります。木材などを使用しているメガネの洗浄は避けましょう。超音波洗浄機によるダメージはメガネに蓄積するため、超音波洗浄機の乱用は禁物です。
時計を超音波洗浄機で洗浄する場合は、防水のものはそのまま、それ以外は時計洗浄用のアタッチメントや台に乗せ、洗浄をします。腕時計は、1日中つけていることも多く、腕にかいた汗で汚れやすくなります。汗などの汚れは、腕時計の故障につながる可能性もあり、超音波洗浄機での定期的なメンテナンスが効果的です。
入れ歯は、容器に水や洗浄剤を入れて、付け置きしている方も多いでしょう。超音波洗浄機での洗浄は、付け置きよりも素早く、きれいにすることができます。入れ歯は乾燥に弱いため、洗浄後は乾かないように水に浸すなどの対策が必要です。
ドリテックの超音波洗浄機は、メガネや時計、入れ歯、貴金属など様々なものを洗浄することができます。水だけで落ちにくい汚れも落とすことができ、洗浄物へのダメージを軽減し、洗浄剤を使わないため、経済的でもあります。スイッチを押すだけの使用方法と5分で仕上がるスピード感も魅力です。超音波洗浄機の中でもトップクラスの評価を誇るハイクオリティで万能な超音波洗浄機と言えます。
小物や時計を洗浄するためのアタッチメントにより、様々なアイテムを洗浄することができます。180秒、280秒、380秒、480秒、90秒の5段階のタイマーがあり、汚れの程度に合わせて、洗浄時間の調節が可能です。洗浄力も強いため、がんこの汚れにも、タイマーを駆使して、洗浄に活用してみましょう。
付属のアクセサリーホルダーによって、時計やネックレスなどのアクセサリー、小物を洗浄することができます。ツインバードの超音波洗浄機の特徴は、おしゃれなデザインです。格子状の模様とシンプルなホワイトカラーが大人の雰囲気を表現しています。コンパクトサイズであるため、省スペースで収納でき、置いておくだけでもおしゃれなインテリアとしても存在感をだします。
メガネに適した超音波洗浄機で、通常サイズのメガネだけでなく、幅の広いメガネも洗浄することができます。コンパクトで軽量であるため、使い心地も快適です。カラーバリエーションが豊富で、レッド、グリーン、ブラック、ブルー、ホワイトから選ぶことができます。お好みのカラーを選んで、使っていない時にも部屋のアクセントとして、おしゃれに置いておきましょう。
サイズ展開が豊富な超音波洗浄機です。2Lから27Lの間の8種類のタイプから選ぶことができ、どのくらいの大きさのものを洗いたいかでサイズを選択できます。レコードクリーナータイプであれば、趣味としてレコードを集めている方に嬉しいレコード洗浄が可能です。使いやすいディスプレイ表示や長時間タイマー、ヒーター加熱など充実した機能も魅力となっています。
超音波洗浄機は、目には見えない細かい汚れや脂を洗浄することができます。超音波の力を利用し、液体を振動させ、洗浄力を得る仕組みにより、がんこな汚れにも最適です。落としたい汚れや洗いたいもののサイズなどを参考に、自分に合った超音波洗浄機を選んでみましょう。超音波洗浄機を使って、メガネや時計、入れ歯などのアイテムをきれいに洗浄してみてくださいね。