給与ファクタリングとは?メリットデメリットも合わせて紹介

個人向けの資金調達方法の1つとして「給与ファクタリング」が注目されています。お金に困ったサラリーマンなら誰でも利用ができるのが給与ファクタリングです。一般的に企業や個人事業主などが売掛金を活用しファクタリングサービスを活用しますが、給与ファクタリングは『売掛金を持たない個人』でも利用可能なサービスになっています。

本記事では銀行ローンやキャッシングとの違いについて説明し、給与ファクタリングのメリットとデメリットもご紹介いたします。

給与ファクタリングとは?

給与ファクタリングとは、個人向けの資金調達方法の1つです。

給与は会社と社員(個人)の間に発生する債権の一種になります。債権とは、権利のことです。会社と会社員の間には「仕事をしてもらう代わりに給料を払います」「仕事をする代わりに給料を払ってもらいます」という契約があります。会社員が会社から給料を受け取る権利を「給与債権」というのです。

債権は第三者に譲ることができます。債権である給与をファクタリング会社に譲り、給料日前にファクタリング会社からお金を受け取るこれが給与ファクタリングの仕組みです。

ローンやキャッシングと給与ファクタリングの違い

個人向けの資金調達方法としては、ローンやキャッシングがあります。給与ファクタリングとローンやキャッシングは何が違うのでしょうか。給与ファクタリングとローンやキャッシングは、次の3つのポイントで異なっています。

  • 1.借り入れかどうか
  • 2.金利を付すかどうか
  • 3.信用情報や審査について

違い①借り入れかどうか

ローンやキャッシングは金融機関から「借り入れ」によって資金調達する方法です。給与ファクタリングは、給与債権を売る方法になります。ローンやキャッシングと給与ファクタリングには「借り入れ(借金)かどうか」という違いがあるのです。

ローンやキャッシングは借り入れという性質上、返済する必要があります。給与ファクタリングは借金ではないため、返済する必要はありません

違い②違い金利を付すかどうか

ローンやキャッシングは借金なので、金利を付して返済する必要があります。給与ファクタリングは借り入れではないので、金利を付して返済する必要はありません。給与ファクタリング会社は金利の代わりに手数料を受け取る仕組みになっています。

違い③信用情報や審査について

カードローンやキャッシングは、申し込みの後に審査があります。審査をパスしないと借り入れができません。

審査では今までの滞納歴などが記載された信用情報や、申し込み時の収入や職業などがチェックされます。延滞や債務整理、自己破産などの記載のある「信用情報ブラック」の人は、まず審査をパスできません。職業や収入状況によっても審査落ちの可能性があります。金融機関が「この人にお金を貸すことにはリスクがある」「返済が滞るかもしれない」と考えるからです。

給与ファクタリングは借り入れではないため、カードローンやキャッシングのような審査はありません。信用情報がブラックの人でも柔軟に利用できるという違いがあるのです。

給与ファクタリングはどんな時に使えるのか

給与ファクタリングは、「急な出費」や「資金調達」に使えます。カードローンやキャッシングと同じように利用可能です。

  • 1.急な冠婚葬祭でまとまったお金が必要だ
  • 2.給料日前に生活費が足りなくなってしまった
  • 3.介護費や医療費のためにお金が必要である
  • 4.教育費としてまとまった額が必要になった
  • 5.家具・家電・仕事道具などを購入しなければならない
  • 6.急を要する支払いの請求が届いた

給与ファクタリングには2種類の方法がある

給与ファクタリングには2種類の方法があります。

  • 1.申し込み者・ファクタリング会社の2社間給与ファクタリング
  • 2.申し込み者・ファクタリング会社・勤務先の3社間給与ファクタリング

給与ファクタリング会社によって使っている方法が異なります。

2社間の給与ファクタリング

2社間の給与ファクタリングは、給与ファクタリング会社と申し込み者(資金調達を希望する人)の2社(者)で行う方法です。

資金が必要な個人が給与ファクタリングを申し込み、給与ファクタリング会社と「給与債権を譲る」という契約を結びます。給与ファクタリング会社は契約にもとづき申し込み者へお金を渡し、申し込み者は給与受領後に給与ファクタリング会社へ支払うという流れです。

2社間の給与ファクタリングは、給与ファクタリング会社と申し込み者の2社で完結するところが特徴です。

3社間の給与ファクタリング

3社間の給与ファクタリングは、登場人物を1社増やした方法です。給与ファクタリング会社と申し込み者、申し込み者の勤務先が登場人物になります。

申し込み者は勤務先から給与債権を譲り渡すことの同意を取り付けます。給与ファクタリング会社が申し込み者にお金を渡し、勤務先は給与ファクタリング会社に給与を支払うという流れです。2社間の給与ファクタリングとの大きな違いは、勤務先が給与ファクタリング会社に直接入金してくれるという点になります。

給与ファクタリングの5つのメリット

給与ファクタリングには5つのメリットがあります。

カードローンやキャッシングと比較しながら5つのメリットを見ていきましょう。

  • 1.必要なときに柔軟な資金調達ができる
  • 2.フリーター・主婦・信用ブラックでも利用できる
  • 3.即日融資ならぬ即日対応してもらえる会社もある
  • 4.信用情報や審査に影響しない
  • 5.給料の未払いを防止できる

必要なときに柔軟な資金調達ができる

給与ファクタリングの第一のメリットは、柔軟な資金調達ができるという点です。カードローンやキャッシングと同じように、「どうしてもお金が必要」というときに使える方法になります。個人向けの資金調達サービスとして、日常生活の金策として活用可能です。

フリーター・主婦・信用ブラックでも利用できる

給与ファクタリングは、給与(給与債権)さえあれば基本的に利用できます。

フリーターや主婦の場合、カードローンやキャッシングを申し込んでも、収入面の不安からお断りされることが少なくありません。信用情報ブラックの人は、審査落ちする可能性も高くなっています。給与ファクタリングは、フリーター・主婦・信用情報ブラックの人でも使える方法です。

即日融資ならぬ即日対応してもらえる会社もある

カードローンやキャッシングを提供している会社には、即日融資に対応している会社もあります。今日すぐにお金が必要。こんなときは即日融資に対応しているカードローンやキャッシングを使うことにメリットがあることでしょう。ただ、即日お金の調達ができるのは、カードローンやキャッシングだけではありません。

給与ファクタリング会社の中にも、即日融資ならぬ即日対応している会社があります。即日お金を調達できるサービスの代表としてよくカードローンやキャッシングの名前が挙げられますが、給与ファクタリングにも同じメリットがあるということです。

信用情報や審査に影響しない

ローンやキャッシングで借り入れて、滞納や債務整理などをすると、信用情報に傷がつきます。いわゆる信用情報ブラックや、ブラックリストの状態になるのです。

金融機関がお金を貸すときは信用情報をチェックして、その人にお金を貸しても大丈夫か判断します。信用情報ブラックの状態だと、ローンやキャッシングに申し込んでもかなりの確率で審査落ちという結果が待っているのです。

給与ファクタリングはローンやキャッシングのような借り入れではないため、信用情報に影響しません。給与ファクタリングで資金調達後のローンやキャッシングにも影響しないのです。住宅や車の取得をローンで考えている人も、安心して使うことができます。

給料の未払いを防止できる

勤めている会社の業績が思わしくない場合は、給与ファクタリングを一種の命綱として使うことができます。給与ファクタリング会社に給与債権を譲ってしまえば、申し込み者は現金を手にすることが可能です。給与未払いが起きても、申し込み者は給与ファクタリング会社からお金を受け取っているため、気にする必要はありません。このように、給与未払い対策にも使えるのです。

カードローンやキャッシングは債権を譲る方法ではなく、借り入れです。給与未払い対策に使うことはできません。

給与ファクタリングの3つのデメリット

給与ファクタリングには3つのデメリットがあります。

カードローンやキャッシングと比較しながら見てみましょう。

  • 1.手数料が必要である
  • 2.会社に資金調達がバレる可能性あり
  • 3.会社が難色を示す可能性がある

手数料が必要である

給与ファクタリングはカードローンやキャッシングのように金利を付して返済する必要がありません。その代わり、利用にさいして手数料が必要になります。給与ファクタリングの手数料はやや高めに設定されているため注意が必要です。

資金調達方法には多かれ少なかれデメリットがあります。「いつまで資金調達したいか」「他社と比べて手数料・金利は高いか」「契約や手続きがクリーンか」という点を基準にしてサービスを比較検討することが重要です。

会社に資金調達がバレる可能性あり

3社間の給与ファクタリングは、会社から給与債権を譲り渡すことへの同意を取りつかる必要があります。そのため、会社に「お金がない」という事実がバレてしまうのです。

会社に懐事情を知られたくないという人は多いはず。給与を管轄している部署に同僚がいれば、同僚にもお金事情がバレてしまいます。あまり気持ちの良いことではありません。

カードローンやキャッシングも在籍確認によって会社バレする可能性があります。会社にバレたくない人は、2者間の給与ファクタリングを選択することで回避可能です。

会社が難色を示す可能性がある

3社間の給与ファクタリングの場合、会社が難色を示す可能性があります。

会社側は社員本人に給与を支払えばいいという思考があるわけです。給与債権を譲ることで手間が増えたり、トラブルになったりすることを危惧し、給与ファクタリングへの同意に難色を示すことがあります。給与ファクタリングの同意取りつけ交渉がこじれたら、会社との関係に亀裂が生じる恐れがあるのです。

2社間の給与ファクタリングを利用すれば、このデメリットは回避できます。2社間の給与ファクタリングは、カードローンやキャッシングのように同意を取りつける必要がないからです。

最後に

給与ファクタリングは資金調達の方法の1つです。給与債権を給与ファクタリング会社に譲り、代わりに現金を受け取るという方法になります。メリットは主に5つ。メリットを活かすかたちで利用すれば、柔軟な資金調達が可能になります。

身近な金策としては、カードローンやキャッシングが有名です。給与ファクタリングも、日常的に使える金策になります。資金調達方法の1つとして給与ファクタリングを検討してみてはいかがでしょう。

資金調達にお困りの読者様に合わせて読んでいただきたい記事

 

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

スタッフのオススメ記事

ブランド辞典・アイテム厳選記事

新着記事