マックス(MAX)株式会社を紹介します。ステープラー(ホッチキス)を日本で初めて開発し、現在もそのシェアを誇るマックス。ほかにもエア工具や電動工具などの非常に役立つ工具類を数多く製造し、新しいモデルも続々発表しています。
そんな評判の高いマックスの企業情報と実際に製造・販売している工具情報を徹底解説し、まとめてみました。
目次
マックス(MAX)株式会社は、東京に本社がある工具・機械メーカー。ステープラーと釘打機においては国内で最もシェアをもっています。
エアドライバーなどのエア工具や電動工具を製造販売している一方、タイムレコーダーやパンチのような事務機器、床暖房・浴室暖房の住宅環境機器なども製造販売しています。
マックスは1942年に群馬県高崎市で創業しました。当初は航空機のウイングの製造工場でしたが、その後いろんなものを製造するようになります。
そして1952年に国産初のステープラ(ホッチキス)を販売しました。1964年にマックスが正式社名になり、以降は上場などを経て、2018年にはタイに生産工場を新設します。
マックス(MAX)株式会社の売り上げは、ほぼ右肩上がり。連結の売上高は2016年3月期に665億だったものが、2019年3月には701億にまで上がりました。
株価も上がり気味傾向で、2018年11月頃の東証1部の株価が1600円程度だったものが、2019年の11月には2000円近くに迫っています。正社員の従業員数は2019年11月1日現在、単独で906人、連結で2630人となっています。
マックス(MAX)株式会社では、働き方が体験できるチームワーク体験インターンシップを実施しています。
マックスが大切にしているチームワークを就職前に体感できることで、より親しみが持てるように工夫がこらされています。体験できる職種は総合職。ちなみに2020年度の新卒の採用予定は、31~35名を予定しています。
引用:マックス
空気を圧縮して建築向けエア工具の動力源として使用するエアコンプレッサ。そして圧縮空気を蓄えるエアタンクは、常圧タイプと高圧タイプがあります。その機械を接続し、圧縮空気を送るための専用ホースもあります。
高圧タイプのエアコンプレッサーには7つのモデルがあります。基本は45気圧で、高圧エアの取出口は4カ所が基本。しかし、AK-HL9700Eは特に静かな音にこだわったモデルのため、31気圧と少なめで、高圧・常圧コア取り出し口は各1カ所ずつです。
また、高圧接続エアタンクには2つのモデル。そのほかエアホースは6つのモデルがあり、そのホースを収納するドラムは2つのモデルがあります。
常圧タイプのエアコンプレッサーには3つのモデルを用意。最新のモデルAK-L1270E2Pは、低圧域の吐出量をアップさせており、主に塗装に対応しています。またAK-820は、DIYにも対応したお手軽なコンプレッサです。
さらに常圧接続エアタンクは2モデルで、どちらも常圧エアチャックが2個付いており、違うのはタンクの容量。17リットルと25リットルがあります。さらに常圧用のエアホースとエアホースのドラムは現在1モデルのみです。
引用:マックス
釘打機(ネイルガン)は、釘(ネイル)を板などの素材に打ち込む工具。釘を高圧で打ち込むスーパーネイラや常圧で打ち込むネイラには、いろいろな種類があります。
高圧コンプレッサーと接続し、送られた高圧で釘打ちを操作するスーパーネイラには、高圧エアネイラが12モデル。またコイル状に巻かれた丸釘を打つ高圧コイルネイラは、14モデルあります。
また頭の無い釘(ピン)を打ち込む高圧ピンネイラは4モデル。コンクリート用に特化した高圧コンクリートピンネイラは2モデルです。
さらに、内装工事の仕上げに打ち込むフィッシュネイラは2モデル。なおフィッシュネイラと同じような役目を果たす、高圧ブラッドネイラは現在販売終了しています。
常圧コンプレッサーと接続して釘打ちをする常圧ネイラは、ステープル用エアネイラが28モデルあり、用途に応じていろいろ選べます。ネイル状に巻かれた釘を打ち込む、常圧コイルネイラは17モデル。
釘の頭の無いピンを打ち込む、常圧ピンネイラは3モデルあります。このほか、仕上げ用に使う常圧フィッシュネイラが5モデルありますが、高圧タイプ同様、常圧のブラッドネイラは販売を終了しています。
引用:マックス
釘ではなくねじをエアコンプレックスから高圧で締めるねじ打機も、高圧タイプと常圧タイプに分類されています。
高圧コンプレッサーから送られてくる高圧空気を利用して、コイル状に巻かれているネジを締めこむ、高圧接続ターボドライバー。
石こうボードを留めるのに適したエアドライバーは、5つのモデルがあります。この中には、石こうボードを支えている下地が木の場合に使える木下地用と、木と鋼兼用モデルがあります。
常圧コンプレックスとつないで利用する常圧ねじ打ち機には、常圧の空気でネジを締めこむ常圧ターボドライバーがあります。こちらは3種類あり、いずれも木鋼兼用。
また、かつては常圧ねじ打機としてスティック状のねじを締めこむ工具がありましたが、現在は販売終了しています。
高圧エアコンプレッサーと接続して利用できるエア工具には、釘打ちやネジ締めのほかにも、穴あけ作業にも利用できる、高圧エアインパクトドライバがあり、2モデルあります。
いずれも木工用のネジの直径3.5~6ミリメートルの対応能力。また高圧エアダスタは、空気圧でごみなどを飛ばす作業に使用でき、作業終了時や製品からごみを取り除くのに重宝します。こちらは2モデルあります。
常圧エアコンプレッサーと接続して利用できるエア工具には、常圧エアインパクトドライバが1モデル。ごみを飛ばすエアダスタが2モデルあり、空気圧で釘打ち抜き作業に使う、常圧ネイルパンチが1モデルあります。
また、ボードの継ぎ目とサッシの周りなどを埋め込む際に、使用するのがコーキングです。それを使用する常圧エアコーキングガンが1モデル。石こうボードなどの天井ボードを押し上げる際に便利な常圧エアリフタは2モデルあります。
引用:マックス
充電工具は、工具本体にリチウムイオンの充電池がついています。コードレスなのでスムーズに作業ができます。
先に取り付ける金具(ビット)の交換をするだけで、様々な用途に使えるインパクトドライバー。こちらは3モデル用意されております。この中には締めすぎを低減する「フォームタイモード」という機能や次世代トリガスイッチがついているモデルがあります。また、音が静かな静音タイプも。
そのほか、六角ボルトを締めるのに便利なインパクトレンチは2モデルあります。
リチウムイオン電池で動作する充電式丸のこは3モデルあり、金工用や造作用などもあります。
また、針で建築物などを固定する、建築用ステープラーともいえる充電タッカーは5モデル。最新のモデルは、13~25ミリメートルの10Jステープルに対応したものが登場しました。
充電式で釘を打ち込むネイラには、頭無し釘を打つピンネイラ2モデル、仕上げ用のフィニッシュネイラ3モデルがあります。エア工具のような、コンプレッサーを用意しなくても作業できます。
打撃機構を備えているため、硬質材料の穴あけに便利な充電用ハンマドリルは4モデル。金属の切断や溶接の研削り、バリ取りに最適な充電式ディスクグラインダは1モデルがあります。
鉄筋を切断できる充電式鉄筋カッターは1モデル。こちらは高性能ブラシレスモーターを搭載していますから高い耐久性があります。
リチウムイオンを使った充電式の工具には、ハンディクリーナーや送風することでごみなどを飛ばすあるプロア(ブロワー)があります。
また、少し変わったところでは、現場向けのオーディオも。それぞれ1モデルずつです。
充電工具を支えるのが、充電器や電池パック。急速充電器は2モデル、電池パックは6モデルあります。この中には、残量表示機能を搭載しているモデルや水漏れ警告表示機能がついているモデルもあります。
このほかにはレシプロソーブレード(刃)が1モデルとなっています。
引用:マックス
一部の工具は交流式(AC100V)の電源で使用するものがあります。交流式乾式静音ドリルが1モデル、交流式振動ドリルが1モデルとなっております。
引用:マックス
鉄筋の結束作業を簡単に行えるのが鉄筋結束機。リチウムイオン充電池またはニカド(ニッケル・カドミウム)充電池を使用して、作業できるリバータイアには6モデルあります。
そのうち4モデルが新しい仕様。中には2本のワイヤを同時に送る、ツインタイア機構を搭載したモデルもあります。
また結束用の線(タイワイヤ)は6モデルで、専用の充電器、電池パックは6モデルあります。
引用:マックス
建築工具のステープラーともいえる、タッカ類にもいろいろな種類があります。12ミリのステープルを打つガンタッカのモデルはひとつですが、5色から選べます。
また12ミリもしくは8ミリのステープルのミニタッカは4モデル。打ち込み型とクリンチ(うち曲げ)型から選べます。
そのほかハンマーのように振り下ろして使うハンマタッカは、12ミリもしくは10ミリのステープル用が5モデル。あとは仮釘タッカが1モデルあります。
引用:マックス
タッカで使うステープルは14モデルで、コイル状に巻かれた釘は20モデルあります。頭の無いピンネイルは1モデルで、仕上げ用のフィニッシュネイルは2タイプです。
この他在庫はわずかですがブラッドネイルも1モデル。コイル状に巻かれているネジは1タイプです。その他仮釘も1モデルあります。
引用:マックス
建設現場などで原寸大の設計図を引く墨出し作業をレーザー光を使って行えるレーザ墨出器は7モデルあります。
またレーザーを使って自動追尾することで墨出しが早く行えるレーザー自動追尾台が2モデル。レーザー受光器は2モデルあります。
関連のアクセサリーとして三脚2モデルや鉛直・地墨点レーザー1モデルもあります。
引用:マックス
電池パックにガスを加えて、コンクリートピンを打ち込むのが、ガス内縁式ピン打機。1モデルあり、片手でもらくらく操作できます。専用の電池パックと充電器も2モデルあります。
引用:マックス
断熱効果のある発泡ウレタン材の充填剤、床の隙間を接着することで、キシミや床の鳴りを抑えるシスタネダ、洗浄用クリーナーがそれぞれ1モデルずつあります。
そしてこれらを接続して使用する、フォームガンは2モデル。そのほか外壁材として人気のサイディング材に使用するバラ釘を連結するバラ釘連結機が1モデルあります。
引用:マックス
マックスには、いろいろな工具があり、常に新しいモデルが登場しますから、快適なDIY作業ができます。しかし、価格もそれなりにするので、新品ではなく中古品をそろえる方法も。
例えば定価20万円する常圧のエアコンプレッサーが中古だと13万円程度で購入できたり、新品で10万円するスーパーネイラが7万円で買えたりします。
また、あまり作業をする機会が少ないときには、レンタル品を使う方法もあります。2泊3日から1カ月の期間で自由にレンタルが可能。整備が行き届いた工具がレンタルできるので、快適に作業できるでしょう。
引用:マックス
マックス(MAX)株式会社は、チームワークを大切にしている優良企業です。エア工具や電動工具などの使いやすい新モデルが次々と発表されています。この記事でご紹介したマックスの製品で、快適なDIY作業を楽しみましょう。