即日可能『融資&資金調達』の全てがわかる【調達方法Ⅲ】Part 4/4

即日可能『融資&資金調達』の全てがわかる【調達方法Ⅲ】Part 4/4

この記事は即日可能『融資&資金調達』の全てがわかるシリーズ、【総括編】【調達方法Ⅰ】【調達方法Ⅱ】に続く最後の【調達方法Ⅲ】です。

【調達方法Ⅲ】では主にノンバンクからの資金調達方法や最近事業者の新しい資金調達方法として注目を浴びているファクタリングを詳しく紹介します。

ノンバンクとは、文字通り、銀行や信用金庫以外の貸金業者のことをいい、貸出の原資を主として銀行等の金融機関から借りて調達し、その資金を法人や個人に又貸ししている金融業者のことを言います。具体的には消費者金融やビジネスローン会社、信販・クレジットカード会社等がこれに該当します。

また事業者の持つ売掛金の買取りを主業務とするファクタリング会社も広義の意味でノンバンクといえます。ファクタリング会社も売掛金を買取りする資金が必要ですが、全ての業者の自己資金が豊かなわけではありません。資金の多くは外部からの出資や銀行からの借入れに頼ってファクタリング業務を行っています。

このようにノンバンクは事業にかかる主な資金を外部から調達しているので、自社の利益を得るため、取引先に貸し出す際の融資金利や売掛金の買取り手数料率がどうしても割高になりがちです。

一方、ノンバンクは銀行や信用金庫ほど法律や規制による制約もないため、自社の判断で金融商品に独自性や弾力性を持たすことができ、それは審査の早さや各種付帯サービスに現れています。事業者が求めている資金調達できる早さ、とりわけ即日で資金調達するのにもノンバンクは極めて適しているのです。

この記事では即日可能『融資&資金調達』先として、これらのノンバンク業者を取り上げ、個々の調達方法がどのような特徴を持っているか、そのメリットやデメリット、利用上の注意点などについて詳しく解説します。

即日可能な資金調達方法:ビジネスローン/事業者カードローン

即日可能な資金調達方法として、ノンバンクが取扱いしているビジネスローンや事業者カードローンがあります。ノンバンクに該当するのは、ビジネスローン専門業者や消費者金融、信販・クレジット会社等です。

ノンバンクの特徴は、銀行や信用金庫の融資と比べて審査時間が極めて早いことで、特に早いと、申込みした当日に審査が完了するので即日で資金を借りることもできます。

ビジネスローンと事業者カードローンの主な違いはその融資形態で、審査の早さに関してあまり違いはありません。ビジネスローンは、融資形態が長期融資の基本である証書貸付となっており、返済期間も1年~10年と長く取ることもできます。返済方法も毎月定額返済が原則です。

一方、事業者カードローンは、当座貸越契約を基本に、審査の結果、ノンバンクが事業者に貸出限度額を与えるので、事業者はその枠内で借入れを繰り返し利用できる方式になっています。

申込みの都度、審査がある証書貸付方式のビジネスローンと比べると、事業者カードローンは限度額方式なので、審査も最初の1回で済み、あとは事業者の資金ニーズに合わせて枠内で反復利用するだけなので、資金を急ぐ場合、利便性の高さでは事業者カードローンの方が上です。

ノンバンクが取り扱いするビジネスローンや事業者カードローンは、銀行の事業者カードローンに比べて総じて利用できる融資額が大きく、最低が300万円くらいから最高は1億円くらいまでとかなり幅があります。それでも一般的な中小企業が利用するカードローン限度額は500万円から大きくても1,000万円くらいまでが相場ではないでしょうか。

また貸出金利も年5.0%~18.0%までとかなりな幅があり、総じて銀行等の金融機関の貸出金利より割高なのが特徴です。※そのため、これらのローンのうまい活用法としては、日頃は取引金融機関の低金利の融資で必要資金を調達し、資金緊急時などにノンバンクのビジネスローンや事業者カードローンを適宜利用するという方法もいいと考えています。

※全国的に有名なビジネスローン会社だと、貸出金利が年3.0%~と地銀並みの先もあります。

即日可能な資金調達方法:不動産担保ローン

即日可能な資金調達方法として不動産担保ローンを活用するという手もあります。

不動産担保ローンというのは、自社または経営者個人所有の土地建物やビル、工場などの不動産を融資の担保にして借入れするローンを総称してこう呼びます。一般的な銀行融資における担保とはやや意味合いが違うので混同しないようにして下さい。

不動産担保ローンの取扱い先としては、銀行・信用金庫から不動産担保ローンを得意とするノンバンクまで色々あります。しかし銀行の取り扱う不動産担保ローンでは審査に時間がかかり即日融資が全く期待できないので、即日可能な資金調達先としてはどうしても不動産担保ローンの専門業者となります。

ただし即日可能と言っても、初めてその不動産担保ローンを利用するときには、業者が担保にする不動産の査定を含む審査や設定登記等の手続きに時間を要するので、融資までの時間は早くても申込みから2~3日程度かかります。

これでも銀行融資に比べて十分早いと思いますが、即日=申込み当日資金調達可能という意味ではないので不動産担保ローンの利用に当っては十分留意しておいて下さい。

また不動産担保ローンは、前章で説明した無担保のビジネスローンや事業者カードローンと比べて貸出金利が低いのも特徴です。担保として不動産が業者に差し出されている以上、業者も貸出リスクが下がるので、金利を下げて当然であり、無担保型と融資金利が変わらないのであればそもそも利用価値がありません。

一方、事業者に担保に出せる物件がなければ不動産担保ローンは利用できないのでこれはデメリットといえます。ただし資金繰りが厳しい事業者の多くは、すでに取引金融機関で融資が受けられなくなっており、持っていた担保物件も銀行等に押さえられて出し尽くしている可能性が高いです。

それだけに不動産担保ローンが利用できるのは、事業者のうちでも担保設定されていない遊休不動産をまだ持っている事業者に限られるという制約があります。

即日可能な資金調達方法:会社契約の生命保険の解約

即日可能な資金調達方法として会社契約の生命保険の解約というやり方も使えます。この方法を使えばほぼ100%、即日での資金調達は可能です。

法人の経営者は保険契約者を会社、被保険者を代表者として生命保険金を掛けていることが多くその主たる目的は節税です。

したがって、掛けている生命保険が貯蓄性の高い種類の保険で、終身保険等の解約返戻金(へんれいきん)が出るタイプなら、中途解約しても即日で資金が手に入ります。さらに融資などと違い資金を利用するのに金利を払う必要もないし、生命保険を契約するのに基本的に審査もありません。

一方、満期解約なら当初の所定の返戻金が支払われますが、中途解約する場合、時期によっては解約返戻金が下がる恐れがあり、会社の必要資金に届かない場合もあります。これは保険契約を解約するときのデメリットのひとつです。

また保険会社によっては、解約を申し入れても振込入金される時期がずれるとか、そもそも解約することに抵抗する保険会社もあるので、必ずしも自社の思い通りにいかない人為的なトラブルもあります。

この方法を使って100%即日での資金調達できるようにするためには、資金の必要性、緊急性を保険会社に強く訴えて、必ず即日で解約や入金できるよう、保険会社に確実に依頼と確認をしておかねばなりません。

即日可能な資金調達方法:ファクタリング/2社間取引

即日可能な資金調達で紹介する最後の方法はファクタリングです。

ファクタリング取引には、売掛先企業に対して売掛金を業者に対して売却する事実を通知または承諾が必要となる3社間取引と通知や承諾を必要としない2社間取引があります。しかし資金調達が即日でできるようになるためには、ファクタリングの取引形態は必ず2社間取引でなければなりません。

3社間取引を選択すると、売掛先企業への通知または承諾の手続きで最低限、数日程度はかかるので、緊急性の高い資金調達には間に合いません。その点、2社間取引だと、売掛先企業への通知・承諾なしにファクタリングができるので即日で資金調達が可能です。

ここでファクタリングに利用する売掛金について簡単に解説します。売掛金とは、事業者が取引先に対して提供した商品・サービスの対価として受け取る代金を請求できる権利のことで、売掛債権とも言います。

通常商取引では、提供した商品・サービスの対価を現金で受け取ることはまれで、ほとんどが「月末締め、翌月末支払い」あるいは「月末締め、翌々月末支払い」など、1~2ヶ月先に支払いを受けるのが常です。これを通称、掛け売りとも呼んでおり、支払期間の長いものではさらに6ヶ月くらい先のものまであります。

これらの権利は全て売掛債権と呼ばれ、最終的に期限が来れば売掛債権を持つ事業者は資金を手にすることができますが、入金されるまでの当分の間、自社の運転資金は他の調達方法に頼らざるを得ません。

しかしファクタリングを活用すれば、事業者は売掛金の支払期日を待たず、ファクタリング会社に売掛金を売却して即日で資金を手にすることができます。これがファクタリングを利用する上での一番の大きなメリットです。

一方でファクタリングを利用するときには、利用者は手数料を支払う必要があり、ファクタリング業者は売掛金の額面金額から買取り手数料を引いて残金を依頼先に交付または振込入金します。

また2社間取引の手数料は売掛金額の10%~30%くらいの料率となるため、高い手数料を引かれれば、その分、手元に残る金額も低くなってしまいます。そのためファクタリング取引をするときには、事前にしっかり情報収集して、できるだけ低い手数料で買取りしてくれる業者をいくつか見つけておく努力をしましょう。※

※ただしやたら低い手数料を呈示している業者の中には、他の費用項目で高額請求してくる悪徳業者やヤミ金が紛れている可能性もあるので、最終判断はあくまで自己責任でお願いします。

ファクタリング審査の難易度については、銀行融資の審査より程度はかなり低めです。そもそもファクタリングは融資でなく売掛金の売買(譲渡)なので、審査の対象は売却を希望している自社でなく、あくまで売掛先企業の持つ信用力です。

売掛先企業の信用力さえ高ければ、たとえ自社が赤字体質の債務超過企業であっても、また税金を滞納していても、ファクタリング審査に通る可能性はあります。審査にかかる時間が少なく、審査の難易度が低い分、買取りに対する結論も早く出るので、ファクタリングは即日可能な資金調達方法としても向いているのです。

まとめ

即日可能『融資&資金調達』の全てがわかるシリーズ【調達方法Ⅲ】として、ノンバンクを中心とした融資による資金調達、およびファクタリングを活用した資金調達等について詳しく解説してきました。

筆者としては、これまで【調達方法Ⅰ】【調達方法Ⅱ】で紹介してきた各種手段に比べると、【調達方法Ⅲ】を利用するほうが、事業者にはより現実的な対処方法ではないかと考えています。

ただしあくまで「資金の緊急性に対してより使いやすい調達方法」という限定条件付きです。これまで紹介してきた他の資金調達方法が全面的に劣るという意味でありません。利用する中小企業・個人事業主の事業規模や経営状態、経営者の資金調達に対する考え方などによって色々なバリェーションや調達方法の組み合わせはあるかと思います。

この即日可能『融資&資金調達』シリーズが自社の資金繰りに悩んでいる経営者に一人でも多く役立つことを期待しています。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。