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オシロスコープという装置をご存知でしょうか?この言葉にピンときた方は、組み込み系や電気関係にお詳しい方かもしれませんね。ですが使用したことはもちろん、オシロスコープという言葉を聞いたことがない方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?スコープという響きから、何かを見る、観察する…ということはイメージできると思います。では、何をどのように見るもので、使うとどんなメリットがあるのか、使い方は簡単か?など、要点をまとめてご紹介いたします。
目次
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オシロスコープは、目に見えない電気の信号を、時間の経過に沿って画面上に波形で表してくれる測定器のことです。『何だ。電気系は私には関係ないや』と思われた方は、ちょっと待って下さい。2020年から小学校でプログラミング教育が必修となります。AI(人工知能)の進化と、IoT(Internet of Things)=モノのインターネットの発達により、電気・電子系の知識は今後ますます必要になると予想されます。『お父さん、オシロスコープ使わないの?』と子供に聞かれて慌てる前に、基本知識を身に付けておきましょう。
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オシロスコープを知らない方も、「マルチメーター」ならご存じではないでしょうか?機械本体から2本の線が出ていて、先端に金属製のお箸の先ようなものが付いている、電圧を測る機械の事です。男子は技術の授業で使用する機会があったかと思います。マルチメーターとオシロスコープの違いは「時間」の扱いです。マルチメーターは時間軸を持ちません。さらに反応する電圧も、低い周波数のものしか反応しません。
『ふーん。で、どんな時に使うの?』
最近ではDIYが流行っており、回路を扱う方も増えてきました。そう、オシロスコープは自作した電子工作にも使うことができるのです。アナログのオシロスコープもありますが、デジタルのオシロスコープも入手しやすい価格になってきました。中古品も出回っているので、まずは安価なものを入手して勉強してみるというのもおススメです。
引用:Youtube by Piotr Godzik
購入するオシロスコープによっても違いがあると思いますが、オシロスコープ自体は新しい技術ではなく、利用者も多いので、「オシロスコープの使い方」とインターネット検索するだけで、たくさんの情報がでてきます。また、YouTubeでもオシロスコープの使い方を紹介されている方がいらっしゃるので、使い方に不安がある場合は先に見て学習しておきましょう。
簡単とは言えませんが、波形が読み取れるようになれば便利さが実感できると思います。具体的には本体の電源を入れ、輝度やフォーカスを調整します。水平軸(スキャン時間)を決め、垂直軸(電圧)の感度調整をします。つまみで波形の見やすさなどを調整をし、最後に信号を観測するための入力端子を取り付けます。
よし!使ってみようと思っても、いざ購入するとなると何を基準にどう選べばいいのか悩んでしまいますね。まず、オシロスコープはアナログとデジタルがあります。用途や予算にもよりますが、主流であるデジタルを購入することをおすすめします。価格も幅広いので、初めての方は安価なキットから始めてみてはいかかでしょうか?
また、タッチパネル式のオシロスコープもあります。
商品の寸法:8mm x 7mm x 18mm
重量:86g
オシロスコープって何だろう?という初心者の方を中心にご紹介しましたが、いかがでしょうか?オシロスコープは実際に手に取り、使ってみないと実感が湧かないという機械だと思います。それでも購入をためらってしまう方は、電子系や組み込み系のお仕事をされている知人に、便利さを聞いてみるのも一つの手だと思います。意外と身近にオシロスコープを使ったことがある人が見つかると思います。それほどオシロスコープは身近なものなんです。百聞は一見にしかず。今週の休日はオシロスコープを検索してみませんか?