マキタは国内シェア1位、世界シェア4位の電動工具メーカーです。多くの人から支持されるマキタは、DIY初心者が工具を揃えるときの候補に挙がりやすいのではないでしょうか。
初心者からプロにまで幅広く好まれるのは、理由があります。この記事ではDIY初心者にマキタの電動工具をおすすめする理由と、選ぶ際の注意点についてまとめています。
本格的な電動工具を揃えたいDIY初心者の方は、記事を参考にしてください。
目次
マキタ製品が多くの人に愛用されるのは、以下の3つが優れていることが挙げられます。
マキタが長く愛用される理由がわかります。
マキタが工具サプライヤーとしてブランド力を確立している理由は、海外に展開している子会社にも品質の高さの維持を浸透させているからです。
マキタでは品質を維持する品質保証部門が設けられ、製品の評価やクレーム対応の早期化まで品質を維持する仕組みが整っています。
この仕組みを生産する国が変わっても同様に適用し、品質の維持を徹底する力はマキタの強みでしょう。
また、ユーザー目線のモノづくりを考え、1製品の開発から販売まで同じ人が関われる環境もマキタ製品の魅力を後押ししています。
マキタはアフターサポートの強さが評判です。マキタが修理体制について掲げている信条は、「世界中どこでも3日で修理する『修理3日体制』」。
そのため、マキタの支店・営業所数は2016年の時点で135か所となっています。
国内二番手のHiKOKI(旧:日立工機販売株式会社)が46か所であることを考えると、サポート体制に力を入れているのは明白です。
修理の依頼で営業所に直接持ち込むことも可能で対応も早く、長期的に工具を使い続けたい人にとって大きな魅力になっています。
現在主流のコードレス工具は、18VのLi-ionバッテリーを使用した製品が多く使われています。
18V工具のラインナップ数では、マキタは国内1位。その数は225機種を誇り、HiKOKIは108機種となっています。(2019年9月現在)
圧倒的なラインナップ数ですが、マキタのバッテリーには互換性があるため機種間での使い回しが可能です。
だからこそマキタの製品はDIY初心者にとって扱いやすく、最初の一台に多く選ばれています。※具体的な互換性については選ぶ時の注意点にて解説。
さらにマキタのハイパワー36V電動工具シリーズは、専用バッテリーや充電器が無くても18Vバッテリーが2つあれば使用できる方式が採用されています。
手軽に高出力36V工具を導入できるのは大きなメリットです。
DIY初心者がマキタの電動工具を選ぶとき、注意点として以下3つを挙げます。
特にバッテリーの流用が出来ないと、扱いにくさにつながります。要点を以下より解説するので、参考にしてください。
基本的に、マキタの電動工具のバッテリーには互換性があります。ただし、注意する必要がある工具もあります。
それは、「3.0Ahのバッテリーが標準装備されたもの」です。バッテリーに互換性があるか確認する方法は以下の3通り。どれか一つでも当てはまれば互換性はあります。
この中に一つも当てはまる項目がなければ、同一の3.0Ahバッテリーにするしかありません。
電動工具では、バッテリーの電圧が高ければ高いほど大きい力を出すことが可能です。モータのことを考えた場合は、同出力に限り電圧を高くしたほうが発熱は少なくなります。
発熱が大きいと保護回路が働くため、連続で作業する際に不利です。
ラインナップを見ると14.4Vと18Vというバッテリー電圧があります。どちらを選ぶか結論からお伝えすると、18Vを選ぶのが断然おすすめです。
その理由は、「18V電動工具はラインナップが多い」「次世代36V電動工具との互換性が確保されている」ため。
14.4Vは新製品ラインナップが減少しており、今後は18Vシリーズに置き換えられる流れです。
マキタの工具には、DIY仕様とプロ仕様があります。初心者が選ぶ際は、DIY仕様の工具で十分カバーできる性能が手に入ります。
プロのような過酷な作業現場や使用頻度を想定していないので、DIY仕様は低価格を重視した設定になっている点でもおすすめです。
DIY仕様で幅広く作業を行い、カバー出来ない性能が必要になった際にプロ仕様の製品を検討する流れでOKでしょう。
見た目のカラーで判断できるよう設計されていて、DIY用のカラーはグリーン。プロ用のカラーはブルーが基本カラーとなります。モデルによってホワイト、カラーバリエーションが豊富なパターンも。
DIYシーンでは状況に応じ、様々な用途が求められます。
それぞれ用途別におすすめの製品と特徴をまとめましたので、ご紹介します。また、一覧で見たい方はカタログも参考にしてください。
穴あけやネジ締めに必要な工具は、「インパクトドライバー」です。先端に取り付ける金具(ビット)を交換すれば、様々な用途に使えます。
インパクトドライバーの用途はおもに以下の3つです。
1台あれば何役もこなすことができるので、「インパクトドライバー」はDIY初心者が持つには手を出しやすいツールです。
ドリルとは違い、作業時間を大幅に短縮できる回転力を持っています。また、回転機構に打撃機能がついており、強力な締付けが可能です。
インパクトドライバーは種類が多いため、詳しく解説している記事が参考になります。
また、タイヤ交換で活躍する「インパクトレンチ」もあり、機構的には同じものです。
木材を切るには「マルノコ」、木材から金属まで切断したいなら「レシプロソー」があれば作業がはかどります。
たとえばノコギリでたくさんの木材を切っていたら、すぐに疲れてしまいます。何度も中断すれば、時間がかかりすぎてしまうでしょう。
「マルノコ」や「レシプロソー」があれば、あっという間に木材をカットすることが可能です。レシプロソーについて深く知りたくなった方は下記も参考にしてください。
材料の加工は「スライドマルノコ」、曲線カットに使うなら「ジグソー」です。
「スライドマルノコ」は、角度を変えながら自由な形に加工できます。たとえば、木材を筋交い用にカットすることも可能です。
「ジグソー」は曲線カットができるので、机の角を丸く切る作業ができます。木材の中心に穴を開けたいときにも使えるので、四角い穴やハート型の穴をくり抜いてワンポイントデザインを施すことも可能です。
少し扱いに慣れが必要なため、「スライドマルノコ」や「ジグソー」の導入は簡単な工具を使いこなせるようになってからのほうが良いでしょう。
ジグソー購入を検討する際は下記の記事が参考になります。
マキタのバッテリーは基本的に互換性があります。1つのバッテリーで複数の製品を使い回せるのが魅力です。
ただし、前述したように3.0Ahのバッテリーが標準装備された製品には互換性がない場合もあります。注意点さえ踏まえれば、予備バッテリーとして活用可能です。
マキタのバッテリーは、ドリルやドライバーの他に掃除機やフラッシュライトまで対応しています。連続で作業をするときや、予備用のバッテリーとして重宝します。
ご自分の環境や用途に合った工具を購入する際に、流用できるバッテリーで揃えると非常に役立つでしょう。
マキタでは18Vのバッテリーを併用し、36V仕様に対応できる特徴があります。「マキタの36V充電工具のうち18V+18V仕様」のものが該当です。
18Vのバッテリーを2つ持っておけば、およそ225機種に対応できます。
※36V仕様はパワーに大きな余裕があり、高負荷に強くなるメリットがあります。
今後は従来の36V式も「18Vを2本」式に置き換えていく方針で、対応できる機種はもっと増えていくでしょう。詳しくはカタログをご参照ください。
ユーザー目線から見たマキタの電動工具を選ぶメリットは、以下の4つです。
少しずつ充電工具を増やしていきたい人、いろいろと道具を揃えたい人。DIY初心者が本格的な電動工具を揃えるなら、マキタの電動工具はとてもおすすめです。