物干しざおといった粗大ごみを、分解して処分したいときがあります。そんな場合におすすめなのがハンドソー。手動で使う工具なので、電動鋸（のこ）のように電源も不要で、大きな音出ることなく、軽量です。この記事ではハンドソーの選び方やおすすめを紹介します。
ハンドソーは、手動の鋸（のこぎり）です。切断の対象が木材をはじめ、金属や塩化ビニルなど。硬いものを切断するのにも適応します。電源が無くても利用できるので、自宅でも使いやすいのが魅力です。
このハンドソーに似た言葉に、電動工具の「バンドソー」があります。これは円形状(帯状)にした鋸刃を高速で回転させて金属を切断します。
ハンドソーをブレード（刃）の長さで選ぶ方法があります。種類によって長さが違いますから、用途によって使い分けましょう。一般的に大きなものを切る場合は、ブレードが長いほうが便利です。対照的に繊細で緻密な作業の場合は短いブレードのハンドソーを選びます。
画像は筆者作成
弓ノコの形状をしており、刃の延長線上に柄がついています。持ち方は自由にできるので、不慣れな人も使いやすいです。ハンドソーの利点は押し切ることですが、引きながらでも切ることができます。
画像は筆者作成
弓ノコの形状ですが、柄が弦の部分と刃の部分に対してタテ型になっています。直線型と比べて力を入れやすいので、より硬い鋼材を切るのに便利です。
画像は筆者作成
ノコ刃がフレームの外に出ているのが特徴です。弦がないために張力が弱く、堅いものを切断するよりも細かい部分を切断するのに向いています。
ハンドソーには替刃ができるものとできないものがあります。替刃がある方が長期的に使えます。また用途に応じて刃を切り替えることも可能なものも。
例えば刃の目が細かいと金属を切断することに向いています。一方で、刃の目が粗いと石こうボードを切断するのに向いています。さらに石切り刃に付け替え可能なハンドソーであれば、レンガの切断も可能。
替え刃ができるハンドソーであれば、中古製品の購入もおすすめ。これなら刃だけ替えればよいので、リーズナブルにハンドソーが手に入れられます。また使う機会が少ない場合は、ハンドソーをレンタルする方法もあります。
Z ハイスパイマン P1.4 金属切断用鋸は、ブレードにコバルトハイス鋼を使用。フレームがついていないので、電動工具が使えないような狭い場所の切断にも向いています。また作業音が小さいハンドソーです。
アルミダイカスト製金切鋸 MCS-Iは、刃が分厚いのが特徴です。軽量で持ち運びやすいのも魅力的。手動なので時間はかかりますが、鉄も切断できます。物干しざおの解体など、粗大ごみの分解にも便利です。
IRWINハンドソーは、ProTouchグリップを採用。保持力をアップしています。高品質のC75スチールブレードには、トリプル研磨技術が施されています。そのため高速切断も可能。またハンドルも45度と90度の調整ができます。
BAHCO SANDVIK ハンドソーは、力を入れやすく設計されているハンドソーです。金属など硬いものをしっかりと切断。またブレードを先端、垂直、55度の3段階で取り付け位置を変えられます。状況に応じて、取り付け位置を変えながらの作業に対応できます。
SK11替刃式折込鋸は、コンパクトサイズのハンドソーです。軽量ですから長時間使用でも疲れません。握りやすいエラストマ樹脂グリップを採用していますから、滑りにくく握りやすいです。
KENOHハンドソーはブレードの長さの調整ができ、調整ネジで簡単に変更が可能。そのため、切断する状況に合わせて使い分けられます。とくに狭い場所や細かい部分でのカットにも最適です。また、グリップはエストラマー樹脂という素材を使っているので、手が滑りにくくなっています。
テトラミクロ ハンドソーは、パイプやカーボンロッドといった繊維強化プラスティックの切断用に考案されたものです。非常に細かい刃がついており、薄いものを正確に切るのに適しています。耐久力も抜群で、非鉄金属や同線の切断も可能。
ホーザンハンドソーは、金切鋸として軽量なアルミダイキャスト製。ブレードの長さは250ミリメートルで、重量は215gと軽量です。別売りの替刃も10枚セットで販売していますから、長期間利用できます。
Prettyiaハンドソー カミソリソーは、コンパクトで使いやすいハンドソーを求めている人に最適です。サイズが小さいので細かい作業にピッタリ。特にプラスチックや木材・樹脂を切るときに使うのがおすすめです。彫刻など繊細な作業にも向いています。
コジット多目的廃棄物ノコギリは、粗大ごみを解体してコンパクトにするのに最適なハンドソーです。女性も扱いやすく軽量サイズ。ブレードには炭素鋼を使用しており、さまざまな素材を切断できます。3段階の角度調整機能付です。
STRAIGHTハンドソーは、切断時の振動を伝わりにくくするために設計された樹脂型です。軽量ですが、切断力は十分。アルミニウムや鉄であってもしっかり切断します。刃の取り付け部の調整ができるので、45度の斜め切りもできます。
ハンドソーは手動の金切鋸です。電動鋸よりも作業の手間がかかりますが、軽量で、電源も不要。狭いところの切断に最適です。騒音も小さいので、自宅で硬いものを切断したいときにもおすすめです。