発電機の中でも人気のあるインバーター発電機。
ではなぜインバーター発電機は需要があるのか、わかりづらいですよね。
今回は上記のような疑問にお答えします。
インバーター発電機の基本から、用途別のおすすめ機種、選び方、使い方までまとめました!
購入を迷っているあなたはぜひご覧ください。
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目次
数ある発電機の中でも、最も需要のあるインバーター発電機。
まずはインバーター発電機の特徴や、他の発電機との違いなどをご説明します。
インバーター発電機とは「家にあるコンセントと同レベルの、良質な波形の電力を出力できる発電機」のことをいいます。これだけでは少しわかりにくいので、順番に説明しますね。
まず「インバーター」とは、「直流を交流に変換する装置」のことです。そして「直流」とは、向きと大きさが一定の電圧をいいます(電池など)。いっぽうの「交流」とは、時間によって向きと大きさが変わる電圧です(家庭用コンセントなど)。
電源コードをコンセントに挿して使用する電気機器は、交流電圧によって動作します。そして家庭用コンセントに届いている電圧は、下図右側のようなキレイな波(正弦波)なんです。
ところが、通常発電機で作られる電力は、下図左側のようないびつな波形になっています。この状態でパソコンなどをつなぐと、機器が正常動作せず、壊れてしまうことも。そのため一度直流に変換し、さらにインバーターによって交流にもどすことで、パソコンも使用できるキレイな波形の電力を出力しています。これがインバーター発電機です。
インバーター発電機と、インバーターなし発電機の大きな違いは、パソコンなど精密機器を使用できるかどうかです。インバーターなしの発電機は出力波形がいびつなため、精密機器には使用できません。
しかしインバーターなし発電機は、ヒーターや扇風機など、単純に熱を出したりモーターを回す機器に使用できます。そのため発電機を選ぶ際には、どういった機器を使用したいかによって、インバーターあり・なしを選ぶ必要があるんです。
インバーターなしの発電機として、ホンダからは次のような発電機が発売されています。
インバーター発電機では、他の発電機では使用できない以下の機器も使用することができます。
つまり、インバーター発電機は最も汎用性の高い発電機なんです。そのためインバーター発電機は最も需要があり、多くの種類が販売されています。
インバーター発電機を稼働する燃料は、エンジンによってガソリン・ガス・軽油の3種類で、次のような特性があります。もちろん燃料はそれぞれ専用になるため、ガソリン発電機に軽油を使用するなど燃料の併用はできません。
ガソリンなどでエンジンを動かし、コイルの近くに置いた磁石を回転させることで発電します。これは、小学校の理科の「手回し発電機」などで習う原理ですね。
少し脱線しますが…しばらく前に話題にもなった「ふるさと納税」でインバーター発電機がもらえるということをご存知でしょうか?
本来は自分の住んでいる自治体に納めるはずの税金を、任意の自治体に納めるのがふるさと納税です。
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インバーター発電機の基本がわかったところで、ここでは用途別のおすすめ機種をご紹介します。
たくさんの種類が出ていますが、用途から考えれば適切な1台を選ぶことが出来ますよ。
キャンプやアウトドアにおすすめする発電機は、工進 GV-16iです。
騒音値が59〜65dBという超低騒音。また低振動で周囲に迷惑をかけません。業界初の「使用中の電力がわかるパワーインジケーター」付きです。
こちらの専用キャリーを使えば、移動もラクラクですね。
DIYや日曜大工といった作業におすすめするのは、ヤマハEF9HiSです。
片手で持ち運べる12.7キロの超軽量で、本体はコンパクト。長時間運転と低騒音もウリで、まわりに住宅があっても気兼ねなく発電機を使うことができます。
工事現場での使用におすすめなのが、デンヨー GE-2500-IV2です。
2.5KVAの高出力でありながら、ひとりでもラクに運搬できる29kgの軽量ボディ。コンパクト設計なので保管場所にも困りません。また、電圧補償巻線や初期励磁巻線を内蔵したシンプル設計のため、故障知らずで抜群の耐久性です。
工事現場での使用におすすめの2機種目は、ワキタ HPG3000iです。
軽量・コンパクトですが3kVAの高出力。堅牢なガードフレームで本体を守っており、積み重ねも可能ですから、複数台あっても収納場所に困りません。さらにエコノミーコントロールを採用し、エンジン回転数を自動的に制御する省エネ設計です。
非常時の備えにおすすめするのは、ホンダ エネポ(EU9iGB)です。
燃料のカセットボンベはガソリンよりも劣化に強く、長期保管に向いています。また本体は縦長でスリムなため、保管で場所を取ることがありません。
カセットボンベを燃料とする発電機については、こちらの記事もご覧ください。
住宅街での作業におすすめするのは、新ダイワ IEG1600M-Yです。
出力1.6kVAでも本体は20kgと軽量。また、何より騒音値が51.5~61dBと超低騒音ですので、街なかで使用しても周囲に迷惑をかけません。
ここでは、インバーター発電機の使い方をご紹介します。
発電機は燃料にガソリンなどを使用するため、取り扱いを誤ると大変危険です。
また並列運転など便利な使い方もありますので、ぜひご覧ください。
インバーター発電機を使用する場合には、以下の点に注意して本体の準備を行います。
インバーター発電機の使い方を、ホンダEU18iを例にしてご説明します。ホンダの公式動画も記載しましたので、あわせてご覧ください。
まずは始動方法です。
次は機器の接続方法です。
最後に停止方法です。
長期間使用しない場合(ヤマハでは「3ヶ月以上使用しない場合」と記載)には、発電機内のガソリンを抜いて保管する必要があります。
ガソリンを入れたまま長期間保管すると、ガソリンが劣化して発電機のエンジンが始動しにくくなることも。
長期間使用する予定がない場合は、忘れずにこの作業を行いましょう。
インバーター発電機には、同機種のインバーター発電機2台での並列運転を行える機種があります。並列運転を行うと、通常の2倍の出力を取り出すことが可能に。そのため1台だけでは使えなかった、消費電力の大きい電気機器を使えるようになります。
ただし並列運転は指定の発電機同士でのみ行え、専用のコードが必要になります。カタログや説明書などで確認しましょう。
インバーター発電機を稼働させると、排気ガスが出ます。
換気の悪い室内や車内では、絶対に使用してはいけません。ガス発電機も排気がクリーンとはいえ、同じように室内などでは使用できませんので注意しましょう。
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用途別のおすすめ機種もご紹介していますが、より細かく選ぶことができるように、ここではインバーター発電機を選ぶ方法を5つご紹介します。
インバーター発電機を選ぶ際には、使用する機器の起動電力を確認する必要があります。大まかな手順は以下のとおりです。
選び方についての詳細は、こちらの記事の「ホンダ発電機の選び方」をご覧ください。
前項の選び方でご紹介したとおり、使用する機器の起動電力を計算して、発電機の出力を選びます。人気メーカーのホンダでは900VA〜5.5kVA(900W〜5500W)、ヤマハでは900VA〜2.8kVA(900W〜2800W)の出力を持つ発電機をラインナップされているんです。必要な出力にあわせた機種を選びましょう。
インバーター発電機の形状には、カバータイプとフレームタイプがあります。
本体がカバーで覆われているカバータイプ。その特徴は本体のコンパクトさと静音性です。ただし、価格が高い、修理やメンテナンス作業が大変といったデメリットがあります。
カバータイプで人気のホンダ発電機はこちらです。
いっぽうのフレームタイプは、エンジン部分にカバーがされておらず、フレームで本体を支えます。カバータイプよりも構造がカンタンなため、安価な点が特徴です。またエンジンがむき出しですので、修理やメンテナンスもラクになります。ただし、本体が大きく、稼働音も大きい点がデメリットです。
フレームタイプで人気のホンダ発電機はこちらです。
インバーター発電機では、ガソリン発電機が最も多く発売されています。しかし上記の通り、ガス発電機やディーゼル発電機にもメリットがありますので、検討してみましょう。
また、カセットボンベとガソリンが両方使える発電機もあります。ニチネンのG-cubic(ジーキュービック)は、業界で初めてカセットボンベとガソリンの両方を使える2WAYの携帯発電機として発売されました。
軽油を燃料とした、ディーゼルエンジンのインバーター発電機。稼働音が大きいというデメリットはありますが、ランニングコストの安さを考えればディーゼル発電機もおすすめです。
「インバーター発電機がほしいけれど、そんなに頻繁には使わない」という場合には、レンタルや中古品という手もあります。
レンタルであれば、最寄りの工具レンタル専門店やホームセンターを確認してみましょう。時間や日にちあたりで安く借りることができます。
中古品は最寄りの中古工具屋を探してみましょう。ただし発電機は、正しいお手入れが必要です。「買ったけれども手入れがされてなくて、エンジンがかかりづらい」なんてことがないよう、信用できる店舗で購入する必要があります。
今回は発電機の中でも最も需要があるインバーター発電機について、用途別のおすすめ機種、選び方、使い方までご説明しました。
たくさんの種類が販売されていますが、特性を理解すれば、自分にあった機種を選ぶことができます。
さらに適正な使い方を知って、インバーター発電機を有意義に使いこなしましょう。