コンクリートのような頑丈なものを切断したいときがあります。そんな場合におすすめなのがコンクリートカッター。コンクリートやアスファルトをシャープに切断します。この記事では、コンクリートカッターの選び方やおすすめを紹介します。
コンクリートカッターとは、コンクリートやアスファルトを切断するための工具です。ビルや橋梁といった鉄筋コンクリートの切断やアスファルトの舗装路、雨水の排水用溝入れ作業が主な用途。ブレード(刃物)は、ダイヤモンドカッターを使うのが一般的です。
携帯式のコンクリートカッターです。コンクリートやアスファルト、タイルや瓦といった切断に用いる乾式工具です。
主にビルの改修や建設で使用するカッターです。コンクリート構造物の壁を切断するのに使います。
アスファルトあるいはコンクリートの舗装路を切断します。その他にもビルや橋脚といった鉄筋コンクリートの切断作業にも対応。雪解け水の排水溝入れ作業、道路のスリップ防止作業にも使われます。
コンクリートカッターの選び方ですが、切断対象に適した工具を手に入れるためにも、以下に述べるポイントを意識してコンクリートカッターを選びましょう。
それぞれ順番にくわしくみていきます。
コンクリートカッターは、ポータルブルタイプにしても、それなりのコストがかかります。そのためリーズナブルな中古製品を購入する方法があります。
また利用する機会が少ない場合は、レンタルという方法も。レンタルであれば、工具の手入れをする必要がないので、おすすめです。
有名メーカーからおすすめのコンクリートカッターを厳選しました。コンクリートカッター選びの参考にしてください。
マキタ25ミリ防じんカッターは、直角切断専用のカッターです。自己集じん率は8割を実現しています。従来の製品より作業効率が35パーセント上昇。刃先が見やすい逆勝手仕様になっています。ダイヤモンドホイール付とついていないものがあります。
エスコ 305mmコンクリートカッターは、AC電源で動作する高速切断タイプ。ダイヤモンドカッターは311ミリメートルサイズも取り付けられます。集塵ノズルとスパナは付属していますが、ダイヤモンドカッターは付属していません。
ハイコーキ(旧日立工機)のダイヤモンドカッターです。ダイヤモンドカッターの外径は205ミリメートル。乾湿両用タイプなので、幅広い用途に使えます。
エスコ 125mmコンクリートカッターは、家庭用のAC電源で動作します。重量は1.9キログラムと軽量タイプ。ダイヤモンドカッターや集塵アダプターが付属品に含まれています。
Huanyu 1100W コンクリート切断機はコンクリートをはじめ、砂のレンガや赤レンガ、壁などの切断が容易です。直径25ミリメートルと35ミリメートルの2種類のブレードタイプがあります。
ccuttercc18db300は、 Honda GX390を内蔵したエンジン式のコンクリートカッターです。ブレードは300ミリメートルから450ミリメートルに対応。湿式のコンクリートカッターで、46リットル入る水タンクが付属しています。
コンクリートカッターの使い方を手順に沿ってご紹介します。
使用前に工具の点検を行います。点検前にエンジンや電源が確実に止まっているかを確認してください。傷や損傷、亀裂、破損が無いかチェックします。
エンジンを始動させる前に、カットする対象に線を引きます。線を引くことにより、切断する製品が正確に切断できます。
ブレードなどのゆるみが無いか最終的にチェックしたら始動します。安全のため、電源・エンジンを始動する際には、平らな場所で工具を安定させてから行います。
30秒ほどフルスロットルして、回転数が安定するのを待ちます。ブレードは正しい設定になっていれば、アイドリング状態で回転しませんが、もし回転している場合は、一旦エンジンを止めて調整します。
工具を体に密着させながら安定した状態で使用します。目線は切断物に引いている線を確認。工具は肩までの高さで使います。
実際の切断は、エンジン全開で工具の重みを利用して切断します。対象物に対して、そっとあてるようなイメージで切断開始。手前から奥に向かって切りすすめます。
切断が終了したら、エンジン・電源をすぐに止めます。確実に止まるまでストップボタンを押し続けます。
コンクリートカッターを使用する際には、周りに障害物がないかどうか、確認してから作業しましょう。また保護メガネ、手袋、防塵マスク、イヤーマフ(耳栓)は作業者必須の保護具です。
コンクリートやアスファルトを切断するのに便利なコンクリートカッター。用途によって種類も多いので、切断物に最適なものを選びます。また使い方を誤ると大変危険なので正しく使いましょう。