ハイパワーで木材などを切断でき、プロからDIYまで幅広いユーザーに使われる電動丸ノコ。そんな電動丸ノコの中でも特に人気が高いのが、マキタの丸ノコです。
なぜマキタの丸ノコは、多くのユーザーに選ばれるのでしょう?そしてマキタの丸ノコには、どのような機能が装備されているのでしょうか?
今回は、おすすめするマキタの丸ノコ5選とその特徴・機能、別売品や中古品の利用などについてご紹介します。
丸ノコの購入を検討されている方は、ぜひご覧ください。
目次
丸ノコの中でも、特に人気が高いマキタの丸ノコ。
ここではまず、その特徴についてご説明します。
マキタの丸ノコの特徴は、独自機構を装備した品質の高さとラインナップの豊富さです。
多くの独自機構を開発して工具に装備しているため、マキタの丸ノコは切断スピードや作業時間が常に向上しています。
丸ノコに使われているだけでも、次のような独自機構があります。
マキタ丸ノコのラインナップの豊富さについては、次項でご紹介します。
マキタは丸ノコだけでも、次のような幅広いモデルをラインナップしています。
これだけ多彩なラインナップは、他メーカーでは見られません!
また2019年10月の総合カタログには、総勢59種類もの丸ノコが記載されています。これだけ種類があれば、ユーザーの細かい要望に合う丸ノコが見つかりますね。
こうした幅広いラインナップも、マキタの電動丸ノコが多くのユーザーから支持される理由のひとつです。
ここからは、マキタのおすすめ丸ノコをご紹介します。まずは、165mm 18V充電式丸ノコです。
マキタの電動工具が人気である理由のひとつが、多くのモデルでリチウムイオンバッテリーを使い回せることです。工具ごとにバッテリーを準備する必要がなく、ひとつのバッテリーで多くの電動工具を使えます。
そんなマキタのリチウムイオンバッテリー工具のなかでも、最も多い245モデルで使うことができるのが18Vリチウムイオンバッテリーシリーズです。一般的な電動工具のほか、掃除機や運搬車、暖房ジャケットとも共有できます!
またマキタのリチウムイオンバッテリーは、「最適充電システム」を搭載。これは、下記の機構を備えた、マキタ独自のシステムです。
この最適充電システムによって、バッテリー寿命までに可能な作業量が、これまでの約3.3倍まで伸びました。これなら、バッテリーをフルに活用させることができます。
HS630DRTXは、マキタの165mm18V充電式丸ノコでのおすすめ品です。
充電式では初めて、165mm刃物径で190mmクラスの切込み深さを実現しました。最大66mm(2寸2分)の厚さを一発で切断できます。また、AC機なみのハイパワーで、粘り強くスピーディな切断が可能。3.2kgの軽量ボディで、取り回しもラクな丸ノコです。
次におすすめするマキタの丸ノコは、125mm 14.4V充電式丸ノコです。
18Vリチウムイオンバッテリーシリーズと同様で、この14.4Vバッテリーもマキタの充電工具で使いまわしができます。共有できるその数は133モデル!
18Vシリーズよりもモデル数は少ないですが、電圧が低い分、18Vよりも14.4Vバッテリーは軽量です。本体側も同様に軽量。また本体の価格も、14.4Vシリーズがお安くなっています。
18Vまでのパワーを必要としないなら、この14.4Vシリーズのコストパフォーマンスの高さは見逃せませんよ。
ここでおすすめする125mm 14.4V充電式丸ノコは、HS472DRGです。
ハイパワーブラシレスモーター搭載により、作業能率が従来機より30%アップしました。それでいて、丸ノコ本体がコンパクトなため取り回しがラク。また同型の18Vシリーズ機があるのですが、回転数は同じ5,400回転です。そしてバッテリーを含めた重量は、18Vシリーズよりも200グラム軽くなっています。
パワーと取り回しを選ぶなら、HS472DRGですね。
ここでは、3つめのおすすめマキタ丸ノコとして、165mm 電気丸ノコ M565をご紹介します。
マキタの丸ノコ M565はDIY・ホーム用としてラインナップされています。マキタでは、型番のはじめが「M」のモデルは、DIY・ホーム用として発売しているんです。本体もプロ用のブルーとは異なり、グリーンを使用しています。
このように、M565はDIY・ホーム用なのですが、その特徴は「プロ機と同等の回転数・優れた作業性を実現」したこと。回転数は高速の5,500回転です。パワフルモーターを搭載して、シャープな切れ味を実現させています。切り粉を吹き飛ばすブロワ機能も搭載し、まさしくプロ並みの仕様です。
それでいて値段はプロ用モデルよりも安くなっていますので、「DIY用に電動丸ノコを導入してみたい」という方にはぴったりのモデルです。
ここでは4つめのおすすめ丸ノコ、集塵機と無線で連動する40V充電式丸ノコをご紹介します。
マキタは2017年に、「業界初」となる「充電式工具と無線連動する集塵機」を発売しました。これは充電工具のスイッチに連動して、自動で集じん機のスイッチもON−OFFを行うというものです。
連動システムはAWS(Auto−start Wireless System)という名称で、対応する工具には次のマークがついています。
対応する集塵機には、充電式もあります。これで、今まで足もとにで散らばっていた電源コードがなくなり、作業効率の向上が期待できますね。
こちらのワイヤレスユニットを無線連動(AWS)対応充電工具にセットすることで、ワイヤレス連動が行なえます。
マキタの40Vリチウムイオンバッテリーシリーズは、2019年10月に発売されたばかりの新製品です。その特徴はなんと言っても40Vというハイパワー。「AC機なみ」どころか、「AC機以上のパワー」を実現しています。
また40Vシリーズは、バッテリーにマキタ独自の「スマートシステム」を採用。このシステムは、これまでの「最適充電」に、バッテリーの状態に応じて工具とバッテリー間の給電制御を最適化する「最適給電」システムを追加したものです。このスマートシステムによって、バッテリーのパワーを最大限に引き出し、高負荷時の作業時間が従来の2.2倍にアップしています。
さらに連続した高負荷作業時においてもバッテリーの長寿命化(50%アップ)を実現しました。
なおかつ、バッテリーの専用設計によって耐落下・衝撃性能が従来品の40%アップ。IP56にも対応した防じん・防水性能も備えています。
まだ発売間もないため対応モデル数は少ないですが、ハイパワーとスマートシステムが魅力の40Vリチウムイオンバッテリーシリーズは、これからさらにラインナップを広げるでしょう。
マキタの無線連動式・40V充電式丸ノコのおすすめはHS002GRDX。こちらは2019年11月に発売されたばかりの最新モデルでもあります。
HS002GRDXでは、作業に合わせて選べる駆動モードを搭載しています。
また、丸ノコといえば危険なのがキックバック。材料に刃が挟まるなどで回転に負荷がかかり、丸ノコ自体が暴れてしまう現象です。このモデルはキックバック時の回転数低下を検出すると、自動で停止するAFT機構を搭載していますので、万が一のときにも安心です。
最後におすすめするのは、190mm 36V充電式スライド丸ノコです。
マキタのリチウムイオンシリーズで、前述の40Vバッテリーシリーズが出るまで、最も高い電圧を誇っていたのがこの18V+18V→36Vシリーズでした。しかもこの18V+18V→36Vシリーズの特徴は、18Vバッテリーを2本使用して36Vとすること。このように、18Vバッテリーを36V用に活用できるのはマキタだけです。
18Vバッテリーシリーズは、マキタのリチウムイオンバッテリーの中でも最多の245モデルで使用可能です。その18Vバッテリーを使用してハイパワーの18V+18V→36Vシリーズを作ってしまいました。この18V+18V→36Vバッテリーは、現在42モデルで共有できます。
新たに36Vバッテリーを購入することなく、手持ちの18Vバッテリーを使えてしまうマキタのアイデアはすごいですね。
ちなみに、単独の36Vバッテリーを使用する36Vシリーズもあり、こちらは芝刈り機など12モデルで共有可能です(単独の36Vバッテリーを使用する丸ノコは、現在のところ発売されていません)。
190mm 36V充電式スライド丸ノコでおすすめするのが、LS714DZです。
18V+18V→36Vは、バッテリーを2個装着します。そのため手で持って使用する工具では、どうしても重さがネックになりました。その点、このLS714DZは床に置いて使用しますので、バッテリーの重さは気になりません。
そしてLS714DZの特徴はやはり、AC機と同等の切断能力であることです。36Vのパワーとハイパワーブラシレスモーターを搭載したことで、従来のAC機よりも、切断能力が10%アップしました。さらに充電式ですので電源を気にする必要がなく、取り回しも楽で現場にはピッタリの1台です。
マキタの丸ノコには様々な別売品が出ており、使えばとても便利です。ここでは、そんな丸ノコの別売品をご紹介します。
どの替刃を選ぶかによって作業量も変わってきますので、替刃選びも重要です。マキタの替刃でおすすめするのが、人気の鮫肌プレミアムホワイトチップソーです。こちらのマークでお馴染みですね。
定期振動波を吸収する「不等ピッチ」と、鋭い研ぎ角と最適な刃列パターンの「超硬質特殊チップ」を採用。また表・裏両面の特殊印刷で摩擦抵抗が4分の1に低減しています。1充電あたりの作業量が50%もアップしますので、特に充電式丸ノコには最適の替刃です。
丸ノコスタンドは、丸ノコをテーブルの下側に取り付け、ノコ刃だけがテーブル上に出るようセットします。こうして丸ノコが、簡易的な丸ノコ盤(テーブルソー)のように使えるというわけです。
丸ノコ盤(テーブルソー)は、木材などの材料を手に持って切断しますので、ラクに加工を行えDIYにぴったりです。
こちらの丸ノコスタンドは、もちろんマキタ製です。接触予防装置検定合格品の安全ガイドを使用していますので、安心して使えます。
丸ノコスタンドについては、こちらの記事もご覧ください。
丸ノコを持ち運ぶケースには、マキタの「マックパック」がおすすめです。この「タイプ4」であれば、充電式丸ノコなら本体・バッテリー2本・充電器まで収納可能です。
さらにこちらのトローリを使用すれば、マックパックを載せてラクに運搬を行えます。大型タイヤで段差の乗り越えもカンタンで、使わないときにはコンパクトに収納できます。
丸ノコは高価な工具ですので、中古で安く手に入れることも考えたいですよね。ここでは、中古品の丸ノコを入手する際の注意点などをご紹介します。
丸ノコは比較的、日頃から行うべき保守・点検が少ない電動工具です。そのため「中古品で入手したが故障して使えなかった」ということは、少ないかと思われます。
しかし、やはりハイパワーで危険な道具です。破損していないことを確認している、信頼できるお店から購入しましょう。ネットオークションなど、個人売買はあまりおすすめできません。
まずは近隣で、電動工具の中古店がないか探します。実店舗が近隣にない場合は、ネットで電動工具の中古店を探してください。ここでも保証がついているお店や、壊れていた場合の対処を明記している、こちらのようなお店を選ぶことが大切です。
ここまで、マキタの丸ノコについて、おすすめ品の特徴や別売品などをご紹介しました。最後に、丸ノコ盤や丸ノコの使い方、カタログ、修理時の対応についてご覧ください。
マキタでは丸ノコ盤も発売しています。丸ノコ盤は、現場での内装造作作業や精密加工に最適な丸ノコです。
別売りの溝切りカッタが取り付けることで、溝を切ることも可能。精度が高い直線切りが行えるほか、0〜45度の傾斜切りも可能で、様々な加工が行える工具です。
丸ノコはとても便利ですが、その反面、使い方を誤ると大怪我につながることもある危険な工具でもあります。ここでは使い方をご説明しますので、安全で適切な使い方を心がけましょう
丸ノコの切込み深さや質量といった仕様を細かくチェックしたいときは、カタログを確認するのが一番。マキタのカタログは、「プロ用」と「ホーム用」の総合カタログがあり、さらにモデル個別のカタログも存在します。
電子版カタログは、マキタのホームページから見ることができます。
・マキタ プロ用総合カタログ
・マキタ ホーム用カタログ
・マキタ HS002GRDXカタログ
紙のカタログについては、マキタ ホームページのお問合せフォームから請求できます。
万が一、丸ノコが故障してしまったら、マキタの営業所に持ち込んで修理を依頼します。
この修理受付可能なマキタの登録販売店は、なんと全国116ヶ所。これだけの数の販売店があれば、すぐに最寄りの販売店に故障品を持ち込んで、修理してもらえますね。
今回は、おすすめするマキタの丸ノコ5選とその特徴・機能、別売品や中古品の利用などをご紹介しました。
他メーカーとは比べられないほど多くの丸ノコをラインナップしているマキタなら、必ずあなたに合ったモデルがあるはずです。ぜひ自分にピッタリの1台を、探してみてください。
今回の記事が、あなたに最適な丸ノコ選びのお手伝いになれば、幸いです。