エアブラシを始めてみたいけど、初心者は購入時に悩みやすいってホント?
専門的な付属品で組み合わせるエアブラシは、購入時の選び方に少しコツがいります。
とは言っても、
と思う方はいらっしゃいますよね。
そこでこの記事では、「初心者におすすめなエアブラシとコンプレッサーのセット商品」についてまとめました。
もちろんセットじゃなくても選べるように、かんたんな解説つきです。エアブラシを始めたい初心者の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
他にも塗装器具の老舗、アネスト岩田のエアブラシについてまとめた記事があります。信頼性の高いエアブラシをお探しの場合は、以下の記事も参考にしてください。
目次
エアブラシを初めて購入するとき、なにを揃えればいいのか迷う方も多いでしょう。
そんなときエアブラシ一式がセットになった商品を購入すれば、必要なものを個別に準備せずすぐ使えます。
購入時に起こりやすい失敗も、「スタートセット」を選ぶことで回避できますよ。
エアブラシとコンプレッサーを初めて購入する方や、初心者にぜひおすすめしたいのがスタートセットです。
理由としては、「迷わず始められるから」。スタートセットは、最初にそろえておきたい一式をセットにしています。
セットなら必要なものが最初から入っており、1つ買うだけですぐ始められるお手軽さがわかりやすいです。
いざエアブラシで塗装をしてみたいと思い立っても、選び方や付属品の有無で準備に時間がかかってしまいがち。
なのでエアブラシを始めて使う方は、購入前に余計なことを考える必要のないスタートセットがおすすめです。
あまりエアブラシについて知らない方でも、事前にポイントを押さえておけば商品を選ぶときの基準になります。
全くの無知識で始めるよりも、最低限の知識を備えて楽しくエアブラシを始めましょう。
エアブラシは空気と塗料を混ぜて、一定の圧力で塗装を可能にする道具です。身近なものからアートまで、幅広く使われています。
エアブラシを使うと、均一な塗装が可能です。塗料を吹き付ける太さも調整できます。塗装の太さを変えると、塗りつぶしから細かな塗りまで自由自在です。
均一な塗装を必要とするパールカラーやメタリックカラーも、エアブラシならきれいに仕上がります。
水性・油性やアクリルと、いろいろな種類の塗料にも対応。塗料の種類で質感が変わるため、表現の幅が広がります。
初めてエアブラシを使う方は、下記の動画も参考にしてくださいね。
エアブラシを使い始めるためには、必要なアイテムが3つあります。
ハンドピースとは、エアブラシ本体のことです。ハンドピースの形状は、おおよそ6種類ほどに分類されます。
エアブラシ本体に空気を送るコンプレッサーとの相性もあり、用途に応じて選ばなくてはなりません。
コンプレッサーはエアブラシの動力源で、家庭用から業務用までさまざまな大きさがあります。
エアブラシを使う場合なら、家庭用のコンパクトなコンプレッサーがおすすめです。小型のコンプレッサーなら、机に置いて使えます。
塗装ブースとは、塗装を効率よく行うための仕切りをつけたエリアです。塗装時は塗料が舞いやすく、一定の区画内で作業をすることが求められます。
室内で塗装をするなら、塗装ブースは必須です。また塗装するときは、換気を必ず行わなくてはなりません。
霧状の塗料は部屋の中で舞うので、換気だけで外に出すのは少し難しいです。そんなときに家庭用の塗装ブースがあれば、とても便利。
塗装ブースにはファンがついており、塗装直後の塗料を換気扇のように排出してくれます。
エアブラシを始めるならスタートセットを選ぶメリットは大きく、初心者にはぜひともおすすめです。
しかしスタートセットは多くの種類が販売されており、どれを選べばいいか悩む場合も。
そこでこの項目では、使い方に合うようおすすめ商品を解説しながらまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
セットの内容は以下の3点です。
エアブラシのスタンド付きで、エアブラシの置き場所や収納場所に困りません。コンプレッサーは圧力計が付いており、調整が可能です。
大きさは以下のとおりで、室内に置ける大きさです。
長さ | 255mm |
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幅 | 135mm |
高さ | 205mm |
コンプレッサーの性能は、以下にまとめました。
最大圧力が高い機種で、大きなものを塗装するときも安心のパワーです。コンプレッサー作動中の音は、家庭用クーラーの室外機と同じくらいの騒音。
価格はセットで1万円ほどなので、購入のしやすさも魅力の一つ。
模型やネイルアートにはもちろん、屋外で大きなものを塗装したい方におすすめの機種です。
Ausucのエアブラシセットは、コンプレッサーに3Lのエアタンクが付いた内容です。エアタンクがあると、エアーの供給が安定します。
コンプレッサーの大きさは、以下のとおりです。
長さ | 310mm |
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幅 | 135mm |
高さ | 310mm |
セットになっているエアタンクの大きさは、以下の表にまとめました。
長さ | 230mm |
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幅 | 160mm |
高さ | 160mm |
コンプレッサーよりも少し大きいサイズで、重ねて置けます。性能は、以下のとおりです。
タンク内に溜めたエアーで作業している間、コンプレッサーは停止しています。つまりタンクがあることで騒音の出る時間を減らしつつ、作業時間の延長も可能です。
コンプレッサーの作動音が気になる方は、こちらをおすすめします。
高儀のコンプレッサーとエアブラシのセットは、1万円までで購入が可能です。セット内容はシンプルで、扱いも難しくありません。
コンプレッサー本体の大きさはコンパクトで、収納場所にも困らない大きさです。
長さ | 55mm |
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幅 | 110mm |
高さ | 120mm |
コンプレッサーの性能は、模型やネイルアートの小さな塗装に向いています。
とにかくシンプルなセットをリーズナブルに揃えたい方におすすめのセットです。
aurochsのエアブラシとコンプレッサーは、コンプレッサーとエアブラシ本体が一体型になっています。
一体型のメリットは、スプレー缶のような感覚で手軽に扱えることです。大きさもかなりコンパクトな設計。
エアブラシの長さ | 100mm |
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幅 | 45mm |
高さ | 150mm |
aurochsのコンプレッサーは、USBやコンセントで充電ができるのも特徴の一つです。
コンプレッサーの性能は、以下のとおり。
完全充電した場合の使用時間は、40~最大60分ほどです。重さは270gと軽量で、持ち運びもかんたん。
手軽に始められ、持ち運びも自在なのが魅力です。
GSIクレオスはホビー用品のメーカーで、エアブラシも多く販売しています。
なかでもMr.シリーズはラインナップが豊富で、セット内容も充実しているのが特徴です。
稼働時の騒音は55dbとほかのコンプレッサーよりもやや大きな音ですが、掃除機(参考:約60db)よりは小さいです。
コンプレッサーの大きさは、以下のとおり。
長さ | 170mm |
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幅 | 142mm |
高さ | 185mm |
性能は下記のとおりとなっています。
最大圧力が0.15Mpaと、大きなものを塗装するにはややパワー不足です。そのため模型や、ネイルアートの塗装に使用するのが良いでしょう。
付属しているコンプレッサーは、1日中の連続使用ができるのも特徴です。
ドレン&ダストキャッチャーは、空気中に含まれる水分やごみを取り除く役割をしてくれます。
レギュレーターとは空気圧を調整するもので、圧力計を見ながら細かな調整が可能。付属品もしっかりと揃えたい方におすすめです。
エアブラシにはたくさんの種類があります。初心者向けの扱いやすいものから、上級者向けのものまでさまざまです。
最初は扱いやすいものや、手軽に始められるものを選ぶのが良いでしょう。
慣れてきたらワンランク上のエアブラシや、コンプレッサーに変えてみてはいかがでしょうか。
エアブラシ本体であるハンドピースは、種類によって特徴もさまざまです。ハンドピースにはレバーがついており、3種類の区別があります。
シングルアクションは、レバーを押すと塗料が噴射できる構造のハンドピースです。
ハンドピースにはニードルアジャスターという、塗料の噴射量を調整する部分があります。
シングルアクションの場合、噴射量は固定のため大まかに塗装がしたい方におすすめです。
ダブルアクションは、トリガーボタンを「押して、引く」という2つのアクションで塗装ができます。
トリガーボタンを押せばエアーのみ噴出され、さらに手前へ引くにつれて塗料の吹き付けが開始。ホビー用のハンドピースではとてもポピュラーなタイプです。
吹き付ける強さを、トリガーボタンで細かく調整できます。グラデーション塗装や細かな塗装には、ダブルアクションがおすすめです。
トリガーアクションは、レバーの引き具合で噴射量を調整できます。握る動作でレバーを引くので、長時間の作業でも疲れにくいです。
広い面積を塗りつぶすときは、トリガーアクションを使うと良いでしょう。
ハンドピースは塗料を入れるカップや容器の位置よって、大きく2種類に分けられます。
吸い上げ式とは、ハンドピース本体の下に塗料の容器が取り付けられるタイプのことです。
ハンドピースの下に付いている容器から、塗料を吸い上げて噴射します。
大きな容器の取り付けも可能で、同じ色でたくさん塗装するときに便利です。
吸い上げ式の場合、トリガーアクションなら疲れにくくおすすめでしょう。
重力式は、ハンドピースの上に塗料を入れるカップがついているタイプです。
塗料カップはハンドピースと一体型になっているものや、取り外しできるものがあります。
カップ容量が小さいものが多いので、小物の塗装向きです。細かな塗装が可能なダブルアクションのハンドピースを選ぶと良いでしょう。
ノズル口径は変えられない場合が多いので、注意が必要です。
コンプレッサーを選ぶとき、4つのポイントがあります。
室内でコンプレッサーを使う場合、コンパクトな大きさの方が置き場所に困りません。
またコンパクトなコンプレッサーは、持ち運びや移動もかんたんです。使う場所に合った大きさのコンプレッサーを選ぶと良いでしょう。
コンプレッサーの最大圧力も選ぶときの目安です。圧力が強いとハンドピースから噴射する塗料を細かくでき、きれいに塗装が行えます。
圧力は使う場面に応じて調節できるので、最大圧力が高いコンプレッサーの方が幅広い塗装が可能です。
グラデーションやぼかし塗装をしたい場合は、最大圧力が0.1Mpa以上のコンプレッサーを選ぶと良いでしょう。
またエアタンク付きのコンプレッサーは、タンクにエアを溜められます。
コンプレッサーの作動時間を減らしたい方や作動時の音が気になる方は、エアタンク付きのコンプレッサーがおすすめです。
そしてコンプレッサーはほとんどの場合、連続して使用できる時間が決まっています。決められた時間よりも長く使用すると、故障してしまうことも。
たくさん一度に作業したい方や大きなものを塗装したい方は、連続使用時間が長いコンプレッサーを選ぶようにしましょう。
最初は手軽に始められるものを選び、慣れてきたら性能を重視して選ぶのがおすすめです。
コンプレッサーの選び方を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
エアブラシとコンプレッサーにはさまざまな種類があって悩みやすいです。
しかし自分の使い方や使用する場所に合ったものを選べれば、失敗がありません。
エアブラシとコンプレッサーをそれぞれ選ぶのは難しいですが、セットならわかりやすいので初心者の方におすすめです。
はじめてのエアブラシはスタートセットを選び、いろいろな塗装に挑戦してみてはいかがでしょうか。