国内電動工具シェアNo.1のマキタ。その強みのひとつが、電動工具のラインナップの豊富さです。もちろんサンダーも、多くのモデルが発売されています。
しかし、一体どのようなモデルが発売されているのか?そして各モデルには、どのような特徴があるのか?このような疑問をお持ちの方も、多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マキタのサンダー全モデルについて特徴をご紹介していきます。また使い方や本体・別売部品も解説しますので、マキタのサンダー購入を検討している方は、ぜひご覧ください。
目次
まずはマキタ サンダーの最新機種である、充電式ドライウォールサンダーをご紹介します。
マキタ サンダーの最新機種であるSL800DRGXは、何と世界初となる充電式のドライウォールサンダーです。これまでのドライウォールサンダーはAC電源式だったため、つねに電源コードに配慮する必要がありました。SL800DRGXは充電式にしたことで、不便さの原因となっていた電源コードをなくしたのです。
「ドライウォール」とはおもに欧米で普及している、内装下地処理の工法をいいます。ジョイントやコーナー部分をパテで処理し、そのパテを平滑にした上に水性塗料で塗装するのが特徴です。日本でも昨今、シックハウス症候群対策として使用する家屋が増えています。
ドライウォールサンダーは、このパテを平滑にする場面で活躍します。壁や天井など、家の中すべての場所で研削しますので、コードレスはうってつけの装備です。
SL800DRGXは、押し付け荷重に左右されない「定回転制御」とブラシレスモーター搭載によって、効率良いボードサンディングを行えます。また集じん機と接続して使用すれば、集じん率は95%と、粉じんの排出を大幅に減少。
さらに、1.1〜1.52mに長さを調節できる伸縮ポールを採用していますので、天井の研削もラクに行えます。1回の充電で約42分の作業が可能ですので、これなら内装仕上げもはかどりますね。
木工製品の下地磨きから金属製品のサビ落とし、コンクリートの仕上げなどにも使えるディスクサンダー。ここでは、マキタの100Vディスクサンダーを2モデルご紹介します。
ディスクサンダー9201は、保持がラクな縦型タイプ。150mmと大きいサンディングディスクで、効率よく研削を行えます。構造も機能もシンプルで、使いやすいモデルです。
電子ディスクサンダーGV7000Cは、電子制御による定回転制御で粘り強い作業性が特徴です。サンディングディスク外径は180mmで、上記モデルの9201よりさらに大サイズになっています。
またダイヤル式の無段変速機能付きで、回転数を2,500〜4,700min-1まで変えることが可能。ソフトスタート内蔵のため、反動を抑えたスムーズな回転で、作業者の負担を軽減します。
こちらでは、マキタの集じん機と接続できるカバー付きディスクサンダーをご説明します。
「研削」というサンダーの機能上、どうしても逃れられないのが粉じんの発生です。人体にも有害なため、できるだけ抑えて作業したいですよね。
そんな場合に便利なのが、この集じん機と接続できるカバーが付いたディスクサンダ 9533BSKです。集じん機と接続して研削すれば、粉じんを吸い取りながら作業が行えます。また本体がφ56mmと細径スリムで軽量タイプ(1.6kg)なため、取り回しもラクです。
回転しながら偏心運動を行うことで、強い研磨力を持つランダムオービットサンダー。ここでは、AC機並みのパワーを持つ充電式ランダムオービットサンダー 2モデルについてご覧ください。
18V充電式ランダムオービットサンダーBO180DZの特徴は、マキタ充電式シリーズのメリットである18Vリチウムイオンバッテリーシリーズを使用した245モデルとバッテリーを共有できる点です。
もちろん工具自体も優れています。BO180DZの回転数はAC機と同等の高速11,000回転。また「モーター前方配置+バッテリ斜め差込」によって、AC機と同様の理想的な重心位置を実現しました。優れた作業能率と、充電式の手軽さを両立しています。
14.4V充電式ランダムオービットサンダーBO140DZは、前述の18Vモデルと同様、バッテリーの共有が可能。そのモデル数は18Vよりも少ないものの、14.4Vリチウムイオンバッテリーシリーズの133モデルで共有できます。
またBO140DZも、18VモデルのBO180DZと同様に高速11,000回転です。機能は18Vモデルとほぼ変わりませんが、14.4Vモデルは重量が100g軽く、定価が1,000円安くなっています。軽さと安さでBO140DZを選ぶというのも、ひとつの選択肢ですね。
様々な材料を効率よく研削できる、マキタ100Vベルトサンダー 5モデルのご紹介です。
ベルト幅76mmのベルトサンダー 9903は、木材から金属までをパワフルでスピーディに研削できます。
集じん機とも接続可能と、粉じん対策もOKです。また右側面フラットボディですので、壁際での研削も可能。スピード調節ダイヤルも付いて、DIYでも使いやすい機能が満載です。
ベルトサンダー 9404の特徴は、コンパクト本体ながら、ワイドな100mmタイプのベルトを使用。吸じん装置も付くなど、使いやすさも考慮されています。
別売りのスタンドを使えば、本体を裏返しで作業台に固定でき、固定式サンダーのように小物研削に使うことも可能です。
100mmベルトサンダー 9403は、木材だけでなく金属といった材料も、ハイパワー&ハイスピードで研削します。
握りやすいフロントグリップと、壁ぎわで研削可能な右側面フラットボディを装備。肩にかけての作業が行えるキャブタイヤコードで、作業のしやすさが特徴です。
細いベルトを使用する30mmベルトサンダー 9031は、上図のように複雑な形状の箇所でもパワフルに研削を行えます。
ベルトを含めても全長は380mmとコンパクトですので、狭い場所でも取り回しがラクです。スピード調整ダイヤル付きで、毎分200〜1,000mの間で自由にサンディングベルトの速度を変えられるため、作業が快適になります。
9mmベルトサンダー 9032は、角度調整可能アームによって細く、深い場所の研削もラクに行えます。アームのローラー径も15mmとコンパクトなため、小径穴の加工にも便利です。
別販売品のアームを使用すれば、6mm幅と13mm幅のサンディングベルトを使うことができ、用途の幅が広がります。
ベルトサンダーについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
削りすぎず、均一な研磨で美しい仕上がりになるマキタ仕上サンダーの3モデルについては、こちらでご説明します。
安定感抜群の低重心ボディである仕上サンダー BO3710。エルゴノミックデザインを採用したことで、確かなにぎり安さを実現しました。
自己吸じん機能がついており、クリーンな作業が行えます。さらに、レバー式クランプを装備したことで、サンドペーパーの交換がラクになりました。
上記モデル BO3710の上位機種となる仕上サンダー BO4900Vの特徴は、抜群の研削力と低振動によって使用感がアップした点です。
仕上げ磨きや、ツヤ出し作業には最適。サンドペーパーの取り付けはクランプ式・マジックファスナ式のどちらでも可能です。にぎり心地が良いソフトグリップで、作業性も良いモデルといえます。
ダブル仕上サンダー 9035Nは、往復と偏心運動の切替が可能です。そのため角など狭い箇所には往復運動、広い面積では偏心運動と切り替えて能率よく作業が行なえます。
本体の全長も235mmとコンパクトですので、取り回しもラクです。
こちらでは、美しい仕上がりを実現するマキタ100Vオービットサンダーの3モデルをご覧ください。
300Wのパワフル研磨で従来機種と比べて研削能力が20%もアップしたのが、ランダムオービットサンダー BO5030です。
偏心運動&回転運動で、美しい仕上がりを実現しました。さらに人間工学に基づいたボディ形状とソフトグリップを採用したことで、手にフィットして握りやすく安定した作業が可能です。
ペーパー寸法125mmのランダムオービットサンダー BO5041は、抜群の操作性が自慢です。
300度回転可能の可動式グリップを装備したことで、操作性が向上。グリップのポジション変更は、工具無しで行なえます。別販売品のスポンジパッドを取り付ければ、車のワックスがけも可能です。
ペーパー寸法150mmのランダムオービットサンダー BO6050は、従来機と比べて研削&研磨能力が70%アップした最上位機種です。
ポリッシングが早い「強制回転駆動」と、ツヤ出しが美しい「フリー回転駆動」の2モードを、作業に応じて切替可能。この1台で重研削から仕上げまで行えます。
低速ではポリッシャ、高速ではサンダーとして使用できる、マキタサンダーポリッシャをご紹介します。
サンダーポリッシャ 9237Cは、「楽・速・美」で磨きから研削まで、快適な作業を行えるモデルです。
別売品のサンディングディスクを取り付ければ、塗装剥がしやサビ落としを行えます。マジック式ウールパッドで、取り替えはワンタッチ。ウールの屑が内部に侵入するのを防ぐダストカバーがモーターを守るため、安心して作業ができますね。
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