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ここからは、カッターの種類を紹介していきます。まずは、文房具用カッターについてご覧ください。
刃の幅が約9mm・厚さが0.38mmの小型カッター。紙など薄いものを切ることに使われ、オフィス・家庭・学校と、最も広く普及しているカッターです。それだけに種類も多く出ており、デザインやグリップなど、好みのタイプも探しやすいですね。
小型カッターでご紹介するのは、グッドデザイン賞も受賞したオルファ 小型カッターA+です。手の中でホールドしやすい薄型のデザインで、快適な作業が行えます。刃の出し方を細かく設定でき、また細工刃も装着可能です。
新聞や雑誌の紙1枚だけを、下のページを傷つけずに切ることができる切り抜き用カッター。スクラップを作成する際に活躍します。
こちらでご紹介するのはオルファのキリヌークです。本体背面にアジャスターが付いており、刃の圧力を無段階で調節可能。そのため新聞などの薄い紙から、雑誌などの厚めの紙まで幅広く使うことが出来ます。
模型作りやデザインなど、細かい作業に対応した切れ味の細工用(繊細作業用)カッター。通常の刃とは違って刃先の角度が30度(通常は60度)と、とがっているため、細かい切り抜きがしやすくなっています。
ここでご紹介するのはNTカッターのA553Pです。刃先30度替刃で、細かい作業に最適。また《5連発》カートリッジセンター装着品で、マガジンに替刃をあらかじめ5枚までセットできるため、刃の交換がカンタンに行なえます。
切り絵や消しゴムはんこなどによく使われる、アート用(デザイン用)カッター。切る箇所が見やすいように、刃が細く、角度も鋭くなっています。
アート用カッターでご紹介するのは、NTカッターのデザインナイフ SW-600GPです。軸が回転するスイブルメカを装着しているため、なめらかな曲線切りに最適なモデルとなっています。疲れにくいゴムグリップで、その直径は少し太めのΦ11mmですので、曲線の多い切り絵でも軽々と切ることができます。
円切り用(コンパス型)カッターを使えば、きれいな円型に切り抜くことができます。薄い紙から厚紙といった紙のほか、プラ板や布など様々な種類用の円切り用カッターが発売されています。
こちらでご紹介するのは、オルファのラチェットコンパスカッター。持ち手にラチェット機構が付いているので、手首をひねることなく、簡単に円を切りぬくことができます。大きさも直径1.6~22cmまで自由に調整でき、紙やビニール、フィルムなどをカット可能です。
ここでは、プロからDIYまで使用できる工具用のカッターをご紹介します。
刃の幅が約12.5mm・厚さが0.45mmの中型カッター。薄い紙から厚紙やダンボールまで切ることが可能です。「小型カッターの手軽さ」と「大型カッターの頑丈さ」を併せ持った、使いやすい万能カッターと言えます。
中型カッターでおすすめするのは、NTカッターのオートロックH型 PMGH-EVO2です。強靭なアルミダイキャスト製の本体に、シックで重厚感のあるこだわりのパールブラック塗装と、デザイン的にこだわっています。左右対称デザインで左利きの方でも使いやすく、刃がすべり出ないオートロック機能付きで安全です。
切れ味の鋭さのほか、握りの安定感とブレードの強度を重視したのが大型カッターです。刃の幅は約18mm・厚さは0.5mm。ダンボールや、薄いベニヤ板まで切ることが可能です。
ここでご紹介するのは、コクヨカッター〈フレーヌ〉HA-S200YRです。刃先にフッ素加工を施しており、糊の付きにくさが大幅にアップしています!またセンタースライダーのため、安定した状態で本体を握ることが可能。2段刃付け刃を採用で、刃こぼれしにくい点も特徴です。
円形の刃を転がして、布地や薄いフィルムなど通常のカッターでは切りにくいものでも切れるのが円形刃(ロータリー)カッターです。曲線も直線も自由自在にカットできるため、作業効率に革命をもたらしました。
円形刃(ロータリー)カッターでご紹介するのは、NTカッターのローリングカッター RO-1000GPです。特大刃Φ45mmで、左利きの方でも使いやすい左右対称デザイン。プロテクターの角度をつけ替えれば、「押し切り」と「引き切り」のどちらも行えます。アルミダイキャスト製グリップで、頑丈なモデルです。
ここからは、プロ用に特化したカッターナイフをご紹介します。
刃折り式では最大となるのが特大型カッターで、刃の幅が約25mm・厚さが0.7mmあります。大きく、反りにくい強靭な刃を使用しており、分厚いものでも安心して切ることができます。
特大型カッターでご紹介するのが、タジマのAC-H700Sです。ロック力25キロと強力なオートロック式。重厚感がある、アルミダイカストボディで、ボディ内に2枚の替刃を内蔵できます。センターに刃が位置するため、バランスと使い勝手が良いモデルです。
プラスチック板を引っ掻くように切るのがプラスチックカッターです。硬材へのすじ入れが出来るタイプもあります。
ご紹介するのはオルファ PカッターL型205Bです。本体が大きく力が入れやすい、アクリル・塩ビ板などの硬質プラスチック板専用カッター。刃はスライド式のため本体に収納可能で、本体に替刃2枚を内蔵できます。
床の汚れ落としや塗装はがし、シールはがしに使うのがスクレーパーです。
スクレーパーでご紹介するのは、オルファ ハイパースクレーパー200。握ったときに力がかけやすい、Xデザイン・ハイパーシリーズの替刃式大型スクレーパーです。ヘッド部は衝撃に対して強度があるため、グリップエンドを叩いての作業も行えます。刃カバーもついており、片手での作業に適した200mmタイプです。
スクレーパーについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
開梱用(荷ほどき専用)カッターは、開梱作業を行う現場で重宝されます。くちばしのような形のヘッドに刃を差し込んであり、ヒモをすくい取るようにして切ります。
開梱用カッターでおすすめするのは、NT 荷ほどき専用カッターR-1200Pです。PPバンドやヒモをヘッドに引っ掛けて切るため、内容物を傷つけず、安全に開梱できます。ステッチャー外しもついているため、ステッチャーで留められている荷物もカンタンに開梱可能です。
切れ味を重視した黒刃を装着し、壁紙を切るために開発されたのが内装プロ用カッターナイフです。
ここでご紹介するのは、オルファ 特専M型ロングカッター。1枚で新しい刃先が21回使える、お得な特専黒刃ロング02を装着しました。刃厚0.2mmの超極薄刃で切り口が目立たず、さらに中型刃のためカットの際に刃がブレにくいのが特徴です。グリップはラバー製の滑り止め付きで、使いやすくなっています。
カッターは全体的に無機質なデザインが多いですが、近頃はおしゃれで可愛いタイプも発売されています。ここでは、おしゃれ・かわいいカッターナイフをご紹介します。
1つめは、きざむ の名入れ木製カッターナイフ です。カッターには珍しい木製ボディのため、おしゃれで高級感もあります。名入れもでき、世界にひとつだけの特別な贈り物にもできますね。
2つめはかわいいフォルムの、長谷川刃物 HARAC カッター マウス型です。パソコンのマウスのように手を載せ、ボタンを押してサッと引けば、切り抜きができてしまいます。これなら雑誌の切り抜きも、楽しくできます。
3つめはおしゃれなペーパーナイフ naft Bone NF-016のご紹介です。高岡銅器の職人の技から生まれた、ライフスタイルブランド「naft」。NF-016は、使いやすさと機能美を追い求めたペーパーナイフで、機能の骨格ともいうべき形状が特徴の大人の逸品です。
カッターナイフの有名メーカー オルファが、アウトドアブランド「OLFA WORKS」を立ち上げて話題になっています。こちらではオルファと「OLFA WORKS」をご紹介します。
オルファは、世界で初めて「折る刃式のカッターナイフ」を開発・製造した大阪の企業です。板チョコにヒントを得て、折る刃式のカッターを考案し、1956年に第1号カッターナイフを作成。
ブランド名は「折る刃」からOLFA(オルファ)としました。オルファが考案した刃の寸法や折り線角度といった「刃の規格」は今や世界基準です。まさに名実ともに、カッターのグローバル企業といえます。
2020年2月に、オルファがアウトドアブランド「OLFA WORKS(オルファワークス)」を立ち上げました。
・オルファ PRESS RELEASE:カッターナイフのオルファからアウトドアブランド「OLFA WORKS」誕生。
ブランドコンセプトは「山で使え、河で使え」。ブランド商品の第1弾として、ブッシュクラフトナイフ・フィールドナイフ・フィールドノコギリを各2色で発売。どれも機能性とデザインをあわせ持った商品で、大変コスパに優れています。オルファのカッターと同様に、アウトドアブランドの商品も人気が出そうですね。
今回は人気ランキングTOP10から、おすすめマットや替刃、使い方など、カッターを徹底的にご紹介しました。多種類のカッターが出ていることに、驚いた方も多いのではないでしょうか。
これだけの種類があれば、あなたの用途にピッタリ合ったカッターが必ず見つかります。記事でご紹介した「正しい使い方」も参考にして頂き、用途にあったカッターを安全に使っていきましょう。
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