プライヤーとはどんな工具?正しい使い方からおすすめ品までご紹介!

モノをつかむとき、手よりも工具でつかみたい場面って多くありますよね。

そんなときに活用される工具が「プライヤー」です。実際にプライヤーが欲しくなったとき、

  • どんなプライヤーがいいのだろうか。おすすめを知りたい。
  • プライヤーの正しい使い方ってあるの?
  • そもそもプライヤーってどんな工具なの?

こんな疑問がわき起こる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで当記事では、「プライヤーの基本から使い方・おすすめ品まで」をまとめました。

はじめてプライヤーを購入する方でも、最適なものが5分で見つかるようにポイントを押さえています。ぜひ参考にしてくださいね。

プライヤーとは?モノをつかんだり挟んでひねったり自由自在に扱える工具

引用:Amazon

プライヤーは工具の一つで、ものをつかんだり挟んだりする際に使用します。

つかむ・挟むだけではなく、挟んだままひねったり針金を切断したりと使い方はさまざまです。

利用範囲が広いプライヤーは、業務用からDIYまで幅広く使用されています。

プライヤーの基礎知識について

プライヤーはテコの原理を利用した仕組みにより、少しの力でしっかりものをつかんだり挟んだりできます。

主な用途は以下の3つです。

  • 挟む
  • つかむ
  • 切る

プライヤーは「アゴ」と呼ばれる、ギザギザの溝が掘られた部分を使用します。

アゴの先端部分でものを挟み、中央部分で大きなものをつかむという使い分けが可能です。

本体が交差している部分に近いところは、針金を切断できるワイヤーカッターが付いています。

プライヤーの正しい使い方

プライヤーを使う際は、以下の2点に気を付けましょう。

  • アゴの適切な位置を使用する
  • 開く幅を調整する

アゴの先端は平たいものを挟んだり、つかんだりするときに使用します。

丸みのあるものや大きなものをつかむときは、アゴ中央の広い部分を使うと便利です。

またプライヤーの幅が合っていない状態でつかむと、うまく力が入りません。

支点になるジョイント部分(本体が交差しているところ)をスライドさせて、位置を変えられます。

引用:SIGNET

持ち手を90度に開くとジョイント部分をスライドできるので、アゴが開く幅の調整が可能です。

適切な幅に調整すると力がかかりやすくなり、安全に作業ができます。

プライヤーの種類はどんなものがある?用途に合わせてさまざまな形がある

引用:Hand Tool Addiction

プライヤーは種類が豊富で、約100種類以上も分類があります。

しかし一般的に使われているのは、おもに4種類ほどです。

それぞれ画像ごとに紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

・コンビネーションプライヤー

引用:Amazon

プライヤーと聞いて、コンビネーションプライヤーを思い浮かべる方は多いでしょう。

スライド機構により、2段階で開く幅を変えられるプライヤーです。

コンビネーションプライヤー内でもシンプルな形や、握りやすく工夫をされたものとさまざまな形状があります。

DIYからプロまで、幅広い場面で使われている工具です。

・ウォーターポンププライヤー

引用:Amazon

水道管や配管のパイプをつかむときに、ウォーターポンププライヤーを使用します。

アゴを大きく開けるのが、ウォーターポンププライヤー最大の特徴です。

厚みのあるものや、大きなパイプや丸みのあるものもしっかりと挟めます。

大きなものをつかみたいときは、ウォーターポンププライヤーを使うと便利です。

ウォーターポンププライヤーをもう少し詳しく知りたいと思う方は、下記の記事を参考にしてください。

・カッティングプライヤー(電工ペンチ)

引用:Amazon

カッティングプライヤーは、先端が角張った形になっています。

名称は「電工ペンチ」のほうが一般的で、名前のとおり電気工事の現場でよく使われているプライヤーです。

カッティングプライヤー(電工ペンチ)には、針金の切断に使う刃が付いています。

しっかりとものを挟むだけでなく、切断する用途にも使えるプライヤーです。

・ラジオペンチ

引用:Amazon

ラジオペンチは、ほかのプライヤーよりも先が尖った形状をしています。

先端が細くできていると、細かな作業や狭い場所での作業が得意です。

また軸に近い部分に刃が付いているので、細めの針金を切断できます。

精密な作業をする際はラジオペンチを使うと良いでしょう。

プライヤーとペンチの違いは?似ているけど扱われ方は全く違う工具!

引用:Pixabay

プライヤーとペンチはよく似ていても、活用範囲は全く違う工具です。

利用シーンや使う場所を想定し、どちらを使えば良いのかを明確にしておきましょう。

プライヤーとペンチの大きな違いとは

プライヤーとペンチは、どちらもつかむ工具です。しかし大きな違いが2点あります。

  • 用途の違い
  • 構造

大きなものをつかむ作業で使用されるのが、プライヤー。ものに合わせて開く幅を調整できるので、大きくてもしっかりとつかめます。

プライヤーは、大きなものをつかみやすい構造になっているのが特徴です。

ペンチはおもに細かい作業や、小さなものをつかむ作業で使用されます。細かい作業でもつかみやすいように、先端を小さく作っているのです。

ペンチ本体が交差しているジョイント部は、スライドしないのでガタつきがありません。そのため精密な作業の際に使うと、手元のブレがなく便利です。

ペンチについてもう少し詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

【プライヤー】おすすめな工具を知りたい!DIYや一般家庭で使うなら

引用:Pixabay

プライヤーはプロ仕様から、DIYや家庭で使用しやすいものまで数多くあります。

どれを選べばいいのか、悩む場合も多いでしょう。

そこでさまざまなプライヤーの中から、おすすめなものを厳選しました。

特徴も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

コンビネーションプライヤーのおすすめ品

・KTC(京都機械工具)PJ-200-S

KTC (京都機械工具) コンビネーションプライヤー PJ-150-S

呼び寸法:150mm
全長:163mm
歯形状:三段形状

持ち手部分がソフトグリップになっているので、しっかりと握っても手が痛くなりにくいです。

長時間の作業でも、楽に作業が行えます。

本体が交差するジョイント部分はでっぱりがなくフラットなので、作業のジャマになりません。

プライヤーを閉じても、持ち手にはすき間ができる構造です。

そのためプライヤーを握っても手を挟みにくく、安全に配慮されています。

・TONE(トネ)CP-200

トネ(TONE) コンビネーションプライヤ CP-200

切断可能径:4mm
寸法:全長205mm×頭部幅32mm×厚さ10.9mm
質量:245g

CP-200はシンプルな構造で、とても軽く扱いやすいのが特徴です。

持ち手がやや細めなので、手の小さな方でもしっかりとつかめます。

価格は1,000円程度で手に入るリーズナブルさで、初めての1本におすすめです。

電工ペンチ(カッティングプライヤー)で選ぶなら

・フジ矢 偏芯パワーペンチ 3000N-200

フジ矢 偏芯パワーペンチ(簡易圧着付) 200mm

実寸:202mm
重量:270g
切断能力(鉄線):Φ3.4mm
切断能力(銅線):Φ4.0mm

3000N-200は、針金の切断がかんたんに行える電工ペンチです。

支点となるジョイント部分からワイヤーカッターまでの距離が近く、少しの力で針金の切
断ができます。

刃は特殊鋼を使用しているので、本体強度がいるピアノ線の切断も可能です。

ものを挟むギザ部分は滑りにくい形状になっているので、しっかりと挟めます。

力にあまり自信がない方でも、おすすめの電工ペンチです。

・HOZAN(ホーザン)P-43-175

ホーザン(HOZAN) ペンチ 汎用性の高い万能ペンチ

製品サイズ:(約)全長/185mm
製品重量:(約)275g
明細:硬度(刃部)/HRC60

P-43-175は、シンプルな電工ペンチです。

ワイヤーカッターの切断能力は、銅線で直径約3.5mmの太さまで切断可能。

長時間の作業でも疲れにくいように、持ち手部分の形状は握りやすくなっています。

2,000円までの予算で購入ができ、初めて購入する電工ペンチにもおすすめです。

精密作業はラジオペンチで!

・フジ矢 マイクロラジオペンチMP6-150

フジ矢 マイクロラジオペンチ 細かい作業に最適な先細仕様

実寸:166mm
重量:100g
切断能力(鉄線):Φ1.5mm
切断能力(銅線):Φ2.6mm

MP6-150は先端が一般的なラジオペンチに比べさらに細くなっており、細かい作業をするときに便利です。

ジョイント部分にバネが付いており、力をかけなければ常にアゴが開きます。

そのため手で開かなくてもよく、作業する際の手間がありません。

耐久性に優れた特殊鋼をラジオペンチの先端に使用しているので、折り曲げる作業にも向いています。

より細かい作業をするときに、おすすめのラジオペンチです。

・KEIBA(ケイバ)プロホビーラジオペンチ溝なしHLC-D14

ケイバ(KEIBA) プロホビー ラジオペンチ 溝なし

全長:126mm
先端長:28.5mm
柄幅:50mm
頭部厚:6mm

ケイバのプロホビーラジオペンチの特徴は、先端部分に「溝がない」ことです。

溝がなく平らなので、挟んだものを傷付けません。

傷を付けたくない精密部品や、アクセサリーパーツを加工する際はとても活躍します。

しっかりつかめるウォーターポンププライヤー

・KNIPEX(クニペックス)8701-250 コブラウォーターポンププライヤー(BKJ)

クニペックス KNIPEX 8701-250 コブラ ウォーターポンププライヤー

●ヘッド仕上げ:グレー防錆コート、磨き
●ハンドル仕様:プラスチックコーティング(滑り防止仕上げ)

クニペックス」はつかんだり、挟んだりする工具に定評のあるメーカーです。

なかでも8701-250 コブラは、とにかくガッチリとものをつかみたいときにおすすめ。

特徴は開く幅を25段階と、細かく調整できるところです。

開く幅を調整するときは、ジョイント部分のボタンを押しながらスライドさせます。

引用:Amazon

ボタンを押さないとスライドできないため、不意な幅ズレが起こりません。

価格は一般的なプライヤーよりも高めですが、性能重視の方におすすめの品です。

クニペックスのプライヤーについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。

・エンジニア ネジザウルスWP ポンプザウルス PZ-63

エンジニア ネジザウルスWP ポンプラザウルス

ネジ外し機能を搭載した、多機能ウォーターポンププライヤー
2つの特許技術「タテ溝」&「アイソセレス(二等辺三角形)構造」でネジを真上から均等に掴み、潰れたネジや錆びたネジが外せます!

ポンプザウルス PZ-63は、錆びたネジや潰れたネジも外せるウォーターポンププライヤーです。

ものをつかむとき、均一に力がかかるように設計されています。

またアゴの先端がスリムな形になっており、狭いところや奥まった場所での作業に最適。

持ち手のグリップは滑りにくく、握りやすいデザインです。

ネジ外し機能が付いており、ポンプザウルス1つで水回りの作業からDIYまで活躍します。

まとめ:プライヤーとはつかむだけじゃなく活用場面の広い優秀な工具!

引用:Pixabay

プライヤーは幅広い用途で使えて、とても優秀な工具です。

構造がシンプルなものから、1つで多機能なプライヤーまで種類がたくさんあります。

用途や自分の手に合ったプライヤーを使って、作業の幅を拡げましょう。

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