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つなぎ融資とは?日本政策金融公庫のつなぎ融資や審査が通らないときの資金調達法

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会社の経営をする中でつなぎ融資が必要になったときは、日本政策金融公庫で借りる方法があります。今回はこの記事で、つなぎ融資の概要と、日本政策金融公庫で借りる場合の注意点とともに、審査が通らなかったときの対処法についてご紹介します。

つなぎ融資の意味と役割

つなぎ融資とはブリッジローンとも呼ばれる、一定期間だけ受ける融資のことです。住宅ローンで使われることが多いローンですが、ビジネスでも活用する機会は考えられます。例えば売掛金の入金が遅れて資金繰りが厳しくなったとき、運転資金を確保するため利用するケースです。この場合、原資は後に回収する売掛金となります。

入金が遅れると、その間に発生する固定費や仕入れ代の支払いなどに影響が出やすくなり、黒字倒産のリスクが生まれることもあります。つなぎ融資は経営状態の悪化を防ぐため、一時的に融資を受け、資金繰りを安定させる役割を持っています。

●つなぎ融資と運転資金との違い

つなぎ融資は大きく分けると、運転資金のひとつに分類されます。どちらも経営を行う上で必要な資金であることは共通しているからです。ただ、運転資金は前もって計算できるのに対し、つなぎ資金は突発的に必要になったお金を補填する資金といえます。したがって、基本的には一時的な資金不足の解消に利用する融資であり、売掛金など確実な原資がある場合に利用できます。

●つなぎ融資のメリット

つなぎ融資を利用するメリットは、資金繰り悪化を最小限に抑えられることです。一時的に運転資金を補填できることにより、資金繰りが回るようになれば、経営の立て直しも図れるでしょう。

さらに、つなぎ融資は融資までのスピードが速い傾向にあり、遅くても1週間程度、金融機関によっては最短即日融資も可能です。通常の銀行融資の場合1か月ほどかかる場合もあるため、比較しても早い資金調達が可能でしょう。ある程度、確実に返済できるめどが立っていれば、緊急時には強い味方となるはずです。

また、つなぎ融資では、会社の財務状況について、そこまで細かく審査されないことが多いです。あくまで一時的な融資なので、ほかに融資を受けていてもあまり問題にならないためと考えられます。

会社の財務状況があまりに悪い場合だと詳細が分かる書類の提出を求められることがありますが、状況が改善する見込みや、返済能力に問題なければ、審査は通る可能性が高いでしょう。

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日本政策金融公庫のつなぎ融資は低金利でおすすめ

つなぎ融資を受けるのであれば、一度日本政策金融公庫をあたってみましょう。日本政策金融公庫は政府系金融機関であり、低金利で借りやすいからです。さらに、ある程度高額の融資を受けられる可能性もあります。

経営が安定していて、単純に一時的な資金不足である場合は申し込みを検討するとよいでしょう。また、一度実績ができれば、次回からの融資も申し込みやすくなるはずです。

●事業に対するアドバイスも期待できる

日本政策金融公庫では、融資を申し込んだ場合事業に対するアドバイスをもらうことも可能です。万が一、つなぎ融資を受けるのが難しい場合でも、専門家から的確な指摘がもらえれば、経営にとってプラスに働く可能性はあるでしょう。

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日本政策金融公庫のつなぎ融資を受ける際の注意点

日本政策金融公庫のつなぎ融資では、申し込む前にいくつか注意したい点もあります。

●赤字決算や未納・滞納等がある場合は融資が難しいことも

日本政策金融公庫のつなぎ融資に限りませんが、どの金融機関でつなぎ融資を受ける場合でも、経営が赤字だと融資を受けられない可能性があります。また、税金の未納・滞納や、借入金の返済遅延がある場合も、審査が通らないことがあるので注意しましょう。ただ、返済能力が認められれば審査通過の可能性は出てくるでしょう。

●確約がない状態のつなぎ融資は難しい

つなぎ融資といえども、売掛金のように将来的に入金が予定されるなど、確実に返済が見込める状態でなければ、融資が通らないこともあります。例えば赤字経営で、ほかの金融機関から借入金が多額にある場合などです。とはいえ、経営状態が悪いのが一過性のものであり、将来的に黒字に転じる見込みがあれば、比較的つなぎ融資は受けやすくなるでしょう。

●審査に時間がかかりやすい

つなぎ融資は比較的審査のスピードが速いといわれています。しかし、日本政策金融公庫含め銀行系の融資は、ノンバンク系に比べると審査に時間がかかることが多いです。余裕を持って申し込むほうがよいでしょう。

●つなぎ融資の使用使途や金額、返済資源を明確に

つなぎ融資を申し込む際は、何のためにつなぎ融資が必要か、いくら必要かを明確にしましょう。目的や金額がはっきりしなければ、必要ない融資と判断されてしまう可能性があるからです。金額については、融資担当者と相談するのもひとつです。

返済の根拠も明らかにしておくことが大切です。つなぎ融資は一括で返済することも多いため、売掛金の入金予定について具体的な契約内容を書面で提示するなど、確実な返済資源があることを示しましょう。

●書類の準備

つなぎ融資を受ける際も、試算表などの書類が必要です。事業計画書ほどしっかりしたものは必要ないことが多いですが、必要な書類は何のためのつなぎ融資かによって異なります。スムーズに融資が受けられるよう、確認の上あらかじめ準備しておきましょう。

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日本政策金融公庫でつなぎ融資を受ける以外の対処法

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低金利の日本政策金融公庫で融資が受けられればベストですが、経営状況によっては難しい場合もあります。ですが、つなぎ融資は日本政策金融公庫以外の金融機関でも申し込みが可能です。また、つなぎ融資が受けられなかった場合、それに代わる資金調達法もいくつかあります。審査が通らなかったときの対処法に抑えておきましょう。

●付き合いが深い金融機関だと融資が受けやすい

つなぎ融資を受ける際は、普段から付き合いがある金融機関を利用するほうが審査に通過しやすい傾向があります。付き合いがあるほど、信頼関係も深くなるからです。日本政策金融公庫で融資が受けられなかった場合は、一度付き合いのある金融機関にもあたってみるとよいでしょう。信用金庫や信用組合などの場合は、地元密着型で営業していることが多く、担当者とも相談しやすいはずです。

銀行や金融機関のつなぎ融資では、保証会社の保証が必須でも担保は不要となるケースがほとんどです。銀行と保証会社との審査を受ける必要はありますが、つなぎ融資の場合、極端に審査が厳しくなることはないでしょう。

●ビジネスローン

日本政策金融公庫や金融機関でつなぎ融資が受けられなかった場合は、ビジネスローンを利用するのもひとつです。ビジネスローンは銀行系やノンバンクなどの種類があります。

ビジネスローンの場合、公庫や金融機関に比べると審査が通りやすく、審査期間も短いのが特徴です。特にノンバンク系のビジネスローンは無担保無保証でも審査が通りやすいといわれています。使用使途を問わず借入ができ、ATMから借入ができることも多い面でも、利用しやすいでしょう。

ただ、ビジネスローンはあくまでローンであり、「つなぎ融資」としての貸し出しではなく、単純に借入という形になります。金利も高めなので、長期にわたって多額の借入をすれば、その分支払利息も増えて返済負担は重くなるでしょう。あくまでつなぎ融資として完済できるだけの金額を借り入れることが大切です。

●不動産担保ローン

つなぎ融資の代わりになる資金調達法には、不動産担保ローンもあります。不動産担保ローンは文字通り、自宅や土地など不動産を担保に借入をすることです。利用する場合は、不動産担保ローンの取扱業者に相談しましょう。

不動産担保ローンは、金融機関側も担保があることで貸し倒れのリスクを減らすことができるので、一般的な融資に比べて審査が通りやすい傾向にあります。資産価値の高い不動産を担保にするほど、さらに融資が通りやすくなるでしょう。ローンによっては、無担保無保証で借りられる場合もあります。

ただし、返済ができなくなれば、担保は売却しなければならない点については、留意する必要があるでしょう。

●事業用クレジットカード

つなぎ融資として必要な金額が明確で、確実に完済できる見込みであれば、事業用クレジットカードを活用するのもひとつです。事業用クレジットカードは個人のクレジットカードより利用限度額も大きいからです。ビジネスローン同様、金利は高めですが、返済は1か月以上先になるのが一般的です。都合がつけば選択肢に入れるのもよいでしょう。

●手形割引

手形割引の利用も、つなぎ融資が通らなかったときの資金調達手段になり得ます。手形割引は、満期前の手形を銀行など第三者に買い取ってもらって現金化することです。

ただし現金化できるのは、支払日までの利息を差し引いた分になります。また、もし不渡りを出して手形の代金が支払えなくなると、買い戻す必要が出てきます。買い戻す場合、割引手形となることも注意が必要です。

●ファクタリング

日本政策金融公庫でのつなぎ融資が通らなかった場合や、つなぎ融資の審査を受ける時間的余裕がないときは、ファクタリングを利用するという方法もあります。ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社に売却し、現金化する方法です。ファクタリングの取引形態には2社間取引や、3社間などの種類があります。

ファクタリングは基本的に売掛債権があれば利用可能です。審査も、自社ではなく取引先が審査対象になるため、会社の経営状況は問題になることは少ないでしょう。したがって、公庫や金融機関のつなぎ融資に比べて審査が通りやすく、担保が不要で利用できることも多いです。

ファクタリング会社は増えており、法人だけでなく個人事業主でも利用できる業者もあります。早ければ即日入金が可能なファクタリング会社もあるため、急ぎの資金調達のときも心強い存在となるでしょう。

何より、つなぎ融資やローンなどと異なり、「借入」ではなく「売掛債権の売却」なので、返済の必要がないのがファクタリングのメリットです。返済のことや利息負担を考えずとも現金が手元に入るので、経営改善にもつなげやすいでしょう。

ただしファクタリングは手数料がかかるため、売却しても売掛債権の満額を受け取ることはできません。手数料は業者によって異なるため、事前の確認が必要です。また、そもそも売掛債権がなければ利用できないことも念頭に置いておきましょう。

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日本政策金融公庫はつなぎ融資も低金利。他の資金調達法も視野に検討を

一時的な資金不足には、低金利な日本政策金融公庫で、つなぎ融資を受けるのが効果的です。つなぎ融資は、基本的に返済に問題がなければ利用できるはずだからです。

ただ、つなぎ融資も融資の一種であり、審査には時間がかかりやすいです。経営状態によっては審査が通らないこともあるでしょう。万が一を考えると、他の方法も視野に入れておくほうが無難です。

特にファクタリングは早期資金化が可能である上、返済のことを考える必要がないメリットもあります。選択肢をいくつか持ちながら、ベストな資金調達方法を検討しましょう。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。