近頃DIYが趣味の人たちの中で、じわじわとファンが増えているブロワ。
「一度ブロワを使うと手放せない」という声が続出しています。
ブロワはDIYだけでなく、日常生活でも大活躍することを知っていますか?
ブロワを購入するなら、いろいろな用途にあわせて幅広く使える製品を選びたいものです。
今回はブロワの意外な使い方や、用途に合わせた選び方、おすすめのブロワまでたっぷり紹介しますので、ブロワ選びの参考にしてください。
ブロワとは圧縮した空気で、木くずや切り粉など作業時に出たゴミを吹き飛ばす工具です。
工作用の道具ではないので、工具と呼ぶのは適切ではないかもしれませんが、ここでは工具として紹介します。
ブロワのことをブロアと紹介したり、ブロワーという製品名で販売しているメーカーもありますが、日本工業規格(JIS)の定義はブロワです。
ブロワは空気を圧縮する動力源によって、ガソリンエンジン式、電源式、充電式の3種類に分類されます。
DIYや家庭用によく売れているブロワはほとんどが充電式です。
それぞれの特長を紹介します。
ガソリンエンジン式のブロワはハイパワーが自慢ですが、手軽に使うには本体の重量がネックです。
また、電源式は本体の軽さと使用時間では充電式より優位と言えますが、どこでも使えるという点において充電式にわずかに及びません。
充電式はバッテリーの充電が切れると使えないというデメリットはありますが、持ち運びの手軽さと、どこでも使える便利さがユーザーに高く評価されています。
人気の高い充電式ブロワですが、どんな用途に使用されることが多いのでしょうか。
充電式のブロワの使用用途の一部を紹介します。
ブロワはとても多くのユーザーに家の清掃に使われています。
庭の落ち葉を吹き飛ばすために使われているイメージが、強いかもしれませんね。
それ以外にも、エアコンのフィルター掃除や積もった雪を吹き飛ばすことにも使われています。
さらに、家具の隙間にたまったホコリを飛ばしたり、窓のサッシの掃除に使ったりと大活躍です。
ブロワを洗車に使う方もかなり多いようです。
ブロワが吹き出す強い風は、洗車後の水滴をさっと飛ばすことができます。
洗車は高圧洗浄機で行い、水滴をブロワで飛ばすことで、車体に触れることなく洗車が可能で「車体に傷がつく心配がない」と車マニアからも評判です。
ブロワの意外な用途として紹介するのはキャンプです。
DIYをする方はキャンプを趣味としている方が多いですが、ぜひ充電式ブロワを持ってキャンプに行くことをおすすめします。
すぐに思いつく用途は、バーベキューをするための火起こしですが、夜露などで濡れてしまったテントやタープをブロワの風で乾かせますよ。
充電式ブロワにさまざまな用途があることを理解してもらえたことでしょう。
用途によって最適な製品が異なるため、充電式ブロワを選ぶときには実際に使っているイメージを持つことがとても大切です。
使っているイメージができたら、これから紹介する性能に注目してチェックしていきましょう。
圧縮した空気を吹き出す工具である、ブロワの基本性能は風量です。
他に風圧や風速なども基本性能ですが、公表しているメーカーと、公表していないメーカーがありますので、比較する際には風量に注目してください。
風量の数値が高いブロワほど高性能ですが、性能の高いブロワほど駆動音が大きい傾向にあります。
屋内や住宅街で使用する場合は、騒音も気になるポイントでしょう。
騒音が気にするのであれば、風量を調整できるモデルがおすすめです。
さらに高性能な製品ほど、本体重量が重くなります。
充電式ブロワが実際に手に持って作業する工具であることを考えると、負担なく持っていられる製品を選ぶことも重要です。
今回のブロワに限らず、充電式の工具選びの最大の決め手は、手持ちの工具のバッテリーの互換性です。
手持ちのバッテリーが使用できる製品を購入すると、本体だけのモデルを購入することができるので、費用の節約になります。
他にもバッテリーの性能でいうと、稼働時間も重要な要素です。
イメージした使用用途がどれくらいの作業時間になるのかを把握したうえで、一度の充電で長く稼働できる製品を選ぶ必要があります。
充電式ブロワは基本性能やバッテリーの性能だけでなく、メーカーによってさまざまな機能を持つ製品があります。
例えばトリガーの握る加減で強弱をコントロールできる製品も使い勝手がよく人気です。
さらに、トリガーをロックした状態で使用できる製品は、負担なく長い時間使用できます。
集塵機能をもつ製品は、ブロワで集めたゴミを掃除機のように吸い取ることができ、とても便利です。
集塵機について知りたくなったら、こちらの記事をチェックしてください。
充電式ブロワの選び方を紹介しましたが、チェックする項目が多くて大変だったのではないでしょうか。
そこで、たくさんの充電式ブロワ中から厳選した、おすすめの製品を紹介します。
UB182DRFは充電式ブロワの購入を検討している人に、真っ先におすすめしたいモデルです。
大手工具メーカーのマキタ製ですので、バッテリーの互換性を考慮すると右に出る製品はありません。
充電式ブロワとしての性能と機能はもちろん、グリップの持ちやすさが高評価の一台です。
どの充電式ブロワを買うか悩んだら、マキタのUB182DRFを選べば後悔することはないでしょう。
風量 | 0~2.6 ㎥/分 |
---|---|
本体重量 | 1.8 kg |
集塵機能 | ○ |
風量調節 | 無段階 |
連続使用時間 | 12分(強)~75分(弱) |
GBL18V-120はバッテリーの互換があるボッシュ製品を普段使用している方にはもちろん、DIY用の充電式ブロワを探している方におすすめです。
DIYをやっていると絶対に出てしまう細かいゴミの清掃から工具のメンテナンスまで、さまざまな用途に使用できます。
集塵機能はついていませんが、ドリルであけた下穴に残った切り粉を吹き飛ばすためのアンカーノズルが、作業現場ではとても重宝されています。
作業現場にあると便利な、使い勝手の良い一台です。
風量 | 1.5 / 2.0 ㎥/分 |
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本体重量 | 1.4 kg |
集塵機能 | × |
風量調節 | 高速 / 低速 |
連続使用時間 | – |
KIMOのQM-4A6001はDIYのライトユーザーや、初めて充電式ブロワを購入する方におすすめのモデルです。
充電式ブロワとしては平均的な性能で、無段階の風量調整機能や集塵機能もありますので、DIYから清掃まで幅広く使用できます。
また、アウトドアキャンプでも火起こしから後片付けまで大活躍です。
ダストバッグやバッテリーの充電器、専用の収納バッグまで付属していますので、充電式ブロワを使うときに必要なものがすべて揃ったセットです。
風量 | 2.6 ㎥/分 |
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本体重量 | 1.8 kg |
集塵機能 | 〇 |
風量調節 | 無段階 |
連続使用時間 | 最大15分 |
JB181はDIY工具や家電業界で旋風を巻き起こしているアイリスオーヤマの製品です。
アイリスオーヤマは開発者が他社の製品を徹底的に使い倒すことで、ユーザーのニーズにあった機能的な製品を販売することで人気が高まっています。
そんなアイリスオーヤマの特長が、JB181では作業にあわせて3段階に角度が調整できる機能や、安全スイッチと運転スイッチを同時に押さないと起動しない機能に現れています。
充電式ブロワのメイン用途が清掃や洗車という方に最適な一台です。
風量 | 0~2.6 ㎥/分 |
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本体重量 | 1.8 kg |
集塵機能 | × |
風量調節 | 6段階 |
連続使用時間 | 50分(弱) |
今回は充電式のブロワについて紹介しました。
どこにでも持ち運べ、取り回しを気にすることなく使えるのが充電式ブロワの人気の理由でしたね。
DIYだけでなく、家庭内の掃除や洗車、キャンプまで使える幅広い用途が、ユーザーのハートを掴んで離さないようです。
あなたの用途にぴったりの製品を選んで、充電式ブロワの虜になってください。
充電式以外のブロワや集塵機が気になる方には、こちらの記事も人気です。