Hikokiのインパクトドライバーはデザインも優れていて、国内シェア率も高くおすすめです。
でも初めて選ぶ場合、どんな特徴があってどの機種を選べばいいかわかりにくいですよね?
Hikokiのインパクトドライバーを購入しようと思った際、上記のような疑問を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「Hikokiのインパクトドライバーを初心者向けに解説!おすすめもご紹介」という内容をまとめています。
初心者の方でも、自分に合ったインパクトドライバーをすぐに見つけられますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
Hikokiは、日本でトップクラスのシェアを誇る電動工具メーカーです。
電動工具の購入を考えたことがある方は、名前だけでも聞いたことがあるかもしれません。
Hikokiの技術力を盛り込んだインパクトドライバーは、パワーと扱いやすさから多くのユーザーに愛されています。
Hikokiと聞いても、なじみのない名前ですよね。
Hikoki(ハイコーキ)とは、工機ホールディングスという企業が販売する電動工具のブランド名です。
工機ホールディングスは日立工機を前身とする企業で、「日立工機(ひたちこうき)」の方が馴染み深い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2017年に日立グループから脱退し、アメリカ投資会社KKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)の傘下となりました。
そして企業名とブランド名が変わり、現在に至ります。
ユーザーにとっては、日立工機のサポートも行われているので大きな違いは感じません。
日立と聞けば、日本でも有数のブランドをイメージしやすいかと思います。
Hikokiについてもう少し詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
Hikokiのインパクトドライバーに見られる最大の特徴「マルチボルト」は、電圧が違うバッテリーを同じように使用できます。
マルチボルトに対応した36Vバッテリーを使用した際、
装着した本体によって、自動的に電圧が切り替わる機能です。
マルチボルトバッテリーは、以下の2種類があります。
「小型・軽量タイプ」は36V製品を買うと、セットでついてくるバッテリーです。
従来の18Vバッテリーとほぼ同じ大きさで、形状だけなら見分けがつきません。
重量も従来バッテリーより100g重たい程度です。
「高出力・高容量タイプ」は、小型・軽量タイプと比較してみると下記の違いがあります。
重さがあると長時間の作業は腕が疲れてしまうので、作業内容に合っているかよく考えて選びましょう。
Hikoki独自の36Vインパクトドライバーは、18Vシリーズと比較してあらゆる面で優れています。
電圧が上がったことにより、ねじを締めるスピードが10%ほど速くなっています。
スピードも落ちにくく、粘り強い作業が可能です。
高電圧にするとモーター部に流れる電流も抑えられ、発熱や過剰な温度上昇を防止。長時間の作業が可能です。
1回の充電でこなせる作業量は、18Vならビスを3,000本ほど。36Vなら、3,700本ほどと作業量を多くこなせます。
Hikokiのインパクトドライバーは、ボルト数でシリーズが分けられています。
DIYからプロまで使用できる14.4Vシリーズは、軽作業におすすめで手軽さが特徴です。
14.4Vシリーズはかつて人気があったシリーズですが、現在は少しずつ数が減っています。
なぜならバッテリー技術の進歩により、現在は18Vシリーズが主流になったためです。
DIYではコストパフォーマンスの良さからまだまだ活躍しており、安価に済ませたい場合は選択肢に挙がりやすいです。
下記より14.4Vシリーズで扱いやすいインパクトドライバーをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
本体色がブルーのDIY用インパクトドライバーで、優れたデザインから男女問わず使用できます。
今回紹介する機種の中ではもっとも下位のモデルですが、扱いやすくとてもおすすめな機種です。
付属のバッテリーをフル充電した状態で、ビス約350本を締め付けられます。DIYで使用するなら、十分な性能です。
重量も1.3kgとシリーズ最軽量で、女性やDIY初心者でも取り回しやすい魅力があります。
WH14DBは本体色がグリーンの、プロ用インパクトドライバーです。
プロ用と言っても扱いやすさは変わらず、DIYでも性能の高さからとても重宝します。
他社のインパクトドライバーでプロ用を選択すると高価なものが多く、手を出しづらいです。
しかしこちらの機種は安価で、DIY用からの乗換にもおすすめできます。
もちろん、初めての1台としても優秀ですよ。
WH14DDL2はプロ用のインパクトドライバーで、WH14DBの上位機種です。
基本性能が上がっただけでなく、Hikoki独自のトリプルハンマ機構を搭載。振動を従来品よりも抑制しました。
トリプルハンマ機構とは、1回転で3回の打撃を与える機構のことです。
また4つのモード切り替えができ、力加減が必要な場面でもしっかりサポートしてくれます。
18Vシリーズは、14.4Vシリーズより少し電圧が高いシリーズです。
現在Hikokiは18Vシリーズのラインナップに力を入れており、種類が豊富で店舗でも見かけやすいです。
14.4Vシリーズからの買い替えのほか、最初の1台に選んでも満足いくスペックでしょう。
性能と価格のバランスが良いので、DIY初心者にもおすすめできるシリーズです。
18VシリーズはHikokiでもっとも機種数が多く、現在の主流モデルです。
バッテリーの小型化・軽量化に成功し、14.4Vシリーズよりも高い性能を有しています。
機種が多く、自分に合ったものを選べるのが魅力です。
性能面も十分満足できるので、DIY初心者から上級者まで広くおすすめできます。
DIY用インパクトドライバーの18V機です。
14.4V機のFWH14DGLと比較して、全体的に性能が向上しています。
使い勝手は変わらないので、パワーがあって扱いやすいものが良いという方はこちらがおすすめです。
18Vシリーズの中でも、プロ用インパクトドライバー入門機と呼べるのがWH18DBです。
高電圧になることで、14.4V機より全体的な性能が上がっています。
DIY用と比べてビットのブレが低減されているので、精密な作業にもおすすめです。
WH18DDL2は、18Vプロ用インパクトドライバーの上位機種です。
1回転で打撃を3回行うトリプルハンマ機構が搭載されており、振動が抑制されています。
4つのモードがあり、最大のパワーモードではクラス最大のネジ締めスピードとパワーを実現。
大掛かりなDIYをするときは、快適な作業が可能な1台です。
36Vシリーズは、電圧が自動で変わるマルチボルトバッテリーを採用しています。
マルチボルトバッテリーはHikoki独自の新型バッテリーで、18Vシリーズにも使用可能です。
36Vインパクトドライバーだと、マルチボルトバッテリーの性能をフルに発揮できます。
マルチボルトバッテリーの使用を考えている方は、36Vマシンも合わせて購入するのがおすすめです。
36Vシリーズは電池容量が減ってもネジ締めスピードが落ちにくくなり、最後までストレスなく作業できます。
また高電圧化によってモーター部の電流量が抑えられ、連続で作業しても18V機より発熱による停止が起きにくくなりました。
大きく性能向上を果たしているにもかかわらず、バッテリーの持ちは変わりません。
Hikokiは今後の主流をマルチボルトシリーズとし、36Vを展開していく方針です。
今後36V機が多く販売されても、18Vシリーズにマルチボルトバッテリーが使用できるので乗り換え時も安心でしょう。
マルチボルト対応で、36VのインパクトドライバーはWH36DAのみです。
高電圧化によってネジ締めスピードが上がり、連続作業でも止まりにくい特徴があります。
18V上位機種のWH18DDL2と比較してもネジ締めスピードは約10%向上し、電池容量が減ってもスピードが落ちにくくなりました。
また連続稼働できる時間も、約2倍まで長くなっています。
マルチボルトシリーズは初心者にとってもメリットが大きく、扱いやすさからおすすめです。
Hikokiのインパクトドライバーは種類が多く、初心者はどれを選べばいいかわかりづらいかもしれません。
どの機種を選んでも、快適な作業が行えるスペックがあります。しかし使い方に合った機種を選ぶと、より扱いやすさが増すでしょう。
自分にあったモデルを選び、Hikokiのインパクトドライバーで楽しいDIYライフを送ってくださいね。
ほかにもインパクトドライバーを比較したい方は、下記の記事を参考にしてください。