チェーンソーを選ぶなら、メーカーから選別するのがおすすめです。
でもどんなメーカーがあって、どのような特徴があるのか分かりづらいですよね。
メーカーからチェーンソーを選ぼうと思った際、上記のような疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「チェーンソーのメーカーとおすすめ機種について」まとめました。
メーカーごとの特徴を知りつつ、おすすめの機種についてもすぐ見つけられますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
チェーンソーとはおもに木を切るための工具で、よく林業で使われています。
刃がチェーン状になっており、高速回転することで素早くかんたんに木の切断が可能です。
動力はガソリンと電気の2種類で、電動のものは充電式と電源式に分けられます。
初めて購入する際は扱い方やパワーが大きく変わるので、動力の違いを必ず確認しましょう。
またチェーンソーはとても便利な機械ですが、取り扱いが少し難しく大きなケガにつながる可能性もあります。
初めて扱う方は熟練者の指導を受けるか、講習会に参加して安全対策を実施したほうが良いです。
チェーンソーの利用シーンは、おもに枝を切ったり木を伐採するときに使われます。
丸太を使用したテーブルや椅子を作ったり、庭木の枝を切ってお手入れしたりすることも可能です。
チェーンソーについてもう少し詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
国内のチェーンソーメーカーは品質が高く、多くのユーザーから信頼を得ています。
普段の生活でチェーンソーを使うことはあまり多くないので、メーカー自体知らない人が多いかもしれません。
今回は4つのメーカーを紹介します。
各社の特徴と一緒におすすめの機種もまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
やまびこは方向性の違うブランドを、2つ展開しています。
もともと「株式会社共立」と「新ダイワ工業株式会社」が合併してできた企業で、旧社名がそのままブランドとして残りました。
KIORITZは日本市場に力を入れており、海外への進出はしていません。日本人がもっとも使いやすいように設計されています。
反対にShindaiwaは世界市場で活躍するブランドとなり、海外からの評価も高いです。
2つのブランドはカラーリングとロゴが違うだけで、共通している製品だと構造はほぼ同じものになります。
JA(農業協同組合)でも使われる一流のメーカーで、プロ用だけでなく家庭用も種類が豊富です。
新ダイワについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
少し高価でも、品質面で値段以上の価値があるでしょう。おすすめの機種は、以下よりご紹介します。
・エンジン式 SSE3400S-400PX(Shindaiwa)
400mmのガイドバーが特徴的な、エンジン式のチェーンソーです。
ガイドバーの中にチェーンを張る機構が組み込まれ、調整時のチェーン張り作業がかんたんに行えます。
ゴミを自吸する「ターボクリーンシステム」を搭載しており、汚れにくく手間もかかりにくいです。
・エンジン式 CS252T/25RCS25(KIORITZ)
KIORITZブランドは、「天下無SAW」という名称がついたシリーズです。
2.3kgの軽量チェーンソーで扱いやすく、楽に作業ができます。
チェーンブレーキが搭載されており、万が一の事態も即時チェーンを止められて安心です。
安全面に配慮されているので、初めて扱う方にもおすすめ。
シングウは歴史の深い企業で、約100年も林業と関わりを持っています。まさに木のプロフェッショナルと言える企業です。
取引先には林野庁や環境省もあり、信頼度の高さは随一。
また日本だけなく海外進出にも力を入れており、世界中でシングウのチェーンソーが販売されています。
日本で初めてチェーンソーを導入したのもシングウで、歴史に裏付けられた信頼感や技術力の高さが魅力的な企業です。
おすすめの機種は以下にまとめました。
・エンジン式 XV3470D
カジュアルソーと呼ばれる、使い勝手の良さを追求したチェーンソーです。
庭のお手入れやDIYのように、軽作業に向いています。
価格もお手頃なので、幅広い用途で使用可能です。
・エンジン式 XV250TD
トップハンドルタイプのチェーンソーです。
重量が2.3kgと軽量化されているので、女性でも扱いやすくなっています。
トップハンドルなので取り回しやすく、軽作業にピッタリです。
マキタは電動工具の日本シェア1位で、聞いたことがある方も多いでしょう。
電動工具のインパクトドライバーや、家庭で使えるコードレス掃除機を思い浮かべる人が多いかもしれません。
実はガーデニングや庭木の手入れ用に、チェーンソーも販売しています。
電動工具のノウハウを活かした電動チェーンソーは、種類が豊富で軽作業におすすめです。
マキタについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
・充電式 UC122DZ
コンパクトなボディのトップハンドルチェーンソーで、横向き作業も安定して行えます。
エンジン式に比べて弱めのパワーですが、庭木の枝ほどなら問題なく切断可能です。
チェーン刃の交換や張り作業は、ノブを回すだけでかんたんに調整できます。
メンテナンスに不安を感じる方でも、すぐに調整ができておすすめです。
・充電式 MUC204DZ
充電式とは思えないパワー(23mLエンジン式と同等)を実現した、軽量・高回転チェーンソーです。
独自の構造によりとてもパワフルな回転力を発揮し、直径10cmの木も軽々と切断できます。
バッテリーの充電時間も短く、フル充電まで約40分ほどです。
充電式だと思い立ったときにすぐ作業できるので、とても扱いやすいでしょう。
Hikokiはマキタと同じく、電動工具で有名なメーカーです。
マキタとは対極で電動式のチェーンソーは少なく、エンジン式のチェーンソーを主力に展開しています。
エンジン式はパワーに優れているので、薪を作ったり丸太をカットしたり大掛かりなDIYにおすすめです。
Hikoki(旧日立工機)について詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてくださいね。
・エンジン式 CS33EDTP
長時間の作業で負担になるのが、チェーンソーの振動です。
CS33EDTPは防振スプリングハンドルを搭載しており、低振動が大きな特徴となっています。
3.4kgと軽量かつ振動が少ないため、思った以上に疲れにくいです。
エンジン式なのでパワーも申し分なく、快適な作業が行えます。
・エンジン式 CS40EA
CS40EAは振動に強いチェーンソーです。
「New PureFire」というエンジンが搭載されており、低排出ガスを実現しています。
エンジンの始動が楽になる「かるがるスタート」機能のおかげで、快適に始動可能です。
作業者の扱いやすさに配慮された設計で、初心者にもおすすめ。
世界には、たくさんのチェーンソーメーカーがあります。しかし日本では、あまり海外メーカー製を見かけません。
以前は日本でも販売していたのですが、撤退や合併で徐々になくなっていきました。
現在、日本市場にも展開している海外メーカーは以下の3社です。
3社とも世界レベルのメーカーで、品質はとても高いです。おすすめの機種とともに紹介します。
ハスクバーナはスウェーデンの老舗メーカーで、300年以上の歴史を持つメーカーです。
全体的に始動性が安定しており、初心者でも扱いやすいチェーンソーがそろっています。
ラインナップも多く、林業のプロが使用する機種からDIY用まで種類が豊富です。
また低排出ガスエンジンや静音設計と、周囲の環境に配慮した製品も特徴に挙げられます。
ハスクバーナについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
・エンジン式 GZ381EZ-25P16
ハスクバーナのチェーンソーは、シンプル構造で切れ味がいいです。
丸太を切断したり木を切り倒したり、幅広いシーンで活躍するでしょう。
メンテナンスがかんたんで、環境負荷の低いエンジンを搭載しています。
・エンジン式 120e Mark II
家庭用に開発され、DIYで大活躍してくれるチェーンソーです。
枝の切り落としだけではなく、小さな木の切断や薪づくりもこなせます。
低排出ガス・低燃費なエンジンを搭載しているので、環境面にも配慮され実用性も高いです。
キックバック防止機能やフィルターを清潔に保つ機能もあり、ユーザーの安全と扱いやすさに配慮されています。
DIY用で迷っているなら、最初の1本としてもおすすめです。
ブラックアンドデッカーは、電動工具で世界ナンバーワンの売り上げを誇るメーカーです。
動力は充電式バッテリーで、ほかの電動工具と互換性があります。
電動工具でブラックアンドデッカーを使用している場合は、特におすすめです。
・充電式 GKC1820L2N
18Vのバッテリーで動作するチェーンソーです。直径16cmの枝も楽に切断できるほど、パワーがあります。
静音性も高い上にバッテリーを含めて2.3kgと軽量で、住宅街でのDIYにも使用可能です。
モーターが焼き付けを起こす可能性があるので、連続使用するときは気をつけましょう。
・充電式 GKC1825L2
工具レスの調整機能で、チェーン刃の交換や調整が手軽に行えるチェーンソーです。
18Vバッテリーを動力とし、パワフルで直径25cmの丸太も切断できます。
持ちやすさを追求したデザインにより、DIY初心者も扱いやすいです。
家庭用でありながら、本格作業も対応しています。
スチールは世界ナンバーワンの販売台数を誇る、ドイツのチェーンソーメーカーです。
耐久性に優れており、世界中に高品質で知られています。良いものを長く使いたい方におすすめです。
ただし企業方針からネット販売をしていないため、実店舗で購入しなくてはなりません。
スチールについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
・エンジン式 MS150TC-E
DIY初心者でも気軽に使える、軽量チェーンソーです。
コンパクトながらパワーもあり、庭木のお手入れはラクに行えます。
エンジンスタートもかんたんかつ必要以上の労力をかけないため、ユーザーにかかる負担が低減。
初めてチェーンソーを使う方でも、おすすめの1本です。
・エンジン式 MS193C-E
DIYのように趣味や日曜大工でも使え、木の切断にも使えるオールマイティなチェーンソーです。
同クラスで最高のパワーを持っており、燃費も向上しています。
小さいながらも幅広いシーンで活躍する切れ味と馬力があり、多くの用途で活躍するでしょう。
・世界初のインジェクション搭載ms500i
パワーと扱いやすさを高次元で両立した、最新式のエンジンチェーンソーがms500iです。
今まで販売されているチェーンソーとは全く違い、ほとんどの機能が向上・改善しています。
より詳しく知りたい方は、下記の記事でまとめていますのでぜひ参考にしてください。
国内メーカーは、やまびこやシングウが高品質で実績もありおすすめです。電動工具で有名なマキタ、Hikokiのチェーンソーも十分な性能を持っています。
海外メーカーはハスクバーナとスチールがおすすめで、2社とも世界レベルの品質と販売実績が魅力です。
スチールはネット販売をしておらず、実店舗での購入のみとなります。ブラックアンドデッカーは、トップクラスの技術力と信頼感がおすすめです。
チェーンソーは危険な機械ですが、正しく使えばとても便利に扱えます。
自分に合った信頼できるチェーンソーを見つけて、安全で快適なDIYライフを楽しんでくださいね。