床をキレイに清掃したいときは、床用のポリッシャーを使えば効率よく洗浄・磨き作業ができます。
しかしホームセンターで手軽に入手できるものではなく、扱いも少しコツが必要です。
床用ポリッシャーの使用を検討している場合、上記のような疑問をもつ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「床用ポリッシャーの使い方や安価に入手する方法」についてまとめました。
全くポリッシャーについて知識がない方でも、実際に利用できるよう解説しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
床用ポリッシャーは、大型の円形ブラシやパッドをモーターで回転させる電動機器です。
ポリッシャーには大きく分けて、
の2種類があります。ポリッシャーの中でもとくに清掃力の高い、床用ポリッシャーとはどんな機器なのでしょうか。
ポリッシャーの床用は、次の用途に使われます。
常に一定回転を与えられるため、デッキブラシやモップを使用するよりも効率的に作業を行えます。
また洗浄水を入れるタンクがついている機種もあり、継続的な注水が可能です。
用途としてはワックスの剥離や床磨きに利用されることが多く、洗浄力の強さから清掃がメインの使い方になります。
床用ポリッシャーは、用途に分けていくつかの種類があります。
種類ごとの違いは以下のとおりです。
・スタンダードタイプ
標準的なタイプで、両手でハンドルを持ちながら操作します。
おもに電源はコンセントからの給電式で、パワーが強く扱いにコツが必要です。
洗浄時は事前に洗浄水や剥離剤をまいてから、作業を行います。
・タンク付き
スタンダードタイプにタンクがついたモデルで、注水しながら作業が行えます。
タンク内はワックスの剥離剤や洗浄水、水のみと選べて便利です。
散水をせずに作業を行えるため、手間がかかりません。
効率が良い反面、洗浄水の重量が追加されるので注意が必要です。
・階段用
階段での作業がしやすいように、ハンドルの長さが調節できます。
ハンドルの角度も変えられて、作業する場所に合わせた最適な状態へ変更可能です。
狭い場所でも使用できるよう、コンパクトに設計されています。
・高速タイプ
モーターの回転が速く、パワーは弱めなタイプです。
回転速度とパワーの関係性については、下記の表を参考にしてください。
高速 | 作業効率(高) | パワー(低) |
---|---|---|
低速 | 作業効率(低) | パワー(高) |
作業効率を重視する場合は、高速タイプを選ぶと良いでしょう。
カーペットを洗浄する場合やワックスを剥離する場合は、低速(もしくは標準速)でパワーが強いタイプを選ぶと良いです。
なお上記のほかに「タンク付き階段用」という、特徴が複合したタイプもあります。
床用ポリッシャーはサイズが大きく、作業場所によってポリッシャーのインチ数(大きさ)を変える必要があります。
表に作業場所の例を挙げて、最適なポリッシャーのインチ数をまとめました。
一般住宅 | 8インチ |
---|---|
小規模店舗 | 8インチ |
中規模店舗 | 12インチ |
学校の教室 | 12インチ |
体育館 | 14インチ |
ホール | 14インチ |
狭い場所であればできるだけ小型のサイズ(8~10インチ)が動かしやすく、仕上がりもキレイになります。
反対に範囲が広い場合は、12インチ以上の大型ポリッシャーで作業をしないと効率が悪いでしょう。
また12インチや14インチを使用する場合でも、障害物が多いときはサイズが一つ小さいものを使用すると扱いやすいです。
作業内容によって、ポリッシャーにつけるブラシやパッドを選ばなくてはなりません。
・ポリッシャー用ブラシ
床を清掃するときに使用するもので、円形のブラシが一定方向に動きます。
デッキブラシのような手で動かす道具よりも効率的で、高い洗浄力が魅力的です。
毛の硬さによって用途が変わるため、より強い洗浄を行う際は硬いものを選ぶと良いでしょう。
床に凹凸や目地がある場所は、ブラシの使用が最適です。
・ポリッシャー用パッド
ポリッシャー用のパッドはスポンジのようなもので、平面の清掃に効果を発揮します。
素材が硬いものであれば、複数層のワックス剥離も可能です。
フラットな床には、ブラシよりもパッドを使用したほうがキレイに仕上がります。
パッドは用途によって硬さと色が変わるので、見分けが付きやすいです。
床用ポリッシャーはパワーが強く、使いこなすには少しコツが必要な機械です。
動かす際はヘッド部分の回転する力を利用して、腕力に頼らず移動させます。回転方向が一定なので、ハンドルの上下で方向操作が可能です。
前進するときはハンドルの右側を上げ、後進するときは左側を上げると進行方向を決められます。
また手先ではなく腰を使って操作するようイメージすると、扱いやすいでしょう。動画も参考にすると、イメージをつかみやすいです。
もしポリッシャーを初めて扱う場合は、十分な広さのある場所で操作練習を先に行ってください。
床用ポリッシャーは新品を購入すると高価なものが多く、使用頻度も考えて中古品を検討する方もいらっしゃるでしょう。
中古品の入手はネットサービスを利用したものがお手軽で、新品を購入するよりも安く手に入ります。
安く購入することを優先するなら、オークションやフリーマーケットを利用すると良いです。
大手であるヤフーオークションや楽天は、ショップが運営しているアカウントも多いです。
ショップが運営している場合は信頼性が高く、商品の動作確認もしっかり行っています。
メルカリはほぼ個人取引になるので、あくまで参考程度に見ると良いでしょう。
しかし価格交渉も行いやすいので、取引回数と評価数が高い方を目安にすると安心です。
Amazonは販売ページで、新品のほかに中古品を取り扱っている場合があります。
運営者の情報も載っており、返品も容易です。狙った機種がある方は一度見てみると良いでしょう。
ジモティーは近場に出品者がいれば、送料無料で引き取れる場合もあります。
中古品を手に入れるときは、いくつかのサービスを比較しながら選ぶと状態の良いものが見つかりやすいです。
オークションやフリマアプリを利用する場合、個人取引はできるだけ避けたほうが良いでしょう。
なぜなら個人での保管は商品の状態に大きく差があり、動作確認の保証もないからです。
ショップが運営しているものなら、状態にランク付けがされていて動作保証をしています。
個人取引で価格が安いからと購入してみたら、実際は動かないジャンク品だったというトラブル事例もあるのです。
できるだけ個人取引は避けつつ、どうしても欲しい商品が個人からの出品であれば取引数と評価を参考にしてください。
上記2点は高ければ高いほど、安心と信頼へつながります。
またショップ運営か個人か見分けがつかない場合は、出品者プロフィールを確認するか直接お問い合わせを行うと良いです。
中古品を販売しているリサイクル販売の専門店から購入するのも、選択肢の一つです。
リサイクル専門店の商品はメンテナンスを行ってから販売しているので、すぐに使えて調整の手間がかかりません。
しかしポリッシャーを中古販売している専門店は数が少なく、おすすめできるサービスはあまり多くありません。
株式会社 今福が提供している中古販売サービスは取り扱い点数も多く、展示機やレンタル機を中古品として販売しているので状態も良いです。
清掃用品を専門に取り扱っており、ポリッシャーのほかに必要なものがあれば購入できます。
使用頻度があまり高くないなら、レンタルを利用するのも良いでしょう。
レンタル品は高品質なものを安価に使用できるため、使用する期間が決まっているなら積極的に利用するとお得です。
レンタルのメリットは、以下の4つです。
ポリッシャーは購入すると、保管場所が必要です。床用のポリッシャーは大きく、スペースの確保が環境によって大きな問題になります。
レンタルは使うときだけ保管しておき、使用が終われば返却。そのため保管の場所を取りません。
費用も使う期間だけで済み、本体代金をまとめて支払わなくても大丈夫です。
また安価に高品質な商品を借りられるので、作業のスピードや仕上がりに差が出ます。
もちろん返却してしまえば引取先でメンテナンスを行うため、自身が手をかけることはなにもありません。
床用ポリッシャーのレンタルを行っているサービスは少なく、ゼロから探すのも大変です。
そこで信頼できるサービスを厳選いたしました。特徴と一緒にご紹介します。
・かっぱぎ屋
かっぱぎ屋は業務用の清掃用品、掃除用具を専門に取り扱っているサービスです。
ビルメンテナンスも行っており、レンタルだけではなく実際に使用するプロの目線で機器を扱っています。
ポリッシャーのレンタルセット一式は、1日11,000円です。
※延長は一日ごとに2,200円かかります。
基本的に店舗まで引き取りに行かなくてはなりませんが、11,000円以上の利用で無料配送が可能です。(北海道と沖縄を除く)
・株式会社 今福
中古品の販売も行っている会社で、実店舗でケミカル商品を販売しています。
ショールームは業界随一の展示数を誇り、実際に清掃機器を見て決めたい方にとって強い見方です。
清掃機器のメンテナンスも行っていて、機器の品質維持に強いノウハウを持っています。
単品レンタルの単価は少し安めですが、送料の割引はありません。
床用ポリッシャーは扱いが少し特殊で、気軽に清掃できるものではありません。
だからこそ洗浄力が高く、しっかり汚れを落として磨きたいときは重宝します。
自身の手でピカピカに床を磨けば、愛着も湧くのでおすすめです。
ほかにもハンドポリッシャーを検討したい方は、下記記事を参考にしてください。