マスクが手に入らない状況なら、自作マスクを検討してみてはいかがでしょうか。
でも使い捨てマスクと比べて効果があるのか、詳細な作り方はどうしたら良いのか。疑問や不安が多いですよね。
自作マスクを作ってみたいと思う方は、上記のような疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「自作マスクの作り方と感染症対策」についてまとめています。
動画つきで解説していますので、かんたんに自分が欲しいマスクを作れますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ウイルスが流行している時期だからこそ、感染の拡散を抑えるマスクは必要です。
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方もぜひマスクの効果を知り、すぐに作れるマスクづくりに挑戦してみてください。
ウイルス感染者がマスクを着けると、感染が広がりにくくなります。
口内から飛散する飛沫をマスクがガードしてくれるため、感染の拡大を抑える効果が高いのです。
無症状なウイルス感染者が、無自覚で感染を広めてしまう場合もあります。
自分を守る効果が薄くても、周囲の人を守るためにマスクは必要です。
マスクが必要でも、品切れの場合は購入できません。
そんなときは、マスクを手作りしてみましょう。
手作りマスクでも飛散する飛沫をガードできるので、感染の拡大を抑える効果があります。
マスクを手作りするご家庭が増えれば、医療機関のマスク不足も解消されるでしょう。
現在のマスク不足が解消すれば、医療機関から感染が拡大するリスクを下げられます。
ウイルスに感染していない人がマスクを着けても、感染は防ぎきれません。
顔とマスクにできたわずかなスキマから、ウイルスが入り込んで感染する場合があるからです。
ほかにもウイルスが付着した手から口内へ入り込んで感染する場合があるため、マスクだけでは不十分なのです。
ウイルスの入り込みを防ぐ効果が高い特殊なマスク(医療従事者用)でも、100%感染を防ぎきることはできません。
マスクの着用で、飛散したウイルス感染者の飛沫が直接口内に入るのは防げます。
あくまで「感染リスクを下げる」ことを念頭に置き、マスクの着用だけで安心しすぎないよう注意しましょう。
「マスクを手作りしたいけど、どうやって作ればいいの?」と思う方も多いでしょう。
マスクは、意外とかんたんに作れます。
縫わずに作れるマスクの作り方をご紹介するので、参考にしながら作ってみてください。
マスクの素材は、不織布が最適です。クレシアのワイプオールは頑丈な紙製で、在庫も十分にあります。
※筆者は仕事で清掃用途に使っており、耐久性と品質の高さから全力でおすすめできる商品です。
不織布は繊維を接着または絡み合わせた布なので、フィルター機能が期待できます。
ほかの布やガーゼには織り目のスキマがあるため、可能であればマスクは不織布で作りましょう。
不織布以外の布で作ったマスクには、不織布やキッチンペーパーを挟むと効果的です。
水切りフィルターや換気口フィルター、レンジフィルターの不織布タイプでも代用できます。
ゴムは靴下やストッキングを輪切りにして使うと、輪ゴムを使うよりも耳の裏が痛くなりにくいです。
用意するものは以下の3点です。
作製手順
スキマが大きいので、内側にガーゼやティッシュを挟むと密着できます。
詳しい作り方は、動画も参考にしてください。
用意するものは以下の2点です。
作製手順
使用時は、ハンカチの端が見えている面を内側にして使います。
サイズが合えば、蛇腹折りせずに進めても大丈夫です。
3つ折りの中に使い捨てマスクを入れて、蛇腹折りせずに使うとマスクカバーにもなります。
作成手順は動画も参考にしてください。
東京都医師会が考案した簡易マスクです。
用意するものは以下の7点です。
あると便利な道具
作製手順
型紙を再利用したい方は、クリアファイルに必要な線を書いて作業しましょう。
呼吸が苦しい方は、③の黒い三角(3か所)部分を広げると呼吸がしやすくなります。
薄手の布で作ったマスクカバーを着けると、好みの見た目で作成可能です。
マスクカバーの布が厚いと少し息苦しいので、薄手の布を使うか③の黒い三角(3か所)部分を広げましょう。
作り方は下記の動画も参考にしてください。
布マスクは洗って再利用可能といっても、ただ洗濯するだけではウイルスが残留する可能性もあります。
適切な洗い方を知り、菌やウイルスの残留を防ぎましょう。
布マスク(綿素材・ガーゼ製)の洗い方を解説します。
まず衣料用洗剤で汚れを落としてから、塩素系漂白剤で菌やウイルスを落とす方法が効果的です。
まずは以下の6つを用意しましょう。
洗剤で洗う手順
ここまでが、衣料用洗剤で行うマスクの汚れ落としです。
洗剤液とすすぎ水はウイルスを含んでいる可能性があるので、塩素系漂白剤(1Lあたり15ml)を加えて10分ほど放置してから捨てましょう。
ここからは、塩素系漂白剤でマスクの菌やウイルスを落としていきます。
漂白剤で仕上げ洗い
洗剤液は洗剤の使用量を目安に、標準濃度で作ってください。
一般的な衣料用洗剤は、水2Lに対し洗剤0.7gくらいが目安です。
漂白液は、水1Lに対し漂白剤15mlくらいが良いでしょう。
マスクを洗う際に注意すべき点は、以下の6つです。
布マスクは洗濯で縮む場合もありますが、品質に影響はありません。
「参考」花王衛生科学情報(特設サイト)
洗い方は、下記の動画も参考にしてください。
感染症対策に有効な手段は、ウイルスに対する防衛手段だけではありません。
自身の免疫力も高め、できるだけ感染リスクを下げることが重要です。
ウイルス感染を広げない有効な対策は、以下の5つです。
またマスクを正しく着用して、感染の拡大を防ぎましょう。
息苦しさから鼻だけ出してしまうと、効果が半減するので注意が必要です。
正しい方法で20秒以上手を洗い、ウイルスを物理的に落としましょう。
上記の手順で手洗いを2回行うと、ウイルスを除去する効果が高くなります。
手洗い後にアルコール消毒液で手指の消毒を行うと、さらに効果的です。
水分が手に残っているとアルコール消毒液が薄まってしまい、消毒効果は低下します。
また家庭内でも、ドアノブやスイッチのような触れる機会が多い場所を消毒しましょう。
アルコール消毒液が購入できない場合は、薄めた漂白剤で拭いた後に水拭きすると消毒できます。
人が多く集まる場所では、感染を防ぎきれません。
感染の可能性が高くなるので、不要不急の外出は避けましょう。
そして生活習慣を整えると、身体の免疫力が高くなります。
免疫力を高めるには、以下の5つが効果的です。
免疫力が低いと、ウイルス感染した際に重症化する恐れがあります。
重症化してしまうと看病が必要になるため、看病する相手にも感染させてしまう可能性が高いです。
免疫力を高めて、ウイルス感染した際の重症化リスクを下げましょう。
マスクを着けてもウイルスの感染は防ぎきれませんが、手洗いや消毒も徹底すると予防効果が高くなります。
ウイルス感染者がマスクを着けると、感染の拡大を抑える効果が高いです。
また手作りマスクでも、感染の拡大を抑える効果が期待できます。
ウイルスが流行している時期だからこそ、マスクを着けて感染の拡大を防ぎましょう。