いよいよ夏本番!今年も暑い時期がやってきます。
ところでおうちの網戸の点検って定期的にしていますか?秋から冬にかけて網戸を閉めっぱなしで、いざ使おうと思ったら穴が開いていた…。穴が開いている網戸は、フタの付いていない虫かごと同じで、自由に虫が侵入してきます。そして、気づいたら虫刺されの跡だらけ…。なんて最悪ですよね。
夏を快適に過ごすためにも網戸のメンテナンスは重要になります。「でもわざわざ買い替えるのも…なんだかめんどくさい。」と思う方が多いと思いますが、家の網戸は自分で簡単にDIYすることができます!今回は網戸のDIYについて詳しく紹介してきます。
目次
いきなりメインの窓枠の網戸をDIYするのは勇気がいるので、まず初めにおすすめするのはトイレや風呂の小窓といった割と小さな窓から始めてみることです。
小さいので材料少なくて済むし、いい練習になります。DIYのやり方や網戸の構造さえ理解してしまえば、あとはその応用なので、失敗することも少なくなります。何でも予習が大事ということです。
また、玄関の網戸をDIYするのもおすすめです。玄関に網戸があると、夏の時期の風通しが格段に良くなります。家の中を風が通り抜けるので、クーラーなしでも快適に過ごすことができます。
自分の好みのデザインで、好きに作れるというのがDIYのメリットだとは思いますが、やはり1番のメリットは、なんといっても値段です!
持ち家の場合だと新品の網戸を購入して気持ちよく過ごすなんていうのもありだと思いますが、賃貸のアパートやマンションの場合だと、ぶっちゃけあまりお金をかけたくないですよね?具体的に、どのくらいの金額がかかるのかは次でお伝えします。
お店で新品の網戸を購入すると約6,000円~8,000円程度料金がかかります。※メーカから純正品を購入するとさらに値段は上がる。
また、購入ではなく網戸の張替を行っている業者もいます。業者にお願いした場合の網戸1枚にかかる料金は4,000円~8,000円程度になっています。やや高いイメージがありますがこれは、出張料金が含まれているためです。
業者ではなく、ホームセンターでも網戸の張替を行っている所もあります。料金は網戸1枚で3,000円程度ですが、網戸をお店まで持ち込む必要があり、少し面倒です。
では、自分で網戸の張替(DIY)をすると道具や材料を含め3,000円程度かかります。購入と比べると2分の1の料金で済みますが、網戸の張替と比べると、だいたい同じくらいの料金がかかります。
しかし道具は1度購入しておけば、繰り返し何度もつかえるので、2枚以上の網戸を張替(DIY)をすると、かかる料金は材料費のみとなるので安くなります。
では、実際に網戸をDIYする際に必要な材料と道具について詳しく説明していきます。全てDIYに役に立つ道具なので、これからDIYを始めていこうと思っている人も、揃えておいて損はありません。
DIYなので基本的に自由でかまわないのですが、網戸DIYに必要な材料の一例を載せておきます。ぜひ参考にしてみてください。
【準備する材料】
網戸のDIYの基本を簡単に説明すると枠を作ってそこに網戸ネットを張り付けていくという流れになります。
網戸DIYで便利な道具は、網戸張替専用の網戸張替用ローラーです。この道具があると網戸用ゴムや網を溝にしっかりはめ込んでいく事ができます。ホームセンターでも売られていて、価格は500円~1,000円程度です。
それから、木材で枠を作るために必要なノコギリや尺金(さしがね)・ビスなどはもちろん、インパクトドライバーやトリマー、丸ノコ、ミゾ切といった電動工具があると、さらに効率よくしかもきれいに仕上げることができます。
サイズ:奥行114×幅90×高さ191mm
本体重量:1.1kg
電源:AC100V
電流:4.3A
取付けビット軸径:6mm
窓の構造や、仕上がりのイメージ・賃貸・持ち家などで作り方は変わってきますが、基本的な作り方とコツを紹介しておきます。溝を作ったりと多少難しそうに感じるかもしれませんが、DIY経験者だと簡単に出来るものばかりなので、参考にしてみてください。
必要な長さに木材(SPF材など)をカットし、四隅が直角になるようにビスで固定します。この時に木材が割れないようにドリルで下穴を開けてから固定するのがポイントです。
窓枠が大きな場合は、真ん中に1本補強材を入れておくと歪みにくく頑丈になります。漢字の日の字になるイメージです。
見た目的に真ん中に木材があると気になる際には、四隅をL字金具で補強しておきましょう。あとは好きな色塗るだけです。色を塗る際のポイントとしては、網戸が屋外用なのか屋内用なのかを考え塗料を選びましょう。個人的には水性塗料が使いやすいのでおすすめです。
枠ができたら網戸の網をゴムで固定していくための溝を作っていきます。この時にトリマーがあるととても便利です。
トリマーにストレートビットを取り付け溝を作っていくのですが、ポイントとしては、網を固定するゴムより小さなサイズのストレートビットを使うようにしましょう。
ゴムの直径が4.5mmの場合だと4mmのストレートビットがちょうどいいです。ちなみに溝の深さは4.5mmのゴムに対して5mmと少し深めにすると出来上がりきれいに仕上がります。
もっと簡単にDIYしたいのであれば、網戸用の網を固定する際にゴムを使わず、直接ビスで固定するのもありです。
スライド式の扉の場合は、枠の上と下にも溝を作りましょう。この時のポイントとしては、上の溝を深めに作り、下の溝は浅目に作るということです。一般的なふすまや障子の扉と同じ感じです。分かりやすい動画を見つけたので、良ければ見てみてください。
この動画では、網戸の網をゴムで固定するための溝を、丸ノコを使って掘っていました。丸ノコの刃の出方をうまく調節することによって、木材の切れ込みの深さを自由に変えることができます。失敗しないコツとして、1度別の木で試してから、本番に挑むことをおすすめします。
マジックテープを使うと木材で枠を作るって網を張るという方法より、さらに簡単に網戸を設置することができます。
やり方はとても簡単で、まず窓の周りをきれいに掃除し、次に窓の内側に両面テープを使いマジックテープを貼りつけます。そこに網戸の網を張り付け、丁度いい大きさにハサミでカットするだけです。
使う道具もハサミだけなので、子供でも簡単にできるのですが、木材で枠を作ったものに比べると、見た目は劣ります。あまり目立たない小さな窓などにおすすめの方法です。
次は窓よりも大きな”玄関”の網戸DIYについ紹介していきます。基本的なDIY方法は窓と同じですが、玄関にはレールがありません。なので”はめ込んで使う”タイプの網戸が簡単に作れるのでおすすめです。使用する材料は窓の時と同じなので、作り方の動画を用意しました。ぜひ参考にしてみてください。
この動画では、網戸の網をタッカーと呼ばれるホッチキスで固定していました。この方法だと、溝を掘らなくてもいいので作業が楽になるので参考にしてみてください。それと、DIYをする際には、まずは少し大きめに木材をカットしておいて、作業しながら最終的に必要なながさにしていくと、失敗が少なくて済みます。
上の動画のように、自分で1からDIYするのもいいのですが、玄関用の網戸は専用のキットが販売されているので、こちらを使用するのもありです。
見た目もスタイリッシュに仕上がるし、レールも入っていて、取り付け方も両面テープで張り付けるだけなのでとても簡単です。網戸を開ける時も指で軽く抑えるだけで開くので、両手に荷物を持っていてもストレスなく網戸を開ける事ができます。
レールには段差がなくバリアフリーなのも嬉しいポイントです。
網戸取付け
可能寸法 (横)55~94cm×(高さ)175~190cm
有効開口(高さ) 167cm
材質・カラー 枠材:(材質)アルミ・樹脂形材 (カラー)ブラウン
ネット:(材質)ポリエステル (カラー)ブラック
アイディア次第では、100均の材料だけでも網戸のDIYができます。
【用意するもの】
【つくり方】
と、このように自作することができます。意外にも、細かめ(200円)超細かめ(300円)と100円ではないですが100均にも網戸用の網が売られています。
今回は、網戸のDIYに必要な物や作り方・アイディアについて紹介しました。網戸のDIYは木材を使って枠を作り、網戸用の網を張るという単純なものなので、多少のDIY経験者なら楽にできると思います。子供と一緒に楽しみながらDIYしたいのなら、マジックテープのものを使うのがおすすめですし、そんなにDIYに自信がないという方は、網戸キットを使うと簡単にDIYできます。また、枠は作らずに網だけ張り替えるというのもありだと思います。夏本番で暑くなる前に、網戸をDIYして、快適に夏を過ごしましょう。