そのまま放っておくと頑固な汚れが付きやすい車のホイールを綺麗にするためのアイテム「ホイールクリーナー」。各メーカーから様々な製品が発売されていますが、愛車のホイールにマッチするホイールクリーナーの選び方のコツや、おすすめのアイテム8選について紹介していきます。
頑固な汚れがつきやすい車のホイール。特にブレーキダストやアスファルトのタールなど、落とすのに苦労する油性の汚れがこびりついてしまいます。車のボディを洗うためのカーシャンプーは、塗装面にダメージを与えないように作られているため、洗浄力は弱めでホイールの頑固な油汚れを落とすには力不足です。
そんなしつこい汚れをきれいに落とすためには、強力な洗浄力を持つホイールクリーナーが必要となります。ホイールクリーナーには非イオン系界面活性剤などの強力成分が配合されているため、カーシャンプーでは落としきれない汚れをしっかり落とし、ホイールをピカピカにしてくれます。
ホイールクリーナーにもいくつかのタイプがあり、的確に選んでいくことで大切なホイールにダメージを与えず上手に洗浄していくことができます。では、選び方の3つのコツについて考えましょう。
ホイールと言ってもその素材の種類は様々で、メッキやアルミ、鉄や樹脂を使用して作られているものもあります。ブレーキダストやタールなどの非常に頑固な汚れを溶かし出すそのホイールクリーナーの性質上、素材によっては合わないものが存在します。
もし、間違ったものを使用してしまうと、場合によっては大切なホイールにダメージを与えてしまう危険性があります。なのでまずは、素材をしっかり確認しましょう。そして選ぶ際には、どの素材に使用することができるのかを、「使用方法」や「使用上の注意」をよく読んでチェックすることが大切です。
ホイールクリーナーにはかなり臭いがきつい製品があります。特に洗浄力を重視した製品にはその傾向があるようです。あまり気にならないのであれば問題はありませんが、臭いに敏感な方はホイールクリーナーを選ぶ際にこの点にも注意してください。
最近では嫌な臭いをできる限りなくした低臭気タイプの製品や、あえて良い香りをつけているものも販売されているのでチェックしてみましょう。臭いに気を付けることも、気持ちよく作業を進めていくために大切なポイントの一つです。
ホイールクリーナーには様々な種類があります。所有しているホイールに最も適したタイプを選びましょう。
例えば、研磨剤が使用されているものと、そうでないタイプが存在しています。どうしても落とすのが難しい汚れに対しては、研磨剤が含まれているものを使用することができますが、そうでない場合は素材に傷をつけにくいノーコンパウンドタイプが良いでしょう。
他にも、スプレータイプ・泡タイプ・シートタイプなどの種類が存在しています。スプレータイプは汚れ部分に直に洗浄液を吹きかけることによって、力強い洗浄力を発揮します。泡タイプは長時間汚れた部分にとどまることができるので、効率よく洗浄できます。
シートタイプは、洗浄力について言えば他のタイプに比べると落ちますが、気付いた時に手軽にホイールをきれいにすることができる点が魅力です。
ここからは実際に多くの人に使用されている、ホイールクリーナーのおすすめの8選をご紹介していきます。所有しているホイールに合うアイテムを探してみてください。
洗浄力がとても強く、頑固な汚れをきっちり落としてくれます。こびりついてしまっている油汚れやブレーキダストも綺麗に洗い流すことができますが、成分自体は素材にやさしいものが使用されているため安心して使用することができます。
コンパウンドが使用されていないタイプなので、傷をつける心配もなく、メッキ、アルミ、鉄などどんな材質にも対応している人気のホイールクリーナーです。
こちらの動画を見てもわかるように、吹きかけて数十秒間待っているだけで頑固な汚れが分解され溶けだしてくるほどの洗浄力です。強くこする必要もなく、掃除もかなり楽に行うことができます。足回りが綺麗になると車自体が引き締まってさらにかっこよさが引き立ちますね。
こちらの製品は、汚れを落とした後にホイールに塗り込んで被膜を作ってあげる、ホイール専用のコーティング剤です。表面に強力なガラス被膜を形成するので、コーティング後につくブレーキダストや他の汚れも簡単に洗い流せるようになります。
しかもその効果は約3年も続き、耐熱性にも優れているため、一度コーティングしてしまえば長くきれいな状態を保つことができます。是非クリーナーと併用して試してみることをおすすめします。
この製品の特徴は何といっても、タイヤとホイールを同時に洗浄できる点です。ホイールもピカピカになると同時に、タイヤの黒さも際立つようになり、洗浄後の見栄えはとても良くなります。さらに泡立ちも良いので、タイヤやホイールに付着したしつこい汚れを洗い落とす能力もしっかり持ち合わせています。臭いもやさしく、誰でも安心して使うことのできる人気アイテムです。
汚れをしっかり除去してくれるプロスタッフのホイールクリーナーです。アルミや鉄の素材にマッチするクリーナーで、ミストタイプのスプレーになっているため、全体に洗浄液を吹きかけることができ、隅々の汚れまでまんべんなくしっかりと除去してくれます。
また洗浄するだけでなく、錆止め効果のある成分も配合されているので、繰り返し使用していくことでホイールの寿命を延ばすこともできます。
オカモト産業から販売されているアイテムですが、その名の通り、ブレーキダストなどの鉄粉を強力に落とすことができます。驚きなのは、ボディも合わせて一緒に洗うことができることです。これ一つで丸ごと洗車できるので、経済的で時短にもなるおすすめの製品です。
泡タイプのホイールクリーナーで、汚れにしっかりとどまり分解して溶かし出してくれます。あまりこする必要もなく、とても楽にホイールを洗うことができます。タイヤも同時に洗うことのできる製品なので、足回りの洗車も簡単にこなすことができます。
いつでも気軽に使えるシートタイプのアイテムです。アルミや鉄や樹脂などの素材にも使用することができ、コンパウンドも含まれていないためホイールを傷つける心配も少なくなっています。スプレータイプにありがちな、間違ってボディにかかってしまうというアクシデントもないので、安心して使うことができます。
拭き取り後のホイール表面には撥水と防汚のコーティングが施されるため、汚れ防止の役割も果たしてくれます。車に常備しておき、スプレータイプと併用して使うことで、足回りをいつもきれいな状態に保ちましょう。
泡の粘度の高さが特徴のリンレイのホイールクリーナーです。粘度が高いので、洗浄したい部分に泡がとどまる時間も長くなり、しつこい汚れを引き剥がして強力に除去してくれます。研磨剤も使用されておらず、傷の心配もありません。
ただし、メッキやマグネシウム素材が用いられているホイールには使用できないので注意が必要です。
ホイールを洗浄する際に気を付けたいのは、ボディを洗車する前にホイールやタイヤを洗うことです。もし、ボディの洗車が終わった後にホイールを洗うと、汚れや洗浄液がボディに飛び散ってしまい塗装面を痛めてしまう可能性があるからです。洗車は足回りから行っていくことを心がけましょう。
洗浄方法としては、洗浄液をスプレーして少し待ってからスポンジやブラシでこすり、水で洗い流すだけです。この時に、より一層効果を上げるために専用のブラシを使う方法もあります。専用のブラシは、ホイールを傷つけない素材が使用されていたり、普通では届きにくい場所も洗いやすい工夫の施された形状になっているのでおすすめです。
洗っても洗ってもなかなか落ちずに困っていたホイールの頑固な汚れも、ホイールクリーナーがあれば簡単に掃除することができます。各メーカーから多くのアイテムがリリースされていますが、その中から自分のホイールに最適なクリーナーを見つけて、汚れが付きやすい足回りをいつもピカピカに保ちましょう。