棚の作り方って面倒だし、手間がかかるものと思っていませんか?
実は「あるもの」を利用すると、手軽に棚が作れてしまうんです。
棚を作ろうと思って調べている方のなかには、上記のような疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「DIY初心者でもかんたんに作れる棚の作り方手順」についてまとめました。
まったく未経験でも記事を見ながら作業すれば、棚作りにチャレンジできますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
はじめてDIYで棚を作ろうと思ったとき、いきなり作成から始めるのはおすすめできません。
下準備から始めると完成度も高まりますし、満足する結果にたどり着きやすいです。
また下準備といっても難しい手順ではないので、確実に取り組みましょう。
棚といっても多くの種類があり、活用シーンによってさまざまなタイプに分かれます。
上記はほんの一例で、より環境に合った大きさを求めると同じ形状はほとんどありません。
したがって棚を自作する際は、事前に「どんな形状の棚がほしいのか?」をしっかり考える必要があります。
誤って大きすぎる棚を作ってしまうと場所を取り、小さすぎるとうまく活用できないこともあるのです。
どんな場所でどう使うのかを想定し、ある程度の大きさを考えながら棚を作りましょう。
図面があると、頭の中を整理しながら作業を進められるのでおすすめです。
とはいっても、
という方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください。図面を書くと言っても専門知識は必要なく、難しい専門ソフトを使わず手書きで大丈夫です。
大まかなサイズや形をザッと紙に書き出し、本人がわかる内容にまとめておきます。
あくまで「自身が頭の中を整理しながら進める手段」として考えると、効率よく図面を書き出せるでしょう。
ネジで接合する場合、ドライバーは必須です。
手動ドライバーでも作業は行えますが、電動ドライバーのほうが効率は高まります。
ネジ締めを行うなら、手に入りやすいコーススレッド30mmがおすすめです。
部材を切り出す場合は、のこぎりが必要になるでしょう。小型タイプは扱いやすく、DIY用途以外にも使えます。
長さを計測するため、コンベックスメジャーがあると便利です。活用場面が多く、1つあると長く使えます。
一枚の板から必要な部材を計測し、切り出したり設計したりするのはとても難易度が高いです。
そこでDIYに慣れていない方や初心者の方、手軽に作りたい方は「すのこ」を活用すると良いでしょう。
すでに作られている部材を張り合わせるだけなので、手軽に作りたい棚が手に入ります。
すのこはとても手に入りやすく、価格もお手頃です。
ホームセンターだけではなく、インテリア用品店から100円ショップまで扱いがあるのは嬉しいポイントです。
実店舗で実際に現物を見ながら考えても良いですし、希望するサイズが決まっていれば通販で探すのも良いでしょう。
ただしすのこはサイズがほとんど決まっており、自身の求める大きさに合わない場合があります。
その際はのこぎりでカットして調整するか、一部すのこを使用しないでサイズを調節すると良いです。
スキマラックは狭い場所で使用するため、棚板の大きさで幅を調節すると良いでしょう。
まずは横板を購入します。具体的には、すのこの3枚打がおすすめです。
次に棚板は、すのこを立てたときの奥行と同じサイズに合わせます。
棚板にすのこを使用したい場合は、ミニすのこを使用するとピッタリです。
幅を狭くしたいなら、板材を切って使うか最初から小さい板を使います。
材料を揃えたら、横板に使うすのこの足が内側に来るよう立てて組み立て開始です。
棚板を固定する際はスキマができないよう、押さえながらネジを締めていきます。
完成したら、任意の場所へ設置しましょう。
動画の手順もありますので、ぜひ参考にしてください。
基本的に多目的棚の作り方は、スキマラックと同一です。
使用するすのこを変えるだけで、大きな棚やスリムな棚を作れます。
大きいサイズやすのこ同士のスキマが大きい場合は、強度が弱くなるので注意が必要です。
サイズが合うなら、バスケットを入れて収納棚として活用するのも良いでしょう。
ほかにもすべて100円ショップで揃え、棚板はウッドフレームを使う方法もあります。
工夫次第でどんな棚にも仕上げられるのが、すのこを使う大きなメリットです。
すのこや未塗装の木材を使用すると、自作感が強くて違和感を覚える場合があります。
そんなときは思い切って、塗装にもチャレンジしてみましょう。
木材で人気のある塗料は、以下の5種類です。
ペンキは一般的な塗料で、自作した棚に着色を行いたいときに使用します。
乾燥時間が必要で、耐候性は強くないため屋外での使用に適しません。
ワックスは植物性の油脂を指し、塗りやすくキレイなツヤが出ます。
しかしツヤを維持するためにはメンテナンスが必要で、少し手間がかかるでしょう。
ニスは透明な塗料を塗るイメージで、かんたんに光沢が出ます。
乾燥も早く、慣れた方にとっては扱いが容易です。
オイルは木材に浸透し、木目を残したまま表面の保護が行えます。
着色されたオイルを使えば、色塗りも同時に行えて便利です。
ステインは木材の内部に浸透し、木目をしっかり際立たせます。
ステインをよく浸透させる木材の場合、仕上がりの色が濃くなりがちです。
木目を残したまま保護するなら、
を選ぶと良いです。
しかしニスの扱いは難しく、練習しないと満足できる仕上がりになりません。
はじめて塗装にチャレンジをするなら、ステインで着色してオイル仕上げを行うのがおすすめです。
ステインで着色した場合、画像右側のようになります。
おすすめの塗料については、下記記事を参考にしてください。
木目を残さず、着色したい場合はペンキを使用しましょう。
ペンキには油性と水性があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
水性のメリット | ニオイが少ない | 保管が容易 |
---|---|---|
水性のデメリット | 塗膜がはがれやすい | 乾燥に時間がかかる |
油性のメリット | 塗膜がはがれにくい | 乾燥が早い |
油性のデメリット | ニオイがかなりある | 保管時は注意が必要 |
ペンキをはじめて扱う場合は、扱いやすい水性塗料を選ぶと良いでしょう。
おすすめのペンキについては、下記記事を参考にしてください。
棚の作り方はすのこを利用する方法から、板材を切り出して設計する方法までさまざまです。
はじめて作る場合や、慣れていない方はすのこを利用して手軽に作ると良いでしょう。
徐々に慣れてきたら、すのこを一部利用に変えてステップアップしていくのがおすすめです。