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コマツ大辞典|建機フォークリフトで有名な小松製作所を分析!

引用:株式会社 小松製作所

コマツ(小松製作所)の歴史と成り立ち

引用:株式会社 小松製作所

コマツは東京に本社を置く建設機械メーカーで、正式名称は株式会社小松製作所です。石川県能美郡国府村(現・小松市)で、1917(大正6)年に開設された小松鉄工所がルーツです。1921(大正10)年に株式会社小松製作所として設立されました。大正時代から続く歴史ある企業といえます。 1931年に国産の農耕用トラクター第1号を完成、1947年には国産ブルドーザー1号機を完成させるなど、早い時期から建設機械業界の中心的な存在でした。 1951年には、本社を小松から東京に移転しました。1991年まで東京・溜池交差点付近の本社ビル屋上にあった巨大ブルドーザーは象徴的存在で、今でもその姿を記憶している方は多いかもしれません。 東京移転後の1968年から手がけた油圧ショベルは「パワーショベル」との商品名で発売され、今ではパワーショベルは油圧ショベルの一般的な呼称として定着しています。 1970年代には海外進出の動きを強め、1970年に小松アメリカ(株)設立、1971年に小松シンガポール(有)設立、1974年にメキシコにディナ小松(株)設立、1979年に小松オーストラリア(株)設立など積極的に推し進めました。1980年代、1990年代にもこの流れは続き、現在ではアメリカ・ヨーロッパ・ロシア・アジア・中国に合計26の生産拠点を持ち、中近東とアフリカを加えた各国に合計36の販売拠点を持っています。 創業70周年にあたる1991年には社名表示と呼称をカタカナの「コマツ」とし、CI(コーポレートアイデンティティ)を導入しました。アルファベット表記の「KOMATSU」を濃い青色で表現した企業ロゴは、現在ではすっかり定着しています。

定番アイテム

建設機械・車両

引用:株式会社 小松製作所

コマツの定番アイテムといえば、やはり建設機械・車両です。
油圧ショベル、ホイールローダー、ブルドーザー、ダンプトラック、フォークリフトなどはその中心的な存在です。
林業の現場に最適化したハーベスター、フォワーダー、フェラーバンチャーといった機械も見逃せません。建設機械をベースとした林業仕様車も数多くラインアップされています。
建設現場で発生する不要物を処理し、再利用を可能にする資源リサイクル機械も、これからの時代には欠かすことができない存在です。これには、自走式破砕機(ガラパゴス)、自走式土質改良機(リテラ)、自動式木材破砕機(リフォレ)といったものがあります。
道路、鉄道、共同溝などのトンネルを掘削したり、下水管などを非開削で埋設する地下建機は、見えないところで私たちの暮らしを支えています。シールドマシン、アイアンモール、トンネルボーリングマシン(TBM)などがあります。

産業機械

引用:株式会社 小松製作所

建設機械のほかにも、コマツではさまざまな産業機械を生産しています。
プレス機械もそのひとつです。自動車ボディの成形に使用される大型のものから、電機・航空・建設・産学などさまざまな用途に使われる中・小型のものまでさまざまなタイプがあります。
板金を折り曲げるプレスブレーキ(ベンディングマシン)、板金の穴あけ・切断・溶接を行うレーザー加工機やプラズマ加工機もあります。
このほか、世界の主要自動車メーカーの生産ラインで使われるトランスファーマシンやマシニングセンタ、クランクシャフト加工機・専用研削盤といったものも扱っています。

「スマートコンストラクション」利用者の声

引用:コマツレンタル株式会社

スマートコンストラクションとは、コマツが提供するICTソリューションです。

【コマツ スマートコンストラクション】

スマートコンストラクションの導入事例のページでは、2017年10月現在、全171件もの事例が紹介されています。

【スマートコンストラクション 導入事例】

河川工事・造成工事・道路工事といった分野が中心的ですが、ほかにも農場整備工事や災害復興工事、グラウンド整備工事など実に多彩です。また、エリアとしても北海道から沖縄まで日本全国各地で導入されていることがわかります。
ある河川工事の現場では、竹竿を使って手作業で計測しながら作業していたのが、ICTを導入したことにより見えない水中の様子を把握しながらマシンコントロールで作業可能になり、大幅に施工速度がアップしたとの声があります。
また、梨畑の整地にICTブルドーザーを使用したところ、初心者でも乗って3日目には「出来る」という確信が得られ、スムーズに作業できた、ということです。
福島県双葉郡の復興工事の現場でもICTブルドーザーは活躍しており、乗る人の経験に左右されず、誰が乗っても同じ施工ができると好評です。未来を担う若手のオペレータにとっても、ICTブルドーザーやスマートコンストラクションは、非常に興味深い存在となっているようです。

出典:

導入事例「竹竿使わなくてもいいね。ICT施工」
導入事例「梨の栽培に最新技術を導入」
導入事例「驚きの施工速度!魅力的な現場へ」

2017年のニュースリリース紹介

公式サイトのニュースリリースのページで、コマツの最新情報がチェックできます。

【コマツ ニュースリリース】

ここ最近の動向としては、下記のような情報が掲載されています。

2017年09月25日
<オフロード法2014年基準適合>ホイールローダー「WA200-8」を新発売

2017年09月15日
当社保有の投資有価証券売却に関するお知らせ

2017年09月11日
「ダウ・ジョーンズ・サスティナビリティ・インディシーズ」に引き続き選定されました。

2017年09月06日
米ドル建無担保普通社債の発行に関するお知らせ

2017年09月04日
2017年ブダペスト世界柔道選手権大会【団体戦・78kg級結果】

2017年09月04日
9/23(土)に福島県の郡山工場にて工場フェアを開催

2017年9月の1ヶ月間だけを見ても、商品や経営など、さまざまな角度からコマツに関する情報が、こまめに発信されていることがお分かりいただけます。

世界柔道の結果が掲載されているのはなぜ?と気になった方もいらっしゃるでしょう。コマツの女子柔道部は、1991年に創立70周年記念事業の一環として設立され、アテネ・北京でオリンピック二連覇を成し遂げた、谷本歩実を輩出するなど、強豪として知られています。2017年は、ブダペスト世界柔道選手権大会の団体戦で、金メダルを獲得したほか、実業団体で11回めの優勝を果たしています。コマツ女子柔道部担当課長の中村(旧姓:長井)淳子を、田村亮子の現役時代最大のライバルとして、覚えておられる方も多いのではないでしょうか。

引用:株式会社 小松製作所 女子柔道部

コマツの品質へのこだわり

コマツは、経営の基本となり、すべての社員が永続的に継承すべき価値観を「コマツウェイ」として明文化しています。そのなかで、「モノ作り編」の第一に掲げているのが「品質と信頼性の追求」です。

品質と信頼性の向上のため、品質保証行動指針を定め、全社的に実現に向け行動しています。指針の内容は下記の通りです。

1. 常に、お客さまの声に耳を傾け、お客さまの立場で考え、お客さまに応え、満足していただくことが全社員の仕事の基本であり責任です。
2. 常に、国際規格や各国の法規制を遵守することはもとより、お客さまの立場に立って安全と安心に配慮した故障しにくい商品やサービスを提供することが仕事の基本であり責任です。
3. 常に、地球環境保全に配慮した商品やサービスを提供することが仕事の基本であり責任です。
4. 常に、お客さまのためになる創造的な商品やサービスを提供することが仕事の基本であり責任です。
5. 常に、お客さまに安全、安心感、満足感を持って末永く使用していただくことが全社員の喜びです。

商品企画から開発、生産、販売、サービスにいたる各部門が、連動して品質保証活動を実施していくため、仕組みづくりにも注力しています。開発・生産工程では、さまざまな検討会や評価会を行っています。また、市場で発見された品質問題は、市場品質データベースに登録し、営業・サービス部門全体で、情報共有する体制も整えています。

こうした取り組みが、ユーザーのみならず、投資家やエコノミストからの高い評価につながり、最近では建機業界全体の活況もあって、成長企業と目される存在になっています。

コマツについて知る施設・イベント

コマツでは、一般の人々や子どもたちが建設機械に触れ、親しみを持てるような施設やイベントを多数用意しています。

こまつの杜

引用:こまつの杜

2010年に閉鎖した小松工場跡地に作られた「こまつの杜」は、加賀地方の自然を再現した「げんき里山」と、建機や科学について学べる「わくわくコマツ館」を中心に、親子連れには特に楽しめる施設となっています。
巨大ダンプ930Eや、本物のミニショベルに試乗したり、里山の小川やたんぼ・畑で自然と触れ合ったり、理科実験やものづくりを体験したりと、興味や年齢に応じてさまざまな体験が楽しめます。
場所はJR小松駅東口すぐ、クルマでも北陸自動車道の小松インターチェンジから約8分と、アクセスも良好です。ぜひ一度ファミリーで足を運んでみて下さい。

工場イベント

引用:コマツ工場イベント案内

建機が大好きな子どもを連れていきたいけど、石川県はちょっと遠い…という関東圏の方々は、湘南工場・茨城工場・郡山工場で定期的に開催されている工場フェアや、小山工場・栃木工場で開催されるコマツフェスティバルはいかがでしょうか。
建設機械の体験試乗やデモンストレーション・工場見学のほか、キャラクターショーや、地元の名産品販売などのイベントもあります。兄弟や家族も、一緒に楽しめそうです。
コマツの子ども向けサイト、ケンキだいすき!ケンケンキッキの中にある工場イベントの案内ページで、開催情報をぜひチェックしてみてください。

【コマツ工場イベント案内】
※開催内容は各工場や開催年によって異なります。

コマツの社員食堂と採用情報

社員食堂

コマツの社員食堂は、こだわりのメニューをリーズナブルな価格で提供し、社員から非常に好評です。
メニュー数が豊富で、定番の「溜池ランチ」や人気の「スペシャルランチ」、野菜をたくさん摂れる「ベジランチ」などが、380〜480円と無理なく利用できる価格で提供されています。昼休みには、社員が長い行列を作るほどです。本社では関東圏の食材を、全国の工場では、それぞれの地元の食材を積極的に使用する取り組みを行っています。
社食を運営する株式会社グリーンハウスと、コマツ人事部などで「食堂委員会」を結成しています。メニューのアイディアや、ピークタイムの混雑対策、衛生面の注意喚起など、多角的な改善活動を行っています。製造業の会社らしく「改善」を社員食堂にも応用した、と言えるかもしれません。

採用情報

引用:株式会社 小松製作所 経験者採用

コマツでは、新卒採用と経験者採用を行っています。
新卒採用では、全国各地が配属先となる全社採用と、勤務する事業所(工場)ごとに行う事業所採用の2コースがあります。
全社採用では、日本全国のみならず、世界をフィールドとしてのグローバルな活躍を目指すことが可能です。事業所採用では、各事業所で特化した専門知識・技能を身につけ、コア人材となることを想定しています。
経験者採用では、特にワーク・ライフ・バランスの充実や、採用や活躍フィールドに関しての男女平等をアピールしています。これからの時代に合った働きやすい職場という意味でも、コマツは魅力的な存在ですね。

最強のハーヴェスター!【Komatsu 931.1】

931.1とは、スウェーデンにあるコマツのグループ企業「コマツフォレスト」が手がける、ハーヴェスター(林業用の伐採機)です。海外を中心に販売されている製品のため、国内で実物を見かける機会はほぼないかもしれません。ぜひ一度、931.1が木を伐採するところを動画でご覧ください。

Harvester Komatsu 931.1 with Harvesting Head 365

木を手で掴むようにしたかと思ったら、一瞬で切り倒します。あまりの速さに、何が起こったか瞬時には分からないほどです。
次の瞬間には、木を持ち替えるようにして横に倒し、枝を取り除きながら一定の長さに切り揃えていきます。そのスムーズさとスピードには、本当に驚くばかり。
ご紹介した動画は、コマツフォレスト社が2011年に公開したものです。SF映画を思わせるようなその光景は、インターネットを中心に、日本を含む世界のさまざまな国で、何度も話題になっています。技術力への感嘆の声のほか「カッコいい」「強すぎる」「神機」など、率直な驚きのコメントが並んでいます。あまりのスピードに、過剰伐採や環境破壊につながる恐怖すら感じる人もいるようです。

油圧ショベル PC2000-8

引用:コマツ ヨーロッパ

ここからは、コマツの代表的な建設機械を、いくつかピックアップしてご紹介します。
油圧ショベルは、建機のなかでも最も代表的なもののひとつです。掘削・積込みといった土木作業によく使われるほか、アタッチメントを交換して破砕・選別・整地・法面整備などに使われることがあります。
コマツの油圧ショベルは、大きなものから小さなものまで、多彩な機種のラインアップがあります。そのなかでも、ここで紹介するPC2000-8は、機械質量200,000kg・バケット容量12㎥・アームの長さ3.9mと、非常に大きなサイズです。大型の造成工事や過酷な砕石現場など、さまざまな用途で使用されています。

圧倒的なパワーと耐久性

ハイパワーエンジンを搭載することで、出力が高いのが最大の魅力です。大きな作業量と低燃費を両立する、Pモードでコストの削減にも貢献します。もちろん、ハードな作業に用いられるものなので、タフなフレーム構造をベースに、アーム岩プロテクタ、走行モータ部のプロテクタ、耐摩耗性強化バケットなど、随所に工夫を凝らし、高い信頼性と耐久性を実現しています。

オペレータにとっても安全・快適

パワーに加えて、オペレーションの快適さやメンテナンス性も、日々の作業においては重要です。PC2000-8のキャブは、新設計の大型タイプで、オペレータにとってより快適な空間となっています。新型ダンパマウントの採用などにより、振動と騒音の少なさという点でも優れています。キャブ一体型OPGトップガードレベルⅡが搭載されており、予期せぬ落下物からオペレータを守ります。

メンテナンス性の高さも魅力

また、新開発のパワーコンテナはエンジン、ラジエータ、オイルクーラ、油圧ポンプ、PTOといったものを一括して格納します。点検・メンテナンス・オーバーホールにかかる工数の削減を、可能にしました。

自社開発・自社生産の油圧ショベル

コマツでは、油圧ショベルを構成するエンジン・油圧ユニット・メインバルブ・制御電子機器を、自社で設計・開発・生産しています。建機では他社製の部品を使うことが珍しくないなか、この点はコマツの際立った特色といえます。

マイクロショベル PC01-1

引用:コマツ建機販売 株式会社 穴掘り.com

続いては、コマツ最小のミニショベルです。
コマツではミニショベルやミニホイールローダといったミニ建機も、多数取り揃えています。そのなかでも、特に小型なマイクロショベルのひとつがPC01-1です。
公式サイトでは「一家に一台スコップがわり」というキャッチコピーが添えられており、実際に別荘や庭園などで、個人用として使用しているユーザーもいるようです。
なお、機体質量3トン未満の建設機械の運転には「車両系建設機械の運転業務に関わる特別教育」の受講が必要です。個人用途であっても、購入・使用にあたってはご注意ください。

使いやすいミニサイズ

ミニショベルは、機械質量300kg・バケット容量0.008㎥となっています。上で紹介した超大型機のPC2000-8と比べると、そのスケールの違いが際立ちます。マイクロショベルPC01-1は、軽トラックの荷台にも楽々積めるサイズで、離れた場所への移動も容易です。全幅580mmとスリムで、塀と家屋の隙間やビニールハウスの中での作業も可能です。
乗った感覚は、まるでスクーターにまたがっているかのような座り心地で、操作やメンテナンスも簡単で使いやすい一台です。

小さくても性能は充分

もちろん、掘削性能も建機として充分です。全旋回&ブームスイング機構により、溝掘削も楽に行えます。ブレードにより、埋め戻し作業や、整地作業も可能です。アームは深さ約1mまで届きます。
300mmの広幅バケット、150mmの狭幅バケット、土砂運搬用のキャリーバケット(550×400mm)、三本爪リッパ、680mmのロングアーム(標準は480mm)と、アタッチメント・オプションも豊富です。行う作業に合わせて選ぶことができます。

ミニショベル超湿地仕様車

引用:コマツ建機販売 株式会社 穴掘り.com

コマツの建機には、一般的で汎用性の高い標準仕様車のほか、各業種それぞれの特殊事情に合わせた業種別仕様車も多数用意されています。解体・金属リサイクル・港湾荷役・産業廃棄物処理・林業・農畜産といった業種に向けたものがあります。その中から湿地作業に最適化された、超湿地仕様のミニショベルをご紹介します。
ミニショベル超湿地仕様車は、PC18MR-3・PC20MR-3・PC30MR-5の全3タイプがあります。排水路の造成、レンコン収穫時の表土掘削作業・収穫後の埋戻し作業といった、ぬかるんだ泥の地面での作業に対応しています。湿地における作業は、一般的な作業と比べて一層苦労や負担が多いものですが、それを軽減し、生産性向上に寄与する一台です。
なかでも下記の2種は、耐久性や走行性をさらにアップさせた、特色ある仕様となっています。

・PC18MR-3超湿地仕様車
業界初となる亜鉛メッキトラックフレームを採用。広幅湿地ゴムシューを標準装備

・PC30MR-3超湿地仕様車
ワイドゲージトラックフレームを使用。PC18MR-3と同じ広幅湿地ゴムシューを標準装備

コマツの農畜産業向け仕様車には、ミニショベル超湿地仕様車のほかに、ホイールローダ・ミニホイールローダの農畜産仕様車、堆肥処理仕様車といったものがあります。農畜産業の仕事の実態に合わせ、きめ細かく対応していることが、お分かりいただけると思います。

ホイールローダ WA1200-6

引用:コマツ建機販売 株式会社

続いてはホイールローダです。こちらも多くの人が、よく見かける建機のひとつではないでしょうか。前面の大きなバケットを使って、土砂などをトラックに積み込む作業をするほか、構内の短距離を運搬することもあります。アタッチメントの付け替えによって、幅広い作業に対応可能です。例えば雪国では、スノーブレードまたはスノープラウを取り付けて、除雪車として使用するケースも多く見られます。

信頼性の高い大型タイプ

WA1200-6は、運転質量216,400kg、バケット容量20㎥と、コマツの標準仕様のホイールローダの中で、最大のものとなっています。バケットの容量とともにエンジンも高出力・高トルクのものを搭載し、生産性の高さが魅力です。フレーム・油圧回路・電気回路とあらゆる点で、信頼性と耐久性の高さにこだわり、厳しい作業環境にも十分対応する一台です。2モードアクティブワーキングシステムを採用し、消費馬力の抑制や、牽引力のUP、サイクルタイムの短縮を実現しています。

使い勝手も良好

Hi-CABを採用し、視認性に優れており、スティック1本で前/後進・シフトのアップ/ダウン・車体の屈曲を操作できます。キャブ内はオペレータの負担を最小限とする、快適な空間となっています。もちろん安全性も考慮し、強固なキャブ構造となっています。

充実の先進性能

鉱山機械稼動管理システムKOMTRAX Plusを標準装備するほか、エンジンはEPA Tier2排ガス規制をクリアし、環境適応性の高さも魅力です。

ミニホイールローダ WA20-6

引用:コマツ建機販売 株式会社 穴掘り.com

ホイールローダにも、ミニタイプがあります。コマツのミニホイールローダの中でも、とりわけ小型なのが、WA20-6です。
WA20-6は運転質量2,015kg・バケット容量0.3BOCとなっています。ミニホイールローダのラインアップのなかで、2番めに小さいタイプです。

魅力的な環境性能

WA20-6は国土交通省低騒音型建設機械に該当する低騒音タイプです。排ガス対策でも、国土交通省第三次基準値排出ガス対策型建設機械に該当します。新型エンジンにより、地球環境や現場周囲にも配慮した一台です。

高い操作性と安全性

クラッチ操作が不要で、レバー1本で前後進の切り替えが可能です。バケットを下ろしたときに、自動的に水平になる機能により、操作がいっそう容易になっています。誤操作防止のセーフティロックや、パーキングブレーキをかけたままでは発進しない、ひきずり防止機構が採用され、安全性も配慮されいます。

メンテナンス性にも配慮

ワイドオープンフードを採用し、エンジンフードは前開き式、床板は取り外し式です。これにより、日常点検・整備がよりスムーズになりました。

バリエーションも豊富

農業・畜産業に最適化した農畜産仕様、操縦席をキャブ化したキャブ仕様もあります。WA20-6本来の快適性と性能はそのままに、それぞれの用途に合わせて、さらに快適なものになっています。

ブルドーザ D475A-5E0

引用:コマツ建機販売 株式会社

ブルドーザーも、さまざまな現場で欠かすことができない、重要な建機です。
コマツ最大のブルドーザーD475A-5E0は、機械質量108,390kg・定格出力664kWで、砕石現場などで多く採用されています。エンジン・油圧ユニット・制御機器など各パーツを自社開発・自社生産するコマツならではの体制により、過酷な作業現場でも、大いに活躍する耐久性が高い一台です。

生産性・作業効率の高さ

D475A-5E0のビッグな生産性を支えるのが、ハイパワーとクリーンさを両立する、コマツ製のエンジンです。コントローラがエンジン回転数・速度段・車速を常時監視し、負荷が上がると自動的に最適なシフトダウンを行って、高い作業効率を維持します。さらに、電子複合制御システムが提供するロックアップモード・エコノミーモード・後進スローモード・シュースリップコントロールの4モードを単独、または組み合わせることで、幅広い作業や土質に対応できます。

耐久性とメンテナンス性も重視

フレーム構造に大型の鋳造部品を採用しているほか、足回りは新機構「Kボギー」によって、さらに耐久性が増しています。パワーラインは主要機能をコンポーネント化し、モジュラーデザインにより、分解・修理・組立が効率的に行える構造になっています。モニタパネルに故障診断機能が付いており、重大なトラブルを未然に防グ機能が搭載されています。

さらに、コマツの鉱山機械稼動管理システムKOMTRAX PLUSを標準装備し、コンポーネントをモニタリングして、異常を早期発見します。こういった先進的なICTシステムを取り入れることで、修理コスト低減に寄与しています。

ダンプトラック HD465/605-7E0

引用:コマツ建機販売 株式会社

ダンプトラックは、ダンプカーやダンプとも呼ばれ、荷台を傾ける機構を備えたトラックを指します。土砂などの積荷を、一度に下ろせる点が特徴的です。

コマツでも、さまざまなダンプトラックをラインアップしています。その中でもHD465-7E0とHD605-7E0は、平均的なサイズのものになっています。最大積載質量と空車質量、定格出力は下記のとおりです。

HD465-7E0:最大積載質量 55.0t、空車質量 44,600kg、定格出力 533kW
HD605-7E0:最大積載質量 63.0t、空車質量 47,100kg、定格出力 533kW

どちらも、排ガス対策指定状況としては、特定特殊自動車少数特例基準適合車となっています。

コマツならではの自社設計・自社生産で、オフロードダンプとしての作業効率・安全性・耐久性を追求し、現場で頼りになる一台です。

高い作業効率

荷台部分は、幅を広く、高さを低く設計されています。積込み作業がスピーディーに、効率よく行えます。また、車体のサイズは、決して小さくありません。ストラット型フロントサスペンションによって、小回り性を確保し、切り返しは最小限で済むよう工夫されています。作業量優先のPモードと、軽負荷作業用のEモードの、2つの切り替えがあります。作業やコースの内容に応じて、効率的な車両セッティングが選べます。

安全性もしっかり確保

ROPS/FOPS一体型キャブを標準装備しており、転倒や落石などの不意の事故から、オペレータを守ります。ドアは左右両側にあるので、緊急の際は、どちらからでも脱出できるという点でも安心です。ほかには、フロント・リア・パーキングの各ブレーキをそれぞれ独立した系列で制御するため、万一どれかに異常があった場合は、ほかの2系統によって危険回避が可能です。走行中にステアリングが効かなくなったときは、自動的にエマージェンシステアリングポンプが作動します。作業にあたって安全第一で行うのは当然のことですが、それでも万一のことが起きた場合を考えると、こういったさまざまな安全機能が搭載されているのは、ありがたいですね。

道路機械 モ-タグレ-ダ GD825A-2

引用:コマツ建機販売 株式会社

モータグレーダとは、整地に用いられる自走式の建設機械です。道路工事で路床・路盤を整地するほか、除雪作業に使用することもあります。車体が大きいため、比較的規模の大きな土木工事で使われます。
モータグレーダGD825A-2は、コマツのほかの建機と同様に、エンジン・油圧ユニット・メインバルブ・制御用電子機器を、自社開発・自社生産しています。これによって高い品質を保ち、ユーザーからの信頼を得ています。

作業性と操作性の良さが最大の魅力

GD825A-2では、グレーダ専用に設計されたコントロールバルブを採用しており、とりわけ微操作性と同時操作性に優れている点が特徴的です。大型キャブもグレーダ専用の設計で、ボンネットの傾斜角度など細部に至るまで工夫が凝らされ、前方後方の視界が抜群に良くなっています。作業時はもちろん、走行時にも安心です。パワフルなハイパワーエンジンを搭載し、前輪荷重79kN・後輪荷重212kNと、バランスの取れた配分になっています。そのため、重掘削時も楽に作業することができます。

安全設計もハイレベル

ステアリングポスト上部には、車両モニタパネルが装備され、液晶表示によって異常をひと目でチェックできます。始業点検時だけでなく、運転中にもすぐに異常に気づくことができるのは、素晴らしいですね。ROPS(転倒時運転者保護構造)キャブを標準装備しており、万一の落石や転倒などの際も、オペレーターの安全を守ります。キャブはリフトアップ構造で、キャブ下回りの整備がしやすくなっています。エンジン・トランスミッション・ファイナルドライブは単独で脱着可能になっており、メンテナンス時間も最小限で済むように設計されています。

ホイール除雪ドーザ(ブレード付)

引用:コマツ建機販売 株式会社

雪国では、冬になると除雪は日々欠かせません。駐車場などの狭いスペースの除雪から、市街地や幹線道路など広い範囲の除雪まで、コマツではさまざまな除雪用機械を用意しています。
その中から、ホイール除雪ドーザ(ブレード付)をご紹介します。
コマツのブレード付きホイール除雪ドーザは、歩道や駐車場などの比較的狭い範囲の除雪に適したミニタイプと、市街地や山間道路などのある程度広い範囲の除雪に適した通常タイプの、2種類があります。

ミニホイール除雪ドーザ(ブレード付)

ミニホイール除雪ドーザ(ブレード付)は、WA30-6E0・WA40-8・WA50-8の3タイプがあります。サイズや搭載エンジンが少しずつ異なり、ニーズに合わせて選ぶことができます。
ミニタイプの除雪ドーザは、なんといっても操作が容易な点が特長で、誰でも運転しやすく、スムーズに除雪が可能です。ボディがコンパクトなため、特に狭い現場での、除雪作業で威力を発揮します。

ホイール除雪ドーザ(ブレード付)

ホイール除雪ドーザ(ブレード付)は、少しずつ仕様の異なるWA100-7・WA200-7・WA270-7・WA320-7の4タイプがあります。さらに、4タイプそれぞれに、汎用プラウ付と、ピッチ機能の付いたサイドスライドアングリングプラウ付きの2種が用意されています。
四輪駆動式で推進力が高く、パワーシフトトランスミッションによって、機動力にも優れています。スピーディーに除雪ができるよう、ホイールベースは長く、広いトレッドによって、安定した走行を確保しています。
なお、ブレードではなくバケットが付いた除雪ローダも、ミニタイプと通常タイプが展開されています。ほかにはグレーダ除雪仕様車も用意されており、幹線道路などの高速除雪でも活躍しています。

エンジン式フォークリフト FHシリーズ

引用:コマツリフト 株式会社

コマツのフォークリフトは、グループ企業のコマツリフトで取り扱っています。
コマツリフトで扱うフォークリフトは、エンジン式とバッテリー式の2種類に大別されます。それぞれの中から、代表的な機種を1つずつご紹介します。
はじめは、エンジン式フォークリフトのFHシリーズです。

経済性と環境性能に優れたエンジン

特定特殊自動車排出ガス2014年基準対応のエンジンを、搭載しています。排出ガス後処理システム コマツ ディーゼル酸化触媒(KDOC)、可変ターボシステム バリアブルフローターボチャージャといった最新テクノロジーを満載しています。経済性が高いだけでなく、環境性能の面でも優れています。

安全へのこだわり

電子制御HST、可変ポンプCLSSといった、建設機械で培った高い技術を、フォークリフトにも応用しています。HSTにより、油圧モータの動力で速度調整を行うため、加速がスムーズです。さらに変速時のショックも少なく、荷崩れのリスクも下がっています。坂道での、ずり下がりが少なく、坂道発進が容易である点も魅力のひとつです。
また、インターロック機能により離席時は自動で走行・荷役系を停止させます。ギアがニュートラルでないとエンジンを始動できないニュートラルスタート機能を備え、エンジン始動時の急発進を防止します。ほかにも誤動作などを防ぐ、さまざまな安全機能を搭載し、現場での事故を未然に防ぎます。

最新のICTとKOMTRAX

標準搭載されたTOMTRAXにより、位置情報や稼働情報、燃料消費量などを遠隔で把握可能です。ランニングコストの把握や、稼働管理に大変役立つ機能です。
また、大型のカラーマルチモニタには、車両の稼働状況が映し出され、コンディションをひと目で把握することができます。メンテナンス履歴も記憶され、いつでも画面上で確認可能です。

バッテリー式フォークリフト FEシリーズ

引用:コマツリフト 株式会社

続いては、バッテリー式フォークリフトFEシリーズです。
エンジン式と比較した場合、バッテリー式フォークリフトの大きなメリットとして、ランニングコストの低さとCO2排出量の少なさが、挙げられます。

低ランニングコスト

化石燃料は価格の変動が激しく、燃料価格の高騰時は、思いがけないコスト増加に悩まされます。しかし、電気料金は比較的安定しているため、ランニングコストの見通しが立てやすくなります。また、電気代はディーゼルエンジン式フォークリフトの燃料代の約1/5と、大幅にコストを抑えることが可能です。

CO2排出を大幅削減

コスト面に加えて、CO2排出量の少なさもバッテリー式フォークリフトの大きな魅力です。バッテリー式の場合、CO2排出量はディーゼルエンジン式フォークリフトの約1/3に抑えることができます。また、現場で排出ガスを発生させないため、クリーンで、人にも荷物にも優しいフォークリフトといえます。

バッテリーの充電は?

バッテリー式のフォークリフトを採用するにあたって、充電の頻度や所要時間などを心配される方は、多いのではないでしょうか。
コマツ独自の急速補充電システムを採用しており、新開発の定置式急速充電器を用いれば、1時間程度の充電で最大60%まで回復可能です。
本体側でも、バッテリーの消費を抑えるさまざまな工夫が行われています。高効率の「PM モータ」の採用や、モータ負荷ピーク時の消費電力を抑える新しい制御方式などによって、消費電力を従来より20%低減しています。
また、イージーメンテナンスバッテリーの採用により、バッテリーフードを閉めたままでも、充電が行えます。充電器と充電プラグの耐水性・防塵性も高く、雨水がかかる環境やホコリの多い現場などでも、問題なく設置可能です。

ハーベスタ・プロセッサ

引用:コマツ建機販売 株式会社

林業用の機械も、コマツの主要な製品のひとつです。
ハーベスタとは、広義には刈り取り機・収穫機という意味です。林業においては、伐採・枝払い・測尺・玉切り(木材を一定の長さに切り揃える作業)と、玉切り済みの木材の集積作業を、一貫して行う機械のことを指します。自走式であることも、特徴のひとつです。
プロセッサもハーベスタに近いものですが、伐採は行わず、枝払いから集積までの工程を行います。

PC138US-10NM・PC160LC-8

コマツのPC138US-10NM・PC160LC-8は、後方超小旋回型の油圧ショベルPC138US-10と、標準仕様のPC160LC-8油圧ショベルをベースに、林業向けのハーベスタ・プロセッサ仕様車にしたものです。仕様を一部変更し、ハーベスタ・プロセッサ350.1を取り付けて使用します。

ハーベスタ・プロセッサ350.1

引用:コマツ建機販売 株式会社

ハーベスタ・プロセッサ350.1は、木材の曲がりにも対応した高精度機となっています。最大玉切り直径600mmと大径木から小径木まで対応可能です。スピーディーかつ滑らかな送材で作業効率もアップします。また、高速チェーンソーを採用したことで、玉切り時の木材割れを抑えている点も、本機の魅力のひとつです。

フォワーダ(木材運搬車)

引用:コマツ建機販売 株式会社

フォワーダとは、林業の現場で木材を運搬する車両です。
コマツの木材運搬車(フォワーダ)は、油圧駆動とモノレバーにより、あらゆる走行操作が簡単に行えます。
さらに、ゴムクローラによる高い走破性能で、悪路でも力強く安定して走行可能です。
KCF500-1・KCF500-1F・KCF700-1・KCF700-1Fの4車種があります。どれも排ガス2次基準をクリアしたクリーン&ハイパワーエンジンを搭載し、エコ性能とパワフルさを両立しています。

各車の機械質量と最大積載質量は、下記の通りです。

KCF500-1:機械質量 5,800kg、最大積載質量 3,500kg
KCF500-1F:機械質量 6,500kg、最大積載質量 3,000kg
KCF700-1:機械質量 7,100kg、最大積載質量 5,000kg
KCF700-1F:機械質量 7,800kg、最大積載質量 4,300kg

KCF500-1FとKCF700-1Fの2車種は、グラップルローダ装着車となっています。グラップルローダとは、原木を積み下ろしするためのクレーンに似た機械です。搭載しているグラップルローダのメーカーと型式は、下記の通りです。

KCF500-1F:ヒアブ社 3000XG
KCF700-1F:クラナブ社 FC45

自走式破砕機 BR210JG-1

引用:株式会社 小松製作所(画像はBR380JG)

建設・解体現場での作業後は、コンクリートガラや転石、不良土、伐採材・伐根などが発生します。これらをその場で処理し、再利用を可能にするのが資源リサイクル機械です。ここでは、自走式破砕機ガラパゴス(BR210JG-1)をご紹介します。
自走式破砕機ガラパゴスは、解体工事などで発生するコンクリートガラを破砕する機械です。破砕後のガラは、路盤材・埋戻し材として利用することができます。このように、不要物を処理して再利用する方法を、現場循環型工法といいます。ガラの処分費用や運搬費・砕石購入費といった費用の節約になるほか、廃棄物の削減や環境保護という観点からも、優れた工法です。

自走式破砕機ガラパゴスの特徴

リニア支持構造を採用することで力の分散を防ぎ、無駄がなく効率の良い、理想的な力の流れを実現しました。破砕スピードはコントロール可能で、ガラの大きさなどに応じて調整できます。また、破砕は油圧力によって行うため、異物が混入した際に、各部への衝撃が最小限で済みます。

スペック

機種名:BR210JG-1
運転質量:20,000kg
寸法:全長 9,800 × 全高 2,890 × 全幅 2,700mm
エンジン名称:コマツS6D102E
最大供給塊寸法:800 × 600 × 350mm
最適供給塊寸法:350 × 250 × 250mm
走行速度:3km/h
登坂能力:25度
※最大供給塊寸法とは、向きに注意して投入すれば破砕できる最大の寸法です。これに対し、最適供給塊寸法とは、向きに注意する必要のない最大寸法です。

シールドマシン・TBM(岩盤用トンネル掘削機)

引用:株式会社 小松製作所

建設機械といえば、道路工事など地上で活躍する姿を、思い浮かべますよね。トンネルの掘削や、下水管を非開削で埋設する工事など、地下を活躍の舞台とする建機も数多くあります。コマツの地下建機のなかから、シールドマシンとTBMをご紹介します。

シールドマシンとは、シールド工法(掘削と同時に逐次壁面を構築していくトンネル工事の工法)で用いられる掘削機です。TBMは Tunnel Boring Machine の略で、シールドマシンに似ているものの、基本的にトンネル掘削の機能のみに限られています。
コマツは1963年に、日本初のTBMを開発したパイオニアであり、トンネル掘削機の技術をリードしてきた存在です。近年では中国など、海外へ活躍の場を広げつつあります。

泥土圧式シールド

都市部近郊で、地下水面下の地下水を含む地層を安全かつ経済的に施工するシールド掘進機です。掘削した土砂に添加剤を注入することで、水を通さず、一定の粘度をもつ泥土に変換します。泥土圧を切羽の土圧と地下水圧に対抗させ、掘進量と排土量のバランスを図りながら掘進する仕組みです。

泥水加圧式シールド

河川や海底の下、深度の大きなところなど、特に水圧の高いところで土砂層を安全に施工するシールド掘進機です。小さな力で掘削可能であり、カッタの摩耗が少なくて済むため、長距離や断面の大きなトンネルの施工に向いています。

TBM(岩盤用トンネル掘削機)

山岳でのトンネル工事などに用いられ、岩盤を掘削するためのトンネル掘削機です。ディスクカッタによって、岩盤を破砕しながら掘進する仕組みです。

ハイブリッドシールド

地下水面下でのシールド技術と、岩盤掘削用TBM技術を組み合わせたタイプのシールド掘進機です。2つの技術を組み合わせることによって、適用範囲が広く、土砂や岩盤以外の巨礫層(直径256mmを超える石を多く含む層)の掘削にも対応しています。

コマツのおもちゃ

引用:楽天

建設機械が大好きなお子さまに、本物のコマツの建機をモデルにしたおもちゃはいかがでしょうか。

人気のトミカにも、コマツの建機がいくつかあります。油圧ショベル、ブルドーザー、モータグレーダなど、いくつか集めて遊ぶのも楽しそうですね。

タカラトミー トミカ No.9 コマツ 油圧ショベル PC200-10型
アーム可動/運転台回転

発売:2012年10月

タカラトミー トミカ No.56 コマツ ブルドーザD155AX-6
ブレード可動
発売:2008年10月
タカラトミー トミカ No.140 コマツ モータグレーダ GD675-6
ブレード可動/車体左右可動
発売:2016年6月

もう少し大きいサイズのものが良ければ、トイコーのフリクションシリーズがおすすめです。

トイコー フリクション コマツPC228US
レバーでアームが動く
本体サイズ:長さ40×高さ25×幅17cm

実際にまたがって遊べるタイプのものもあります。手元のレバーでアームやバケットが動き、アクションサウンドが鳴る本格派。ヘルメットも付いているので、オペレータになりきって遊べますね。

トイコー 乗用マイクロショベル コマツPC01
本体サイズ:長さ53×高さ64×幅24cm
単2電池4本使用(電池別売)

これからの時期、クリスマスプレゼントの候補として検討してみるのも良いのではないでしょうか。

SNSやWEB情報

WEBサイト

コマツの情報は、やはり公式サイトが最も充実しています。

【株式会社 小松製作所】

海外向けに英語版サイトも用意されています。

【株式会社 小松製作所(英語版サイト)】

国内外のグループ企業のサイトは、コマツ公式サイトの「グループ企業」のページにまとめられています。

【グループ企業 日本】

【グループ企業 アメリカ】

【グループ企業 欧州・CIS・中近東・アフリカ】

【グループ企業 アジア・オセアニア】

【グループ企業 中国】

公式サイトのほか、Wikipediaの小松製作所のページも情報がまとまっており、コマツの全体像を概観するのに便利です。

【Wikipedia 小松製作所】

SNS

現在のところ、TwitterやFacebook・InstagramといったSNSでコマツの公式アカウントは運営されていません。
Twitterにはコマツニュースというアカウントがあり、コマツ関連のニュースをツイートしていますが、こちらは非公式とのことです。

コマツニュース

Instagramで、広島カープモデルのコマツの建機のチラシ画像が見つかりました。

リーグ優勝記念として登場し、昨年は完売したとのこと。広島に行くことがあったら探してみたいですね。

建設機械の修理費用を抑える方法

建機を長期間使用すると、どうしても修理が必要になる可能性が高まってきます。
コスト低減の観点からも、大きな故障による高額な修理や、買い替えはできる限り避けたいもの。そのためには、やはり定期的な点検が欠かせません。
点検により、わずかな異音や部品の摩耗など、問題が小規模なうちに発見できれば、対応の費用も少なくて済みます。これを見過ごし、建機が動かない・破損してしまったというような大きな問題になると、修理費や修理期間が大きくなってしまいます。
とはいえ、日々の業務と並行して、ユーザー自身で定期的に点検をするのも困難です。そこで、サービス会社と定期メンテナンスを契約し、プロに点検・メンテナンス・修理を一貫して任せるのも一案です。修理や作業中断期間、故障時の修理費のリスクをトータルコストとして考えると、建機の稼働時間が長くなるにつれ、メンテナンスプランのほうがコストが低くなるのは明らかです。
もちろん、日々の操作を正しく行い、無理な作業を行わないことが、故障や修理を最小限にするために重要です。建設機械のトラブルの約3割は、運転操作の不備によるもの、と言われています。

コマツの中古建機・中古産業機械

グループ会社のコマツクイック株式会社では、コマツを含む各社の中古の建設機械・フォークリフト・産業機械を扱っています。
社名の「クイック」は、英文表記の Komatsu Used Equipment Corp.の頭文字「KUEC」から来ています。
建設機械では、油圧ショベル、ミニショベル、ブルドーザ、ホイールローダ、不整地運搬車、ローラ、グレーダ、アスファルトフィニッシャ、環境リサイクル機械、発電機、コンプレッサ、アタッチメント等、幅広い商品が取り扱い対象になっています。
ディーゼル・ガソリン・バッテリの各タイプのフォークリフトのほか、ショベルローダーも取り扱っています。横浜センターでは1,000台を超える実機を展示しているほか、公式サイト上でもメーカーや動力・年式などさまざまな条件で在庫を検索できます。

【コマツクイック 中古フォークリフト検索】

産業機械は、プレス・板金機械の買い取りのほか、安心して使える中古機械の販売も行っています。
インターネットオークションも、月に2回のペースで定期的に開催しており、KUECオークション会員となることで参加できます。開催日程は公式サイトで発表されています。

【コマツクイック オークション】

建機・フォークリフト・産業機械は高額なものですので、コストを抑えるためには中古品も選択肢のひとつとなります。信頼できる店舗で、安心できる一台を選びたいですね。

点検・メンテナンスの重要性

引用:コマツ建機販売 株式会社

どれだけ高品質で耐久性が高い建機であっても、点検とメンテナンスは欠かせません。長期的に充分な性能を発揮させるためには、必ず取扱説明書を一読し、記載に基づいた点検とメンテナンスを行いましょう。
使用する度に、始業点検を行うのはもちろん、時間ごとの点検・整備、不定期な点検・整備も必要です。月次・年次定期点検記録表で実施状況を管理するとよいでしょう。

コマツの建設機械の販売・サービスを行うグループ会社、コマツ建機販売株式会社のサイトでは、油圧ショベル(PC200-8N1)の始業点検項目を例として、掲載しています。

・燃料タンク混入水・沈澱物のドレン
・ウォータセパレータの点検、水抜きおよび沈殿物のドレン
・作動油タンクの油量点検・補給
・冷却水量の点検・補給
・エンジンオイルパンの油量点検・補給
・電気配線の点検 燃料量の点検・補給
・作業灯の点検 ホーンの機能の点検

【定期点検・メンテナンス – サービス&サポート | コマツ建機販売 株式会社】

点検とメンテナンスの重要性は理解しているけれど、実際に自分たちで確実に実施していくのは負担が大きいと感じる方も多いと思います。その場合は、コマツが点検・メンテナンスを代行する、月次点検契約や修理補償付きメンテナンス契約、長期の保守契約を、検討されてみてはいかがでしょうか。詳しくは、お近くのコマツ建機販売の営業所に、ご相談ください。

海外における偽物・コピー部品の問題

建機そのものの偽物・コピー品の情報はあまり聞かれません。しかし、海外において、特に偽物部品の販売が横行し、一時期問題視されていました。
海外、とりわけ発展途上国においては、正規のサービス会社ではなく、町の修理工場にメンテナンスを依頼するユーザーが多く見られます。そういった修理工場では、コストの面から偽物部品を使っているケースが大半でした。日本を含む先進国では、代理店を通じ純正部品を使って修理されるのに対し、中国では実に9割が偽物部品だったという報告もあります。
こうした偽物部品を使った修理を行うと、建機本来の性能を発揮できないばかりか、故障につながる恐れも高まります。また、中古車価格の値崩れを引き起こすという、問題も見逃せません。
コマツでは、2010年から主要部品にICタグを装着し、部品の状態や交換履歴を、遠隔で追跡管理する仕組みを導入しました。また、他社を含めて、発展途上国での自社サービス体制の整備や、地元の良質なサービス業者の開拓・連携を強化する取り組みが行われました。
その後、偽物・コピー部品による問題を取り上げる記事などは、あまり出てきていません。コマツを始めとした各社の取り組みは、一定の成果を上げているものと思われます。
建機の開発・製造を行う立場からすれば、ただ売って終わりではなく、末永く安全に使用してほしいとの思いがあるはずです。正規部品や正規サービスの利用が、発展途上国でも定着するよう願いたいですね。

まとめ

建機メーカー・コマツについて多角的にお伝えしてきましたが、「へー!」と思うような新たな発見はありましたでしょうか。優良企業としても知られるコマツには、今後も私たちの暮らしを支える存在として、ますますの発展を期待したいと思います。

【株式会社 小松製作所 公式ホームページ】

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