生活の一部でもある窓ガラスは、強風が吹いたり突然の事故で割れてしまうこともあります。割れてしまった窓ガラスを見ると慌ててしまう方もいるかもしれませんが、危険なので落ち着いた対応を取る事が大切です。
ではどのように対処したら良いのか、修理にかかる費用はどのくらいなのか気になる方もいるでしょう。この記事では、窓ガラスの修理や交換にかかる費用や基礎知識もあわせてご紹介します。いざという時に役に立つ生活の知恵を一つ身につけておきましょう。
目次
窓ガラスが割れてしまった時には修理が必要です。そのまま放置してしまうのは大変危険なので、早急に対処する事が大切です。
しかし、窓ガラスの修理、交換となるとどのくらい費用が掛かるのか気になる方もいるでしょう。ここでは、窓ガラスの修理費用についてまとめたでの参考にしてください。
一般的な家庭で使われる窓ガラスは、「一般ガラス」と呼ばれるタイプで、正方形のものや長方形のものなど、形がいくつか分かれています。また、窓ガラスに格子柄のデザインが入っていたり、すり板ガラスや型板ガラスなど種類も様々です。
窓ガラスは厚みによって価格も違うので、一概に価格相場を表示することは難しく、窓ガラスの種類やサイズによっても費用が異なりますが、一般的な透明の窓ガラスの修理費用は10,000円〜18,000円が相場と言われています。依頼する業者によっても大きく異なるため、まずは何社か見積もりを出してもらうと良いでしょう。
ある業者では、一般的な透明ガラスの修理・交換費用はガラス代や施工料全て含めて2万円と言っています。しかし、プロの業者に依頼しても、その場で「修理費はいくらです」とはっきり言うことは難しいそうです。実は、見積もりが確定するまでに決め手となるポイントがいくつかあります。
・ガラスの枚数
・ガラスの厚み
・ガラスの種類
・サッシの施工方法
主に上記の4つのポイントを見てから修理費用が確定します。
ガラスの枚数や厚み、種類などは電話で伝えればその場で判断する事ができるのですが、サッシの種類や施工方法は実際に見てみないと分かりません。実はこの部分が大きく費用を左右することになります。
素人の方が見てもサッシの種類や施工方法を確実に伝えることは困難なので、まずはプロの方に一度見てもらう必要があります。修理業者の中では、無料でお伺いし、現地で見積もりをしてくれるところもあるので、信頼できる業者に一度お願いしてみましょう。
窓ガラスの交換は業者に依頼した方が良いのですが、どこに問い合わせをしたら良いか悩む方もいます。ここでは、おすすめの業者をご紹介するので、迷っている方はこちらの業者に依頼してみてはいかがですか。
ガラス110番は、無料で相談を受けてくれるので、どの業者に依頼するかなかなか決まらないという方、まずは相談に乗ってもらうことがおすすめです。通話料もかからないため、気軽に依頼する事ができます。
どんなガラスにも対応しており、家庭用の窓ガラスだけでなく、オフィスや店舗、車のガラスの修理も受け付けています。
24時間365日いつでも電話が繋がるので、時間帯を気にせず利用できるのも魅力です。ガラスの修理・交換費用は4,800円からとなっており、非常に良心的です。もちろんガラストラブルのプロが対応してくれるため、安心して依頼できます。
先ほどおすすめの修理業者をご紹介しましたが、他社でも見積もりを取りたいと考える方もいるはずです。信頼できる業者の選び方について、気をつけるべきポイントは何か、ここではご紹介するので参考にしてください。
まず、修理業者に依頼となると必ずかかるのが出張費です。業者によっては料金の中に含んでいるところと含んでいないところがあります。
料金に含まれていない業者は、修理費用の価格が安く設定されている事が多く、実際に依頼してみると別途出張費を取られたと言うケースもあります。ですから、出張費がかかるということを頭に入れ、その費用が料金体制の中に含まれているかどうかをチェックしましょう。
近くの業者であれば出張費も安く抑えられますが、遠方の業者だと高額な出張費を請求される事があるので注意です。出張費以外にも、深夜料金や休日費用などが加算されることもあるので、どのような費用が掛るのか事前に確認しておくことをおすすめします。
よく分からない方は、出張費以外にどのような費用が掛るのか前もって聞いておく事が大切です。
業者を選ぶときは、最低でも3社から見積もりを取る方が良いと言われています。知人の紹介や知り合いがいる方は別ですが、初めて修理業者に依頼する方でも3社の見積書があれば、価格を比較する事ができます。
悪質な業者に引っかからないためにも、複数の業者から見積もりを取り、どこが一番良いのかを決めましょう。中には、他の業者の見積書を見せる事で、修理費用を値引きするなどサービスをしてくれるケースもあります。
少しでもお得に修理を依頼したい方は、他業者の見積書を参考に相談してみると良いでしょう。
アフターフォローが万全かどうかもしっかりとチェックしておきましょう。修理を依頼してその場では何の問題がないとしても、時間が経つと何か不具合が起こる可能性もあります。その時に、アフターフォローをしてくれる業者なら、無料で点検や再修理をしてくれるので、終わった後のサポート体制も重要です。
窓ガラスを交換したのであればそこまでアフターフォローを重視する必要はありませんが、何かあった時のことを考えると、フォローしてくれた方が良いのでこの点についても聞いておきましょう。
複数の業者で悩んでいる時は、何を基準に選んだら良いのでしょうか。いくつか気になる業者がある場合、選ぶ決め手がないとなかなか決められずに時間が過ぎてしまうこともあります。
業者を選ぶ時は、価格は適切であるか、業者の雰囲気や担当者の対応の良さはどうか、あとはスピードはどのくらいかを見ると良いでしょう。
窓ガラスの修理なら、実際に訪問してもらい見積もりを出してもらうので、その時の来訪してくれるスタッフの接客態度を見てみましょう。12月や3月は窓ガラス業界の繁忙期であるため、すぐには対応してもらえないこともあります。価格が安くてもすぐに修理ができないとなると、ガラスがない状態で生活をしなければなりません。
そうなると少し高額になってしまっても早めに修理してもらえる業者に依頼するという方が望ましいです。
少しでもガラス修理にかかる費用を抑えたい方は、これからご紹介するコツを押さえておきましょう。ここのポイントを押さえておけば、無駄にお金を払う必要はありません。すぐに修理を依頼したい気持ちにりますが、まずは出来ることから行動してみましょう。
まず、修理業社に依頼する時はなるべく平日の昼間を選びましょう。カレンダーの赤い日やお盆、正月などは別料金が発生することがあります。これに加え、深夜に依頼となると当然深夜料金がかかるので高額になりやすいです。深夜や休日は人手が不足していることもあり、別途料金が発生します。
また、応急処置を施す事で、1日程度ならしのげるはずです。もちろん、平日の昼間まで待てない時にはすぐに依頼する方が良いです。特に女性の1人暮らしとなると防犯上良くないので、迷わず直ぐに修理を依頼してください。
火災保険に加入している方は、窓ガラスの修理費用を安く抑えられる事が出来るかもしれません。窓ガラスの割れた原因によって保険の対象になるかどうかが決まるのですが、例えば「台風や強風で外に置いてあった植木鉢が窓ガラスに当たって割れてしまった」と言うケースであれば、保険が適応になる確率が高いです。
他にも盗難被害による窓ガラスの破損、突発的な事故が原因で割れた場合など、対象となる理由については加入している保険会社によっても異なるため、まずは相談してみるのが良いでしょう。
自分から連絡をしなければならないので面倒ではありますが、加入している保険によっては全額賄う事ができるかもしれないので、修理を依頼する前に確認しておきましょう。
最近注目を集めているエコガラスのことは知っているでしょうか。エコガラスとは、断熱性能に長けた環境に優しいガラスです。その断熱性能は、一般の窓ガラスの約1.7倍あり、窓から出入りする熱をしっかりと防ぎます。
熱は通しませんが光はそのまま通すため、室内にはしっかりと太陽の光が降り注ぎます。外からの熱を防ぐだけでなく、室内の暖かい空気や涼しい空気を外に逃さない役割もあるため、室内の快適な温度が一定に保たれるというメリットもあります。
室内の温度を保つ事ができるから、省エネにも貢献します。体に有害な紫外線もカットしてくれるのも魅力で、結露がしにくい窓ガラスです。最近関心が高まっているエコガラスは、長期保証もついているので、破損した場合には無料で修理ができるので安心できることもポイントです。
自治体によっては「窓ガラス補助金制度」などもあるので、自分が住んでいる自治体を確認してみましょう。エコガラスなら節約しながら長期保証も付いているので、交換を考えている方はぜひ検討してみてください。
窓ガラスの役割についてはご存知でしょうか。普段気にする事なく生活する中で、窓ガラスは非常に大切な役割を果たしています。雨が降っても室内に水が入らないようにしたり、室内温度を逃さずに一定に保つなど、窓ガラスには役割があります。
その窓ガラスにも大きく分けると一般ガラスと機能ガラスの種類があるのですが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、種類別に窓ガラスの特徴や効果についてご紹介します。
割れる事がなければ交換をすることもないと思われている窓ガラスですが、実は劣化すると窓ガラスとしての機能が十分に発揮しないことが考えられます。寿命は長いですが、経年劣化するということは覚えておきましょう。
長年使用していると、窓ガラスに含まれるアルカリ成分が表面に出て白く浮き上がってくるので、視界が悪くなったり外の光を室内に通す事ができなくなります。しかし、拭き取り掃除をする事で綺麗になるので、窓ガラスは定期的にお手入れをして綺麗な状態を保ちましょう。
窓ガラスは一般と機能の2種類に分類されますが、そのうちの一般ガラスは、生活の中でよく見かける平面が平滑で歪みがありません。さらにこれを細かく分けると型板ガラスやすりガラスなどの種類があり、それぞれが持つ特徴も異なります。
型板ガラスは、お風呂場などに使用されることの多い種類で、片面に模様が付いており、光は通すものの視線を遮る事ができます。
機能ガラスは、2〜3枚のガラスの間に空間があり、外気を中に入れない、または内側の空気を外に逃さない役割があります。断熱性が非常に高く、エコなガラスとも言えます。断熱性を高めるタイプと遮熱性を高めたタイプの2種類があり、住む地域によって使い分けが可能です。
ガラスの間に特殊フィルムが加工されている防犯を意識した種類もあります。防犯ガラスは、簡単に破られないように強度が強く、割れにくいというのが特徴です。警備会社などでも多く取り入れられており、一般家庭でも使用することは可能です。
網入りガラスは防犯性が高いと思われがちですが、実は一般ガラスと強度は変わりません。ガラスの間に特殊フィルムが挟まれている防犯ガラスは、ドライバーやバールで簡単に開けられないので、防犯性は高くなるでしょう。
しかし、絶対に割れないという訳ではないので、これで安心することはできません。防犯用の窓ガラスに交換しなくても、DIYで手軽に防犯することもできます。
その方法は、窓ガラスにフィルムを貼ることです。ガラスを割れば簡単に侵入出来てしまいますが、窓ガラスにフィルムを仕掛けておけば、例えガラスを割ったとしてもすんなり侵入することは困難です。窓ガラスにフィルムが貼ってあることに気づけば、そこからの侵入を諦める犯人もいます。
防犯ガラスと比べると効果は劣りますが、何もしないよりは対策をしておいた方が良いので、防犯性を高めたい方は是非取り入れてみてください。フィルムシートはホームセンターなどで手軽に入手する事ができます。
予期せぬ事故などで窓ガラスが割れてしまった時は、なるべく平日の昼間に信頼できる業者に依頼しましょう。割れたガラスを自分で処理しようとすると大変危険なので、必ず専門の業者に修理や交換を依頼してください。