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給湯器の電源は切った方が電気代は安くなるの?知識を徹底解説!

お湯を出したりお湯を張ったり、何かと便利な給湯器のリモコンは毎日の生活には切っても切れない関係ですよね。遠隔操作としても活躍してくれるので、1日中電源を付けたままにしている方も多いのではないでしょうか。
では、給湯器を付けたままにしていることで電気代はどのくらいかかってしまうものなのでしょうか。ここでは給湯器の電気代や、給湯器の電源をON・OFFにすることでのメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

そもそも給湯器に電源はなぜ必要なのか?

ボタン1つでお湯が出て便利なので、そもそも電源なんていらないのでは?なんて思ってしまいがちです。しかし給湯器はガスだけではなく電気も使うので、光熱費としてはしっかり加算されてしまうんですね。
毎日のちょっとした積み重ねが1ヶ月の光熱費にしてみると大きな違いをもたらします。
まずは給湯器の電源を入れたままにしておくことのデメリットについてお話したいと思います。

給湯器の電源をつけっぱなしにすると

給湯器の電源と言っても、あまり気にしていない方もいるかもしれません。しかしそこには、意外な事実が隠れていることもあるんです。

待機電力はどれぐらいかかるの?

まずは給湯器の待機電力について見てみましょう。待機電力と言っても分かりにくいかもしれませんが、1度数字にしてみます。
給湯器の電源を入れている場合の待機電力は平均7.97W、電源を切っている場合の待機電力は平均6.03Wです。(※平成24年度調査結果を元にしています)1年間に換算すると電源を入れている場合は1,885円、電源を切っている場合は1,426円となります。
差額は500円以下と思うとそんなにデメリットがないように感じますが、これが10年、20年と続いていくことを考えるとなかなの消費ですよね。「塵も積もれば山となる」ということわざがありますが、まさにこれがこの状況と言えそうです。

意外にもムダなガス代がかかる

給湯器の電源を入れたままにしておくだけではガス代は発生しません。当然と言えば当然なのですが、ガスはガスを使った時にのみ料金が発生するものです。しかしこれが落とし穴で、逆を言えばいつでもどこでもガス代が発生してもおかしくない環境ということなんです!

例えば食器を洗う時などはどうでしょうか。冬場ならともかく、夏場は冷たい水で食器を洗う方が大半ですよね。しかし給湯器の電源を入れていることで、予期せずお湯がでてしまうことがあります。そういう場合は自分の意思とは関係なくガス代が発生してしまいます。
ほんの少しの出来事ではありますが、これが積み重なればガス代はどんどん加算していく形になるんです。ちなみにガス代はガスが着火しただけでも一気に跳ね上がるので注意しましょう。
もちろん蛇口のレバーを「水」に設定しておくことでその状況は回避できますが、家族全員が常に気を配れるかと考えるとなかなか難しい問題でもあります。

給湯器の電源は切った方が電気代は安い!

結論は「給湯器の電源を切ることで電気代は安くなる」です。電源を付けたままにしていることで待機電力が消費するので、電源は切っておいた方がベターということですね。
ここでは給湯器の電源を切っておくことのメリットをもっと詳しくまとめてみました。

スイッチは都度消しの方がコストダウン

給湯器のリモコンのスイッチは、必要のない時は電源をオフにするようにしましょう。さきほども紹介したように電源を付けたままの状態だと1年間で1,885円、電源を切っている状態で1,426円と、わずかではありますが電気代に差が出るからです。
差額と言っても500円程度なので、このくらいなら別に大丈夫と考える方もいることかと思います。しかしそれは危険な考え方で、電気代は少額で済んでもガス代はどんどん加算される可能性があるということを忘れてはいけません。

都度消しの方が安全性が保てる

給湯器の電源をその都度消すようにしておくことで、無駄にお湯を使わなくてすみます。スイッチをONにしておくだけでいつでもお湯が出るようになってしまうので、知らない間にガス代が増加してしまうからなんです。
もちろんリスクは他にもあって、電源をOFFにしておけば火災・事故・トラブルを回避することにも繋がります。出かけている間に火事になってしまったなんて事例も実際にあるので、面倒でも給湯器の電源はこまめに消すことをおすすめします。

給湯器の電源の都度消しのメリットとは

他にも給湯器の電源を都度消しすることのメリットはあるんです。給湯器を長く愛用するためにも、メリットの部分はしっかり把握しておきたいですね。

リモコンの液晶寿命が長持ちする

給湯器の電源を切ることでリモコンの液晶パネルの寿命が延びるのは大きなメリットです。フル活用することでもちろん消費するので、いつの日にか液晶パネルの画面が真っ暗になってしまうなんていうこともあるでしょう。
液晶パネルが壊れてしまうと修理、もしくは交換するということになります。そうなるとまた余計な費用がかかってしまうので経済的にもデメリットになってしまいますよね。電気代、ガス代の他にもこういった予期せぬことも起きるので、給湯器の電源は都度消しが最適なのです。

給湯器の電源の都度消しのデメリット

給湯器の電源をOFFにしておくことでのメリットを紹介しましたが、ではデメリットとしては一体どんなことがあるのでしょうか。今度は給湯器の電源をOFFにすることでのデメリットについてお話します。

面倒くさがり屋の人には辛い

給湯器の電源は切っておいた方が良いと分かっていたとしても、面倒だと感じてしまう方も中にいますよね。1度や2度なら問題ないとしても、これが毎日続くと思うとやる気がなくなってしまいます。面倒くさがりの方だと、電源をその都度ON・OFFに切り替えるのを忘れてしまう可能性もありますね。

凍結防止のヒーター機能があれば要注意

凍結防止用のヒーターが付いている給湯器の場合は、電源をOFFにしてしまうことで故障の原因になってしまうことも考えられます。夏場は問題ないのですが、冬場は少し考えものかもしれません。特に気温が下がる1月、2月は注意が必要になります。

省エネに優れてた製品が出てきている

電気代、ガス代を節約したい方に朗報です。最近では省エネに優れた給湯器が続々と出てきているので、最新型の給湯器なら必然的に電気代+ガス代を節約することができます。分かりやすいように従来の給湯器を使用した時と省エネモードが搭載された給湯器のの消費電力や電気代を比較してみましょう。

給湯器の種類 消費電力(お湯張り1回分) 電気代(1週間分)
従来の給湯器 8Wh 1.51円
ガス給湯器 ECOジョーズ(パーパス) 5.33Wh 1.00円
ガス給湯器 ECOジョーズ(ノーリツ) 4.83Wh 0.93円

エコジョーズ(省エネモード)が付いている給湯器だと電気代、ガス代共に節約できることが分かりますよね。普通に使っているだけで節約になりますし、二酸化炭素発生のリスクも抑えるので地球にも優しいんです。

給湯器の寿命は?

給湯器の寿命は8年~10年と考えておきましょう。もし10年以上いまの給湯器を使用しているのであれば、最新型の給湯器に換えてみるのも1つの方法ですね。最新型の給湯器と言っても今は多種多様な給湯器があります。値段も安いものから高いもの、機能性もそれぞれ違ってくるので、気になる方は1度店頭に出向いてみたり、ネットで調べてみても参考になるのでおすすめします。

省エネ型の給湯器に交換すると

省エネ型の給湯器に交換すると、電気代もガス代も自動的に節約になります。省エネなので給湯器のリモコンも自動的に電源がOFFになるものも多く、都度消ししないといけないという面倒くささからも解放されるんです。節約したい方、面倒くさがりな方にこそ省エネ型の給湯器はおススメと言えます。

古い給湯器には種火の機能があり危険

昔の古い給湯器には種火システムが搭載されています。種火システムとは電源を入れたままの状態の間はずっとガスを消費するというもので、どんどんガス料金が跳ね上がってしまうという恐ろしい機能なんです。
こういった機能があったからこそ、給湯器の電源をOFFにするという声が増えていったようです。確かにデメリットでしかないので、古い給湯器の場合(特に10年以上前のもの)は、最新型の給湯器に買い替えてみるのはいかがでしょうか。

給湯器の電源はこまめに消すのがお得!

給湯器の電源はこまめに消すことで電気代、ガス代の節約になるのでおすすめです。1週間、1ヶ月にしてみると金額の違いが大きく分かりませんが、10年後、20年後のことを考えるとこまめに消す方がメリットが大きいです。
面倒だったり、10年以上給湯器を使用している場合は最新のエコ機能搭載給湯器に換えてみるのもおすすめします。自然と電気代、ガス代が抑えられるので、長い目で見ても決して損にはなりません。是非1度検討してみてはいかがでしょうか。

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