屋外防犯カメラの設置方法とは?基礎知識からおすすめカメラまで徹底紹介!

いたずらや不審者の侵入などの防犯対策として、防犯カメラを設置したいと考えている方は少なくありません。今回は、屋外の防犯カメラの基礎知識やおすすめの防犯カメラについて説明していきたいと思います。

屋外防犯カメラを設置するには?

屋外に防犯カメラを設置するとなると、どのような場所に設置すると良いでしょうか?まずは、防犯カメラを設置する場所や撮影する場所、また屋外に設置する防犯カメラに必要となる機能について説明したいと思います。

防犯カメラの設置場所や撮影範囲を決める

屋外に防犯カメラを設置する場所や撮影範囲について決める際に大切なことは、監視したいもの、場所や防犯カメラを設置する目的を明確にしておくことです。

例えば、空き巣や不審者の侵入を防ぐことを目的とした場合、玄関などの出入り口に防犯カメラを設置することで出入りする方の把握もできます。また窓からの侵入の可能性もあるため、侵入ができそうな1階や2階などの低層階の窓にも設置することでセキュリティの強化にもなります。

防犯カメラといっても、種類は多くあり、それによって撮影範囲も異なります。これを把握せずに設置してしまうと、不審者が来た場合顔がぼやけたり、特定できなかったりなど、防犯カメラを設置する意味がなくなっていしまします。そのため、設置する防犯カメラが撮影できる範囲を把握しておく必要があります。

基本的には、屋内で使用する防犯カメラは近距離用、屋外で使用する防犯カメラは、長距離用のタイプがよく用いられます。

屋外防犯カメラに必要な機能

屋外に防犯カメラを設置するとなると、天候時間帯設置する場所などの特性によっては、防犯カメラを設置していても画質が落ちてしっかり映らないということが起こりえます。そのため、必要な機能を確認しておきましょう。

まず、夜間や暗い場所での撮影となると、画質は落ちてしまいます。このようなことが起きないように、夜間暗視機能がついている防犯カメラがあり、夜間の防犯を目的としている方にはとてもおすすmです。この機能は、外灯などの明かりを利用して赤外線を照射することによって、夜間の白黒撮影を自動的に行うことができるのです。

ここで注意しなければいけないことは、ガラスなどの面に近かったりすると、それに赤外線が反射してしまうので使用はできません。逆に、日中の太陽の照り返しで眩しいことがありますよね。

写真を撮る時などに経験があるかと思いますが、逆光で映像が白くなったり黒くなったりすることがあり、しっかり撮影できないことがります。これは防犯カメラも同じです。そのため屋外に防犯カメラを設置するなら、逆光補正機能は必須です。

そして防犯カメラには、映像だけでなく音声も集音し収録できるようカメラ内蔵のマイクや外付けマイクがあるものもあります。これは音声集音機能といい、映像だけだなく音声があることであとから映像を確認する際に大いに役立ちます。

またスピーカーを搭載している防犯カメラは映っている先にいる相手に対して、間接的に声掛けや威嚇をすることが可能となります。自分自身の身を守りながら相手に声を届けられるのはとても安心ですね。

屋外防犯カメラの選び方

屋外の防犯カメラを選ぶときのポイントは3つあります。それは、設置する場所機能値段です。設置する場所は、「防犯カメラの設置場所や撮影範囲を決める」で説明しているので、参考にしてください。

前述にもありますが、防犯カメラといっても種類は多くあり、機能もさまざまです。
屋外に設置する際に必要な機能については、「屋外防犯カメラに必要な機能」でも説明していますが、その他にも人感センサーライトの機能や望遠レンズのついたものなどもあります。

さらに、近年ではスマートフォン対応のレコーダーを使用することで、防犯カメラの映像をスマートフォンからでも確認することができる機能がある防犯カメラもあります。防犯カメラを設置する目的に沿って、必要な機能を選択する必要があります。

また屋外の防犯カメラは、屋内のカメラと比べると値段は高くなります。また機能によっても値段は異なるので、防犯カメラを選ぶときは値段もしっかりチェックしておくと良いでしょう。

おすすめの屋外防犯カメラ3選

おすすめの屋外防犯カメラを紹介していきたいと思います。設置場所にあったカメラの探す参考にしてください。

おすすめ屋外防犯カメラ①セレン SAH-G272

セレン 外線投光器内蔵防水型バリフォーカルカメラselen SAH-G272

◆取付が容易なブラケット一体型
◆映像出力モード1080P
◆優れた防じん・防水性(IP67相当)

耐久性があり、屋外で24時間撮影をしたい方には、セレン SAH-G272がおすすめです。

こちらの製品は、塵や水滴が入らないよう、防塵、防滴性に優れているボックス型の防犯カメラです。画素数は、フルHDの約210万画素あるため、鮮明な映像を記録できます。

そして、ブラケットと一体型となっているため、取り付けも簡単にできます。取り付けたあとに、レコーダーからカメラの各種設定もできるので、設定変更するためにカメラを取り外しするといった手間がかからず済みます。

おすすめ屋外防犯カメラ②パナソニック WV-S3530J

パナソニック(Panasonic) WV-S3530J

狭い場所への設置が可能なコンパクトサイズと形状を実現
IP66に適合の高い防じん性と防水性、耐衝撃性を実現

しっかり顔を判別したい方には、パナソニック WV-S3530Jがおすすめです。こちらの商品は、パナソニック独自の顔スマートコーディング技術を搭載したH.265エンジンを使用しているため、顔の部分のみを高精細データで送信することで帯域を大幅に削減し、データ量を最大50%カットできます。

また、独自のインテリジェントオート(iA)機能も搭載されているため、顔の位置を自動で判別し明るさを調整することで、背景の明るさが変化したときの顔の判別性を向上し、視認が厳しい環境でもより識別できるようになっています。

さらに、移動する人の識別性の向上のために、スーパーダイナミック機能の改善、そしてシャッタースピード最適化もされており、内蔵マイクと音検知機能で防犯カメラが設置されている場所付近の音も検知してくれます。

おすすめ屋外防犯カメラ③サンワサプライ CMS-SC01GY

サンワサプライ セキュリティカメラ CMS-SC01GY

●防犯や野生動物観察に適したセンサー内蔵カメラ
●雨の中でも使用できるIP54防水設計

野生動物の観察にも適していて、離れた場所の撮影をしたい方には、サンワサプライ CMS-SC01GYがおすすめです。こちらの商品は、温度変化の感知によって、最大20m離れていてる動体も捉えて撮影してくれます。

また、およそ15m先まで照らすことのできる赤外線LEDを44灯搭載しており、夜間は光らない940nmの赤外線LEDを採用しており、昼間と夜間のモードはセンサーで自動的に切り替わります。そして、IP54防水設計となっているため、雨の中での使用も安心です。

さらに、乾電池での動作となるため設置も簡単な上に、スタンバイモードで最大12ヶ月は待機できる省電力設定となっています。

【場所別】屋外防犯カメラの設置方法のコツ

屋外防犯カメラの設置方法について場所別に説明していきたいと思います。

屋外①出入口

防犯カメラを出入口に設置する目的は、出入口からの不審者の侵入の防止、不審者の撮影です。基本的には、出入口の上部に設置し、出入口側を撮影するようにします。そうすることで、出入りする人の把握、ドアの鍵を開けようとする姿も捉えることができるのです。

屋外②駐車場や駐輪場

被害件数が年間2500件を超える車上荒らしは、駐車場での被害が多く報告されており、一般的に3分ほどと短時間で犯行に及ぶことができます。所有者側でできる対策もありますが、それだけでは限界があります。

防犯カメラを設置することで、車上荒らしの防止になります。また入居者以外の方も敷地に入れるよな駐輪場であると、自転車の盗難やいたずら、さらには無断駐輪、自転車の放置にも悩まされる管理者やオーナーは少なくありません。このような場合も、防犯カメラが設置されていることで昼夜問わず管理ができます。

屋外③建物の外周

建物のなかで一番侵入しやすいのは、玄関や窓ですが、建物の外周を囲むようにして防犯カメラを設置すると、いたずらの防止にもなります。

防犯カメラには必ず死角ができるため、死角がなくなるように複数の防犯カメラを使用すると良いです。倉庫や工場などの広い敷地で防犯カメラを設置する場合、フェンスセンサーなどと組み合わせるとより効果的です。

屋外④軒下(ドーム型)

軒下に設置する防犯カメラには、ドームタイプが多くありますが、バレットタイプでも構いません。ドームタイプとは、カメラかどうか外観から判別がしにくく、レンズの向きが分かりづらくなっています。一方、バレットタイプは筒型となっており、犯罪抑止力を高めたい場合に効果的です。

どちらにしても、軒下だからといって屋内用の防犯カメラを設置すると、錆だらけになってしまうため、屋外用の防犯カメラを設置する必要があります。

屋外防犯カメラを設置する時の注意点

防犯カメラを設置する上で、いくつか注意点があります。ここからは注意点について順番に解説していきたいと思います。

注意点①ケーブルを保護

屋外に防犯カメラを設置するとなると、風雨によって劣化することを踏まえて、ケーブルを保護する必要があります。特に、ケーブルの接続部の防水処理は十分に行う必要があります。そして、配線の仕方にはいくつかあります。

ケーブル保護剤を使用する配管配線をする場合、気候の変化で変形・変色などしないもの、熱に強いものを選ぶ必要があります。選ぶ際は、ケーブルの端子の寸法をしっかり確認をしましょう。

ケーブルを直接固定する露出配線をする場合は、風などで動くことがないようにステップルや結束バンドなどで十分に固定します。ポイントは、強く固定してしまうとケーブルが変形してしまうので、固定を強くしすぎないようにしましょう。

ケーブルのコネクターの部分が屋外になる場合、自己融着テープで防水処理をしましょう。ビニルテープなど防水性能がないテープを使用すると、徐々に劣化していくのでコネクターの内部に水が侵入し、不具合の原因になってしまうことがあります。

注意点②電源の有無のチェック

ケーブルを屋内に入れ込むことができたら、電源をチェックしましょう。防犯カメラとレコーダーが近いと、付属のケーブルを使用して室内のコンセントにつなぐことができるので、そこから電源をとることができます。

付属のケーブルの多くは、電源用と映像通信用が組み合わさっているので、通信ケーブルをつないだレコーダーと同じコンセントを使用することができます。

もし、コンセントが埋まっていて別の場所から電源をとらなければいけなかったり、ケーブルの長さが足りない場合は、延長コードを使用することもできます。ちなみに、付属のケーブルで電源供給できるのは、40m以内といわれています。

注意点③メンテナンスしやすい場所に設置

防犯カメラを設置しても故障したり、汚れてしまったりして、映像が録画されていなければ設置した意味がありません。そうならないためにも、定期的にメンテナンスをする必要があります。

今後自身でメンテナンスを行うのであれば、メンテナンスをしやすい場所へ設置するようにしましょう。また、直射日光が当たる場所や風雨が当たりやすい場所に設置すると、故障する可能性が高いため、それも踏まえておきましょう。

屋外防犯カメラの取り付け方の手順

設置する場合のコツや注意点について理解できたら、防犯カメラの取り付け方の手順について説明していきます。

①設置する場所の外壁に穴をあける
これは、防犯カメラの映像通信用のケーブルと電源用のケーブルを屋内から敷くためです。ここでの注意するべきポイントとしては、建物の壁の中身や構造を確認しておく必要があります。確認せずに穴を開けてしまうと、建物の安定性や断熱機能、そして防水機能が損なわれる可能性があるのです。

②カメラを設置してケーブルを接続する
電動ドライバーなどを使用して、設置したい壁や天井に設置していきます。カメラの設置ができたら、映像通信用と電源用それぞれのケーブルをカメラに接続します。このとき、ケーブルの接続部は自己融着テープで防水処理をしましょう。

カメラの設置、ケーブルの接続ができたら、ケーブルを屋外用PF管などの保護剤で保護し、コーキング剤で隙間をなくしていきます。

ここまでできたら、モニターと録画装置をHDMIやVGAケーブルで、録画装置とカメラを映像通信用ケーブルでそれぞれつないでいきます。最後にすべての機器をコンセントにつないで、防犯カメラの取り付けは完了となります。

DIYと取り付け業者との違い

防犯カメラを取り付けは自分でできたけれど、配線がむき出しになったり、ケーブルが垂れ下がったりしてしまっているということがあります。また防犯カメラを設置する際は、カメラの向きや見え方などの調整も行う必要があります。

そのため、高い場所でモニターの映像を確認しながらの作業となるため、危険もあります。業者に工事をお願いした場合、防犯カメラの設置や配線だけでなく、定期的にチェック、メンテナンスをしてくれます。

屋外防犯カメラは配線や設置場所が難しい

屋外に防犯カメラを自身で設置するにはやはり難しいと感じる方は多いのではないでしょうか。しかし業者に工事をお願いしたり、防犯カメラをレンタルすることでそのような心配を減らすことができます。

屋外防犯カメラをレンタルする方法


防犯カメラはレンタルで設置することができます。レンタルすると、家庭用や企業向け、マンション、アパートなどの集団住宅向けと様々な場所でも設置することができます。

また短期的に防犯カメラを設置したいという方に対しても、数ヶ月という短い期間設置できます。この場合、プロの方が設置も撤去も行ってくれます。

防犯や設置内容の現場調査無料!業者に相談を!

防犯カメラを取り付けたいけれど、実際に取り付けることができるのか知りたい!と思いませんか?ここでおすすめしたいのが、防犯カメラ設置110番です。

こちらの会社は、家庭用や店舗用など建物、施設に関係なく防犯カメラの設置ができる上に、24時間365日受付中なので、気軽に相談できます。

そして、一番の魅力はプロの方が無料で現地調査をしてくれることです。防犯カメラで監視したい内容などをプロの方に伝え、実際に設置したい場所をみてもらうことで、目的や場所に応じて防犯カメラを選定してくれます。これを無料でしてくれるのです。

見積もりも出してくれるので、予算も踏まえて検討することができます。

気になる方は、電話してみてください。


壁に穴をあける工事もあるので後悔しない取り付けを!

防犯カメラを設置することで、不審者の侵入やいたずらなどを防ぐことができます。自身で取り付けることは可能ですが、屋外の防犯カメラの設置は難しいです。

しかし、業者にお願いしたり、防犯カメラを購入せずレンタルをしたりして設置することも可能です。防犯カメラを設置して、安心した暮らしを手に入れましょう。

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