家にグリーンがあることで気持ちもリフレッシュしますし、癒しに感じている方も多いのではないでしょうか。しかしいざ植木を育て始めようとしても、「どうお手入れすればいいのか分からない」なんていう方もいると思います。
そこでここでは、植木の正しいお手入れ方法について要点をまとめてみました。必要な準備、そして伐採方法も紹介していますので、癒しのグリーンを守るためにも是非活用してみて下さい。
目次
それではまず、植木の正しいお手入れ方法をご紹介します。強くもあり繊細でもあるグリーンは、ほんの少しの知識を得ておくだけでも育ち方・保ち方がかなり変わってくるのです。
植木のお手入れ方法と言っても季節によって少しずつ変わってきます。日本の四季と気候に合わせたお手入れ方法を活用して、グリーンの良さ、生命をより引き出してあげましょう。
1月~12月までのお手入れ方法の流れをまとめて紹介します。
2月~3月 | 樹木の生長を見守り、開花・実りを待ちましょう |
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4月 | 新芽にまとわりつく害虫・病気から守りましょう |
5月~6月 | 病気・ダニ・害虫から守りましょう |
7月~8月 | 気温の熱さと水分不足に注意しましょう |
9月 | 水分不足が続くので水分はたっぷり与えて下さい |
10月~11月 | 暑さから解放されてストレスフリーなので引き続き見守って下さい |
12月~1月 | 蚕・マユ・幼虫が冬眠するため、春に向けて害虫駆除を行ってください |
1年の流れを見てみると、季節によって気を付けたいこと、行うことがそれぞれ違ってくるのが分かると思います。1年中同じお手入れ方法ではないということは念頭に置いておきましょう。
植木の剪定と言っても2つの意味があります。美しい見た目を保つために行う剪定と、植木の生長を促すために余分な枝や葉を切り落とす剪定です。また枝や葉が重なり合うことで害虫の被害にあったり、病気になってしまうリスクもあるからこそこまめな剪定は欠かせません。
植木の生長、そして美しさを保つために剪定は必ず行わなければなりません。
ちなみに剪定も適した季節というものがあります。参考がてら、剪定時期もここでチェックしてみましょう。
剪定項目 | 針葉樹 | 落葉樹 | 常緑樹 |
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基本の剪定 | 4月~5月 | 11月中旬~2月 | 5月~6月 |
軽剪定 | 10月~11月 | 7月中旬~8月 | 9月~10月 |
樹木によって剪定時期は微妙に変わります。いつ剪定すればいいか分からない場合は、この表を元に剪定をするように心がけてみて下さい。
今度は施肥についてご紹介します。施肥は必ず必要というわけではありませんが、強くて丈夫な樹木に育てて維持するためにはとても重要なプロセスです。肥料を与えられた樹木は活力が入り、とてもイキイキし始めます。肥料=栄養なので、与えることで必ずプラスになり、植木の寿命が必然的に延びます。
特に12月~2月は施肥の絶好のタイミングです!
春の成長の手助けとなりますので、この時期に施肥を行いましょう。ちなみに肥料は油カスや鶏フンがおすすめです。
ちなみに植え付けて1年未満の場合は施肥は必要ありません。植え付けて間もない頃は根が切れているので充分に栄養を吸収できず、根腐れしてしまう可能性もあるため避けましょう。
害虫は樹木の天敵なので、しっかり薬剤塗布を行いましょう。季節や害虫に合わせた薬剤塗布方法を紹介しますので、是非参考にしてみて下さい。
予防 | 12月~2月に行い、春の芽吹きに向けて注意しましょう |
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殺菌 | 防止したい病気に合わせた薬剤を塗布します |
害虫駆除 | それぞれの害虫に合わせた薬剤を塗布します |
ここでは植木を切るタイミングや、間引きしたい時の方法をお伝えします。樹木はあっという間にグングン育ってしまうので、枝や葉のお手入れはしっかり行う必要があります。
あまりにも放置して大きくなってしまった木は、すぐにでも対処する必要があります。木が大きくなりすぎたということは葉っぱや枝も伸びきった状態であることが想像しやすいですよね。
自宅の庭で伸びきっている分には問題ないのですが、隣家に被害が及ぶ可能性も捨てきれません。他人の家の枝や葉っぱが自宅に侵入してくるというのはあまり気持ちのいいものではないです。隣人トラブルになることも考えられますので、木や枝、葉っぱのお手入れは十分に気を付けましょう。
他にも大きな木は台風や強風により、いきなり倒れて被害が増大することも想像しやすいです。ほんの少しキズが付く程度なら問題ありませんが、ひどい時は家が崩壊する事件も実際にあります。
自宅だけではなく近隣すべてに迷惑をかけることにもなりますので、樹木は生長だけではなく、見た目もしっかり気を付けなければいけないのです。
木が大きくなりすぎて隣家にはみ出てしまったり、道路に出てしまっていたりなど、思わぬところで隣人トラブルになってしまった時はすぐに業者にお願いして木や枝、葉っぱをカットしてもらいましょう。
大きくなった木はその家の高さよりも低く、道路にはみ出した木や枝、葉っぱも家の庭に収まるようにスッキリカットしてもらうことができます。
育ちすぎてしまった樹木を自分で管理しきれなくなった場合は、思いきってリフォーム依頼をしてみてはいかがでしょうか。プロの手にかかれば、荒れた庭も一新し、キレイな庭に変わることでしょう。
望んでいるのであれば、木すべてを取り払ってもらうことすら大丈夫なのです。ずっと放置しておくことを考えると、リフォームもひとつの方法ではないでしょうか。
プロにお願いするのも良いですが、自分の庭は自分でお手入れしたいという方向けに、ここでは自分で植木を切る方法をご紹介します。植木を切るために必要な道具や伐採方法、伐採した植木の処分方法についてまとめてみました。
まずは植木を切るために必要な道具一覧を紹介します。これだけ用意すれば困ることはないので、自分で剪定する場合はしっかり準備しましょう。
①ノコギリorチェーンソー
細い木の場合はノコギリでも十分対応可能ですが、太い幹の場合はノコギリだけでは対処しきれません。チェーンソーがあればとても便利なので、必要に応じて入手しておくようにしましょう。ちなみにチェーンソーは、ホームセンターなどで3,000円~5,000円程度で購入することができます。
②ロープ
木が倒れないようにロープで固定しましょう。余裕を持って10メートル以上のロープを用意するようにして下さい。
③ヘルメット・手袋・防護服
ケガをする可能性もあるので、木を切る前にはヘルメットや手袋、防護服を着るようにしましょう。安全を守るために必須です。
④スリリングベルト
木が倒れないようにするためにもスリリングベルトも用意して下さい。こちらもホームセンターで購入することができます。
⑤シャベルやスコップ
木の根っこを掘り出すために、スコップやシャベルを活用しましょう。
⑥ゴミ袋
切った木や枝、葉っぱを処分するためのゴミ袋は多めに用意して下さい。ゴミ袋は燃えるゴミ用で大丈夫です。
続いて今度は、植木の伐採方法をご紹介します。順を追ってお話しますので、少しずつ手を付けていきましょう。
①木にロープを張る
大きな木の場合、倒れることを想定してロープを張りましょう。木が倒れて物が倒れたりケガをしないためにも必ずロープで固定して下さい。
②両側から切り込みを入れ、伐採する
伐採する時は一気に同じ方向に切り込みを入れるのではなく、木の両側から少しずつ切り込みを入れるようにして下さい。ちなみに倒したい方向に入れる切り込みを「受け口」と呼び、反対側の切り込みを「追い口」と呼びます。追い口から受け口の方へ木を倒すように切り込みを入れていけば、そのまま倒したい方向へと気が倒れてくれます。
ノコギリを使用する場合は大丈夫ですが、チェーンソーを使用する場合は十分に気を付けて下さい。特にキックバック(※いきなりチェーンソーが跳ねる動作のことをさします)には細心の注意をはかりましょう。キックバック現象で死亡事故も実際にありますので、少しずつ作業を加えていって下さい。
伐採した木や枝、葉は放置することなくすぐに処分をするようにして下さい。1日でも放置してしまうと害虫やシロアリが住み着いてしまう可能性が心配されます。小量であれば燃えるゴミで出すことができる地域が多いので、ゴミ処理としては難しくありません。(※各地域によって異なるので問い合わせて下さい)
ただし大きな幹の場合はゴミ袋に入らないということもあり、一般ゴミでは収集されないこともあります。その場合は有償になってしまいますが業者に依頼すれば引き取ってもらえるので、ゴミは放置せずに必ず処分するようにして下さい。
自分で植木を伐採するとなるとかなりの力、そして体力が必要になります。葉っぱや枝だけだと簡単ですが、木となるとそんなに簡単なものではないですよね。伐採をする時は決して無理をしないように注意しましょう。1人で行おうとはせず、最低でも2~3人で行うことをおすすめします。
枝や葉っぱを切り落とす剪定とは違い、木の伐採は大きな体力を消費します。もともとプロで仕事されている方なら問題ないかもしれませんが、何も経験がない方が伐採するとなると危険度は一気に上がってしまいます。技術も何もない状態で始めるため、ケガをしてしまうこともあるでしょう。
自分で伐採するということは、危険が隣り合わせになるということなのです。
自分で木を伐採した方がコストも抑えられますが、木の状態によっては自分で伐採しない方が良いケースもあります。ここでは時間・労力・手間を考えてもこういう場合は自分で伐採しない方が良いというケースをご紹介しますので、こういう場合はプロにお任せすることをおすすめします。
ケース①木が大きくなりすぎている場合
あまりにも育ちすぎてしまった木を自分で伐採するのはおすすめできません。自分で木を伐採できるのは最大3メートル、幹の太さは20センチが限度だとされています。特に初めて伐採しようと考えている方は絶対に止めて下さい。ケガの可能性が高いですし、事故になる可能性もあることでしょう。
無理をせずに業者に依頼した方が楽ですし、確実です。
ケース②マツ・ケヤキ・カシの木の場合
マツ・ケヤキ・カシのような硬い木の場合は、自分では伐採せずに業者にお任せしましょう。硬い木を切り落とすことは簡単なことではありません。木を伐採する前に、自宅の木の種類を確認するようにしましょう。
ケース③不安定な場所に気が生えている場合
木が密集していたり、木が倒れるスペースがなかったり、住宅と住宅の間に木が生えていた場合は危険性が高いです。事故になるなどの隣人トラブルにもなりかねないので、木の生えている場所によっては伐採は控えて下さい。
ケース④伐採以外にも抜根をしたい場合
根元から木を切ることを伐採と言いますが、抜根は根元まで取り除くことをさします。仮に木を切り落とすことができたとしても、根っこの部分は硬く強力で個人では引き抜くことはできません。しかし木の根を残すことでシロアリが住み着きやすくなってしまうことも事実です。大きな木の根を抜く場合は、自分で行うよりは業者にお願いすることをおすすめします。
木の状態によっては自分の力だけでは伐採することはできません。そんな時に活躍してくれるのがプロの業者です。ここではいざ業者に依頼する際の注意点、そして伐採にかかり相場の費用などについてお伝えします。
木を伐採するにあたってまず注意しておきたいことは、色々な業者に見積もり依頼をしてみるということです。数々の業者がいるように、コストも安く抑えられるところから高くつくところまで様々ですよね。決して損はしないように、1つの業者に絞るよりもいくつかの業者に話を聞くようにしましょう。
木を伐採するなんてそんなにないことですし、値段なんていくらなのか見当もつかない方も多いのではないでしょうか。ここでは木の伐採の一般的な相場価格をまとめてみましたので、参考になると嬉しいです。
①庭の木の伐採費用相場
3メートル未満 | 3メートル~5メートル | 5メートル以上 |
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3,000円~5,000円程度 | 15,000円~18,000円程度 | 25,000円~30,000円程度 |
②追加費用相場(抜根費用)
幹周り30センチ以下 | 幹回り31センチ~50センチ | 幹周り51センチ~80センチ | 幹周り81センチ以上 |
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6,000円~10,000円程度 | 15,000円~25,000円程度 | 25,000円~35,000円程度 | 35,000円~50,000円程度 |
伐採、抜根の値段相場はこのようになっています。ここに更に幹を回収したり、根を回収する場合は別途料金が必要になるので木をつけて下さい。幹の回収代は最低金額3,000円、最大で15,000円程度と見ておいて下さい。根の回収代は最低3,000円程度、最大で30,000円程度となっています。
いざという時のためにおすすめの植木伐採業者を紹介します。1から探すのは大変なので、是非こちらを参考にしてみて下さい。
木を伐採すると言ってもどうすればいいのか、費用はいくらなのか、自分の家の木は伐採してもらえるのかなど、気になることがたくさんあると思います。
そんな時は伐採110番まで問い合わせてみて下さい。
24時間365日電話受付してもらえますし、通話料も無料で1から10まで相談することができるのです。口コミ評価も非常に高く、なんと年間20万件もの相談に対応しているプロ中のプロです!料金設定も分かりやすいので選びやすく、初めての方でも安心して利用することができますので、気になった方は今すぐ伐採110番まで今すぐコールをしてみましょう。
伐採110番の電話番号はこちら 0066-968-079-0380
小さな木や枝、葉っぱなら自分でも処理できますが、大きな木の伐採は危険な作業なので業者に依頼するようにしましょう。ケガや事故を避けるためにもプロの力を借りることをおすすめします。
困った時は伐採110番に無料電話をかけて伐採や抜根について相談をしてみて下さいね。