自動車やバイクをはじめとする、機械修理や整備に欠かせないのがレンチです。その中でも特に使い勝手が良く、幅広く使えるのがモンキーレンチではないでしょうか。
レンチの根元についているウォームギアで、用途に応じて顎の幅を変えられるため、複数のボルトサイズに対応することが可能となっています
1本あれば色々な作業に重宝しますが、実際どれを選んだらいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
今回はおすすめのメーカーであるロブスターや、バーコ、他の人気があるメーカーより、モンキーレンチを10種類ご紹介します。
お買い求めの前に、ぜひご一読いただき、自分にマッチしたモンキーレンチを見つけていただければと思います。
目次
モンキーレンチを製造している日本国内メーカーは、エビ印のロブテックス社をはじめ、トップ工業やKTC(京都機械工具)などが有名です。
最近のモンキーレンチは、軽量化のために柄の部分が肉抜きされているものがあります。
さらにモンキーレンチの最大の欠点である、ウォームギアのガタ(隙間)による作業負荷を少なくする工夫も。
バックラッシュレスウォームを使用した物など、工夫が凝らされています。そんな日本国内各社のモンキーレンチをまとめました。
ロブテックス社製モンキーレンチの元祖といわれるモデルで、M100(全長110mm)~M600(全長615mm)までの8種類がリリースされています。
特にM200~M375の4機種の本体強度は、JIS規格(日本工業規格)に定められた基準の1.5倍も。高い耐久性です。
またレンチの構成部品は全て、専用の機械を使用して製造しています。安定した高い品質と精度を備えた製品です。
UM-XDシリーズは、UM24XD(全長150mm)~UM49XDS(全長300mm)のまでの4種類がリリースされています。
最大の特徴はX-DRIVE(エックスドライブ)といわれる、ロブテックス社独自の技術を使用していることです。
ボルトやナットの角が顎部分に接触しないようなR形状となっており、確実にボルトやナットを面で捉えることが可能。
効率的にトルクを掛けることが出来るので、締付けや緩めが簡単に出来ます。
ショートタイプのモンキーレンチで、UM-XDSシリーズにはUM24XDS(全長118mm)~UM49XDS(全長190mm)の4種類がリリースされています。
先にご紹介したUM-XDシリーズ同様、X-DRIVE(エックスドライブ)機能が搭載。狭い場所での作業でも、ボルトやナットを痛める心配がなく安心して使うことが出来ます。
またG-LESS(ガタレス)機構も備えており、モンキーレンチの欠点である縦方向のウォームギアの遊び(ガタ)を低減しているのも特徴です。
TOP工業のリリースしているモンキーレンチは、バックラシュレス機構(ウォームギアのガタを無くす機能)を採用したモデルが多いのが特徴です。
その中でもハイパーモンキZEROシリーズは、その商品名にも表れていますが、ガタが少なくなっています。
一度調整を行った後は、スパナのように使う事の出来るのが特徴の一つです。
ZEROシリーズは、HM-25(全長165㎜)~HM-43(全長317㎜)の4種類がリリースされています。
ハンドル部分を上部と下部で本体幅が異なる非対称ハンドルを採用することで、高いグリップ力を実現。力が入れ易く使い易いモデルとなっています。
レンチ部分の先端が厚さ4.5㎜と、非常に薄く作られているのが最大の特徴。
通常のモンキーレンチでは入らないような、狭い場所などのボルト締めが可能なモデルです。
ウォームギアを2分割にした、ガタ無しバックラシュレスウォームを使用。一度調整を行った後はスパナのように使用することが出来るようになっています。
このストレートタイプの薄型イグザクトレンチは、HT-200Sの1種類のみのリリースです。1本持っていると重宝する、非常に使い勝手が良くなっています。
ショートエコワイドシリーズは、最短モデルのHY-26S(全長117mm)~HY-49S(全長184mm)の4種類がリリースされています。
ウォームギアの先端が短く設計されており、顎を最大まで開いてもレンチ本体からウォームギアが飛び出しません。締め込み作業の邪魔にならないのが利点です。
下あごの強度を高めることで、上下の制限なく締込み作業を行うことが可能になっています。
KTCの工具は品質の高さに定評があり、モンキーレンチだけではなく、それ以外の整備に使われる工具類も人気があります。
またKTCのブランドの一つである「ネプロス」のモンキーレンチは、口径部の角度が一般的なスパナやレンチと同じく15度です。
自動車などの整備において、高い汎用性があり使い勝手の良いモデルとなっています。
リリースされているのはNWM-250の1種類だけで、全長255mm、口径最大寸法は29㎜です。レンチ本体には寸法目盛りが両面に施してあり、工具寸法の確認にも使えるようになっています。
海外では、モンキレンチを中心に工具類を製造しているメーカーは数多くあります。
中でもモンキレンチの原型考案者が創業した、スウェーデンのBAHCO社(バーコ)やモンキレンチ専門メーカーであるスペインのIREGA社(イレガ)などが有名です。
そんな高品質な海外メーカーのモンキレンチをご紹介します。
バーコ社のモンキレンチ最大の特徴は、材質にスウェーデン鋼を使用していることです。軽量で耐久性が高くなっています。
この大口モンキーレンチは、全長170mmのコンパクトボディに32mmの最大開口寸法を搭載したモデルです。
狭い場所にある大きめのボルトなどを締め込むのに最適。
ハンドルには樹脂コーティングを施しており、滑りにくく、しっかりとグリップしてくれるように工夫がされています。
スペインのイレガ社は1960年に創業してから、専門メーカーとして長年に渡り高品質のモンキレンチを製造・販売しています。
ご紹介する92WXS-6は、レンチの先端が2.5mmと極薄に作られたモデルです。
ダブルナットでの固定が必要な場合などにも、モンキレンチの厚みを気にせず使うことが可能になっています。
全長が161mmとコンパクトサイズなので、どんな場所でも確実に作業を行えるのも特徴です。
先にご紹介したBAHCO社(バーコ)もスナップオンのグループ会社として、工具類を製造しています。
しかしやはりハンドツールといえば、スナップオンの工具が最高峰に近いのではないでしょうか。
そんなスナップオンからも若干ですが、モンキレンチがリリースされています。
このFADH6Bは、6インチから12インチまでの4種類がリリースされており、型番の最後にある数字がインチ数の表記です。
スチール合金に熱処理を施し、高い強度と耐久性を持たせ、更にニッケルクロームメッキによる表面仕上げを実施。
経年劣化による腐食からも、モンキレンチを守るように工夫がされています。
モンキーレンチは汎用性が高く使い勝手が良いため、1本持っていると自動車やバイクなどの整備に使えとても便利なアイテムです。
今回は日本と海外のメーカーからリリースされているモンキレンチの中から、厳選した10選をご紹介しました。
各社、モンキーレンチの欠点でもあるウォームギアのガタについて対策をしっかりと行っており、スパナとしても使用可能な程の高い性能を備えています。
1本購入してみては如何でしょうか。
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