夏になるとほとんどの方が購入するであろう虫除けスプレーですが、夏のみの使用だと余ってしまったり、去年使っていたものを今年も使おうと思っていざ家の中を探してみるとなかなか見つからず結局また買いに行ったり。
そんな悩みも年中様々なことに使えるハッカ油さえ家に常備しておけば解消されます。
ハッカ油手作り虫よけスプレーの使い方
ハッカ油のスースーするミントの香りは、人間にとっては爽やかな香りに感じますが、虫にとっては嫌な香りです。そのため、網戸などに手作りのハッカ油の虫除けをスプレーすることによって虫が入り込んでくることを防いでくれます。
草の生い茂った駐車場などで車のドアを開けると、車の中に蚊が入り込んで運転に集中できないことも夏場はよくあります。そんなときもハッカ油の虫除けスプレーをしておけば、虫が入り込んでくることを防ぐだけでなく自然の芳香剤となって爽やかな気持ちで安心して運転に集中できそうです。
ハッカ油の虫除けスプレーは赤ちゃんにも使える
市販の虫除けスプレーは基本的に化学物質が配合されているため、6ヶ月未満の赤ちゃんには使用しないよう書かれていたり、幼児や子供は1日1回から3回までというようなことが書かれていたりします。化学物質が配合されているため、お子さんに虫除けスプレーを使うことに少しためらってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
かと言って、蚊などの害虫が多い夏場に虫除けスプレーをしないわけにもいかないしどうしようかとジレンマを抱えている方にもハッカ油はオススメです。ハッカ油はなんと6ヶ月未満の赤ちゃんにも使えるのです。
そんな魅力的なハッカ油の虫除けスプレーですが作り方は難しいのでしょうか?ここからは作り方を見ていきましょう。
ハッカ油で手作り虫除けスプレーを作る【準備】
まず準備として、ハッカ油の虫除けスプレーを作るための材料を揃えましょう。材料は少なく、作り方も簡単なので気楽にみてください。
材料
材料はハッカ油、無水エタノール、精製水、スプレー容器の4つだけです。どれも簡単に手に入るものばかりなので安心です。
ハッカ油の選び方
ハッカ油と言っても実はたくさんの種類と、価格のバラつきがあります。安く簡単に作れれば一番良いからと、何も考えず何も見ずで一番安いハッカ油を手に取るのはやめましょう。
ハッカ油は赤ちゃんに使えるほど安心だと先ほど述べましたが、ハッカ油にも安価なものには外国産のものがあり、合成成分が配合されている場合が多いです。そのためハッカの100パーセントの力が発揮できず効果も半減になってしまう上に、合成成分が身体に安全なものなのかなどの不安も残ります。
その点、安価のものに比べたら少し値は張りますが、日本の北見産のものであればほとんどがハッカの天然成分100パーセントのハッカ油です。天然成分のものであればハッカ油の箱に、紅茶やデザートなどの香りづけに使用できると書いてあるほど安心なものです。
安い外国産の合成成分が入ったハッカ油ではなく、天然成分100パーセントのハッカ油を選びましょう。
用意するもの①ハッカ油
ハッカ油P 20ml
香り:ハッカ
内容量:20ml
全成分:1ml中 ハッカ油 1ml含有
安全のためにもハッカ油は天然成分100パーセントのハッカ油を選びましょう。天然成分のもので少し値が張るなぁなんて思うかもしれませんが、一度に使う量は少ないので安心してください。
用意するもの②無水エタノール
無水エタノールP 500ml
内容量 : 500ml
エタノール(C2H6O)99.5vol%
サイズ:直径70*高さ160(mm)
無水エタノールはあまり馴染みがないかもしれませんが簡単に手に入ります。他の用途で使うことはあまりないかもしれないので、量がたくさん入って安いものより使いきれるサイズを購入すると良いでしょう。
用意するもの③精製水
精製水Pワンタッチ式キャップ 500mL
【第3類医薬品】精製水Pワンタッチ式キャップ 500mL
精製水はコンタクトを使用している方は持っているかもしれませんが、ない場合は水道水でも大丈夫です。
用意するもの④スプレー容器
AZ(エーゼット) PE空容器 100ml
容量:100ml
サイズ(mm):39×39×156
スプレー容器の選び方には少し注意が必要です。ハッカ油には実はプラスチックを溶かしてしまうという性質があります。そのため、ガラス製のスプレーボトルや、ポリエチレンフタレート(PET)製のスプレーボトルを選びましょう。ポリエチレンフタレートは略してPETと表記されていて、身近なものであればペットボトルや醤油のボトルなどに使われています。
また、他にもポリプロピレン(PP)・ポリエチレン(PE)などでできているスプレーボトルであれば大丈夫です。
ハッカ油手作り虫除けスプレーを使うときの注意
この手作りのハッカ油の虫除けスプレーは、添加物や保存料などが一切入っていないため使用期限には気をつけましょう。だいたい1週間から10日間で使いきれると良いでしょう。
そのため、まずは使いきれる量で作ることが大事です。
小さい子供に使うとき
また、どの年代の方にも言えることではありますが小さいお子さんに使うときには目や鼻、口の粘膜に付着しないように使いましょう。
また、肌につけることに少し抵抗があるのであれば、お子さんの洋服や帽子、乗っているベビーカーや靴下や靴など身に付けているものにスプレーするのも効果的でしょう。
ハッカ油手作りスプレーは虫除け以外にも活用
ここまでは主に虫除けとしての使い方をご紹介しました。しかし、最初に言ったようにハッカ油は色々な仕事をしてくれる万能なオイルです。では虫除けの他にどんな場面でハッカ油の手作りスプレーが使えるのか見ていきましょう。
使い方①マスクにも
暑い夏が来ても欠かすことが出来なくなってしまったマスク。夏に向けていろんな会社が夏用マスクを販売していますが、実際使ってみるとあまり涼しくなかったり、通気性が良すぎるマスクではウイルスの侵入を防いでくれるマスクとしての働きが半減してしまったりということがあります。
そんな時にはお手持ちのマスクの外側部分(直接肌に触れない方)にハッカ油のスプレーを振りかけてみてください。スーッとしたハッカ油の清涼感と爽やかな香りに包まれます。
暑い時だけではなく風邪や花粉症などで鼻づまりが気になる方も、マスクにハッカ油のスプレーを振りかけることによって、スーッと鼻づまりなどが軽くなることもあるでしょう。