必ず借りれるビジネスローンはある？借りれるかどうか見抜くポイントや他の資金調達方法を解説
ビジネスの資金調達に困ったとき、ローンなどで資金を手に入れることを検討するのではないでしょうか。
ビジネスローンをはじめとしたローンは審査があるため、必ず借りれるという確証はありません。金融機関側も申し込みの段階で確約しません。
そのためビジネスローンの申し込み者は「ちゃんと資金調達できるのか？」「困っているから早く資金を何とかしたい」という不安な状況に置かれます。
必ず借りれるビジネスローンがあれば、安心して利用できることでしょう。
実際のところ、必ず借りれるビジネスローンなんてあるのでしょうか？
そこでこの記事では、ビジネスの資金調達に悩む経営者や個人事業主、フリーランスの方々が抱きやすい下記の疑問にお答えします。
- 必ず借りれるビジネスローンはあるか
- 赤字やブラックでも借りれるビジネスローンはあるか
- 即日資金調達OKのビジネスローンはあるか
- 借りれるビジネスローンを見抜くポイント
- ビジネスローン以外の資金調達方法
ぜひ、ビジネスの資金調達の参考にしてみてください。
目次
必ず借りれるビジネスローンはあるか？
結論から言うと「ありません」。
どれだけ経営者や個人事業主が困っていても、必ず借りれるビジネスローンはありません。ビジネスローンで融資する側である金融機関なども、慈善事業でお金を貸しているわけではないからです。
「貸しても返済できないだろう」金融機関などにこのような判断を下されれば、ビジネスローンでお金を借りることはできません。
では、審査なしのビジネスローンに申し込めば必ず借りれるのではないかと思うかもしれません。しかし、審査なしのビジネスローンもありません。
ビジネスローンをはじめとしたローンサービスの利用は審査パスが条件です。審査なしで貸すことは、その会社が返済リスクを考えていないこととイコールです。
返済してもらえなければ貸した側は大きな痛手を受けるため、「審査なしで貸す」ことはあり得ません。
なお、融資・ローン・貸金などのサービスの中には「必ず貸します」「審査不要です」とうたっているサービスが少なからずあります。
ビジネスローンをはじめとしてローンや融資に「審査なし」「貸すことを確約する」ことはないため、絶対融資するなどと謳っているのは基本的に闇金などのリスクが高い業者です。
きちんとした銀行や消費者金融などは、相談時も融資の確約はしません。注意してください。
赤字やブラックでも借りれるビジネスローンはあるか？
経営者の場合、事業資金を用立てる際に会社が赤字状態だと「借りれるだろうか」と不安になるのではないでしょうか。
個人事業主やフリーランスなどで過去に滞納などがあって信用情報がブラックになっている場合も追うように不安に思われるかもしれません。
赤字やブラックでも借りれるビジネスローンはあるのでしょうか。
赤字やブラックでも借りれるかどうかは、ビジネスローンを提供している会社によります。
必ず借りれると断言できるビジネスローンはありませんが、赤字やブラックだと絶対にビジネスローンを借りれないと断言することもできません。
とはいえ、赤字やブラックでもそれぞれ程度が違います。
ケースバイケースであり、ビジネスローンを提供する会社の判断しだいになります。
赤字やブラックだから絶対に借りれないというわけではないので、まずはビジネスローンの提供会社に相談してみましょう。
また、自分では信用情報ブラックだと思っていても、実際はブラックリストに入っていないケースがあります。
自分の信用情報がどうなっているのかは、「JICC（日本信用情報機構）」「CIC」「KSC（全国銀行個人信用情報センター）」などの信用情報機関から情報を取得すればわかります。
ブラックだと思いこまず、まずは信用情報を取得して確認しましょう。
赤字でもビジネスローンを借りる方法は別の記事で解説しています。別記事もチェックしてみてください。
▼ビジネスローンで赤字だと借りられるのか?赤字でもローンを借りる方法を解説
即日資金調達OKのビジネスローンはあるか？
経営者や個人事業主がビジネスローンを検討している場合、資金調達を急いでいるケースも少なくありません。
ビジネス資金は事業の基盤になる重要な資金です。ビジネスはタイミングが命ですから、「今日すぐに欲しい」「すぐに借りれるビジネスローンを探している」という状況になることもあります。
キャッシングやカードローンなどではよく即日融資という言葉を耳にしますが、ビジネスローンの場合はどうなのでしょうか。
結論から言うと「即日借りれるビジネスローンはあります」。
ビジネスローンは会社によって融資上限額や金利が異なりますが、融資までのスピードも違っています。
ビジネスローンを提供している会社の中には即日借りれるビジネスローンを提供している会社もあるため、急いで資金調達したいときは融資までのスピードが速いビジネスローンに申し込みましょう。
即日借りれるビジネスローンは別記事にまとめています。
▼即日OKビジネスローン企業10選
なお、即日借りれるビジネスローンで資金調達するときは、2つのポイントに注意が必要です。
1つは、手続き時間によっては即日借りれないこと。
極端な例を挙げると18時まで対応の即日借りれるビジネスローンに17時過ぎに申し込んだとします。
審査や手続きなどである程度時間がかかるため、この場合即日借りれない可能性が高くなります。このように申し込んだ時間によっては、即日借りれるビジネスローンでも即日融資はできません。
どうしても即日借りたい場合は、ビジネスローンの提供会社に何時まで申し込めば即日借りれるか確認しておくと安心です。
もう1つは、即日借りれることと即日審査は違うということ。
ビジネスローンの中には「即日融資」をうたっている会社と「即日審査」をうたっている会社があります。
「即日」という言葉から、どちらの会社を選んでもその日に必ずビジネスローンを借りれると勘違いする経営者や個事業主がいます。
しかし、即日融資と即日審査は異なります。
即日融資はその日のうちにビジネスローンを借りれるのですが、即日審査はその日のうちに審査結果がわかるだけです。パッと見で勘違いしないよう注意してください。
困ったときに借りれるビジネスローンを見抜くポイント
必ず借りれるビジネスローンはありませんが、審査や手続きなどの面から借りやすいビジネスローンは存在します。
「ビジネスローンで借りれる可能性を高くしたい」「融資お断りを回避したい」このような場合は、困ったときに借りやすいビジネスローンかどうかを見抜くことが重要になります。
ビジネスローンが借りれるかを見抜くポイントは4つあります。
必ず借りれるビジネスローンはありませんが、4つのポイントから借りやすいビジネスローンを見極めれば、融資を受けやすくなるでしょう。
借りれるビジネスローンを見抜くには「金利」に注目する
借りれるビジネスローンかどうかを見定めたい場合、そのビジネスローンの金利に着目することが重要です。
ビジネスローンの上限金利が高めに設定されている場合、借りれる可能性が高いです。なぜかというと、ビジネスローン提供会社は金利でリスクヘッジをしているから。
上限金利が高いと、リスクの高い相手にもビジネスローンを貸付できます。
反対に低めの上限金利を設定しているビジネスローン会社の場合は、高めの金利を設定してリスクヘッジをしながら貸し付けることが難しいため、ビジネスローンの審査も厳し目だと予想できます。
借り手にとって金利が低いにこしたことはありません。しかし、借りやすいビジネスローンを探す上では、上限金利が高めだと狙い目だという見方ができます。
借りれるビジネスローンを見抜くには「ノンバンク」に注目する
ビジネスローンや銀行融資を検討するときに真っ先に想像するのは都市銀行などの大手金融機関ではないでしょうか。ドラマなどの影響もあり、資金調達の際は都市銀行などの大手を検討する人も少なくないはずです。
実は、借りれるビジネスローンを検討する上で、大手都市銀行は「ライバルが多い」という点で不利だという指摘があります。
いろいろな会社が融資を求めるため、ライバル同士で融資枠の奪い合い状態になります。
借りれるビジネスローンを探すなら、ノンバンクに注目してはいかがでしょう。
ノンバンクはビジネスローンによる融資を得意としており、お金を貸す業務に特化しています。そのため借りやすいビジネスローンを提供している会社が多いという特徴があります。
借りれるビジネスローンを見抜くには「審査方法」に注目する
借りやすいビジネスローンかどうかを見抜くためには、その会社の審査方法に注目することが重要です。
ビジネスローンの審査方法は大きくわけて2つのパターンがあります。
1つは機械で画一的に審査するスコアリング。もう1つは担当者が審査するパターンです。
システムが相手だと画一的な判断がなされる一方、審査がスピーディに終わるというメリットがあります。
対して人間が審査する場合は審査に時間こそかかりますが、担当の経験や人情、ビジネスの将来性なども加味されるため、システムで判断されるより借りれる可能性が高くなります。
とはいえ人間が審査するからといって必ず借りれるわけではありません。しかし、人間が相談や書類を通して審査する方が、より借りれる可能性が高いといわれています。
借りれるビジネスローンを見抜くには「キャンペーン」に注目する
ビジネスローンはキャンペーンを開催していることがあります。
キャンペーンをやっているということは、お客さんを呼び込みたいということ。
「お客さんを呼びたい」「契約数を増やしたい」このような思惑があるからこそ、ビジネスローンの提供会社はキャンペーンを開催します。
キャンペーンをやっているビジネスローン会社は「貸したい」と思っている状況ですから、借りやすい可能性が高いと言えます。
キャンペーンを開催しているビジネスローン会社があれば、狙ってみましょう。
ただし、キャンペーンを開催していても、利用条件に合致していなかったり、リスクが高いと判断されたりすると、融資を断られる可能性があります。
キャンペーン開催中は借りれる可能性はアップしますが、それでも必ず借りれるわけではない点に注意が必要です。
ビジネスローン以外の資金調達方法
ビジネスローン以外にも資金調達方法があります。資金調達の確実性を求めるなら、ビジネスローン以外の方法も検討してみてはいかがでしょう。
ビジネスローン以外の資金調達方法としては、たとえばファクタリングが挙げられます。
ビジネスローン以外にもファクタリングという方法がある
ファクタリングとは、個人事業主やフリーランスなどが有している債権をファクタリング会社に譲り渡すことにより現金化する方法です。
債権の譲渡・売却を通した現金化ですから、融資とは異なり返済の必要はありません。また、融資ではないため、ローンのように借りれるかどうかの審査も不要です。
ファクタリングの中には即日ファクタリングに対応している会社もあるので、資金調達を急ぐときにも使えるサービスです。
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必ず借りれるビジネスローンは残念ながらなし
必ず借りれるビジネスローンはありません。
ビジネスローンにもは審査があり、融資を断られてしまう可能性があります。ただ、赤字やブラック状態でも借りれる可能性があるため、諦めずにまずはビジネスローン会社に相談してみてください。
比較的借りやすいビジネスローンを見抜くポイントは4つあります。上限金利の高さなど4つのポイントを踏まえたうえで、ビジネスローンを選んでみてください。
また、融資とは異なりますがファクタリングで資金調達することも可能です。自分自身の状況にあった資金調達方法を利用しましょう！
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。
