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特殊清掃や遺品の整理を依頼したい!基礎知識からおすすめ業者までご紹介!

遺族が、亡くなった方の部屋を綺麗にしたり、遺品の整理をするのが自然の流れかもしれません。しかし、さまざまな事情から遺品を整理したりするのができない状況にあることも。その時は特殊清掃の出番です。基礎知識からおすすめ業者までご紹介していきます。

特殊清掃について

近年では、特殊清掃を依頼する方が増えている傾向にあります。急増している理由とは何なのか、特殊清掃に必要な資格をご紹介していくので、チェックしてください。

特殊清掃が急増している理由

特殊清掃が急増しているのは、孤独死・孤立死が増えてきているからだと言われています。孤独死と孤立死は同じような意味合いになりますが、孤独死は「周りに気づかれることなくただ一人で死ぬこと」です。

一方の孤立死は、気付かれずに一人で死ぬことには変わりありませんが、その中にも社会との繋がりが全くなく、孤立を感じている状態であることが含まれています。

また、遺体を発見するまでに日にちがかかってしまうということも、特殊清掃が急増している理由でもあるのです。日にちがかかってしまうということは、遺体の腐敗がどんどん進んでいってしまうということです。そういったケースが非常に多く、特殊清掃に依頼する方が増えていると言えるでしょう。

特殊清掃に必要な資格

特殊清掃に特別必要な資格はありません。特殊清掃会社に入った時から、特殊清掃員としての仕事が始まります。会社に入らずに、個人で仕事を請け負っている特殊清掃員もいますが、常識を欠いた金額を要求され、悪徳業者の被害に遭ってしまうケースも少なくありません。

特殊清掃に必要な資格はないと前述しました。しかし、持っていた方が良い資格もあります。それは、「事故現場特殊清掃士」の資格です。

業者を選ぶ時に、悪徳業者にひっかからないようにするためにも、「事故現場特殊清掃士」の資格を持っている清掃員がいるところに依頼すると良いでしょう。「事故現場特殊清掃士」の資格を持っていると、専門知識も豊富で安心かつ安全に作業してもらえるはずです。

特殊清掃の清掃内容

清掃内容にはさまざまあります。まずは、亡くなった方の部屋の清掃作業。遺体を発見するまでに日にちがかかってしまうと腐敗していき、例え身内でも片づけをするのが無理だという場合もあるでしょう。

また、目をそむけたくなるような残酷な現場だと、精神的にまいってしまい、清掃どころではなくなってしまいます。特殊清掃員は、亡くなった方の体液や血液が付着した床や壁を綺麗に清掃し、元通りに使える状態にするのです。

故人の体液や血液がしみ込んでしまうと、匂いもなかなか取れません。壁や床などリフォームが必要になったり、完全に臭いを取るためにも消臭や除菌もしっかりします。

さらに、特殊清掃員の仕事内容には、遺品整理もあります。遺品には凄まじい異臭がついていますから、一般的には全て廃棄処分となります。

しかし、遺品の中には、故人との思い出がたくさんつまった品や通帳など大切なものがある可能性も。それらはもちろん廃棄処分するわけにもいかないので、遺族の元へ届けるという重要な仕事もあるのです。

特殊清掃の事例

特殊清掃を行う現場は、凄まじいものです。特殊清掃員は資格は必要ないと言っても、誰でもなれるというものではないでしょう。特殊清掃の事例にはどのようなものがあるのか見ていきます。

事例①孤独死・自殺など

現代では、孤独死や自殺する方が多いと言われています。寝室で亡くなった場合には、体液をしっかり除去する必要があるのです。床まで体液がしみ込んでいることも多いので、床を剥がしてどこまでしみ込んでしまっているのかを見つけなくてはいけません。

また、お風呂場で亡くなった場合は、たんぱく質がプラスチック製のユニットバスに染み込み、臭いが取れなくなってしまいます。そうなった場合は、ユニットバスを交換することが多いようです。

ただ、除菌しながら清掃し、消臭コーティングで臭いを封じ込めることもできます。湯船の中の汚染された水は、掻き出して処理をしていくのです。

事例②害虫発生時の清掃

遺体は腐敗が進み、虫が湧いてきます。特殊清掃の作業をしながら、害虫の駆除も同時進行でやっていくことが多いです。害虫が家の外へ行ってしまうと、感染症を媒介してしまう危険性があるため、まずは害虫の駆除を先にします。

害虫駆除の流れとしては、殺虫剤をスプレー後、薬品を散布して除菌をします。そして、汚れた部分を解体して清掃を行っていくのです。最後にリフォームをして完成になります。害虫のいそうな場所を全てチェックして、一匹残らず駆除します。

事例③ゴミ屋敷

物がなかなか捨てられなくて、ゴミ屋敷になってしまう方も少数ですがいるかもしれません。ゴミ屋敷になってしまうと、食べ物や紙類などさまざまなものが混ざり合って、それが害虫のエサになってしまうのです。ですから、ハエやゴキブリが大量に発生する可能性も多いです。

清掃してゴミがなくなったことで、害虫が別の場所へ逃げてしまう場合もあるので、特殊清掃と害虫駆除を並行して行っていくことになります。


特殊清掃の金額は?

5社の特殊清掃料金をご紹介します。

床上清掃 浴室清掃 消臭・除菌剤散布 作業人件費 腐敗体液・汚物撤去 害虫駆除
A社 30,000円~ 50,000円~ 10,000円~ 20,000円~ 3,000円~(畳撤去)
B社 30,000円~ 50,000円~ 10,000円~ 1枚3,000円(畳)5,000円(布団)6,000円(ソファ)
C社 総額:55,000円~500,000円 20,000円~250,000円 15,000円~100,000円
D社 パック料金:78,680円(汚染物除去・消臭脱臭・除菌消毒・害虫駆除等)
E社 1,500円/㎡ 40,000円~(体液血液除去)

相場はどの業者も同じくらいですが、パック料金でお得なところもあるので、いろいろチェックしてみてください。

安いからといって何も考えずに飛びついてしまうと、思うように作業してもらえなかったり、遺族に対しての配慮がなかったりする場合もあるので、特別清掃業者はしっかり選ぶことが大切です。

特殊清掃の業者の選び方

特殊清掃業者は徐々に拡大してきていて、知名度を上げています。さまざまな業者があるため、どの業者を選べば良いのか迷ってしまうでしょう。特殊清掃業者の選び方をご紹介していきます。特殊清掃業者の選び方を理解しておくことで、自分にとっても安心できる業者を選ぶことができるのです。

選び方①清掃範囲

特殊清掃では、清掃・消臭除菌・汚物撤去・害虫駆除などさまざまな行程に分かれています。一つの業者で全ての作業をしてもらえると思っていても、実際は全てを行っていないこともあるのです。

清掃や汚物撤去などはやるけれども、害虫駆除は他へ依頼しなくてはいけない場合もあるでしょう。別の業者を探さなくてはいけなくなり、手間と時間もかかってしまうので、一つの業者で全てを行ってくれるところを探すことが大切です。

ですから、初めから清掃範囲がどこまでなのかを詳しく聞いておきましょう。もし作業としてやっていなくても、依頼者の希望を聞いてくれるところもあるかもしれませんので、してほしい作業などをあらかじめチェックしておくことがおすすめです。


選び方②見積もりを依頼する

特殊清掃業者を選ぶ時には、見積もりを依頼して金額を確認することが大切です。ホームページを見ると金額は載っているので、料金もこれくらいが妥当かとすぐ業者を決めてしまうこともあるでしょう。

しかし、ホームページ上に乗っている金額は、「〇〇円から」となっているものも多いため、金額が不透明な場合があります。状況に応じて、金額も変わってくるので、状況を詳しく説明をして、見積もりを出してもらうことが必要です。

また、業者によって金額も異なるので、何社か気になっている業者に見積もりを依頼し、比較してから最終的にどこの業者にお願いするのかを考えると良いでしょう。

選び方③技術があるか

特殊清掃員になるには、特に必要な資格はないですが、特殊清掃では現場での経験や知識の積み重ねになります。強烈に漂う死臭を除去しなくてはいけませんが、薬品を散布したり、消臭スプレーを吹きかけても一時的なものにすぎないのです。

死臭を確実に除去し元通りにするためには、オゾン処理を行っています。根本的なところから死臭を除去しなくてはいけないので、それには知識と技術が必要になります。ですから、特殊清掃業者を選ぶ時には、技術があるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

思い通りに作業してもらえなかったり、高額なことにならないためにも、疑問に思うことは何回でも納得のいくまで説明してもらうことが大切です。

選び方④アフターフォロー

特殊清掃業者を選ぶ際には、アフターフォローに対応してくれるかどうかも重要なことです。清掃等を行った後に、臭いが完全に消えていなかったり、虫が湧いてきたりすることもあるでしょう。アフターフォローが何もなければ、また費用がかかり作業してもらわなければいけなくなります。

また、亡くなった状況によっては、床や壁をリフォームする必要があることも。アフターフォローしてくれる業者なら、リフォーム会社にも連絡を取って対応してくれます。

清掃をした後は、アフターフォローを一切してくれないところもあるので、アフターフォローがあるかどうかをチェックしておきましょう。

おすすめの特殊清掃業者

特殊清掃業者は全国に多数あります。その中から優良の特殊清掃業者を見つけるのは、なかなか大変なことです。何を重視して選ぶかによっても、変わってくるでしょう。数多くある業者の中から、おすすめの特殊清掃業者をご紹介していきます。

おすすめ①特殊清掃隊

特殊清掃隊は、床上や浴室の特殊清掃やオゾン処理など以外に、害虫駆除も行っています。さらに、現状を回復させたり、家財整理や遺品整理もそれぞれの依頼者のニーズに合わせてくれます。24時間365日受付しているため、急ぎの依頼にも適宜対応してくれるのです。

特殊清掃は3万円からという良心的な価格でできます。お見積り後の追加料金はかかりませんので、安心して依頼できるでしょう。見積もりは無料、さらいは清掃する現場の状況を詳しく説明できるのであれば電話でも見積もってもらうことができます。

口コミ

心強いスタッフの方ばかりで、綺麗にしてくださって本当に助かりました。引用:特殊清掃隊

最後まで笑顔で対応してくださって、わがままばかりでご迷惑をおかけしましたが、ここまでやってくださってありがとうございました。引用:特殊清掃隊

おすすめ②タスカット

タスカットは、専門的な技術や知識が豊富な「事故現場特殊清掃士」が最後まで作業してくれます。経験も知識もあるプロに任せることができるので、安心して依頼ができるでしょう。

タスカットでは、超強力オゾン発生器を使用して、強烈な臭いを元から消し去ります。作業終了後は、依頼者自身で臭いや部屋の状況などをしっかりと確認してもらい、納得して頂いた上で作業は完了となります。

またタスカットでは、電話もメールも24時間体制で受け付けているので、即日の無料お見積りが可能になっています。

気になる料金ですが、汚染物除去・除菌処置・消臭処置の3つのサービスがセットになった「特掃パック」というのもあり、普通に依頼するよりもお得になるように設定されているようです。

口コミ

皆さんとても対応が良く、気持ち良くお掃除をお願いすることが出来ました。料金は、予想していたよりはるかに安価で驚きました。当日、追加でお仕事を増やしてしまいましたが、快く受けて下さり本当に助かりました。本日は、有難う御座いました。また、トラブルがあった時には、こちらにお願いしたいと思います。引用:タスカット

おすすめ③遺品整理くるめ屋

遺品整理くるめ屋では、事故現場特殊清掃士が薬品や機材を使用し、除菌・消臭・清掃を行います。プロが臭いの元からしっかり消臭してくれますから、安心できるでしょう。

こちらの業者では、特殊清掃のオプションサービスとして、デジタル遺品整理というのがあります。パソコンやスマホなどに入っている写真や文章データを整理し、写真のデータはDVDに、不要なデータは完全消去する手伝いもしてくれるのです。

特殊清掃の料金は、部屋の整理がどのくらいされているかによって、金額も変わってきます。臭いも発生していて、日常生活が送れない状態の場合は、1畳あたり20,000円から作業してもらうことができます。

口コミ

完了報告に関する書類、そして領収書受け取りました。とても自分ではできない整理でしたので、助けて頂き大変助かりました。この度は、本当にありがとうございました。お世話になりました。引用:遺品整理くるめ屋

本当に有難うございました。初めての事でしたので少々不安ではありましたが、片付後を見て満足しております。どなたか紹介できればと思っております。引用:遺品整理くるめ屋

特殊清掃は業者に任せよう!

特殊清掃は、亡くなった方の部屋の現状を回復させるために清掃や除菌・消臭などの作業をしていきます。

遺体が発見されるまで日数がかかってしまうことが多いため、遺族は精神的ショックと腐敗が進んでいる現場で作業するのは無理です。そんな時に頼りになるのが特殊清掃業者で、プロならではの知識と経験でスピーディーに作業してくれます。

特殊清掃業者を選ぶ時には、しっかりお見積りをしてもらい、清掃範囲がどこまでなのか、自分の納得がいくまで質問をして、より良い業者を選びたいものです。

さまざまな特殊清掃業者があるので、ここなら任せても安心できるという業者を選びましょう。自分一人で悩まずに、特殊清掃業者に任せることをおすすめします。

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