お仕事やDIYで電気配線をされる方であれば、必ず持たれているのが圧着ペンチではないでしょうか。配線の先端に接続用コネクターを圧着しての取付け、ケーブルの切断や被膜剥き、更に先端をペンチとしても使用できる万能工具で、非常に便利なのが特徴です。
また圧着部分も大小さまざまな大きさがあり、配線の大きさに合わせて作業を効率良く行うことが出来ます。今回は、便利な圧着ペンチのおすすめ5選をご紹介します。
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クニペックス(KNIPEX)社は、ドイツに本社を置く工具メーカーで、プライヤー(物を挟む道具)をメインにハンドツールを製造しています。そんなクニペックス社の圧着ペンチは、数十種類がリリースされており、作業内容によって細かく分類されているのが特徴です。ご紹介する9721215は、0.75mmから6mmまでの配線へ端子圧着作業が簡単に出来るようになっています。圧着ペンチのハンドル側(内側)には、配線の被覆を簡単に除去できる工夫がされており、高い作業効率を誇ります。またビスカッターやニッパー機能も装備しており、1台で数役の作業をこなすことが可能な万能ツールでもあります。
全長 | 215mm |
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重量 | 221 g |
対応サイズ | 接続単子用0.5~2.0 |
圧着ポジション数 | 3 |
ドイツに本社を構えるワイドミュラー社は、電気配線に用いられる接続端子やプリント基板、コネクタなどの電気接続機器を製造しているメーカーで、電気関係のハンドツールも製造販売しています。日本法人である日本ワイドミュラー社が、各種工具類の輸入、販売を手掛けており、ご紹介するPZ 6 Roto Lは、0.14mmから6mmの配線へ端子圧着作業が可能なモデルとなっています。ラチェット機能を備えており、通常のペンチ同様、単純にハンドルを握り込むだけの操作で、確実に端子を圧着させることが可能で、配線作業を非常に簡単に行うことが出来るのが最大の特徴です。
全長(mm) | 200 |
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質量(g) | 431 |
HOZAN(ホーザン)社は、汎用工具や電気配線用の工具を製造しているツールメーカーで、圧着ペンチも16種類をリリースしています。ご紹介するP-704は、裸圧着端子と絶縁被覆圧着端子を加締めることの出来る高い汎用性を備えたモデルとなり、本体サイズも205mm、ペンチ部分の厚みは3.2mmとコンパクトな形状にデザインされています。またコイルスプリングの反発力を利用することで、ペンチ部分が常時開放されている状態に保たれ、簡単に圧着作業を行うことが出来るので高い作業効率を誇ります。また圧着ペンチの基本機能以外に、ビスカッターやプライヤー機能など便利な機能を備えているのも特徴の一つです。
全長 | 205mm |
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重量 | 210g |
ビスカッター(mm) | 3/3.5/4 |
適応サイズ | 1.25/2 |
モンキーレンチで有名なロブテックス社からも、作業内容に応じた数種類の圧着ペンチがリリースされています。AK22Aは、P形とB形の銅線用裸圧着端子や裸圧着スリーブの加締めに対応しており、ケーブルの配線作業などに最適なモデルとなっています。また柄の幅が狭く設定されており、握り込んだ際、端子に効率良く力が伝達される工夫がされていることで、軽い力でも確実な締付けが可能になっています。本体重量は675g、全長寸法は336mmと片手で十分に取り扱いの出来るサイズで、取り回しも楽に出来るのが特徴です。
全長 | 336mm |
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重量 | 675g |
対応範囲 | 5.5、8、14、22㎜2 |
AK-M1は、5つの圧着溝があり絶縁被覆付閉端接続子とP形、B形のスリーブ端子2種類に対応が可能なモデルとなっています。全長は214mm、重量325gと軽量コンパクトに出来ており、ポケットに入れて持ち運ぶことも可能で、狭い場所での結線作業など、多くのツールを持ち込めない状況などに重宝します。またきちんと圧着が出来ているか確認することの出来る成形確認機構(新ラチェット機構)を搭載していることが、このAK-M1の最大の特徴です。更に
全長 | 214mm |
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重量 | 325g |
対応範囲 | 絶縁被覆付 閉端接続用、裸圧着端子・裸スリーブ用 |
圧着ペンチのおすすめ5選をご紹介しました。電気配線作業で必須アイテムとなる圧着ペンチは、さまざまなサイズがありますので、ご自身の作業内容にあった物を選ばれることをおすすめします。また購入時には、ヒンジ部分と加締め部分にガタの少ないモデルを選ぶと、長く愛用することが出来ますので参考にしてみては如何でしょうか。