キャッシング比較

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キャッシングサービスを6社を比較!大手から中小消費者金融までそれぞれの違いを解説

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キャッシングといえば、多くの方がアコムやプロミスなどの大手消費者金融を思い浮かべるのではないでしょうか。

大手消費者金融は街金と呼ばれる、いわゆる中小消費者金融には真似が難しい高度なサービスと充実した商品群を揃えています。

しかし同じ大手消費者金融でも、それぞれ個性があり、必ずしも同じ金融サービスを提供しているわけではありません。

キャッシングを利用する際には個々の違いや特徴を知り、自分に合った貸金業者を選ぶ必要があります。

一方、中小消費者金融は新しい流れを積極的に取り入れて独自性を出すことで、大手消費者金融とは異なるスタイルで生き残ってきました。

そこで本記事では、大手消費者金融のキャッシングの比較と中小消費者金融のキャッシングの比較を行います。ぜひそれぞれの違いを見極め、消費者金融を選ぶ際の判断材料に活用してみてください。

大手消費者金融6社のキャッシングを比較

誰もが知る大手消費者金融6社のキャッシングを比較します。

 

プロミス

大手消費者金融を利用するメリット

大手消費者金融の金融サービスや商品スペックを比較する前に、共通する特徴について解説します。

以下が大手消費者金融のキャッシングにおける一般的な共通点です。

  • 審査時間最短30分回答
  • 最短で即日融資も可能
  • 自動契約機で即日ローンカード発行
  • 審査は銀行カードローンほど厳しくない
  • 銀行カードローンと比べて金利が割高
  • 初回融資で無利息サービスが受けられる
  • 融資額によっては、提出書類は原則本人確認書類のみでOK
  • スマホATM取引もできる(カードレスキャッシング)

大手消費者金融6社のキャッシングを6つの面から比較

大手消費者金融6社のキャッシングを以下の6つの面から比べてみました。

  • 借入限度額と金利
  • 審査回答時間・融資スピード
  • 無利息期間の有無と条件
  • 自動契約機の有無
  • アプリローンの対応
  • 女性利用者の対応度
借入限度額と金利で比較

消費者金融の比較で重要な点はまず、「どれぐらい借りられるか」、「どの程度の金利が掛かるか」でないでしょうか?

そこで借入限度額と金利を比較してみました。

消費者金融名 借入限度額 金利(実質年率)
アコム 1万円~800万円 3.0%~18.0%
プロミス 1万円~500万円 4.5%~17.8%
アイフル MAX800万円 3.0%~18.0%
SMBCモビット 1万円~800万円 3.0%~18.0%
レイクアルサ 1万円~500万円 4.5%~18.0%
ジェイスコア 10万円~1,000万円 0.8%~15.0%

カードローンで気になるのは、やはり最高融資限度額や最低金利でしょう。

ほとんどの場合、限度額は100万円以内で、金利は年15.0%~18.0%が適用されます。

特に初回利用者は融資実績もなく、大手消費者金融も貸出に慎重なので、たとえ申込者にかなりの所得があっても利用額を100万円程度までに制限する傾向にあります。その後の利用状況や返済状況を見ながら逐次、増額依頼に応じるのが一般的です。

金利についても、利用者としてはどうしても下限に目を奪われがちですが、実際適用される金利は上限付近が多いため、まずは上限金利がいくらかを基準に業者を選んだ方がいいでしょう。

審査回答時間・融資スピードで比較

どれぐらいの早さで審査結果が得られるのか、いかに迅速にキャッシングが受けられるのかは多くの方にとって気になるポイントでしょう。

やはり申し込みから、できるだけ早く審査結果を得て安心したいものですよね。

仮に審査に落ちたとしても、早めに結果がわかれば対策も早く打てるというもの。審査に通っても通っていなくても早く結果を知りたいことでしょう。

以下が審査回答時間および融資が受けられるまでの時間に関する比較です。

消費者金融名 審査回答時間 融資スピード
アコム 最短30分 最短1時間以内
プロミス 最短30分 最短1時間以内
アイフル 最短30分 最短1時間以内
SMBCモビット 10秒簡易審査 最短即日
レイクアルサ 最短15秒 ネット申込みで最短60分融資可能
ジェイスコア 仮審査最短30秒 最短即日

比較結果を見ると、やはり大手消費者金融は総じて、審査回答時間も融資を受けられるまでのスピードもかなり早いことがわかります。

アコム、プロミス、アイフル、レイクアルサはほぼ互角のスピードです。SMBCモビットやジェイスコアも一歩劣るものの、迅速な対応だと言えるでしょう。

各社とも素早い対応ですが、申込みの曜日・時間帯によっては翌日以降の取扱いとなることもあるため注意が必要です。

無利息期間の有無と条件で比較

大手消費者金融の金融サービスで大きな特徴のひとつである「一定期間無利息サービス」。以下では大手消費者金融の無利息サービスを比較しています。

消費者金融名 無利息期間 適用条件
アコム 契約日の翌日から30日間 初回利用のみ適用
プロミス 初回借入日の翌日から30日間 ・初回利用のみ適用
・メールアドレス登録
・Web明細の利用
アイフル 契約日の翌日から30日間 初回利用のみ適用
SMBCモビット サービスなし
レイクアルサ① ネットの申込み限定で60日間無利息 ・初回利用のみ適用
・初回契約日翌日から適用
・契約額1~200万円の方
レイクアルサ② 借入額5万円まで180日間無利息 ・初回利用のみ適用
・初回契約日翌日から適用
・契約額1~200万円の方
・5万円超過分は通常金利適用
ジェイスコア サービスなし

大手消費者金融は、30日間無利息サービスが定番で、業界のリーダー的企業でもあるアコム、プロミス、アイフルでは、競合するようにこの30日間無利息サービスを当初から展開してきました。

今では各社の代名詞になっているような金融サービスでもあります。

一方で、変則的な無利息サービスを展開するレイクアルサや、あえて無利息サービスをやっていない業者もいます。

とはいえ、無利息サービスがないからと言って、その業者が劣っているわけではありません。

実際、無利息サービスのないジェイスコアは、融資金利に関して他社より上下限金利とも優っています。さらに、融資限度額も他社が最大で500万円~800万円のところを1,000万円となっています。

無利息サービスの有無だけに着目せず、全体的に比較することが大切です。

自動契約機の有無で比較

自動契約機があると、契約機ブースの中で人と会うことなく申込みや契約ができます。

対面することに煩わしさや苦手意識を感じる方におすすめです。また、手続きに戸惑っても契約機の向こうに控えているスタッフから直接アドバイスが受けられるので、操作に心配する必要もありません。

また、提携のコンビニ・金融機関ATMから原則24時間365日、借入れ可能であるため自動契約機がある方が利便性は高いと言えるでしょう。

以下が大手消費者金融における自動契約機の設置状況です。

消費者金融名 自動契約機
アコム 自動契約機むじんくん
プロミス ・プロミス自動契約機
・三井住友銀行ローン契約機(ACM)
アイフル 無人契約でんわBOXてまいらず
SMBCモビット ローン申込機
レイクアルサ 新生銀行カードローン自動契約機
ジェイスコア なし

ジェイスコアを除き、各社とも自動契約機を設置しています。

ジェイスコアはそもそもローンカードを発行しておらず、自動契約機のメイン機能であるローンカードの発行を必要としないため設置してません。

また、プロミスのように自社専用の自動契約機だけではなく、親会社である三井住友銀行のローン契約機も自動契約機として使える場合や、レイクアルサのように自社専用機は持たず、親会社である新生銀行のカードローン自動契約機を活用している場合もあります。

アプリローンの対応

アプリローンとは急にお金が必要になったときでも、スマホの専用アプリでセブン銀行ATMから借入れや返済ができる金融サービスのこと。

スマホの普及で、近年アプリローンは大手消費者金融の間で標準サービスとなっています。

以下が各大手消費者金融のアプリローン対応状況です。

消費者金融名 アプリローン対応
アコム 対応なし
プロミス セブン銀行ATMで取引可能
アイフル セブン銀行ATMで取引可能
SMBCモビット セブン銀行ATMで取引可能
レイクアルサ セブン銀行ATMで取引可能
ジェイスコア 対応なし

アコムはアプリローンには対応していません。しかしセブン銀行とは業務提携しており、アコムカードを持っていればセブン銀行ATMでの借入れができます。

ジェイスコアも未対応ですが、申込みから借入れまでをスマホで一貫して行えるので、準アプリローン対応と言える状況です。

女性利用者の対応度で比較

消費者金融の利用者と言えばかつては「男性サラリーマン」が代名詞でした。

しかし現在は働く意欲のある女性がどんどん社会進出しており、女性もキャッシングサービスを通じてお金を借りる機会が増えています。

こうした時代背景を反映して大手消費者金融では、女性を新たなターゲットとしています。

以下が大手消費者金融で女性利用者への対応状況です。

消費者金融名 女性利用者に対するサービス対応
アコム アコムレディース「働く女性のカードローン」
プロミス プロミスレディースキャッシング
アイフル アイフルレディースSuLaLi(スラリ)
SMBCモビット 特になし
レイクアルサ 働く女性のカードローン
ジェイスコア 特になし

SMBCモビット、ジェイスコアを除き、各社「女性専用ローン」をすでに整えているという結果になりました。

ただしこの女性専用ローンがない2社でも、あくまで専用受付がないだけで女性も受付しています。

中小消費者金融5社のキャッシングを比較

大手消費者金融のキャッシング比較に続き、次は中小消費者金融5社を比較します。

中小消費者金融と言っても、いずれも国もしくは地方自治体に貸金業者として正式に届けを済ませており、かつ日本貸金業協会に会員として登録されている信用度の高い業者です。

中小消費者金融と大手消費者金融との比較

中小消費者金融間の比較の前に、まず大手消費者金融と中小消費者金融では一般的にどのような違いがあるのかを解説します。

中小消費者金融では、以下のような傾向にあります。

  • 最高金利が年20.0%と高い(大手は最大でも年18.0%ほど)
  • ローンカードの発行がなく、融資方法は金融機関への振込融資がメイン(土日・休日の対応不可)
  • コンビニ・金融機関ATMで借入れ・返済不可
  • 審査対応や融資スピードが大手より遅い
  • 無利息サービス業者があまりない
  • 自動契約機がなく、アプリローンにも未対応

一方、中小消費者金融には大手消費者金融にはない以下のような良さもあります。

  • 大手消費者金融より審査基準が緩く借りやすい
  • 多少、個人信用情報に問題ありでも現状働いて安定した収入があれば貸してくれやすい

以上の特徴を踏まえて、中小消費者金融を比較します。

中小消費者金融5社のキャッシングを5つの面から比較

中小消費者金融の比較項目は以下の5つです。

  • 借入限度額と金利
  • 審査回答時間・融資スピード
  • 無利息期間の有無と条件
  • 融資方法
  • 女性利用者への対応
借入限度額と金利

中小消費者金融でも、大手消費者金融と同じく借入限度額および金利は重要な要素です。

消費者金融名 借入限度額 金利(実質年率)
スカイオフィス 1万円~50万円 15.0%~18.0%
フクホー 5万円~200万円 7.30%~20.0%
ニチデン 50万円以下 7.30%~17.52%
エイワ 1万円~50万円 10万円未満19.9436%
10万円以上50万円まで17.9507%
ライフティ 1千円~500万円 8.0%~20.0%

中小消費者金融の場合、大手消費者金融と比べて、借入限度額の上限がかなり低くなっているのが分かります。

なかにはライフティのように借入額の上限が500万円と高い場合もありますが、総じて中小消費者金融では、上限額が50万円とかなり低いのが特徴です。

中小消費者金融の場合、銀行カードローンや大手消費者金融で審査が通らず、相談に来るケースが多くなりがちです。

そのため中小消費者金融はリスク回避のため、当初から貸せる限度額を低めに設定しているという面があります。

審査回答時間・融資スピード

中小消費者金融も、やはり審査回答時間・融資スピードは気になるところでしょう。

キャッシングでは総じて資金の借入れを急いでいる場合が多く、多少金利の高さは犠牲にしても早く借りたい方が多いのではないでしょうか。

消費者金融名 審査回答時間 融資スピード
スカイオフィス 最短30分 最短即日
フクホー スピーディ審査 最短即日
ニチデン 最短10分 最短即日
エイワ 不定(対面審査が基本なため) 状況次第
ライフティ 申込み~契約まで7日~10日前後 即日融資不可

中小消費者金融側は顧客のニーズが分かっていても、貸金業者として貸倒れは防ぎたいので、「スピード審査や即日融資に重きを置く」か、「対面審査でじっくり貸せる相手かどうか見極める」かに対応が二分化されています。

スカイオフィス、フクホー、ニチデンはスピード審査・即日融資重視ですが、エイワ、ライフティは慎重審査派と言えそうです。

無利息期間の有無と条件

大手消費者金融において無利息サービスは一種のスタンダードと言えるサービスでしたが、中小消費者金融はその限りではありません。

中小消費者金融では、もともと1人当たりに貸付けできる融資額が少ないため、貸出利息まで無利息にしてはリスクが大きく企業の体力として厳しいものです。

とはいえ、最近では中小消費者金融の中にも、無利息サービスを前面にアピールしている企業も現れてきています。

消費者金融名 無利息期間 適用条件
スカイオフィス なし
フクホー なし
ニチデン 無利息期間100日 初回のみ
エイワ なし
ライフティ 無利息期間35日 初回のみ

5社中ニチデンとライフティの2社が無利息サービスを実施していました。

無利息サービスの有無でキャッシングを比較しているなら、この2社がおすすめです。

融資方法

大手消費者金融では様々な借入れ方法を選べますが、企業としての基礎体力が劣る中小消費者金融では全ての融資方法を提供することは難しく、大手よりは選択肢が少ない傾向にあります。

消費者金融名 融資方法
スカイオフィス 振込キャッシング
フクホー 振込キャッシング
ニチデン 振込キャッシング
エイワ 対面審査後の直接融資
ライフティ 全国のセブン銀行ATMから借入れ

中小消費者金融の多くは定番通り、振込キャッシングでの対応がメインでした。

一方でエイワやニチデンのように、審査後に店頭で融資金を直接手渡ししたり、あるいはスタッフが顧客の元に直接融資金を持参する方式を取ったりしている場合もあります。

さらにライフティのように、全国に20,000台以上あるセブン銀行ATMから自分のキャッシュカードで借入れする方法を取っている場合もあり、融資方法は各社様々です。

女性利用者への対応

中小消費者金融は大手に比べて店舗数も少なく、中には1店舗のみで営業している場合もあります。

大手以上に利用しずらいと感じる女性は多いのではないでしょうか?

そこで中小消費者金融の女性利用者への対応度を比べてみました。

消費者金融名 女性利用者に対するサービス対応
スカイオフィス 特になし
フクホー レディースキャッシング
ニチデン 特になし
エイワ レディースローン
ライフティ 特になし

5社のうち、フクホーとエイワの2社が女性専用のレディースローンを用意していました。

とはいえ、他社が女性の利用を制限しているわけでなく、全社ともに女性でも安定した収入があれば申込み可能です。

キャッシング比較まとめ

大手消費者金融と中小消費者金融の代表的な会社のキャッシング比較を行い、その共通点や違いを解説しました。

ひと口に「キャッシング」と一括りにしても、そのサービス内容は千差万別で消費者金融ごとに様々な特徴があります。

また、大手なのか中小なのかによっても、その傾向に大きな違いがあります。

各社を比較検討することで、自分の現状やニーズに合った最適なキャッシング業者を見つけることができるでしょう。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。