カテゴリー: DIY

ダクトレールとは?基礎知識から取り付け方法まで徹底解説!

「ダクトレール」は、「ライティングレール」とも言い、照明器具を取り付けるレール状の器具のことです。ダクトレールに、ペンダントライトやスポットライトを自由に取り付けることができ、たちまちお部屋をおしゃれにしてくれるアイテムです。ダクトレールの、たくさんの魅力と基礎知識を徹底解説してまいります。

部屋をおしゃれに演出する「ダクトレール」とは

ダクトレール(ライティングレール)を画像で説明すると、天井との接続部分から棒状の部分までのことで、スポットライトは含みません。スポットライト等の照明器具そのものは、それぞれ好みに合ったものをチョイスします。

形や個数が、自由にアレンジできるという点が、ダクトレールの最大の特徴と言えるでしょう。レールの長さは、1メートル~1.5メートルのものが多く、3メートル以上の長尺のダクトレールもあります。ペンダントライトとスポットライト、タイプの違うスポットライトを複数など、お部屋の雰囲気をガラッとおしゃれに変えることも可能です。

また、画像のダクトレールは、一般的な家庭のお部屋の天井によくあるシーリングソケットに直接取り付けている「簡易取付ダクトレール」です。電気工事などは不要で、簡単に取り付けることができます。

レールの両端付近にある「突っ張り棒」のようなねじ式の部品はレールを水平に保つための部品で、天井に穴を開けるわけではありません。左右の照明の重さが違っても、傾かないようにするためのものです。

取り付けたいダクトレールの魅力

様々な照明器具を取り付けることができる「ダクトレール」。その魅力は、豊富な器具の種類だけではなく、個数や角度・位置なども自由に変えることができる点にもあります。また、レールに照明器具を取り付けるだけではなく、違う用途での活用法などもあります。ダクトレールの魅力と一緒に、詳しく解説していきましょう。

魅力①ライトの位置が自由自在

レール上の、可動部分で好きな位置にライトを配置できるダクトレール。ペンダントライトを使用する場合は、ダクトレール専用の「引掛けプラグ」を取り付け、好きな位置に配置できます。食卓の上にはペンダントライト、オブジェや観葉植物のライトアップ用にスポットライト、といった機能的な使い方も可能です。

魅力②レールの長さを選べる

画像は1.5メートルのダクトレールです。4つくらいの照明だと、バランス良く配置できるサイズです。長さは、他にも50センチ~3メートル以上と幅広くあり、お部屋に合わせてお好みの長さを選ぶことができます。どうしても、「細かく長さにこだわりたい!」という場合はカットする方法もあります。

カットする際の、注意点もおさえておきましょう。レールの中は電気を通す仕組みになっています。切断面をむき出しのままにせず、絶縁と見栄えのためにも、エンドキャップを忘れずに取り付けましょう。

魅力③照明以外の活用も可能

画像で紹介しているのは、「ダクトレール用吊りフック」です。照明だけではなく、このようなフックを用いて観葉植物を吊り下げることも可能です。また、抜け止め機能が付いたコンセントプラグもあります。

コンセントプラグは「天井から電源が取れる」という、非常に便利なものです。ですが、消費電力にも限度(発火・発熱のおそれ)があるため、使えると便利な掃除機やドライヤー、IHクッキングヒーターなどは消費電力が高いため、ほとんど使えません。コンセントプラグを使用する場合は、定格消費電力を超えない範囲での使用を心掛けてください。

魅力④賃貸でも取り付けできる

シーリングソケットがあれば賃貸でも取り付けできます。シーリングソケットは、大抵の賃貸物件の主要な部屋に採用されています。シーリングライトやペンダントライトのように、「ワンタッチで取り付け」とまではいきませんが、ほんの「ひと手間」のパーツを取り付けるだけで、おしゃれなダクトレールを取り付けることができます。

ダクトレールの4つのタイプの取り付け方法

ダクトレールの取り付け方法は、4パターンあります。画像のタイプは直付けタイプで、他に引掛けシーリングタイプ・埋め込みタイプ・コンセントタイプとあります。

お住まいの家が、持ち家か?賃貸か?などによって、取り付け方法が限定される場合もありますが、それぞれの特徴と注意点などを順に説明してまいります。

取り付け方法①引掛けシーリングタイプ

賃貸物件でも、取り付けることができる代表的なシーリングタイプです。簡易取付ダクトレールとも呼ばれています。取り付け方法は、「取り付けたいダクトレールの魅力」の魅力④の部分の動画を見て頂ければわかる通り、自力でできます。

賃貸でも、「おしゃれな照明にこだわりたい!」という方には、絶対おすすめなダクトレールです。

取り付け方法②埋め込みタイプ

画像では少しわかりにくいですが、埋め込みタイプのダクトレールキットの一部分です。埋め込みタイプは、文字通り「天井に埋め込む」必要があるため、後付けは基本できません。新築を建てる時や、リフォームを行う時でないと難しいでしょう。

メリットは、自由に配置できることや、長さ・形(Ⅼ字、コの字など)も思いのままに出来ること、天井がスッキリとして圧迫感がないことがあげられます。また、重量のある照明器具も、安心して使用できます。

取り付け方法③直付けタイプ

直付けタイプは、直接天井に取り付けるタイプです。取付工事が必要ですが、簡単な工事となるので低コストで取り付け可能です。ただし、天井に穴をあけることになるので、賃貸物件には不向きなタイプと言えます。

こちらのタイプも埋め込みタイプ同様、重量のある照明器具でも安心です。リフォームなどを、行う予定はないけれど、本格的なダクトレールにこだわってみたい方におすすめです。

取り付け方法④コンセントタイプ

コンセントタイプのダクトレールもあります。工事不要で、簡単に取り付けることができるのですが、コンセントに差し込む必要があるため、配線処理も考えないといけません。そこが上手く解決できれば、使い勝手のいいダクトレールです。

おすすめの使用例としては、「オブジェや観葉植物など、インテリアのライトアップ用」。メインの照明としてではなく、このような使い方をすることによって、ライティングの奥深さがより実感できることでしょう。

ダクトレールに取り付けるライトの選び方

ダクトレールに対応するライトは、各メーカーから多数販売されています。ライトのデザインによって、お部屋のイメージもガラッと変わるので、ライト選びは重要です。そこで気になるのは、何個付けられるのか?明るさは?機能は?といったところではないでしょうか。必要になる知識と一緒に、選び方のコツをまとめてみました。

選び方①ワット数で選ぶ

ダクトレールの許容ワット数で、取り付けられるライト数も変わってくることを覚えておきましょう。現在、各メーカーから販売されているダクトレールの許容ワット数は「600ワットまで」、という商品が非常に多いです。ということは4つの照明器具の場合、平均して1つあたり150ワットまでの照明器具を取り付けられることになります。

広めな15畳のリビングでの、適度な明るさは600ワットと言われています。ですので、ダクトレール1本あれば、十分明るさを保てますね。

実際、600ワットの光量は相当明るいものですので、そこまでは必要なかったりします。ただし、ダクトレール1本に複数の異なった照明器具を検討している場合は、ワット数の合算値をしっかり把握するすることが大切です。

選び方②ライトのタイプで選ぶ

ライトのタイプは、お部屋の雰囲気を決める最重要ポイントです。ダクトレールに取り付けるなら、スポットライトがおすすめです。それぞれの向きを自由に変えることができるので、1つは食卓、1つは間接照明、1つは目立たせたいもの、という照らし方も可能です。雰囲気もクールに演出してくれます。

また、欧風的な落ち着いた雰囲気を演出したい場合は、ペンダントライトがおすすめです。種類も豊富でレトロなものから、画像の様なおしゃれなデザインのものもあります。お部屋のコーディネートに合わせて、ライティングを楽しみましょう。

選び方③リモコン付きかどうかで選ぶ

リモコン操作が可能なタイプもあります。離れた場所からON/OFFできるため、寝室などでは非常に便利です。リビングなどでは、あまり必要ではないかもしれませんが、あると便利な「リモコン付き」を選ばれる方も多くいらっしゃいます。

ダクトレールならおしゃれなライトが取り付け簡単

お部屋を、おしゃれにコーディネートするために「ダクトレール」を取り付ける方が増えています。賃貸物件にお住まいでも、簡易ダクトレールなら簡単に取り付け可能です。これから新築、リフォームを行う方なら、埋め込みタイプにして本格的にダクトレールのライティングを楽しむのはいかがですか?

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