クランプは各種材料を固定する際に使用する工具で、機械整備で小さな部品を研磨する時や、DIYで家具を作るときの仮固定の時など、あると非常に便利に使うことが出来ます。パイプクランプやC型、F型、直角に固定できるコーナークランプなど、さまざまな形状があり使い分けすることで、効率良く作業を行うことが出来ます。今回は、各種クランプを完全版100選としてご紹介します。
目次
プロの方やDIY経験者の方であれば、必ず使ったことがあるのがクランプではないでしょうか。C型やB型をはじめ、F型やL型といった用途に応じたクランプの選択の仕方と、使い方を若干ですが理解しておく必要があります。基本的な使い方は、材料をクランプに挟んで固定という単純な物ですが、使い始めるとセッティングの仕方によっては、仕上げ作業が必要になったりする場合もありますので、注意が必要です。
クランプと一口にいっても、さまざまな種類があります。まずは、どんな物を固定したいのか、ご自身の作業内容を事前に確認しておく必要があります。クランプの選び方を簡単にご説明します。
固定材料が長く、高い締付け圧力を必要としない場合
ハンドル操作一つで簡単に材料固定が可能で、大きな締付け圧力を必要としない場合
額縁や木枠を作る際に、端面が45度に切断された材料を直角に固定する場合
高い締付け圧力を必要とする固定作業を行う場合
B型クランプよりも更に高い締付け圧力が必要な固定作業を行う場合
スライド式のハンドルで素早く位置決めが可能なため、クランプの固定作業が多い場合
固定材料が薄く、多少クランプ時に動いても大丈夫な場合
木工作業時に四隅を同時に固定したい場合
クランプの簡単な選び方をご紹介しましたが、実際にB型、C型、F型、L型は比較的締付け圧力が高く木工、金工のどちらでも対応が可能で、材料の固定を確実に行いたい場合に選択すると間違いありません。その他のトグルクランプやバネ、ベルトクランプについては、固定力が弱いことなどの要因により、使用出来ない場合もありますので注意が必要です。
その名の通りパイプに取付けてクランプとして使用することが可能な工具で、固定したい材料の寸法に合わせて、パイプ長さを自由に選択することが出来るため、使い勝手が良く、どんな作業にも対応出来ます。使用例としては、タンスなどの大きな家具を製作する時などに、天板と側板を貼り付け固定する工程などで使用されています。そんな応用範囲の広いパイプクランプをご紹介します。
外形がΦ27.2mmのパイプであれば、どんな長さでも使用可能なパイプクランプで、締付け力が1,000kgもあり、棚やタンスといった大型家具の製造によく使われているモデルです。パイプへのねじ切りが不要なタイプで、どんな長さのパイプでも使える汎用性の高さが特徴です。また本体材質はアルミダイキャストとなり、軽量で耐久性のあるおすすめパイプクランプです。但し、亜鉛メッキや塗装済のパイプは使用出来ませんので注意が必要です。
先にご紹介したパイプクランプPC-01よりも、深い部分をクランプ出来るモデルで、フトコロ深さが110mmあり、棚などの仕切りを仮止めするのに最適です。取外し可能なゴムパッドが標準装備されており、固定材料に傷を付けないように工夫がされています。また片手でも確実にクランプを締付けられるように、レバーは可動式になっており、一人での作業も難なくこなすことが出来るようになっています。
アメリカのツールメーカーであるIRWIN(アーウィン)は、クランプ同様に固定ツールであるバイスグリップを開発したことで有名ですが、各種クランプも製造、販売しています。ご紹介する224134は、パイプの適合サイズが3/4インチ(約19mm)となり、比較的小さめな材料を固定する際に適しています。またパイプにねじ切りが不要なタイプで、パイプ径が3/4インチであれば、どんな長さでも使用することが出来るのが特徴です。
ご紹介する2024100は、先にご紹介した224134と同様に、パイプの適合サイズが3/4インチ(約19mm)ですが、クランプ幅が2-1/2インチ(約64mm)へサイズアップしたモデルです。クランプ幅が大きくなったことで、材料を確実に固定が出来ることと、固定用のクラッチ版が高い耐久性を備えていることで、作業がし易くなっています。更にハンドル部分が大きく設計されており、締付け時に力が入り易くなっているのも特徴の一つです。
こちらの224212は、パイプの適合サイズが1/2インチ(約12mm)となり、固定する材料が小さく、大きな力で締付ける必要が無い場合に使用するモデルとなります。クランプ幅も1-7/8インチ(約48mm)で、大きなクラッチプレートとの組合せにより、クランプの固定位置を細かく移動させるような作業に最適で、使い勝手の良いクランプです。材質もスチール製のため、高い耐久性も備えており長く愛用できるのが特徴です。
ドイツのツールメーカーであるBESSEY(ベッセイ)社は、特に製鉄所などで使われるクランプ類を製造し、その高い技術から全世界100か国以上で、鉄鋼用、木工用とさまざまなハンドツールを提供しています。ご紹介するPC12-2は、木工用のパイプクランプとなり適合パイプ径は、1/2インチ(約12mm)と比較的小さな材料を固定するのに適したモデルとなっています。大きなクランプ部分には、ゴム製の滑り止めが標準装備されており、材料を切断、研磨した際に発生する切粉が侵入しても確実な固定が可能で非常に便利です。
このBPC-H12は、Hシリーズと呼ばれるモデルの一つでクランプ本体に足がついており、材料を固定したまま作業台や、床に水平に置くことが出来るのが最大の特徴です。パイプの適合サイズは1/2インチ(約12mm)と若干小さめですが、複数本で材料を固定することを前提に設計されているため、大きな材料でも難なくクランプすることが可能となっています。クランプ本体の重量は、約830gで軽量コンパクトに作られています。
こちらのBPC-H34は、先にご紹介したBPC-H12と同様にクランプ本体に足がついているHシリーズの1モデルとなります。パイプの適合サイズが3/4インチ(約19mm)となり、高い締付けトルクをかけながら、強度のある大きな材料を複数本で仮固定するのに最適なパイプクランプです。使用用途としては、タンスなどの大きな家具などを製作する際に天板の固定や、側板の仮止めなど幅広く使用することが可能です。またクランプ部分には、滑り止めのゴム板が標準装備されていますので、プラスティックなどの傷がつき易い材料でも安心して固定することが出来るのも特徴の一つです。
PC34-DRはクランプ部分が3.5インチ(約89mm)と長く設計されたモデルで、パイプの適合サイズは3/4インチ(約19mm)となっています。テーブルの木枠など、長く大きな材料を固定したり、数枚の材料を一度に仮固定するのに最適なパイプクランプです。クランプ部分が長い割に重さは約975gで、先にご紹介したBPC-34H(適合パイプが3/4インチでクランプ長さは約1/2)よりも軽量に作られており、取り回しが楽に出来るのも特徴の一つです。
STAX TOOLS(スタックスツールズ)からは、適合パイプ3/4インチ(約19mm)のパイプクランプがリリースされています。水道管やガス管に使用されているパイプのサイズが3/4インチとなり、入手し易く、更に長さを自由に変更することが可能で、幅広く作業に使うことが出来ます。またクランプの締め付け圧力が高く、材料を接着剤で貼り合せて乾燥させるといった作業にも使うことが出来ます。
トグルクランプは、木ネジなどで作業台に取付けて使用するクランプで、誰でも簡単なレバー操作で材料を固定することが出来る手軽さが最大のアピールポイントです。トグルクランプには下方押さえ型やハンドル立型、横押型など幾つか種類があり、用途によってクランプタイプを選択することで、さまざまな材料の固定が可能です。またクランプの大きさや、締付け圧力が異なるモデルが数多くリリースされており、ご自身の作業内容に応じて選ぶことをおすすめします。
大阪市に本社を構える角田興業は、トグルクランプやバイスなど固定器具を専門に製造販売しているメーカーで、数多くのトグルクランプを開発しています。ご紹介するNo.09-2Sはハンドル立型のトグルクランプで、本体材質は錆が来ないようにステンレス製(SUS304)となっていて、更に締付け圧力は0.3kN(30kgf)と小さいボディながら、確実に材料を固定することが出来ます。
HV453-XLは立型のトグルクランプで本体全長は約150mmと長く、HV450のロングアームモデルとなります。クランプ本体の締付け圧力は2.25kN(225kgf)と高く設定されていて、材料を確実に固定出来るのが最大の特徴です。材質はスチール製で重量は395gと軽量に出来ており、230×44.6×190mmの設置スペースさえあれば、何処にでも設置可能です。
クランプ全長が約146mmで、175×30×165mmの必要スペースがあれば、どんな場所にでも設置が可能です。締付け圧力は1.5kN(150kgf)で薄いべニア板など、DIYでの家具製作に使う材料を固定するのに最適なモデルです。またクランプ本体はステンレス製(SUS304)で、錆びないため屋外での使用も問題なくこなすことが出来ます。
TDKS38Fは水平ハンドル式のトグルクランプで、材質にステンレス素材を使用しているのが特徴です。締付け圧力は2.8kN(280kgf)と高く、複数個を使って材料を固定することも可能で、木工や金工といった区別なく使うことが出来ます。ハンドル部分には開放レバーを標準装備しており、材料の固定、開放が簡単に出来るようになっています。
締付け圧力は0.27kN(27kgf)と大きくないですが、小さな材料を確実に固定処置が出来る様になっており、DIYには最適のモデルです。ハンドルを含めた全長は約80mm、全幅は約24mmで、コンパクトに収納が出来るように設計されており、材料をクランプした後に工具などが干渉しないように工夫がされています。
全長は285mm、全幅59mmと大型のトグルクランプで、締付け圧力は2.8kN(280kgf)と大きく設定されています。クランプの本体重量は約500gで、ベース部分を作業台に設置して置くと、クランプの自重とベースの重量により、ハンドル操作が楽になり材料の固定も簡単に出来ますので作業効率が上がること間違いなしです。また本体材質はステンレス材を使用しており、長く愛用出来る工夫がされています。
横押しタイプのトグルクランプは、材料の位置決めと固定といった両方の役割を果たしています。ご紹介する「TPBM51F」は319×83.5×193mmと本体寸法も大きく、更に重量も1,270gと大型の横押しクランプで、材料を横から押し込んで位置決めを確定させてしまえば、材料固定も同時に終わるようになっています。締付け圧力は2.95kN(295kgf)もありますので、多少大きな角材等でも問題なく固定することが出来ます。
角田興業のNo.51は、表面にニッケルメッキを施したモデルで、2.2kN(220kgf)の締付け圧力を誇ります。クランプのストロークは43mmで、若干横幅の広いフランジベースを採用しており、本体重量540gとの組合せにより安定した、材料クランプが出来るようになっています。300×3.5×43mmの寸法面積があれば、トグルクランプを設置出来ます。
No.50Bは、角田興業の横押しトグルクランプの中でストロークが55mmと大きなモデルで、締付け圧力も3.0kN(300kgf)と高いのが特徴です。本体材質はスチール製で、クランプを押し込んだ際にクランプが動かないように、重量も912gと重たく設計されています。ハンドルの稼働角度は180度で、クランプの締込みの強弱について調整も可能です。
ご紹介するNo.80は角田産業の横押しトグルクランプの中では、ストロークが80mmと最高レベルの長さを誇ります。スチール製のボディで、重量は1,015gとヘビー級の重さを誇りますが、締付け圧力が3.0kN(300kgf)と高いため、材料の固定時には本体重量のバランスを取っています。ただこれだけの締付け力と重量を備えていても、ボディ自体はコンパクトに出来ています。
コーナークランプは、額縁や木枠を製作する際に、材料を直角に固定するために使用するクランプで、主に木工製品の製作で使用されることが多いクランプです。端面が45度に切断された材料を直角に、組合わせて仮止めをする場合に役立ちます。但し、材料の長さには制限がありませんが、材料の幅や厚みによって使えるコーナークランプが異なりますので、購入時には注意が必要です。
兵庫県に本社を置くハンドツールメーカーである藤原産業のオリジナルブランドSK11のSKC-1は、X軸とY軸にそれぞれハンドルを備えたモデルとなります。SK11でのスタンダードモデルとなり、固定可能な板幅は70㎜で、額縁などの木工製作に最適です。クランプ本体はアルミダイキャストで作られており、軽量コンパクトでDIYに大活躍してくれます。
SKC-3は、クランプ横のプッシュボタンを押しながら、ハンドルを押込むと材料端面まで移動させることが出来るため、素早く材料の位置決めが出来るようになっています。クランプやボルトなどで、作業台に固定し簡易の木工バイスとしても使用出来るため、1台2役をこなせる非常に便利なコーナークランプです。またクランプ本体はアルミダイキャスト製で重さは約870g、固定可能な板幅は65mm以下となります。
クランプ本体に分度器がついており、作業内容に合わせて必要な角度で材料切断が可能な角度切付モデルです。もちろんコーナークランプとしての基本機能も、しっかりと備えていますので1台2役をこなせます。本体はアルミダイキャスト製で、重量は約372g、固定可能な板幅は75mmと大き目の材料でも安心して使う事が出来るのが特徴です。
ハンドル位置の自由度が高く、左右に動かして材料固定が可能なため、幅や厚みの異なる材料でも直角を維持しながら固定することが出来るモデルです。固定可能な板幅は70mm以下となりますが、口の深さが35mmと深いため、2×4材でも固定することが出来ます。またハンドルが1つだけなので、締付け作業も1度で完了することが出来るのも特徴の一つです。
神奈川県に本社を構えるスズキッド社は、溶接機器を製造販売するメーカーですが、1種類だけコーナークランプをリリースしています。クランプ本体はアルミダイキャスト製で、金属材料の溶接時にも直角固定冶具として使用可能で金工、木工を問わず幅広い作業に使用出来ます。またハンドル部分の可動範囲が広く、幅の異なる材料でも問題なく固定することが出来るのが最大の特徴で、固定可能な板幅は45mmとなっています。
ESCO(エスコ)社は工事現場などで使用するツールや部品等の卸売りメーカーで、さまざまなツールを取り扱っています。ご紹介するEA526CA-15は、本体がアルミダイキャスト製で固定可能な板幅は68mm、ハンドルが左右に可動するモデルとなります。厚みの異なる材料同士でも固定が可能で、金工でも木工でも使用可能になっています。重さも712gで、軽量なため作業場所を選ばずに持ち運ぶことが出来ます。
EA526CA-2は本体材質が鋳鉄で、金工での溶接に使用出来るモデルとなります。パイプを直角に溶接する時などに最適で、溶接時の熱やスパッタの飛散にも耐えれるのが最大の特徴です。固定可能な板幅は85mmと大きく、角パイプや丸パイプといった材料の形状に左右されない、確実なクランプが可能になっています。
先にご紹介したEA526CA-2よりも、固定可能な板幅が、更に一回り大きくなったモデルで最大110mmの材料まで固定することが可能です。ベース本体の材質は、同じく鋳鉄を使用しており、主に金工作業に適しています。またハンドル部分の稼働が大きく幅の異なる材料でも、問題なくクランプすることが可能です。本体重量が約2kgあり、作業時の重し替わりにも使うことが出来ます。
ESCOの取り扱っているクランプ中でも、重量227gと最軽量となり持ち運びに便利なモデルです。X軸、Y軸のそれぞれにハンドルがあり、固定する材料の強度によって締付け圧力の微調整を行うことが出来ます。軽量コンパクトですが、固定可能な板幅は70mmと大きく、木工作業に適しています。
新潟県三条市にあるツールメーカーの高儀からリリースされているコーナークランプは、額縁やパネルなどの木工作業に適したモデルです。固定可能な板幅は70mmで、本体はアルミ製となり、軽量コンパクトで作業場所を選びません。また木材を固定し、のこぎりで45度に切断するためのガイドを備えており、この1台で材料の切り出しから固定まで幅広く使用することが出来ます。
B型クランプとC型クランプは、シャコ万とも呼ばれ、形状がよく似ておりパッと見は区別がつき難いですが、B型クランプは内側の形状が直線的で、C型は丸みを帯びておりフトコロが深いというのが特徴です。どちらもスチール製の物が多く、高い締付け圧力が必要とされる場合に使用されることが多いクランプでもあります。この項では、B型クランプをご紹介します。
日本国内では、モンキレンチなどのハンドツールメーカーとして有名なロブテックスからもB型クランプがリリースされています。ご紹介するB100Sは、本体材料がステンレスで出来ており、海の近くや食品、薬品工場など、錆びが発生すると問題となる場所での使用を前提に作られています。口開き部分の最大寸法は100mmとなり、大きな材料でも確実にクランプ出来るようになっています。
ロブテック社の従来品と比較して、強度などの性能はそのままに約35%も価格を抑えたコストパフォーマンスに優れたモデルです。口開き部分は最大102mmと大きく、保証強度も30.4kN(キロニュートン)と高い締付け圧力にも耐えれるのが最大の特徴です。またフトコロは、ハンドル中心から60mmと深く材料の奥で、しっかりと固定することが出来ます。BVシリーズにはB25VからB200Vまでの8種類がリリースされています。
ロブテックスのB型クランプのスタンダードモデルであるBシリーズは、鍛造技術で製造された製品に、更に熱処理を加えることで高い耐久性と強靭さを誇ります。ご紹介するB100は、ハンドルに角ネジを採用することで締付け時にガタが少なく、固定した材料が動くのを防ぐ工夫がされています。口開き部分の最大寸法は102mmあり、数枚重ねた材料でもしっかりと挟み込むことが出来るので、DIYで非常に楽に作業を行えます。またBシリーズにはB25からB300までの10種類がリリースされています。
工業用資材の通販大手であるモノタロウのプライベートブランドである「大阪魂」からもB型クランプが数多くリリースされています。ご紹介するMBC100は、高炭素鋼と呼ばれるS45Cを素材として鍛造技術で製造され、更に熱処理を加えることで高い強度と耐久性を実現しています。口開きの最大寸法は107mmで、耐荷重は34kN(キロニュートン)と高く、ハンドルを手で締め込んで材料を固定した後に、スパナやレンチを使って増し締めを行うことも可能な強度を持ちます。
大阪魂のリリースしているB型クランプの中で最大サイズを誇るのがMBC200となります。先にご紹介したMBC100と同様にS45C(高炭素鋼)に焼き入れ処理を行い耐久性と高い強度を備えており、通常のクランプとして使用している限り、口が開いたり折れたりといった破損はほぼありません。口開きの最大寸法は208mmで、木工材料だけでなくスチール製の角パイプでも難なく固定することが出来るので、幅広い作業に使用出来ます。
大阪魂がリリースしているB型クランプの中で、最も小さいのがMBC025となり、口開きが最大で29mm、重量は230g、本体長さは78mmと軽量コンパクトで薄いべニア板などの、小さな材料を固定するのに最適なモデルです。またハンドルの先端が六角軸形状をしており、手で締め込んだ後にスパナやレンチを使って増し締めを行うことも可能です。小さいながらもDIYだけでなく、プロの方も十分に使える性能を備えています。
新潟県三条市に本社を構える佐藤技研株式会社のオリジナルブランドであるCRAB TOOL(クラブツール)からも数種類のB型クランプがリリースされています。ご紹介するBC-50も鍛造技術により製造され、高い耐久性と強靭さを備えており、溶接材料の固定など熱の掛かる作業環境でも問題なく使用出来るのが最大の特徴です。また締付け圧力も2,400kg、口開き最大寸法50mmとなっており、金工作業での使用を前提に作られたクランプとなります。
ハンドツールで有名なTOP工業からは、B型クランプ1シリーズ10種類がリリースされています。SC-25はTOP工業のB型クランプでは最も小さいサイズとなり、口開き寸法が25mm、本体重量220gと板厚の薄い材料の固定に最適です。保証荷重も2.4tonと大きく設計されているので、スチール製L字アングルに溶接加工する時など、しっかりとした材料固定が必要な場合におすすめです。
SC-125は口開きの最大寸法が126mmBCで、大きさ的に中間モデルとなります。本体重量が2,000gと適度な重量になっていますので、職場でもご家庭でのDIYでも使い勝手の良いサイズです。またハンドルの先端が六角構造になっていることと、保証荷重が3.3tonと高いことで、スパナやレンチを使用しての増し締めが可能になっています。またネジ部分は転造加工で作られており、寸法精度も良いことでガタが少ないのも特徴の一つです。
口開きの最大寸法が305mmで、TOP工業のB型クランプの中で最も大きなモデルとなります。保証荷重が7.0tonと高く、金工でも木工でも使用することが可能になっており、1台あると作業の幅が広がるクランプです。本体がスチール製という事もあり鋼板やアングルなどの溶接時、熱やスパッタの飛散にも十分に耐えられる仕様となっています。
また転造加工で作られた、ネジ部分の寸法精度が高くガタが少ないことで長く愛用することが出来ます。
スーパーツール社のB型クランプは2シリーズ全18種類がリリースされており、ご紹介するBCシリーズはカチオン電着塗装を施し、高い防錆性能を持たせているのが特徴です。BC25は10種類の中で、最も小さなC型クランプで全長が78mm、フトコロ深さは26mmで、薄く小さな金属材料の溶接作業などで使用することを前提に作られています。クランプ本体は特殊合金鋼を使用しており、金属加工時の熱などにも耐えれる強度を備えています。
クランプ本体の寸法は全長197mm、全幅114mmでBCシリーズの中間モデルとなります。フトコロ深さは56mmと浅く設定されていて、材料周辺を複数個のクランプを使って固定することを前提に考慮されています。重量は1.3kgと軽量ですが、保証荷重は34.3kNと高い強度を備えていますので、鋼板とH鋼アングルの溶接など負荷の掛かる作業でも安心して行うことが出来ます。
BCシリーズの中での最大サイズのB型クランプとなり、全長は485mmでクランプ範囲は300mmと、大きなスチール製材料の加工時に最適なモデルです。保証荷重は68.6kNと高い締付け圧力にも耐えれるように設計されており、手でハンドルを締め込んだ後にハンドツールを使って、更に強力に締め込むことが出来ます。
BCEシリーズはメタリックグレーの焼付塗装を施しており、先にご紹介したBCシリーズとは色が異なるため、見た目で確認することが出来ます。全8種類がリリースされており、BC75Eは中間モデルで全長157mm、フトコロ深さ46mmで金工作業時に、材料周辺を固定するのに適したサイズとなっています。またクランプ部分には、早締めが出来るようにハンドルタイプとなっていますので、高い作業効率を誇ります。
外形寸法が全長346mm、全幅174mmとBCEシリーズの中で、最も大きなクランプがBC200Eとなります。保証荷重は49kNと高く、口開き寸法は最大で200mmまで対応可能で、L字型アングルや鋼板といった、厚みのある材料でも難なく固定することが出来る性能を備えています。また特殊合金鋼で作られていることから、クランプの近くで溶接や研磨作業を行っても問題なく使用出来るようになっています。
C型クランプは、B型と比較した際に全体の形状が丸みを帯びていることで、クランプ本体の強度があり、締付け荷重も高いという特徴があります。口開き寸法が大きなモデルは、金工用として鉄板や鋼材など、重量のある材料を固定する際に使用されることが多く、小さなモデルはDIYでベニヤ板や角材などを固定する際に使用されています。
ロブテックス社からもC型クランプが1シリーズ全6種類がリリースされています。前項でご紹介したB型と比較しても丸いシルエットが特徴的で、保証耐久力は47.96kNと高くなっているので、より締付け圧力の必要なクランプ作業に最適です。またハンドル中心からフトコロまでの深さは99mmと、同社のB型クランプよりも約39mmも深くなっており、材料の奥で固定が出来るため使い勝手が良いのも特徴の一つです。
TOP工業からはC型クランプが1シリーズ6種類がリリースされています。CC-150は口開きの最大寸法が150mmのモデルで、ハンドル中心からフトコロの奥までが150mmと長く、奥行きの深い所まで届くため非常に便利です。保証耐久力は4.0tonと高く設計されており、金工作業で厚めの鉄板やH鋼などを溶接する際に、しっかりと材料を固定することが出来るので安心です。
ご紹介するCC-200は、TOP工業のC型クランプで最大のサイズで、口開きの最大寸法、ハンドル中心からフトコロの奥までの寸法、共に200mmとなり、奥の深い所で材料を固定出来るようになっています。保証耐久重量は4.5tonで、先にご紹介したCC-150と同様、金属加工を行う際に最適なクランプです。本体重量が8.6kgあり、若干重たいためプロの方向けのアイテムとなります。
本体重量が540gと軽量で、口開き寸法は50mmと軽量コンパクトに設計されたモデルです。DIYでべニア板を重ねて張り付ける場合や、イスや机などを作る際に小さな材料を固定するのに最適なサイズとなっています。ハンドルのネジ部分が、転造加工で作られておりガタが少ないことで、一度締め込むと、多少の振動程度ではクランプが緩むことがなく、最後まで継続して作業を行うことが出来るのもメリットの一つです。
兵庫県三木市に本社を置く藤原産業のオリジナルブランドであるSK11からもC型クランプがリリースされています。C-75Dの本体材質はスチール製で、口開き寸法が75mm、フトコロの深さは150mmと、奥行きのある材料を固定することに主眼を置いて設計されています。鋼板2枚を重ね合わせた構造となっていて普及版のクランプとしての位置づけとなり、多くのクランプを必要とする木工作業に向いています。
こちらのC-100は、フトコロの深さは43mmで、SK11からリリースされているスタンダードタイプのC型クランプとなります。口開き寸法は最大で110mmあり、べニア板を重ね合わせたり角材なども固定することが可能です。本体構造は、先にご紹介したC-75D同様に、鋼板を2枚重ね合わせて溶接固定した普及版のクランプとなり、板材を重ね合わせて長尺物のテーブルなどをDIYで作る時に最適です。本体重量も499gと開口が大きなクランプでは、軽量に出来ておりおすすめです。
LC-100は先にご紹介したC-75DやC-100とは、クランプ本体の構造が異なり、アルミダイキャストで作られていますので、金工作業や木工作業のど
ちらにも使用することが可能なモデルです。また鋼板で作られたC-100と比較した場合、重量は399gしかなく約100gも軽量化され、持ち運びに便利なことで、プロの方でもDIYをされる一般の方でも、気軽に使えるアイテムです。
1843年にアメリカで産声をあげたSTANLEY(スタンレー)社は、世界的なツールメーカーでC型クランプも数種類製造しています。ご紹介する「0-83-033」は、鍛造技術で製造され、耐腐食性の仕上げ塗装を施しており、高い耐久性を誇ります。口開き最大寸法は75mmで、ハンドル中心からフトコロまでの深さは57mmとなり、金工作業に最適なC型クランプです。
新潟県三条市に本社を構える高儀(タカギ) 社は、大工道具や電動工具などハンドツールを中心に製造、販売を行っている会社で、GISUKE Cクランプの本体にはアルミダイキャスト素材が使用されており、軽量コンパクトが最大の特徴でもあります。口開きの最大寸法は75mmで金工、木工のどちらでも気軽に使用できる仕様になっており、フトコロの深さも約55mmと奥行きのある材料でも、確実にクランプが可能です。
クランプ本体を鍛造技術で製造しており、高い強度と耐久性を備えたC型クランプで、特に金工作業において切断や溶接の熱、スパッタの飛散など悪条件が重なっても、確実に材料を固定し続ける性能を持っています。ハンドルには台形ネジが使われており、ガタが少なく手での締込みだけでも十分に固定可能ですが、更にハンドル頭部に六角形状を備えることでスパナやレンチで、増し締めが出来るように工夫がされています。
大阪府堺市に本社を構えるスーパーツール社は、一般作業工具や冶具などを製造販売している総合作業工具メーカーです。C型クランプも2シリーズ10種類をリリースしており、ご紹介するCC100Eもその中の1つで、特殊合金を使用して作られたクランプ本体は、51.5kNの高い耐締付け圧力にも耐えられる堅牢性を誇ります。口開きの最大寸法は103mm、フトコロの深さは100mmと奥まった場所まで確実に届いて、材料を固定することが出来ます。
CC125Eの口開き最大寸法は125mm、フトコロ深さは125mmで、先にご紹介したCC100Eよりも一回り大きなタイプとなります。金工作業に適したモデルで、溶接で生じる熱やスパッタの飛散にも十分に耐えられるだけの耐久性を備えており、更に56.4kNの高い保証荷重で、重量のある鉄板などを確実に固定することが可能です。ハンドルの先端が六角形状となっており、手で締め込んで固定した後に、スパナなどのハンドツールを使用して、増し締めが出来るのも特徴の一つです。
CCシリーズはクランプ本体に穴が開いており、作業台に固定したり、サポートに取付けて位置決めガイドにしたりと使い方次第で1台何役もこなすことが可能なモデルで全6種類がリリースされています。ご紹介するCC50は、シリーズの中で最も小さなサイズで口開き寸法は50mm、ハンドル中心からフトコロまでの深さが55mmと、小さな材料を固定することを主眼に設計された金工作業用のC型クランプとなります。
CCシリーズの中間モデルであるCC125は横幅が267mm、口開き寸法はが125mmと比較的大型のクランプに分類されます。金属加工作業において、鋼材などを固定する場合に最適なモデルで、保証荷重が56.4kNと高く、ハンドツールでの増し締めにも耐える強度を備えています。またクランプ本体にはカチオン電着塗装が施されており、抜群の防錆効果で長く愛用することが出来るのも特徴の一つです。
全長が395mm
もあり、CCシリーズの中で最も大きなサイズとなるのが、ご紹介するCC200になります。フトコロの深さがハンドル中心から205mmで、口開き寸法と殆ど同じになっており、大きな鋼板材料などの奥行きが深い部分を確実に固定出来るのが最大の特徴です。本体重量が12kgあり、作業台にクランプを固定することで、1台2役をこなすことが出来ますので、非常におすすめのアイテムです。
F型クランプとL型クランプは、クランプの形状、使用方法が同じで厳密な区別がありません。F型クランプは、ハンドル部分をスライド移動させることが可能で、どんな大きさの材料でも簡単に素早く固定することが出来ます。材料固定が簡単に出来るため、最も使われているクランプで金工、木工の区別なく幅広く使用出来ます。
アメリカのツールメーカーであるスタンレーからもF型クランプがリリースされています。ご紹介するFMHT0-83247は、口開きの最大寸法が800mm、フトコロ深さが80mmと非常に大きなF型クランプですが、本体材質が鋳鉄を使用しており、高い強度と耐久性を備えているため、材料を確実に固定してくれます。またアームが落下しないよう、ストックロック機構を備えており効率良く作業を行うことが出来ます。
ドイツの世界的ツールメーカーであるBESSEY(ベッセイ)からリリースされているSQ-20は、金工作業用のF型クランプでShop floorシリーズの中でもスタンダードモデルとなります。クランプ本体は高炭素鋼であるS45Cに焼き入れ処理を行って、製造されていますので耐締付け圧力も2,660ポンド(約1.2ton)と高い耐久性と強度を誇り、どんな過酷な状況でも確実に材料を固定してくれます。またフトコロ深さも5-1/2インチ(約140mm)あり、奥まった部分でのクランプも可能です。
MMS-12も金工作業用のF型クランプですが、耐締付け圧力が400ポンド(約181kg)と比較的小さい、Light duty
シリーズの一つとなります。口開きの最大寸法は8インチ(約203mm)
となり、薄い鋼板で冶具を製作する場合など、軽い材料を固定するのに最適なクランプで、プロの方からDIYをされる方まで幅広く使うことが出来るアイテムです。クランプの材質は、高炭素鋼で高い強度を誇り、長く愛用することが出来ます。
ロブテックス社からは、F型クランプが6シリーズ33種類がエビ万力の愛称でリリースされています。WFシリーズは全6種類あり、締め込み部分がグリップハンドル仕様になっていて、締め込みが楽に簡単に出来るのが最大の特徴です。フトコロの深さは51mm、口開きの最大寸法は00mmと材料の外周を固定するのに最適なスタンダードモデルとなります。また固定材料に傷がつかないように、保護カバーが標準装備されていますので安心です。
WMシリーズはフトコロの深さが大きく設計されており、材料の奥まった部分を固定するのに最適なモデルです。ハンドル部分は、先にご紹介したWFシリーズ同様、グリップハンドルタイプで締付け作業をスムーズに行うことが可能で、作業効率が良いのが特徴です。クランプ本体には、特殊な熱処理加工を施しており、適度な弾性と高い耐久性を併せ持つおすすめクランプです。
WSシリーズも先にご紹介したWMシリーズと同様に、フトコロが深いタイプでハンドル中心から99mmとなります。ご紹介するWS1010はWSシリーズの中で、最も小さなモデルですがフトコロ深さは99mmあり、奥行きの深い材料でも確実に固定出来るため、特に木工作業で使い勝手の良いアイテムとなります。またグリップハンドルを採用しており、締め込み作業も楽でプロの方から一般の方まで、気軽に使うことが出来ます。
ロブテックス社のロングセラーアイテムで、バーハンドルを採用しているモデルとなります。BPシリーズは全5種類がリリースされており、ご紹介するBP6017は中間モデルとなり、本体重量が6,600gと重たく作られていて、鋼板やH鋼アングルなどの溶接といった金工作業に適しています。ハンドルの頭部分が六角形状に作られており、手でクランプを締め込んだ後に、スパナなどのハンドツールを使用して、増し締めが可能となっています。
BHシリーズは、バーハンドルを採用した強力型といわれており、クランプのフレーム幅がスタンダードシリーズであるBMシリーズと比較すると8㎜も大きくなっています。BH2012は口開きの最大寸法が200mm、フトコロの深さが119mmとシリーズ内で、一番小さなモデルですが、特殊熱処理を施したクランプ本体の高い強度により、木工でも金工でも確実な材料固定が可能になっています。
BMシリーズは全7種類がリリースされており、バーハンドル仕様のスタンダードモデルとなります。口開きの最大寸法が200mm以下のモデルはフトコロ深さが101mm、それ以外のモデルでは121mmとなり、作業内容によって使い分けが必要となりますので注意が必要です。BM2512は口開きの最大寸法が250mm、フトコロ深さが121mmとなり奥行きのある材料でも固定が可能で、金工作業に向いているクランプです。
スタックスツールズがリリースしているF型クランプは1シリーズ3種類となり、木工作業に最適なモデルとなります。ご紹介する80mm×200mmは、中間モデルとなり口開きの最大寸法が200mmで、ベニヤ板を数枚重ねてもしっかりと固定出来る性能を備えています。また締付けが簡単に出来るグリップハンドルを採用しており、作業効率の高さもおすすめの理由です。
ハンドツールで有名なアメリカのIRWIN(アーウィン)からもF型クランプが6インチから36インチまでの5種類がリリースされています。223112は12インチ(約304mm)の口開き寸法を持ち、クランプ幅は3-1/8インチ(約79mm)と大きく、奥まった部分までクランプが届くため、DIYでイスやラックなどを製作する時に、非常に便利です。ハンドルはソフトグリップを採用し、握りが大きなことで少ない力で、高い締付け圧力を掛けることが出来るようになっています。
クラッチロックバークランプシリーズで最大の大きさを誇るクランプで、口開き寸法は最大で36インチ(約910mm)にもなります。シリーズ名にもなっているように、ハンドル部分のズレ落ちを防止するクラッチプレートを搭載しており、無駄な位置合わせ作業を低減するように工夫がされています。クランプ本体のIビームは、強く締付けても曲がらない高い耐久性を備えていますので、金工作業にも使用可能なモデルとなります。
兵庫県神戸市にある山陽精工は、自社のオリジナルブランドであるSOMAX(ソマックス)から各種ハンドツールをリリースしています。No.272#20は、全長が595mmで口開き寸法は最大で500mm、クランプ幅は80mmと大きく、DIYで木枠やイスなどの製作にピッタリのモデルとなります。ハンドル部分は長く愛用すると手に馴染むように木製のハンドルとなり、力が入れ易いのでしっかりと確実に締込みが出来ます。
前項で記載しましたが、F型とL型クランプの厳密な区別はなく、ツールの製造メーカーや使用者によって呼び方は変わります。クランプの構造、特徴、使用方法など同じとなっています。ハンドル部分をスライドさせることが可能で、どんな大きさの材料でも簡単に、素早く固定することが可能なクランプで幅広い作業に使用出来ます。ただ大は小を兼ねると言いますので、初めて購入されるときは若干大きめの物を選ぶことをおすすめします。
TOP工業からリリースされているLA-100Sは、全長が205mmで口開きの最大寸法は100mmで、TOP工業のL型クランプでは最小となります。長尺物の材料に対して、複数個使用して固定するのに最適で、コンパクトに出来ている分、固定後の切断、研磨作業など邪魔にならないのが、最大の特徴です。またハンドルの柄が木製となっており、本体重量の軽減にも寄与しています。
LA-300SはTOP工業のLAシリーズの中で、中間モデルとなり、全長が405mm、口開きの最大寸法は300mmもあり、金工作業であればL字アングルの固定や、木工であれば2×4材の固定など、大きな材料も難なく対応することが可能です。ハンドルを完全に固定する前に、アームが落下しないようにバネが内蔵されており、無駄な作業を省くことが出来ますので、非常に便利です。
LBシリーズのL型クランプは、ハンドル部分がバータイプとなっていてるのが特徴で、固定が終わった後の増し締めを行うことが可能となっています。LB-200Sは中間モデルとなり、口開きの最大寸法は200mmで、ハンドル中心からのフトコロの深さは120mmと、べニア板を数枚貼り合せる場合などの仮固定に最適です。また締付け時に、材料を傷めないように保護キャップを標準装備しており使い勝手の良いモデルです。
LBシリーズのL型クランプで最も大きなモデルが、ご紹介するLB-300Sとなります。耐締付け力は700kg以下となりますが、複数本を使用し荷重を分散することで、大きな材料も問題なく固定することが出来るのが特徴です。他のLBシリーズ製品と同様に、アーム落下防止のバネ機構を備えていますので、仮止めしたクランプが落ちることがなく、作業効率を高く維持出来るようになっています。
LCシリーズは全部で7種類がリリースされており、耐締付け力が300kg以下とLA,LBシリーズと比較すると若干少ないですが、さまざまな工夫を凝らし軽量コンパクトに仕上げているのが特徴です。LC-300Sは中間モデルとなり、口開きの最大寸法は300mmと大きいですが、本体重量は600gと非常に軽量に出来ています。木工、金工どちらの作業にも使用することが可能で、余り強度の無い材料を固定するのに最適なクランプです。
高儀(タカギ)のL型クランプ、GLシリーズには材料の固定を行う際、傷を付けないように保護カバーが標準装備されていますが、購入時に保護カバーのスペアが1セット付属しており、非常にお得です。ご紹介するGL-250Gはフトコロ深さが80mmあり、奥まった場所を固定したい場合に便利で、口開きの最大寸法も250mmと木工、金工のどちらにも幅広く使用出来るモデルです。ハンドルのグリップ先端には、レンチやスパナで増し締めが出来るように12mmの六角形状が取り付けられています。
奈良県に本社を置く東邦工機のオリジナルブランドであるHIT TOOLからは、5シリーズ29種類ものクランプがリリースされています。HBLシリーズはバーハンドル超強力型といわれ、6種類が販売されており、ご紹介するHBL320-178は最も小さなモデルとなります。口開きの最大寸法は318mmで、締付け圧力は2,200Kgfと高く、主に金工作業での材料固定に使われることが多いモデルです。
HBMシリーズは、バーハンドル強力型と呼ばれ全7種類がリリースされています。HBM1080-140は、シリーズの中で最も大きく口開きの最大寸法は1,075mm、フトコロ深さは140mmで奥まった場所を固定する際に最適なモデルとなります。使用例として大きなイスなどの家具を作ったり、H鋼などに鋼板を溶接するといった作業時に最適です。またオプションパーツも数多くリリースされていますので、作業の幅が大きく広がります。
HBSシリーズは、HIT TOOLの標準タイプで6種類がリリースされており、HBS255-120は、その中でも中間モデルとなります。鍛造技術を用いて製造されており、本体重量は1.3kgと軽量ですが高い耐久性と強度を誇ります。締付け圧力は450Kgfと、比較的小さな材料を固定するのに最適です。オプションパーツを使用することで、丸パイプなども固定することが可能で、作業の幅が広いアイテムです。
ドイツのツールメーカーであるBESSEY(ベッセイ)社は、金工用、木工用と数多くのクランプをリリースしています。GSM50は、金工用のclassiXシリーズの一つで、耐締付け圧力は2,660ポンド(約1.2ton)と非常に高いのが特徴の一つです。またS45Cと呼ばれる高炭素鋼をクランプの本体素材として使用し、焼き入れ処理をすることで高い耐久性を備えています。
スーパーツール社からリリースされているL型クランプは4シリーズ24種類もあり、ご紹介するFC1240Eは標準モデルの中で最も大きなサイズとなります。クランプの全長は487mmあり、締付け有効範囲は400mmで締付け圧は6.5kNとなり木工、金工の作業を問わず幅広く使用することが可能です。またクランプ本体の重さは、1.5kgしかなく複数本を使用して材料を固定することを前提に作られています。
FCSHシリーズは、スーパーツールのL型クランプでは、最もレールサイズが大きいシリーズで40×20mmあり、高い耐久性を誇ります。最大締付圧力は25.0kNと高く、鋼板やH鋼などの大きな材料を固定するのに最適なクランプとなります。レールサイズが大きい分、締付け時のたわみや曲がりに対する強度が高く、正確な精度で材料を固定出来るのが特徴です。
バネクランプは、スプリングクランプともいわれ、見た目が大きな洗濯ばさみのような形状をしたクランプで、薄い材料を固定するのに適しています。プラスティック製と金属製の大きく2種類があり、口金が動かせて材料を水平に挟むことの出来るプラスティック製が主流になっています。口開き寸法が小さく、大きな材料は固定出来ませんがべニア板などを接着剤で貼り合せ、乾燥させる際に便利なクランプです。
新潟県三条市に本社を置くアイガーツールからリリースされているBC-8は、口開き寸法が75mmと比較的大きな材料を挟むことの出来るバネクランプとなります。ハンドル内部にロック機能が搭載されており、バイスグリップのように、しっかりと固定出来ることが最大の特徴です。また口金部分が可動式となっていて、クランプ部分が常に水平に保たれるようになっています。
BC-1は見た目が、大きな洗濯ばさみのようなシンプルなデザインのバネクランプです。口開き寸法は45mmと小さいですが、クランプ部分にはゴム製の滑り止めを備えていますので、プラスティックなどの滑り易い材料でも確実に固定することが可能です。本体はプラスティック製なので、重量も約150gと非常に軽量で、複数個を使用して作業を行っても、材料が歪むようなことが無いので安心です。
クランプの全長が170mmと、先にご紹介したBC-8よりも70mm小さい、コンパクトなバネクランプです。本体材質はプラスティック製で口開き寸法は50mm、本体重量も94gと軽量コンパクトに作られており、木材やプラスティック板の接着止めの際に非常に便利で、ロック機能と合わせることで、確実な固定が可能になったモデルです。
ご紹介するBC-6は、握り易いようにハンドル部分に凹みデザインを採用しており、簡単な操作だけで材料固定が可能なモデルです。口開き寸法は35mmと小さいですが、口金部分が可動式となっており、材料に対し常に水平に保持することが出来ます。本体と口金部分を含め、全てがプラスティック製なので、材料に傷を付ける心配もありません。
BC-2はクランプ部分が幅広タイプのバネクランプで、ベニヤ板やプラスティック板などの接着固定時に、複数個を同時に使用し広い範囲を固定することが可能なモデルです。口開き寸法は55mmと、ベニヤ板数枚を重ねても問題なく使用可能となっています。本体材質はプラスティックなので、重量が86.2gと大きさの割に軽量で、クランプの重みで固定材料が変形する心配もありません。
大阪に本社を置く三共コーポレーションは、主な業務は工具の卸売り店ですが、少しだけ自社のオリジナルハンドツールや電動工具を製造しているメーカーでもあります。No.14-702は、全長115mm、口開きの最大寸法が約40mmと比較的小さく、工作をはじめ、メンテナンス作業などに使用出来るモデルで、ハンドツールとして十分な基本性能を備えています。
先にご紹介した14-702の一回り大きなモデルで、全長は175mmあり口開き寸法は約50mmで、メンテナンス作業で配線やパイプなどを固定するのに最適です。先端の口金部分が可動式するので、クランプする材料を水平に保持することが可能で、位置決めし易く使い勝手が良いのが特徴です。クランプを握るハンドル部分がナイロン製となっていて、水に濡れた状態でも滑ることが無く安心して、どんな環境でも使うことが出来ます。
ドイツのハンドツールメーカーであるWOLFCRAFT(ウルフクラフト)社からもプラスティック製のスプリングクランプがリリースされています。FZ-40は口開きの最大寸法が20mmと小さく、木工作業で木箱などを作る際の部品固定に最適なモデルです。ハンドル部分にはナイロン製の被膜が施してあり、滑り難く工夫がされています。
本体のハンドル内側にフックが取り付けてあるモデルで、フック部分を引っ掛けて配線などを吊り下げることも可能で、材料を固定する以外の使い方も出来る非常に便利なアイテムです。耐荷重が5kgあり、小さめなライトなどであれば問題なく吊下げることも出来ます。口開きの最大寸法が約50mmで、ベニヤ板やプラスティック板の接着なども気軽に出来るようになっています。
このMT70は、ラジオペンチのように先端が細長くなっているモデルで、奥まった部分にあるボルトやナットを締め込む際に、サポートとしても使用出来るようになっています。DIYでベニヤ板にヒンジ金具を取り付けたりする場合、このMT70で部品を固定すると、片手で簡単に締め込み作業を行うことが出来るため、作業効率が良くなりますので、初心者の方におすすめしたいスプリングクランプです。
木工作業で額縁など四角形状の枠物を製作する時、一度の作業で四隅を直角に固定してくれるのがベルトクランプです。ベルトクランプ以外にもコーナークランプを使えば、直角に固定することが出来ますが、その場合4つのコーナークランプが必要となりますので、購入費用の問題と作業効率を考えると、ベルトクランプがおすすめです。またベルトクランプによっては、三角形や丸形に対応できる物もありますので、ご自身の作業内容に合わせて選ぶことが大切です。
SBC350は、最大外周3.5mの製品にまで締込み対応が可能となっており、額縁やテーブルの脚など四角に固定する物であれば、最大で900mm×900mmの寸法まで固定作業を行えます。ベルトの調整はストッパーとハンドルを利用して行うタイプで、慣れれば簡単に締め込み作業が出来るようになります。更にコーナーパッドは取り外しが出来るので、四角、三角、半円、円の4種類の形状に対応可能です。
イチネンミツトモからリリースされているベルトクランプは、最大で外周3.6mまで対応が可能です。四角形の作業対象物であれば、最大900mm×900mmの大きさ、コーナーパッドを外した円形であれば直径1,100mmまで締込み出来るので、DIYでの家具作りにあると非常に便利なアイテムです。ベルトはハンドルとストッパーを利用しながら、緩めと締めを行えるので慣れれば時間も掛からず、綺麗に固定が出来るようになります。
最大外周が4.0mあり、四角形であれば最大で1,000mm×1,000mm、円形であれば直径1,200mmまで固定することが可能です。コーナーパッドの取外しが可能で、四角、丸、三角、半円の4種類の形状に対応出来ますが、更にコーナーパッド20度から180度まで、自由に角度を調整出来るので作業の自由度が高く、アイデア次第ではさまざまな物を固定することが可能です。
SK11と同様に、藤原産業のブランドである「E-Value」からは、ラチェット式のベルトクランプがリリースされています。先にご紹介したハンドルタイプとは違い、ベルトの締込みをラチェットハンドルで行うモデルとなり、簡単に短時間でベルトの締込みが出来るので高い作業効率を誇ります。EBC-500は最大外周5mまで対応が可能で、付属のコーナーパッドで四角、三角、円形など、さまざまな形状に対応出来ます。また重量も431gと軽量なので、工具箱の中に入れて手軽に持ち運びが出来るので作業場所を選びません。
クランプの代表的なアイテム100選をご紹介しました。使用するクランプの選択によっては、作業効率が大きく変わりますので、ご自身がどんな作業を行うのかを、しっかりと確認してから作業に取り掛かることをおすすめします。またクランプには、木工用と金工用の区別も少なからずありますので、購入前には必ず確認されることをおすすめします。