皆さんは家の前にある側溝の掃除(どぶさらい)をしたことがありますか?側溝の掃除は、個人で掃除しなければならない場合や役所で掃除してしてもらえる場合など、側溝のある場所によっても違ってくるようです。今回は、側溝掃除の方法から注意点など側溝の掃除に関する情報を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
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皆さんは家の前にある側溝の掃除をしたことがありますか?地域によっては「どぶらさい」や「どぶあげ」と言われる側溝掃除は、定期的に行っておきたい作業です。今回は、側溝掃除の方法や注意点など側溝掃除に関する情報を詳しく解説していくので、ぜひご覧ください。
家の前に設置されている側溝ですが、一戸建てにお住まいの方でも掃除をしたことがないという方も多いはずです。しかし、側溝掃除をしていないとさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。ここでは、側溝掃除が行われていないことで、起こりやすいトラブルをご紹介していきます。
側溝は路面に溜まった水を排水するために、歩道や車道に設けられている溝のことです。溝に集まった水は、集水桝を通して下水管へと流れていきます。
側溝には、ゴミや泥・枯れ葉などが溜まりやすく、これを放置していると、路面の排水が適切にできなくなり、台風や豪雨の際に道路が冠水する恐れがあります。
また側溝に溜まったゴミがヘドロになると、ボウフラなどの害虫被害が発生するだけでなく、悪臭を放ちご近所トラブルに進展する可能性もあります。
冠水や悪臭・害虫被害といったトラブルを防ぐためにも、定期的に側溝掃除行うようにしましょう。
自治体によっては、定期的に側溝掃除を行っているとろもあるようですが、個人の判断に任されているところも少なくありません。また、誰がどこもまで掃除をすれば良いのか判断がしにくいのも悩みのひとつです。ここでは、側溝掃除は誰がやるべきなのかをチェックしていきましょう。
先程も解説したように、側溝掃除は自治体で定期的に行っている場合や市町村内の自治会などで行っている場合など地域によってさまざまです。基本的には、ボランティア参加になっているところが多いそうですが、毎回参加する方と全く参加しない方などのトラブルを避けるために、参加しない方に罰則を与える自治体もあります。
自分の住んでいる地域は、自治体や自治会が関与しているのか個人的に掃除をしているのか確認してみると良いでしょう。
側溝掃除を自治体や自治会が関与していない場合は、個人で行わなければなりません。以前は、自治体や自治会が主導で行っていた地域でも、高齢者の増加や参加率の低下によりを定期的に行うのを辞めたところも多いようです。
道路には私道と公道があり、私道が一般に所有者がいるのに対し公道は国や都道府県・市町村が所有者となります。側溝は道路の一部とされているので、公道にある側溝であれば、連絡をすれば役所が掃除をしてくれることもあるので相談してみるのも良いでしょう。
では、側溝掃除はどのくらいの頻度で行えば良いのでしょうか?ここでは、側溝掃除の頻度についてみていきましょう。
屋外に設置されている側溝は、ゴミや泥・枯れ葉が溜まってしまいます。それを放置していると道路の冠水被害や臭いや害虫被害の原因となるので、半年から2年に1度のペースで掃除を行うのがおすすめです。
ここまでは、側溝掃除をしないとどうなるのか!誰がどのくらいの頻度で行うのかについて解説してきました。ここからは、側溝掃除の方法をみていきましょう。
まずは、蓋を外す必要があります。側溝の蓋は、重さや大きさがさまざまです。比較的軽いものでも15kg、重い物になると60kg以上にもなるので、取り扱いには注意が必要です。
蓋が重くて持ち上がらないという方は、蓋を開ける道具があるのでそういったものを利用すると良いでしょう。
蓋を取り外したら、中に溜まっている泥やゴミ・枯れ葉などをほうきやスコップで取り除き、袋に詰めていきます。その後、蓋や側溝の底や側面についた汚れを水で洗い流がします。この時、高圧洗浄機があると効率よく掃除ができます。
ここでは、ゴミの処分の仕方についてチェックしていきましょう。ヘドロなど廃棄物は、きちんと処分しなくてはなりません。
お住まいの地域によって処理の仕方が異なるので、掃除をする前に自治体に確認してから、分別するようにしてください。泥だからといってその辺に捨ててしまうと、不法投棄となるので注意しましょう。
ここからは、側溝掃除をする際の注意点をみていきましょう。側溝内では、「やぶ蚊」や「カトンボ」「ムカデ」「ゲジゲジ」といった害虫達が繁殖しています。
なかでも、特に注意したいのが「セカゴケグモ」です。セカゴケグモは、強力な毒をもっており噛まれると強烈な痛みとともに、「嘔吐」や「発熱」「呼吸困難」などを引き起こします。小児や高齢者の方は重症化するおそれがあるので、十分注意しながら掃除をするようにしましょう。
ここまでは、側溝掃除の方法や注意点をチェックしてきました。ここからは、側溝掃除に役立つ便利な道具をご紹介していきます。
側溝に溜まった枯れ葉やゴミ・泥などを取り除いたあとの、側面や底・蓋の掃除に役立つのが「高圧洗浄機」です。高圧洗浄機があれば、こびりついた汚れをきれいに掃除してくれます。
水分を含んだ泥の水切りに活躍するのが「プランター」です。プランターに、側溝から掻き出した泥を入れて水切りをしてから乾燥させると、ゴミの重量を減らすことができます。
プランターは、100均やホームセンターで購入でるので使いやすいサイズを選ぶようにしましょう。
側溝掃除をする時に、1番苦労するのが側溝の蓋を外す作業です。そこで活躍してくれるのが、「側溝の蓋を持ち上げるツール」です。そのツールを使えば、立たまま蓋を持ち上げることができるので、1人では大変な作業の負担を減らしてくれます。また、2人で使えばさらに作業が楽になります。
「自分で側溝掃除をするのは面倒」という方や「ご家庭に高齢者や女性しかおらず、自分達だけで行うのは難しいという方」は、清掃業者に依頼するという方法があります。ここでは、清掃業者に依頼した場合の料金や探し方をチェックしていきましょう。
側溝掃除を請け負ってくれる業者には、いろいろな雑事の代行業務を行う便利屋や水道設備、水回りの仕事を請け負う専門業者・産業廃棄物処理業者などさまざまな業者が存在し、頼む業者によって金額が違ってきます。
【業者1】
合計55,000円
【業者2】
合計150,700
側溝の長さ50m・幅25cm・汚泥の厚さ平均5cm、溜め桝45cm✕45cm(7ヶ所)、交通誘導員不要の場合
【業者3】
合計79,920円
側溝長さ300m、蓋約500枚
【業者4】
合計24,300円
別途産業廃棄物処分料がかかります。また、50mを超える場合や1,000Lを超える場合は別途見積もりが必要です。
ここでご紹介したのは一例ですが、頼む業者によって金額に大きな差があるので自分の条件にあった業者を選ぶようにしましょう。
では、清掃業者はどこで探せば良いのでしょうか?ここでは、清掃業者の探し方をみていきましょう。
側溝掃除を請け負ってくれる業者には、便利屋や水道設備や水回りの仕事を請け負う専門業者・産業廃棄物処理業者などさまざまな業者があります。それらをまとめて探すには、インターネットを使うのが効率的です。
「側溝掃除 料金」などで検索するとヒットします。業者によって金額が違うので、複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。
また、あまり安い業者に依頼すると不法投棄や不適正処理などを行う違法業者の可能性も高くなるので注意してください。
側溝掃除の方法や注意点など側溝掃除に関する情報を詳しく解説しました。また、今回は、清掃業者に依頼した場合にかかる費用もご紹介しています。
側溝掃除を怠ると、冠水や悪臭・害虫被害といったトラブルを起こす可能性があります。掃除をするには手間がかかりますが、定期的に側溝掃除行いみんなが気持ちよく暮らせるように心がけましょう。