カテゴリー: 電動工具

庭木は自分で伐採できる?必要な準備から方法まで詳しく解説!

ガーデニングを楽しむ際には、自分で庭木を伐採するという作業を行う事もあります。しかし、大きな木を伐採する場合は専用の道具なども必要ですし、注意するべきこともあります。そこで今回は、庭木の伐採に必要な準備やその方法を詳しくご紹介していきます。

伐採できる庭木とタイミング

庭木は、ガーデニングには欠かせない要素の一つです。しかし、他の花々などとは異なり、枝が伸びたら、直ぐに切れば良いというものでもありません。

そこで、まず最初は自分で切り倒すことが出来る木はどの様な種類の庭木なのか、また木を切り倒すのに適したタイミングがいつであるのかを簡単にご紹介していきます。

未経験者が伐採できる庭木の大きさ

ガーデニングなどを楽しんでいる方であれば、庭木の手入れも自分で行いたいという方は多いです。しかし、実際には全ての庭木を自分だけの力で切り倒すのは非常に難しいでしょう。

例えば、高さが3メートル以上の非常に背の高い木であれば、自分で作業を行うのは危険です。また、地中深くまで根が伸びている様な庭木も自分で処理を行うのには適していません。

害獣や害虫が気になるとき

ここからは、庭木を切り倒すべきタイミングについてご紹介していきます。切り倒すのに一番適しているタイミングは、害獣や害虫が気になってきたタイミングです。

木であれば、季節によっては実を付けるものもあります。その実を狙って害獣や害虫が寄ってくるようであれば、早急に切り倒すようにして下さい。

周囲に迷惑をかけているとき

続いてご紹介する木を切り倒すのに適しているタイミングは、周囲に迷惑をかけているときです。木が成長しすぎてしまうと、自分の庭の敷地からはみ出し、道路や隣人の庭にまで枝が届いてしまう可能性があります。

そうなると、落ち葉の処理などが原因で周囲とのトラブルに発展する事もあるのです。その前に早めに木の処理をするようにして下さい。

庭木の伐採に適した時期とは?

ここまで、自分で手入れができる庭木の条件や、切り倒すのに適したタイミングについてご紹介してきました。しかし、切り倒すタイミングがピッタリであったとしても、季節によっては作業するのに適しておらず、切り倒すのを控えた方が良い時期もあります。

そこで、ここからは庭木の伐採作業に適した時期についてご紹介していきます。

空気が乾燥している冬

庭木を切り倒すのに一番適している季節は冬です。冬は空気が非常に乾燥する季節ですので、庭木も乾燥しており非常に切り倒しやすい状態になっています。なるべく冬の間に伐採するように心掛けて下さい。

しかし、周囲に迷惑をかけているときなどは、季節を待つ必要はありません。トラブルを避けるためにも一刻も早く手入れをするようにして下さい。

伐採してはいけない日がある

どんなにタイミングが良くても、木を切り倒してはいけないという日も存在します。それは、土用の日やつちの日と言われる、土に触ってはいけない期間です。

言い伝えですので科学的な根拠は低いですが、この期間に木を切ると、木の中に虫が湧いたり、腐りやすくなってしまうと言われています。出来ればこの期間は避けることをおすすめします。

お払いと供養も必要

庭の木を切り倒すときには、お祓いや供養も必要になってきます。当たり前ではありますが、庭の木も生きている植物です。そのため、切る前にはお祓いが必要です。

また、日本では古くから庭木には神様や精霊が宿り、その家を見守ってくれていると考えられています。そのため、ありがとうの気持ちを込めて、切り倒す前にお祓いや供養をするようにして下さい。

庭木の伐採のために準備する道具

ここまでは、庭の木を切り倒すのにふさわしい時期についてお話をしてきました。切り倒すタイミングや時期が丁度良ければ、実際に伐採を行う過程に進むことになります。

しかし、庭の木を安全に切り倒すためにはいくつか必要な道具があります。そこでここからは、庭の木を切り倒すために必要な道具についてご紹介をしていきます。

チェーンソーまたはのこぎり

まず初めに用意をするべき道具は、チェーンソーやのこぎりです。切り倒したい庭の木の本数が少ないのであれば、のこぎりでも十分対応可能です。

しかし、かなりの本数の庭の木を切り倒したい場合は、チェーンソーを使用するのがおすすめです。チェーンソーを使用する場合は、注意事項をしっかりと確認して安全に配慮しながら使用するようにして下さい。

防護メガネと防護服

続いてご紹介する用意するべき道具は、防護メガネと防護服です。これらは、両方ともチェーンソーとセットで使用するべき道具です。

チェーンソーを使用して木を切り倒す場合、のこぎりなどとは比べものにならない程の木屑が飛びます。防護メガネも防護服も、その木屑から身を守るのに使用するようにして下さい。

根を掘り起こすためのスコップ

次に用意するべき道具は、スコップです。一見、庭の木を切り倒すのにスコップは必要が無いように感じますが、実際に作業をする場合には非常に重要な役割を持ちます。

その役割は、作業後に木の根を掘り起こすという役割です。掘り起こすだけであれば、本格的なスコップではなく、園芸用の物などでも問題なく使用できます。

ヘルメット

4つ目に準備をするべき道具は、ヘルメットです。作業を行う木の大きさにもよりますが、大きめの木を切り倒そうとした場合、思わぬ瞬間に上から枝が落下してくるという事もありえます。

その場合、ヘルメットがあればしっかりと頭を守ることが出来ます。作業を行う場合は、何よりも安全を第一に考えて行動するようにして下さい。

ロープ等

最後にご紹介する準備をするべき道具は、ロープやスリリングベルト、滑車やくさびといった道具です。これらの道具は、木を切り倒す方向を調整したり、木を引っ張ったりする際に使用します。

ロープなどはなるべく切れにくい素材の物を準備するべきですが、万が一に備えて予備で使えるものも準備するようにしてみて下さい。

庭木の切り方

ここまで、庭の木を切り倒すのに必要な道具についてご紹介をしてきました。必要な道具が全て揃ったら、いよいよ木の本体を切り倒す段階に入ります。

しかし、むやみやたらに庭の木を切り倒してしまうと後片付けなどが非常に大変です。そこで、ここからは実際に庭の木を伐採する際の、木の切り方やポイントについてご紹介をしていきます。

余分な枝を切り落とす

最初にご紹介する庭の木を切り倒す際のポイントは、余分な枝を先に切り落としておくという点です。初めから太い幹を切り倒すのではなく、まずは作業を行うのに邪魔な枝を最初に切り取っておくようにして下さい。

そうすることで、その後の切り倒し作業がよりスムーズに進みます。また、切り落とした枝は必ずまとめておくようにしましょう。

伐採する方向を決め伐採する

続いてご紹介する庭の木を切り倒す際のポイントは、木が倒れるべき方向を予め決めておくという点です。これは庭の木を切り倒す作業の中でも非常に重要な作業です。

この作業が不十分だと、庭の木の倒れる方向が定まらず、下手をすると家や人がいる方に倒れて怪我をする危険があります。必ず、ロープなどを使って切り倒す方向を決めるようにして下さい。

根を除去する

最後にご紹介する庭の木を切り倒す際のポイントは、根を除去するという点です。せっかく木を切り倒して整理しても、足元にある根が残ったままでは意味がありません。

先程も簡単にお伝えした通り、最後は必ずシャベルを使用して根を抜き取るようにして下さい。また、除草剤を使用するとより簡単に根を除去することが出来るのでおすすめです。

庭木の伐採の際の注意点

ここまで、庭の木を切り倒す際のポイントをお伝えしてきました。しかし、ポイントとしてお伝えした内容以外にも、実際の作業に当たる上で注意すべき点は存在します。

そこで最後は、庭の木を切り倒す際の注意点についてまとめてご紹介していきます。

注意点①近隣住民への配慮をする

まず最初にお伝えする庭の木を切り倒す際の注意点は、近隣住民へ配慮するという点です。落ちてしまった枝や葉の処分はもちろん、工具の音が気になるという近隣住民の方もいます。作業を行う時間帯には十分に注意し、トラブルを防ぐ為にも作業を行う前にひと声かけておきましょう。

注意点②伐採した庭木は迅速に処分する

続いてお伝えする庭の木を切り倒す際の注意点は、切り倒した木のゴミは迅速に処分を行うという点です。ゴミをいつまでも家に置いておくのも良くありませんし、幅を取るので作業が終わったら速やかに処分するようにして下さい。

また、処分方法は自治体によって異なるので、作業を行う前に処分方法を確認してみましょう。

注意点③大きな木は無理に自分で伐採しない

次にご紹介する庭の木を切り倒す際の注意点は、大きな木は無理に自分で切り倒さないという点です。大きな木になればなるほど、作業は大変になってきます。同時に、怪我をしたりする可能性も増えます。そのため、専門の業者に依頼して庭の木を切り倒すようにして下さい。

注意点④業者に依頼した場合の費用

最後にご紹介する庭の木を切り倒す際の注意点は、業者に依頼した場合に掛かる費用についてです。費用の内訳は大まかに作業代金と、処分代金に分けられます。

中でも、作業代金については木の大きさや使用する道具、重機によって金額が変わります。しかし、最大でも100,000円程度で依頼が出来る業者が多いので、必ず値段を調べてから依頼するようにしましょう。

安全に庭木を伐採しよう

庭木の伐採方法を中心にご紹介しました。自分の庭を自分で手入れをするのは非常に楽しいでしょう。しかし、庭木の伐採を自分の手で行う場合は危険がつきものです。本記事を参考に、十分に安全に注意をしながら慎重に作業を行って下さい!

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