消費者金融の金利や利息の計算方法とは?利息を抑えて返済する方法を徹底解説

消費者金融の金利や利息の計算方法とは?利息を抑えて返済する方法を徹底解説

引用:photoAC

「消費者金融」を利用する際、気になるのが借入の際に発生してくる「金利」。金利設定は消費者金融によって違い、借入額にも左右されます。

そのため、消費者金融の利用経験がない方は戸惑ってしまうかもしれません。

しかし、計画的な借入や返済を行うためには、金利や利息の仕組みについてしっかりと知っておかなければなりません。

そもそも金利とは、支払いが遅れれば遅れるほど増えていくものであり、気づいた時には莫大な利息を支払っているという可能性も考えられます。

そこでこの記事では、消費者金融の金利や利息の仕組みをはじめ、消費者金融とヤミ金との違いなどの情報を徹底解説していきます。

これから消費者金融を利用しようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

消費者金融とヤミ金の違いとは?

「消費者金融」と聞くと、どうしても危ないイメージを持ってしまう方も少なくないでしょう。

しかし、消費者金融は「貸金業法」という法律に則って融資を行っています。よって、法外な金利で貸し付けが行われたり、違法な取り立てが行われたりすることはあり得ません。

また、金利や融資額の上限がしっかりと規定されているため、安全にお金を借りられるようになっています。困ったときの味方になる非常に便利なサービスです。

一方「ヤミ金」とは、貸金業法に基づく登録をしていない、非合法で貸金業務を行っている業者のことを指します。

ヤミ金は完全に違法であり、法外な手数料や違法な取り立てが行われる可能性が十分に考えられるため注意が必要です。

クリーンな業務を行っている消費者金融と、無免許で違法行為を行っているヤミ金では全く別のものです。

消費者金融と銀行やクレジット会社との違い

個人向け融資サービスには、消費者金融系カードローンだけではなく、他にも銀行系カードローンや信販・クレジット系カードローンなどがあります。

個人向け融資サービスであるという点では同じですが、その特徴はそれぞれで若干異なります。

消費者金融系カードローンは、審査や融資スピードが早く、最短で申し込んだその日のうちに借入を受けられます。

さらに土日祝日でも申し込めるため、いつでも素早くお金を借りられるのが大きな魅力でしょう。

また、消費者金融が設定している金利は上限18.0%程度と若干高めですが、その反面「30日間利息ゼロ」というサービスを提供している業者も多いため、短期的な借入を行う場合は銀行系や信販・クレジット系よりもローコストで済む可能性があります。

そんな消費者金融と比較すると、銀行系カードローンや信販・クレジット系カードローンは、手数料が若干低めに設定されています。

そして、中にはメガバンクが提供しているカードローンもあるため、信頼性が高いのもポイントです。

ただし、銀行系のカードローンには「審査や借入までに時間がかかる」というデメリットもあります。

よって「すぐにでもお金を借りたい!」という方は、消費者金融系のカードローンが向いています。反対に「多少時間がかかっても安い金利で借りたい」という方には、銀行系や信販・クレジット系のカードローンがおすすめです。

自分の求めるニーズに合わせてカードローンを使い分けることで、より良い環境で借入を行うことが可能となります。

個人が借りられる総額を決める総量規制

消費者金融を利用する上で、知っておくべきルールに「総量規制」があります。

総量規制とは、個人が借りられるお金の総額を規制するルールで、貸金業者からお金を借りる場合「年収などの3分の1までしか借りられない」というものです。

総量規制は貸金業者の過剰融資を防止するために設けられたものです。

例えば、仮に年収300万円の方が消費者金融からお金を借りる場合、その3分の1となる100万円までしか借入不可能となります。

また、これは1社に限らず現在利用している消費者金融全ての借入金額の合計に適用されます。

年収300万円の方は原則100万円しか借入できないため、仮にA社で既に50万円、B社で30万円の計80万円を借りている場合、C社へ新たに申し込みを行っても、新たに借入できるのは20万円までです。

このように、借りられる金額には個人ごとに上限があるため、内容をしっかりと把握し「大事な時にお金を借りられない」という状況にならないようにしましょう。

消費者金融の金利は上限・下限が明示されている

現在の貸金業法では上限金利が「最大20%」までと明確に定められています。

また、消費者金融も自社の金利をしっかりと明示しているため、運営が透明化されています。そのため消費者は安心して利用することが可能です。

消費者金融が提示するのは「実質年率」

消費者金融は適用する金利を提示していますが、そのほとんどは「実質年率」となっています。実質年率とは、手数料や礼金などの諸費用も金利に含めたものを指します。

借入の際に発生するコストが全て含められているため、利用者は消費者金融から金利以外の金額を請求されることはありません。

もし仮に、利用している業者から「手数料」や「礼金」というような利息以外のお金を請求されるようなことがある場合は、違法業者である可能性が高く注意が必要です。

適用される金利はどう決まるのか?

消費者金融の金利は、しっかりと明示されています。

しかし、「自分に適用されている金利が何%かわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。

例えば、大手消費者金融である「アコム」は、ホームページで以下のようにな金利を提示しています。

消費者金融名 金利(実質年率)
アコム 3.0%~18.0%

確かに手数料は記されていますが、実際に適用されるのが下限である3.0%なのか、それとも上限である18.0%なのか、またはそれ以外なのか、これだけではわかりませんよね。

ここで大切なのは、「あなたがいくら借入を行う予定か?」ということです。

実は利息制限法では、借入金額によって以下のように上限金利が定められています。

元金10万円未満 金利(実質年率)20,0%まで
10万円~100万円未満 金利(実質年率)18.0%まで
100万円以上 金利(実質年率)15.0%まで

仮にあなたが100万円以上の借入を行う場合は、「15.0%」を上限とする金利が適用されるわけです。

ちなみに、アコムでは以下のように利用限度額によって適用される金利が決められています。

利用限度額 適用金利
501万円~800万円 3.0%~4.7%
301万円~500万円 4.7%~7.7%
100万円~300万円 7.7%~15.0%
1万円~99万円 7.7%~18.0%

基本的にどの消費者金融も、利用が初めてで50万円までの借入の場合は、上限金利が適用されるケースが多くなっています。

もちろん個人の与信によっても前後しますが、適用される金利は借入を行う金額によってある程度予想することが可能です。

消費者金融の利息の計算方法

適用される金利がわかれば、利息の計算が可能です。

利息額はいつまでに完済するかで異なってきますが、ある程度どのくらいの利息が発生してくるかは予測しておきたいところでしょう。

消費者金融に支払う利息は以下の計算式で算出できます。

【借入残高×金利÷365×借入日数】

実際に「実質年率18%」で1か月(30日間)借入を行ったケースを例として、どのくらいの利息が発生するかをみてみましょう。

【実質年率18%で1か月(30日間)借入を行った場合】

借入残高 利息の計算方法 利息
100万円 100万×18%÷365×30日 約14,800円
50万円 50万×18%÷365×30日 約7,400円
30万円 30万×18%÷365×30日 約4,400円
10万円 10万×18%÷365×30日 約1,480円

※実際に支払う利息と異なるケースがあります。

上記を見てわかるように、消費者金融の利息は借入残高が大きければその分利息も大きくなってしまうのが特徴です。

借入残高とは現在借入している元金であり、元金を減らせば支払う利息も減っていきます。

しかし逆にいえば、利息ばかり支払っていてはいつまで経っても元金が減ることはなく、返済する期間が伸びていくばかりです。

また、支払う利息は借入からの日数が1日経つごとに増えていく「日割り計算」によって算出されるため、返済が早ければ早いほど発生する利息は減ることとなります。

では、その発生する利息は返済日数でどの程度変わってくるのか、「100万円」を「実質年率18%」で借入を行ったと仮定して、比較してみましょう。

【実質年率18%で100万円の借入を行った場合の発生する利息】

借入残高 利息の計算方法 利息
100万円 100万×18%÷365×30日 約14,800円
50万円 50万×18%÷365×30日 約7,400円
30万円 30万×18%÷365×30日 約4,400円
10万円 10万×18%÷365×30日 約1,480円

※実際に支払う利息と異なるケースがあります。

仮に100万円の借入を行った場合、「20日で返済する」のと「30日で返済する」のでは、約5,000円も利息に差が出ます。

消費者金融の利息は金利だけでなく借入残高や借入日数でも前後するため、効率的な返済を行っていくことが大切です。

消費者金融が設定している最低返済額も要チェック

通常は消費者金融から借入を行った場合、その会社が設定している最低返済額を毎月支払っていきます。

ただし、その最低支払額は各消費者金融によって異なり、場合によっては完済するのが遅れ、より多くの利息を支払う可能性もあるため注意が必要です。

例えば、アコムとアイフルから10万円を借入れる場合、どのような返済内訳となるかみていきましょう。

【アコムの返済内訳:実質年率18%】

返済日 返済額 元金の返済額 利息返済分
1か月後 5,000円 3,500円 1,500円
2か月後 5,000円 3,553円 1,447円
3か月後 5,000円 3,606円 1,394円
4か月後 5,000円 3,660円 1,340円
5か月後 5,000円 3,715円 1,285円
6か月後 5,000円 3,771円 1,229円
24か月後 4,772円 4,702円 70円
返済総額 119,772円 100,000円 19,772円

※実際の返済額とは異なるケースもあります。

【アイフルの返済内訳:実質年率18%】

返済日 返済額 元金の返済額 利息返済分
1か月後 4,000円 2,472円 1,528円
2か月後 4,000円 2,558円 1,442円
3か月後 4,000円 2,549円 1,451円
4か月後 4,000円 2,588円 1,412円
5か月後 4,000円 2,760円 1,240円
6か月後 4,000円 2,669円 1,331円
32か月後 2,266円 2,232円 34円
返済総額 126,266円 100,000円 26,266円

※実際の返済額とは異なるケースもあります。

上記を見ていただくとわかる通り、アイフルの方がアコムよりも最低返済額が少なく設定されています。

これを見て「返済が楽でいい」と感じるかもしれませんが、返済総額を確認するとアイフルの方が6,000円以上多くの利息を支払っているとわかります。

このように同じ金利設定であったとしても、消費者金融が設定している最低返済金額しだいでは、最終的な利息額に差が出てしまう可能性があるのです。

よって利息を抑えたい方は、自分で返済金額を調整してできるだけ早く元金を減らすよう心がけましょう。

大手消費者金融の金利を紹介

大手消費者金融の金利は以下のようになります。これから消費者金融の利用を検討している方は、ぜひとも参考にしてみてください。

消費者金融名 実質金利
プロミス 4.5%〜17.8%
アコム 3.0%〜18.0%
アイフル 3.0%〜18.0%
SMBCモビット 3.0%〜18.0%
レイクALSA 4.5%〜18.0%

消費者金融の金利 情報まとめ

消費者金融の金利は、利息制限法によりしっかりと上限が定められています。

また、借入金額によっても利息上限は定められており、各消費者金融でも利用限度額によって適用される金利の範囲が決められているため、仕組みを知っていれば金利の予想もそう難しくはありません。

ただし、いくら安い金利でも、返済が遅れればそれだけ支払う利息も増えていきます。

そのため利息を抑えながら完済するためには、最低返済額を支払っていくのではなく、自分で金額を調整しながら少しでも多くの元金を返済していくことが肝要です。

消費者金融は利便性の高い金融サービスですが、その反面高額な利息というリスクがあります。

よって考えなしに借入を行うのではなく、「どの程度の金利が適用されるのか」「完済までにどの程度の利息がかかるのか」「どのくらいの返済期間がかかるのか」というように、しっかりと情報を精査した上でお金を借りることをおすすめします。

資金調達に関するおすすめ記事はこちら

▼ファクタリング即日OK!個人事業主にもおすすめ18業者比較

 

▼キャッシングサービスを6社を比較!大手から中小消費者金融までそれぞれの違いを解説

▼中小消費者金融「いつも」の金融サービスのメリット・デメリットについて徹底解説

▼【徹底比較】消費者金融とファクタリングの違いとは?

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。