自宅で使用しているプリンター。長年使用したことによって故障したことを機に、プリンターを処分したいと思う方も少なくありません。そんなプリンターを処分するにはどのようにすれば良いか知らない方のほうが多いのではないでしょうか?そこで今回は、プリンターの正しい処分方法や、処分の際の注意点を徹底解説していきます。
プリンターは家電の中でもさほど大きなものではなく、最近では小型化しているため、故障等の理由で処分する際は、そのまま粗大ごみに出して捨てることができます。しかし、実際にはどのように処分すれば良いかわからない方も多いでしょう。ここでは、プリンターを処分する場合、いったいどんな方法をとれば良いのかについて2点みていきましょう。
パソコンは多くのデータが入っているため、処分の際は小型家電リサイクル法に基づき、中身のデータをすべて削除した上で安全に処分しなければいけません。プリンターもその中に含まれており、その他、デジカメや携帯電話も該当します。
そのため、プリンターを一般のゴミとして処分する際は、パソコンデータをすべて消去するのと同様に、プリンターの中にあるデータもきちんと消去を行い処分することが求められます。なお、ここで言うゴミとして処分可能なプリンターは、家庭用として使用しているプリンター単体を指します。
その他、企業等で使用される大型の事業用プリンターについては、産業廃棄物としての処分を行わなければならず、専門業者への依頼が必要となります。
先ほどもご紹介している通り、家庭で使用するプリンターは、通常の一般ごみで処分しても良いです。しかし、会社などで使用されている大型タイプとなった事業用プリンターは、家庭用ごみには該当せず、産業廃棄物に該当するため、処理方法が異なります。
通常、プリンターを製造したメーカーへ回収依頼を行うことになります。または、産業廃棄物収集運搬許可書を保持する業者へ依頼するようにしましょう。
この時、回収費用が発生するため、処分を検討されている場合は事前にリサーチしておくことをおすすめします。
ここからは、プリンターの処分を行う際、必ず事前にチェックしておくべきこと、また、処分の際の注意点について以下に3点まとめてみました。ひとつずつ確認していきましょう。
メモリー搭載されたタイプのプリンターを使用している場合は、パソコンを処分する際と同様に、中にあるハードディスクやメモリーのデータをすべて消去しておくことが大切です。
何もせずデータが中に残ったまま処分してしまうと、画像データなどを悪用されることもありとても危険です。そのようなことを避けるためにも処分前に必ずすべてのデータの消去を行っておくようにしましょう。
プリンターの中に入っているインクやトナーについては、必ずリサイクルとしてメーカーへ回収、もしくは家電量販店等のリサイクル回収ボックスへ投函するようにしましょう。
データの消去も行い、いざプリンター本体の処分を行う際、改めて、USBやSDカードを挿したままになっていないか再度確認してから処分するようにしましょう。
稀に気付かずにそのまま処分してしまい、大切なデータ等を盗み取られてしまうという悪質な事案が発生したこともあります。そのため、処分の際は付属品が付いたままになっていないか確認することが大切です。
ここからは、プリンターの廃棄方法についていくつか以下にその方法を詳しくご紹介していきます。これからプリンターの処分を行うという方は、一度目を通して全体の流れを知っておくと良いでしょう。
プリンターの処分は冒頭でもお伝えしている通り、小型家電リサイクル法に該当しない形で処分が可能です。その際は通常の一般ごみとして廃棄しても問題ありません。
処分の際は、燃えないゴミ扱いとなるため、処分の袋も燃えないゴミ用のゴミ袋へ入れ、指定場所へ置いておきましょう。ゴミ収集車がそのまま処分品を積んで行ってくれます。
プリンターは一般ごみで出しても各自治体のゴミ収集車によって回収を行ってもらえます。その他、各自治体の粗大ごみセンターへ持ち込みを行い処分することもできます。
一般ごみの場合、処分の日まで待たなければなりません。しかし、自身で粗大ごみセンターへ持ち込みを行えば、すぐに処分を行うことができます。この時粗大ごみの重量によって金額が異なるため、軽量後に支持された費用の支払いを行いましょう。
プリンターの処分については、購入したメーカーへ回収依頼が可能な気がしますが、実際はそのようなサービスは行っていません。そのため、引取や回収はリサイクルショップなどに売る等の方法をとることになります。
なお、メーカーへ回収依頼を行うこともできますが、その場合は回収費用の支払いを行うことになるため、その点を踏まえ依頼するようにしましょう。
不要になったプリンターを早急に処分したい時は、不用品回収業者を利用すると良いでしょう。自治体に処分を依頼すれば無料回収が可能なケースが多いです。
不用品回収業者を利用すると、各回収製品によって回収費用がかかってしまいます。しかし、依頼後すぐに引取に来てもらえるため、目について早く処分してしまいたいと思う場合は、ぜひ依頼されることをおすすめします。
回収料金については各業者によって異なります。いくつかの業者をピックアップし、ホームぺージ等で費用など詳細を確認しておくと良いでしょう。
プリンターを処分したいと思った時は、業者に回収を依頼する方法もありますが、ここではリサイクルとして処分するための方法をご紹介します。以下の5つの方法の中から実践できそうなものを選んでプリンターの処分を行ってみてください。
プリンターの処分は、ネットオークションやフリマアプリに出品して、購入者を探すのも良いでしょう。この時、すぐに買い手が見つかることもあれば、長期に渡って買い手がつかず、出品し続けなければならないこともあります。そのため、すぐに買い手を見つけたいという場合は、他の方法を選ぶことをおすすめします。
また、個人情報の観点からトラブルを来す恐れもあるため、セキュリティ万全なネットオークションやフリマアプリを活用するようにしましょう。いずれにしてもトラブルのないよう慎重に取引を行うようにしてください。
プリンターが故障したために処分が必要になったという場合、新しくプリンターの購入を検討している場合は、不要なプリンターと引き換えに処分を行ってくれることも。しかし、すべての店舗が対応しているとは言い切れないため、購入店に確認しておくと良いでしょう。
この時、インクカートリッジはリサイクル対象となるため、回収ボックスの設置があれば、そこへ投函して処分するようにしてください。
もともと使用していたプリンターを下取り対象としてくれる家電量販店もあります。その場合、特に不具合のないプリンターであれば下取り価格をつけてもらえるため、新しく購入するプリンターの購入費用に充当させることもできます。まずは下取りシステムを導入しているかなど、詳しくリサーチしておくことをおすすめします。
プリンターの処分をリサイクルショップへ依頼する場合、その場ですぐに買取査定を行ってくれます。そのため、家に置いていても場所を取って困るという場合などとても便利です。正しく作動し、使用に問題がないこと、また年式や型式が新しいものほど高額査定で買取ってもらえるでしょう。
また、電源が入らない、作動しないというプリインターであっても、部品取りとしてリサイクルを可能としていれば、ジャンク品として安価に買取を行ってもらえることもあります。そのため、たとえ故障していたとしてもリサイクルショップで一度査定してもらうと良いでしょう。
ただし、プリンターの状態が基準より下回っている場合、希望しても引取対象とならない可能性もあります。場合によっては処分費用の支払いが発生することもあるため、その場合は引取を再度検討されることをおすすめします。自治体での回収の方が安い金額で処分できるかもしれません。
プリンターに関わらず、様々な物資については、日本以外の発展途上国に対して寄付する方法があります。寄付の際は物資の輸送費として、再利用料を支払い、困っている人々に使用してもらいましょう。
物資の支援はもちろん、プリンターに留まらず、あらゆるものがあります。ぜひ、リサイクルの方法として検討されることをおすすめします。
様々なプリンターの処分方法についてご紹介してきました。プリンターを処分する場合はいくつかの方法がある中で、やはり手っ取り早く処分をしたいと希望される方へは、不用品回収業者をおすすめします。
プリンターの処分を行う際、不用品回収業者等の業者の利用を検討している、あるいは各自治体へ依頼される方など、良い業者の選び方のポイントをまとめてみました。以下をひとつずつ確認していきましょう。
不要になったプリンターの処分は、可能な限りスピーディーに行うことを希望しているという方は、不用品回収業者をリサーチしてみましょう。
この不用品回収業者を選ぶ際にチェックしておきたいのが、その業者が「産業廃棄物収集運搬」という許可証を取得しているかを確認してください。引き取った不用品を不法投棄するような業者もあとを断ちません。万一許可を得ていない業者が不法投棄を行った場合、依頼した方も罰則対象となるため注意が必要です。
プリンターを処分する場合は、以下の2つの方法を選択することができます。
①粗大ごみとして処分
粗大ごみとしてプリンターの処分を指定されている際、必ず指定日時を記載した粗大ごみシールをプリンターに貼り、指定場所に出しておきましょう。一般的に300円〜1,000円の回収費用がかかります。
②不燃ごみとして処分
不燃ごみとしてプリンターの処分を行う際合は、各自治体が指定するゴミ袋を活用し、指定場所に出しておいてください。回収費用については各自治体のホームぺージで確認しておきましょう。
プリンターの正しい処分方法や、処分の際の注意点を徹底解説しました。プリンターは小型リサイクル法が適用されない形で処分することができるため、一般ごみの扱いになります。その分、処分が手軽な製品になります。
しかし、処分の際はデータの消去やどのような方法で処分を行うか、その方法によって費用がかかることも。ぜひこの記事でご紹介したいくつかのプリンターの処分方法を確認し、最適な方法で正しく処分を行うようにしてください。