家の床がフローリングになっているお宅は日本でも多いですが、意外と日々暮らしているだけでごみや汚れが落ちるので、毎日掃除をするのは面倒でもあります。毎日簡単にフローリングの掃除をするコツを伝授、おすすめアイテムも併せてご紹介していきます。綺麗なフローリングで毎日快適に過ごしましょう。
目次
フローリングとは、主に木質材料を使った床板のことを言いますが、近年の日本の住宅ではフローリングの部屋がとても多いです。畳よりも掃除はしやすいですが、毎日掃除をすべきか、悩む方もおられます。
畳と違ってダニも発生しにくく、フローリングの床材の色によっては、汚れもそう目立たないからあまり掃除をしない方もおられます。しかしフローリングは毎日簡単でいいので、掃除をしておくのがおすすめです。
フローリングは白系の場合は汚れが目立つことも多いですが、木の雰囲気を生かした茶系のフローリングではあまり汚れが目立たないこともあります。しかし、フローリングは意外と汚れているんです。汚れの原因は様々ですが、食卓やリビングだと食べかすが落ちたり、油汚れも付きます。
どの部屋でも人間の髪の毛やフケ、皮脂汚れ、衣類の繊維くずなどは落ちており、ペットを飼っている場合はペットの毛も加わります。このまま放置しておくと汚れをエサにするダニが発生したり、細菌が繁殖したりと良くない環境になってしまいます。
汚れは毎日出てくるので、出来る限り汚れに気づいたら素早く掃除をしてしまう方が安心です。髪の毛などは日々抜け落ちてしまうので、毎日掃除をして綺麗にしましょう。
毎日掃除をするとなると、隅々までキッチリごみ1つ無く、という完璧さを求めてしまうとしんどくなってしまうので、埃や落ちた髪の毛や食べかすなどを取り除くことを目指すのがおすすめです。掃除機でしっかり掃除をする日以外はモップやフローリングワイパーなどで汚れをかき集めて取り除くなどでOKです。
フローリングに油が飛び散ったりした際は、汚れを拭き取ればいいので、気づいた時にさっと拭いてしまいましょう。汚れに気づいたらさっと行動してしまう方が、後々こびりついて落ちないということも防げます。
ここからはフローリングの掃除方法をご紹介していきます。掃除機をかけるだけ、モップでごみをかき集めるだけ、と言う方もおられるかもしれませんが、日々の汚れを取るにはいいのですが、フローリングをしっかり綺麗にしたい場合はそれだけでは足りません。掃除手順を覚えて、フローリングを綺麗にしましょう。
フローリングの掃除はおすすめのタイミングがあり、朝起きてすぐや帰宅してすぐがおすすめです。埃やごみをが床に落ちているタイミングで掃除機をかけたり、ワイパーをかけるとごみをしっかり集めて取り除くことが出来ます。
人が動いてる時間帯では埃が舞ってしまっているので、掃除をしてもあまりごみを取り除けません。掃除機をかけるには時間帯的に音が迷惑になる場合は、モップやフローリングワイパーを使うといいでしょう。
フローリングの掃除をしっかりしたい時の手順は、まずフローリングワイパーやモップなどで埃を取り除きます。それから掃除機で隅や溝のごみを吸い取ります。その後、雑巾で水拭きをします。最後に乾拭きをして水気を取って完了となります。
水拭き・乾拭きはフローリングの広さによってはかなり大変ではあります。しかし小さなお子様がいるご家庭では床を這ったり寝転がったりすることも多いので、週に1度は水拭きをするのが衛生的にも安心です。それ以外のご家庭では、2週間に1度を目安にするといいでしょう。
水拭きの仕方ですが、ただ雑巾を水で濡らして拭くだけでは、フローリングを傷めてしまう可能性があります。ポイントは、雑巾は固く絞って使うこと、そしてゴシゴシ力を入れて拭かないことが重要です。木目に沿って、部屋の奥から手前に拭いていきます。
フローリングは水に弱く、力を入れて拭くとワックスが剥がれ落ちてしまうため、その2点はしっかり守るようにしましょう。忙しい場合は、ウェットタイプのシートをフローリングワイパーに取り付けて掃除をするのも手です。
フローリングは歩く摩擦や家具の摩擦、水分などでワックスが段々と剥がれてきます。半年から1年程で艶が無くなったり、黒ずみが出てきたりするので、1年に1回を目安にワックスをかけます。ワックスをかけることでフローリングに膜を張り傷から守ってくれるので、毎年しっかりフローリングのメンテナンスとして行いましょう。
フローリングは日々掃除をしていても、汚れがひどくなってしまう場合があります。中には家具の後ろなどで気づかずに、カビが発生してしまうこともあります。汚れがひどい場合の掃除方法をご紹介していきます。
黒ずみがひどい場合は、中性洗剤を使います。食器用洗剤などを水を張ったバケツに1.2滴たらして、雑巾を浸して固く絞って拭き掃除をします。軽い油汚れも中性洗剤で落ちますが、油汚れがひどい場合は重曹を使います。
水100mlに対し小さじ1杯の重曹を混ぜて、重曹水を作ります。スプレーボトルに入れて、汚れがひどい場所に吹き付けて雑巾で拭きます。ただ、重曹はフローリングのワックスを剥がしてしまう恐れがあるため、素早く拭いて、乾拭きで仕上げるようにしましょう。
フローリングはカーペットの下などがカビが生えやすい場所です。カビが生えているときは、掃除機をかけるとカビの菌が舞い上がってしまうのでNGです。カビが生えた場合は消毒用アルコールを薄めるかアルコール除菌スプレーを使って、カビに吹き付けてから拭き取ります。
カビは菌が残っていると何度でも生えてきてしまうので、しっかり取り除きましょう。ただし、アルコールはフローリングを色落ちさせてしまう可能性もあるので、目立たない場所で確認をしてから使うようにしてください。
ここからはフローリング掃除の強い味方、掃除をラクに出来るおすすめアイテムをご紹介していきます。毎日掃除をしようと思うなら、便利グッズを利用するのが賢いやり方です。大変なやり方では長続きもしないので、上手に掃除に取り入れてみてください。
おすすめアイテム1つ目は、フロアワイパーです。フロアワイパーはあって損はない、確実に掃除をラクしてくれるアイテムで、手軽にフローリングを掃除できるだけでなく、家具の下など掃除機ではなかなか入り込めない場所もスムーズに掃除が出来ます。
伸縮式なので好きな長さに調整可能で、ヘッド部分が360度回転するので、小回りも利きます。付属の厚手シートでごみをしっかりキャッチするので、掃除をして綺麗になった充実感もあります。頑丈な作りもポイントです。
おすすめ2つ目は、コードレス掃除機です。掃除機はいちいち出すのも面倒だという方もおられますが、コードレス掃除機を部屋に置いておくとさっと食べこぼしも吸い取れて便利です。モーソーのコードレス掃除機は、本体が1.8kgと扱いやすく、サイクロン式なのでごみを毎回捨てられます。フィルターは水洗いできてエコで、吸引力もいいのでおすすめです。
最後はロボット掃除機です。時間を有効利用したい方や掃除機をゆっくりかけている時間がない方に、ロボット掃除機はおすすめです。アイロボットのルンバは、ロボット掃除機の代名詞と言っていいほど有名な商品で、フローリングだけでなく畳やカーペット、ラグなどあらゆる床に合わせて吸引口を調整して掃除をしてくれます。
かき出し、かき込む、吸い込む、の3つの清掃を同時に行うルンバ独自のシステムを搭載しており、徹底的に部屋を掃除してくれます。ボタン1つで掃除が出来、排気も綺麗なので小さなお子様がいるご家庭にもおすすめです。
フローリングの掃除方法やおすすめアイテムをご紹介してきましたが、毎日掃除を頑張っている方からすると、日々はそれだけでいいのかと肩の力が抜けた方もおられるかもしれません。毎日掃除は辛いという方も、便利なアイテムを使うだけで苦にはならないはずです。
フローリングはお子様がいるご家庭では特に、食べこぼしなどでいたちごっこのようにすぐに汚れてしまう場合も少なくありません。どんどん便利グッズを利用して、楽に掃除をするのがおすすめです。毎日綺麗だと、心も体も気分も良く過ごせるはずです。毎日フローリングを掃除して、清潔に保ってください。